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●祭の伝統を守るもの
昔ながらの祭ですが、昔と同じやり方では祭はできません。祭は文明の利器を高度な技術を駆使してこそ守ることができます。
ここではトラックを使って祭を維持している様子を見ていきます。
●大型、中型車
住吉大社
神輿を御旅所まで担いで運ぶのが理想です。また、だんじりや屋台もですが、あまりにも距離が長かったり、交通量が多かったりすると、トラックなどに頼らざるをえません。
元来、大型のトラックが出入りする物流倉庫などはそれを見越して、大きなスペースを作っています。しかし、祭などで使う場合、神社やだんじり、屋台などの蔵はトラックが出入りするには困難なところにある場合もあります。
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神輿が大和川を渡る大阪府住吉大社の大祭。
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↑御旅所はなんと堺市
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あまりにも距離が遠く、御旅所近くの開口神社でトラックが待機しています。五色の幕で彩られています。
杭全神社
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泥堂もだんじりを運搬していました。(上の写真をクリックすると動画に飛びます。)
だんじりという文化財の運搬は神経を使います。
イベント会場へのだんじり運搬
イベントでだんじりなどが使われる場合は、普段より遠方へ運ばれることがあります。そのときは、どうしてもトラックの力を借りることになります。
下の写真はだんじり、spirits of Japan 堺春の陣(2019.3月23、24日)に運び込まれるだんじりの様子です。
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修理、新調時などの運搬
修理、新調、屋台蔵の改修などを終えて運搬する時も使われます。写真は三木市大宮八幡宮明石町屋台が屋台蔵の改修を終えて運搬される様子です。
地車だと使うのは難しいですが、フォークリフトを使います。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f1/f4c99cc8b116d401582300059e85b705.jpg)
●小型車
飲み物や、ウマの運搬に使われます。
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三木市志染町御坂神社の祭
●トラックと共に歩む祭
様々な面で、トラックと呼ばれる文明の利器がないと現代の祭は成り立ちません。大型車や中型車は屋台・地車などの本体の運搬に使われていました。
小型のものは、飲食物やウマなどの付属品の運搬に使われていました。学術的には、目もくれることのない「末端」のことかもしれませんが、このような技術があってこそ民俗文化が成り立ちます。
謝辞
不惑の年(40)を超えてから、丹後の国峰山の郷でできた「学友」達に感謝^_^
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