月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

135. 大阪市東部の行者(月刊「祭」2019.7月16号)

2019-07-21 07:21:09 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-
●だんじり探訪で気づくこと
夏は大阪のだんじりシーズンということで、今年は平野区の杭全神社、城東区のだんじりを見てきました。その中で目についたのが、下の写真のようなものです。

平野区三十三歩神社(杭全神社の御旅所)近く


今福南皇大神宮横行者尊


若宮八幡大神宮横蒲生行者堂

いずれも役行者が祀られています。
三十三歩神社は立ち入りができませんでした。で皇大神宮横と八幡大神宮横のものは、不動明王のお姿を見ることはできましたが、役行者の姿は扉が締めてあり、見ることは出来ません。
この地域では役行者が大切に祀られているようです。

●行者が大切にされる背景
なぜ、見たデータは僅か三例ですが、皇大神宮、八幡大神宮横の行者堂はともに地下鉄蒲生四丁目付近にあります。なぜ役行者がこの地域にいるのでしょうか。
その答えと思われるのが、八幡大神宮横の案内板に書いてありました。蒲生行者講と呼ばれる講がこの地域にはあったようです。大峰山護持院にも蒲生行者講の名が刻まれているようです。板によると三百年の歴史を持つと言います。このような講のまとまりが広がって今のだんじりにつながったといえば、言いすぎでしょうか?

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