【LA VAGABONDE(ラ・ヴァガボンド)】
名古屋市中区千代田2丁目14-24 キャノンピア鶴舞 1F
TEL:052-253-7343
勿体無いから1本で飯ネタ~♪
春にランチ食べに行って、余りの感動に「次回は夜だ!夜ガッツリ食いに行くぜー!」と心に決めていた店。
ようやく予約取ったよ。てか夏の間はちょっとフレンチはお休みしてたな。誕生日もイタリアンだったし。
夜はアミューズ、冷前菜、温前菜、肉料理、パン、デザート、飲み物が付いたコースのみ。
前菜は固定でメインのみ数種類の中からチョイスするプリフィクススタイル。
基本がコース6,300円だけど、後はメインの食材によって値段がUPしていく。
シンプルだけど品のいいテーブルセッティング
やっぱ「赤」って食欲そそるよね。美味しそうなモノが出て来る予感に胸が高まるぅー!
アミューズはカニのなんちゃら…すまん絶対に覚えてられない。だって複雑でしかも美味し過ぎて名前なんて吹っ飛ぶ!w
添えられたクラッカーには「あおさ」がたっぷり。青々したあおさの磯っぽさがカニと絶妙マッチング☆
米粉のパン。もっちりウマウマ♪
このパンを食べ終えるとバケットも持って来てくれます。ソースぬぐって食べる食べるwww
前菜1:「阿寒湖産エクルヴィスと噴火湾の帆立貝」ベル・ヴュ仕立て バジルのクーリ 鮟鱇肝のトルション
名前完璧~♪何しろメニューの紙貰って来たから~メニューにアミューズだけは書かれてないから覚えられないんだーい(←アホ
またまた色々判らないので調べるぞ。まずはベル・ヴュ…いきなりわからねー。調べてもフランスの地名とワインの名前しか出て来ないorz
クーリは判る。野菜や果物をピューレして裏ごしした濃厚ソースの事。このクーリがね、全く想像外の食感だよ!
画像で見ると…いや実際に目の前にしても「わー♪バジルの美味しそうなソースぅ~♪」って思うじゃない?
ソース、であってソースでない、みたいな。何書いてんだwww
要するにソースを固めてあるんですわ。だからホタテとか取ってソースにぬぐって…ぬぐって…ぬ、ぬぐえないっ!?みたいなw
薄く固めたソースを取って上に乗っけて一緒に食べる、みたいな感じ。すっごい変わってる!
そしてトルションって布巾って意味じゃ…この場合、鮟鱇の肝をテーブルナプキンみたいにクルクルーッて巻いてあるんですね。
だからこういうネーミングになったのではなかろうか?と推察。
あ、ちなみにエクルヴィスは「ザリガニ」の事です。ザリガニ美味いんだぞー^^
前菜2:<五島列島>「黒ムツ」のシャルトリューズ ソースマデラ 根セルフィーユ 鱈白子のグラティネソース・オ・ザルグ
シャルトリューズは有名ですね。リキュールの名前です。自分大昔に某ホテルのバーでバイトしてたしな♪
黒ムツを柔らかいキャベツで包んである。それをリキュールで味付けたという事?よくわかんねーけど美味しいからどーでもいい(ヲイ
マデラワインのソース大好きなんだー!まずマデラワインが美味しいしな☆
実は自分、白子がちょっと苦手だったりするんだけど、グラティネ(グラタン)風に仕立ててあるから物凄く食べ易かった!
お口直しのソルベ
レモンシャーベットとその下に濃厚ソースが入っていて、まぜまぜして食べるとさっぱりウマウマ♪
このソルベカップが可愛いよねー。ちょっと和テイストな感じがして好き。
メイン:「マダム・ビュルゴー」シャラン鴨のロティ ジュ・ド・カナール(+1,800円)
本当はさー、もうジビエ始まっててスコットランドで獲れた雷鳥の胸肉が入ってたんだ。それ行きたかったんだけどー
+3,500円だから多分チョイスした瞬間に旦那にヌッ殺されるだろーと思って諦めた^^;
それでなくてもA嬢とガンガンに飲んでて既にグラスワイン1杯+フルボトル1本空けてるしなー(薄笑
それと、3人で食べに行ったんだけど、メインが3人バラバラになると提供する時間がズレてしまうと言われたのも大きい。
旦那は絶対に牛を選ぶから、そーなるとA嬢と足並み揃えないと誰か食べるのがすごく遅くなっちゃうしね。
まーそんな訳でまたしても鴨な訳だが(確か春に行った時も鴨食べたような記憶が…)
ランチで出るのとはまず量が全然違う。すごいボリューム!そして鴨の肉質も違う!いやランチで食べた鴨も死ぬ程美味かったけど
この日の鴨さんはそれよりも更に更に極上で本当に死んだ。←いや死んでないじゃんw
上にトローンと乗っかってるのは「今日はフィレの部位が取れましたので上に載せておきました(にっこり)」だそうだ。
もうねー、見た目トローンだけど食べるともっとトロトロ~ン!鴨ってこんなに柔らかいのにゃ~♪
そして付け合わせにジロール茸とか色々並んでるんだけどー…一番右の付け合わせが火を入れた洋ナシなんだ。
コレがさー、ものすごーーーく甘い!びっくりする位甘い!火を入れると甘くなるの?それともこの洋ナシが元々甘いの?
で、この甘いのがソースと絡んで何か知らんめっちゃ合うんだ不思議だー!不思議だが美味いー!!
本日もメガネ男子、もとい「ミクリ党男子」のソムリエ君のオススメチョイスワイン。
ちなみに「ミクリ党」についてはググってくれれば判…らないかもしれないので当BLOG内の過去記事でも探して下されw
2005 CLARENDELLE ROUGE BY CHATEAU HAUT BRION(クラレンドル ルージュ シャトー・オー・ブリオン2005年)
2005年は当たり年だったようで、バランスのいいミディアム~フルボディの中間位の感じ。
メインの鴨にターゲットを絞ると他のワインでもっとオススメがあるんだけど、温前菜とも組み合わせて全体的に
美味しくバランス良く飲めるのはコチラかな?という営業頂きました、どうも!(シュタッ
うん、美味い~♪
適度の渋みと適度の重たさが好バランス。正にオールマイティに楽しめる1本。お代わりジャブジャブ~♪w
デザート:「泡のモンブラン」 渋皮栗と丹波黒しぼり豆 キャラメルグラス
全員同じデザートをチョイス。てか季節の果物がリストにあったらとりあえずそれ行っちゃうよねぇ~^^
それにうちの旦那は無類の栗好き。リストに栗があったら当然栗一択でしょう!
これがー、一口食べて全員で目を白黒させて「…シュワシュワする!シュワシュワ!シュワシュワッ!!」
余りにも想像もしていなかった食感に一同びっくりして大騒ぎwww
見た目が「ふわとろ♪」って感じだから、てっきり甘甘~な感じを想像して口に入れたらなんとクリームにガスを入れているらしく
口の中でシュワワワワーッとなって超ビックリ☆
あんまり私達がギャースカ騒ぐので(薄笑)お店の人が苦笑交じりに作り方を教えてくれましたよ^^;
今日はバジルのクーリといいこのデザートといい、見た目と食感のギャップが実に楽しいメニュー構成でした♪
食後の飲み物と小菓子まで手は抜かないっ!
このトコロドコロに登場する「和テイスト」が何とも落ち着くよねー^^
今日も本当に美味しかったわー!大満足☆
ところでこの日も土曜の夜なのに私達ともう1組だけ…ランチは3組でディナーは2組って決まってるのかな?
こんな手の込んだ料理作ってて、この値段でこれだけしか客取らなくてちゃんと採算取れてるのか他人ながら心配になるぞ^^;
それにしても、前回4月に行って今回2回目で、しかも前回はA嬢が予約取ったから予約名も違うのに
私達が店に入った瞬間に「お久しぶりです。春のランチ以来ですね、云々…(旦那に向かって)【ミクリ党】同士ですしw」とおっしゃってびっくり!
ミ、ミクリ党って…もしかしてこのBLOG読んだのか!?(滝汗
いやそれよりも、よくも半年前に一度だけ食べに来た客の事を一瞬で思い出せるモノだなーと。感心しますわ!
美味しいのに接客も楽しいぞー。次回は結婚記念日の予約取ろうかな♪^^