天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「ラスト・ソルジャー」

2010年11月16日 | 映画感想
「ラスト・ソルジャー」

ジャッキー主演最新作。
予告編を見ると「ジャッキー映画史上最大のヒット!」なーんて書いてあったけど眉ツバだよね。
まあここら辺りは水増しがお得意の中国さんのやり方でしょう(薄笑)

ジャッキーにしては割と珍しい時代物。
紀元前227年、戦国時代の中国が舞台で、ジャッキーは梁という国の一民兵(元・農民)
ダブル主演?のワン・リーホン君(イケメン)は敵国・衛という国の将軍。
鳳凰山で両軍がガチンコ戦になるんだけど、両軍とも全滅してしまう。全滅・・・と思ったら
ジャッキーは死んだフリしていてちゃっかり生き残っていて、これまた大怪我をして動けなくなっていた
敵国の将軍を見つけたジャッキーは、将軍を生け捕りにして自分の国に連れ帰れば多額の褒美がもらえる!と
将軍を連れて国に帰ろうとするんだけど・・・というバディ・ムービー仕立て。

コミカル要素もあると言えばあるんだけど、基本シリアス路線。
何故かジャッキーはよく歌う。敵に見つかっちゃマズいのに谷に響き渡る声で歌う。
そして登場する意味が全くなかった美貌の村娘付き。コイツも無駄に歌い踊る。
あ、でもミュージカル映画じゃないから。何かよく判んないけど中国人ってインド人?←ナニコレ

衛の将軍さんはどうやら身内に裏切られて今回の戦で兵を全滅させられた模様で、
この黒幕と騙された経緯に関してがこの映画の伏線として流れている。
追いかけている衛の偉い人達と将軍が一体どういう関係なのか?かなり先に進むまでよく判らない。
まあ最後まで見ていればちゃんと判るからいいんだけど、途中まで極悪非道で情け容赦ないキャラだった
衛の偉い人が、最後に突然いい人化しちゃうし~意味不明だぞ~^^;

アクションはまあそこそこ。
段々大掛かりなアクションはしなくなってるよね。でもいいよ。うん。ジャッキーが見られればさ。
ワン・リーホン君と何度かやり合うんだけど、ワン・リーホン君もなかなか動きがいい♪
もしかしたらコレ、フィルム早回ししてるのかな?でもまあいいよ。

まあそんなこんなだけど、どうも話が単調っていうのかね。
逃げる→追う→見つかる→戦う→逃げる、の延々ループだから段々飽きて来る。
基本はソード・ファイトだからアクションも同じような動きの連続になっちゃうしね。

多分本作の一番のサプライズはラストシーン?
ジャッキー映画にしては珍しいパターンだったと思う。ってか初めてのパターンか!?
こういうオチも「ああ、ジャッキーも歳取ったしな」って何となく思わされる。
いや若くてもこの映画のオチは変わらないんだろうけどさ、何かそういう気分になっちゃうんだよ^^;

ま、ジャッキーファンの方だったら消化試合だと思って御覧になって下さいな、って感じですかね。
コメント (2)
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