![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a4/004710f9a8a52c8ecf91a687284fce0f.jpg?1687167461)
●平野区のだんじり9台集合
-大阪市杭全神社夏祭前夜祭-
久しぶりの、月刊「祭御宅」。はい、なまけになまけました😫 山王戦の花道もびっくりなほど体重もリバウンドしました。あらゆる講演の準備、執筆は、滞りなく、すべて滞っています。つまり、いつもどおり元気です😖
今日2023年6月18日は、大阪市杭全神社夏祭(7月10日~14日)の前夜祭で、平野商店街に9台のだんじりがあつまりました。ゆっくりと、全だんじりを見れるまたとない機会、たんのうして気づいたことを書いていきます。
●獅噛(しがみ)、拝懸魚(おがみけぎょ)、車板(くるまいた)
だんじりの正面の屋根上部から獅噛、拝懸魚、車板と呼ばれる部位です。獅噛は真正面の獅子など、拝懸魚は鷲など(昔は魚のもの?)、車板は龍や人物ものが多くつけられていました。くわしくは、下のウェブページを見てください。ようは、いろんなものが題材になっているのですが、基本、それぞれの場面は独立している、はずです。
が、流町、市町は、一続きになっており、珍しく「感じた」ので、紹介します。
もしかしたら、そこそこ多いかもしれないので、「感じた」としました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/48/6281b0b868c36c396097945e4cbedb4d.jpg)
馬場町だんじり↑↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/45/0436ea2eea6d39c9bad03d37602bac77.jpg)
●市町
市町は、後ろ側の獅噛と拝懸魚が一続きで、牛若丸と烏天狗です。下の岩根氏のサイトによると明治末から大正期の作品だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/22/71671710a126875dc765ba012bff2549.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/78/40563d75d380c3acfdcd19151228acc2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ad/29abc741dd406260ad17291fe3701c64.jpg)
岩根氏サイト
●流町
下の岩根氏のサイトによると、この作品は弘化三年(1847)の作品だそうです。
前面
獅噛は、須佐之男尊と八俣大蛇、拝懸魚は櫛稲田姫と八俣大蛇と酒樽、車板は特大の龍・八俣大蛇と、一続きになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/bd/9d739b9887827c7620e81c166e40cc0a.jpg)
後面
車板は天狗の内裏、拝懸魚は牛若丸と烏天狗で、これも一続きの物語です。
では、獅噛は?? いかついおじさんが、鐘をかついでいます。これは、別の物語でしょうか??
よく見ると、長刀があります。これは、弁慶で、三井寺の鐘を延暦寺に運んでいる場面です。後面は一続きではありませんが、牛若丸と弁慶でニコイチの場面となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/73/670388e24bf537e952a2921e1bbef11e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/bd/491b72c608afe5b91e578c6cd39e3264.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/3e/580ec3d3c0f0d3bb8f56f2c4dfa7eb28.jpg)
流町のだんじり彫刻は、その名の通り、一続きの「流れ」に沿った彫刻といえます。
岩根氏サイト
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