月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

133. 尼崎市貴布禰神社地車の構造(月刊「祭」2019.7月14号)

2019-07-20 13:23:55 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-

●尼崎
ダウンタウンの出身地でもある尼崎。ダウンタウンが下町を意味しているだけに、下町ならではの祭がありました。

当日商店街を歩いているとワニとカエルの唐揚げが売っていました。ワニはサッパリした味で美味しかったです。


●貴布禰神社の山合わせ

尼崎観光の目玉の一つになっているのが、毎年8月2、3日に行われている貴布禰神社の地車同士を合わせる山合わせです。
向き合いお互いにだんじりの前輪を上げてそれを合わせます。どちらが長く上げているかの勝負のようです。頭上に棒が落ちる危険もあり、素人では難しそうです。
下の写真をクリックすると動画が見れます。



●山合わせ用のだんじり
2枚の写真を比べてみましょう。
上が貴布禰神社のだんじり、下は大阪市今福南皇大神宮の今福西だんじりです。今福西は後輪あげ尼崎市は前輪上げをしています。神戸市灘区や東灘区では前輪上げをしているので、尼崎市辺りで前輪上げの最東端となるのかもしれません。
また、今福西だんじりの棒は細くあまり長くありません。一方の貴布禰神社のだんじりのほうは、太くて長い棒が付いており、先には鉄がつけられています。これによって合わせた時の本体の損壊を防いだり、だんじりに乗っている人の安全を守ることができます。棒や様々な工夫によって山合わせが可能になります。


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