天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「ドミノ」@55作目

2023年10月31日 | 映画感想
やっべぇ…ガチで本作のレビューUPすんの忘れてたわ(現在11月6日)
自分のBLOGぷち久し振りに覗いてみて「あれ?ドミノのレビューが何処にもないぞ???」って素で思っちゃったじゃんね。ボケて来たのかなぁ💦

「ドミノ」
ロバート・ロドリゲス×ベンベンことベン・アフレックがタッグを組んで繰り広げるサスペンスミステリー
ロドリゲス監督もベンベンもだぁーい好き♪だから予告編観てすっごく楽しみにしてたんだー😊

あらすじ
刑事のダニー・ローク(ベン・アフレック)の一人娘ミニーの行方がわからなくなり、彼は心身のバランスを崩していた。そんな折、銀行強盗を予告する匿名の通報が入り、銀行の外にいた怪しげな男(ウィリアム・フィクトナー)を見つけたダニーは、犯人より前に貸金庫を開ける。中には行方不明のミニーの写真が入っており、そこには「レヴ・デルレーンを見つけろ」と書いてあった。その後ダニーは、二人の警官と共に男を追って屋上へとたどりつく。(Yahoo!検索情報から丸パク)

ロドリゲスとクエンティン・タランティーノの2人(しかもこの2人仲良し)の事を「小2男子系アホアホ監督」と呼んで愛して止まないのですが、本作もそんなアホアホなロドリゲスらしい「なんちゃってインセプション風味の超B級極上サスペンス」な仕上がりでした。こーゆーの好き好き大好き♪
しかも有難い事に上映時間は94分とコンパクトで潔い。前回スコセッシの超絶クソ長206分大作を観た後だったので本当に心が洗われる気分でしたワ

話は一旦↑上のあらすじに書いてある通りに娘を突然失った刑事の話が進むんですが、ウィリアム・フィクトナー演じる【謎の男】が登場してきた辺りからどうもきな臭い感じになって来る。そこで一旦思い出してみよう…本作のタイトル「ドミノ」は邦題でして、本来の原題は「HYPNOTIC (意味は催眠)」なんですね。
という訳で、思いっクソ盛大にネタバレさせて頂きますが(苦笑)、謎の男というのがどうやら国のある特殊機関から脱走した「超能力者」で、その超能力というのが他人の脳みそに入り込んで催眠術を掛けて意のままに人を動かす事が出来るという…物凄いチートなキャラだった事が判ります。

こんなん何でもアリやんけ…と思いつつ、でも何故か謎の男の催眠術が主人公のダニーだけには効かないらしい。むむむ…と思っていると、ここから二転三転のどんでん返しの応酬でもう笑っちゃうしかない展開が繰り広げられます。
いやぁ~いいよねー面白いよこういうの!きっとさー「インセプションの劣化版」とか言われちゃうんだろーなーと思いながらもニヤニヤしてスクリーン観てましたねーw
面白いのがさ、最初の「種明かし」の後だよ。「低予算映画ってこーやってスタジオ撮影してんだよー」って感じの【メイキング映像】みたいでさ、こういうの大好きだなーロドリゲスらしいB級感満載で観ててワクワクしちゃったよーいやーホント楽しいしハラハラドキドキするしたまんないよね!😊
「ん!今はどっちが構築してる世界なんだ???」ってなるのもまたよろし。コレがどんでん返しに次ぐどんでん返しの応酬に繋がるってのがまたねw

最後、ラストのスタッフロール始まっても直ぐに席立たないようにね!
そこで席立っちゃうとオチが真逆になっちゃうから要注意!…こういう遊び心もロドリゲスらしいね!続編作れそうだけど絶対に作らないと思うわロドリゲスだしw
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【映画2023】「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」@54作目

2023年10月25日 | 映画感想
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

実話を基にしたデイヴィッド・グラン氏著の「花殺し月の殺人ーインディアン連続怪死事件とFBIの誕生」をマーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオコンビで実写映画化。
いかにもオスカー狙いな感じがプンプン匂うんですが…上映時間が驚愕の206分!206分て!3時間26分やで流石に長過ぎんだろいい加減にしろよスコセッシ💢

あらすじ
20世紀初頭のアメリカ・オクラホマ州。先住民族のオーセージ族は、石油を掘り当てて莫大な富を得るが、その財産を狙う白人たちが彼らに近づく。白人たちはオーセージ族を言葉巧みに操っては財産を次々と取り上げ、やがて命までも奪っていく。悪事が加速していく中、オクラホマを訪れたアーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)は、オーセージ族の女性モーリー・カイル(リリー・グラッドストーン)と出会って恋に落ちる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

あらすじ前にいきなり吠えちゃったけど、でも思ったよりも上映時間がそれ程長くは感じなかった。スコセッシ流石だな!←なんだよこの変わり身はw
いや長かったけどね。最後の方💩したくなってきてお腹キリキリしてたもん。マジでヤバかったんだぜ。あ、どーでもいい情報でしたねサーセン
…という訳で、アメリカって実は石油結構出るんだよね。石油って言うと中東のイメージ強いけどアメリカのガソリン代が安いのって自国で石油産出してるからなんだよー、てな感じでアメリカ大陸に渡って来た白人のヤツらから迫害されて住むトコロを追われた先住民のインディアンのご一行様達でしたが、追われた土地でなんと石油が産出される事が発覚していきなり億万長者になっちゃう訳です。そーなると今度はその石油利権を奪おうと卑劣な白人共が大挙して押し寄せて地元の名士ヅラしながらビシバシと先住民達をヌッ殺して回る訳です。まあとりあえず白人共はとんでもねぇ奴らな訳です。

で、この卑劣な白人の親玉をデ・ニーロ様が演じられています。まぁー周辺に金ばらまいて学校建てたりちょっとボランティアちっくな事していい人ヅラしながら裏でやってる事のエゲツない事ったらないですわ。またデ・ニーロ様が上手いんだなぁ~。
そしてこのデ・ニーロ様を頼ってやって来たのがデカプー演じる主人公アーネスト青年。どうやら年代的に第一次世界大戦で従軍していて退役した感じっぽいですね。アーネストはちょっと小心者で長いものに巻かれまくるタイプ、だけど親戚のデ・ニーロ様が街一番の名士だという事でデ・ニーロ様の傘の下でちょっといい気になって街のゴロツキ達に親分風を吹かすという、本当に絵に描いたようなちっちゃい男な訳です(苦笑)
まあ、とは言うものの決して悪党という程悪いヤツじゃーない、なんならちょっと愛されキャラ系だったりする。が!決して善人とも言えないトコロがミソなw

アーネストは富裕層先住民一族の娘モリーと恋仲になって結婚するんだけど、そもそもデ・ニーロ様はアーネストにモリーを焚き付けていて結婚させてモリー一族の資産を掠め取ろうと画策していた訳で。アーネストがモリーを愛していたのはきっと間違いないんだろうけど、それでもデ・ニーロ様からモリーのインシュリンに薬物(毒物)を混入させろと指示されても逆らわずに着々とモリーに毒盛ってたトコロ観ると自分の気持ちよりも長いものに巻かれとく方を選んじゃったのよね?それってどーなんだよ…と思わずにいられないですわ。
んでまたデカプーが上手かったなぁー。この人本当にいい役者さんになったよね、こんなちゃらんぽらん男の役だけどなんか憎めないキャラなんだよね♪

で、話が後半連邦捜査局(FBI)の役人達が出張って来て~裁判に到るとちょっと話の様相が変わってきます。正直ここからちょっとダレたな^^;
まあでもこういう事があってFBIってのが出来上がって行ったんだよー、というお話なのでね。かなり過去の事に遡って調べたり、小さな証拠から事件の真相まで辿り着くプロセス等、今でも捜査で使われる基本的な部分がもうこの時代にある程度確立されていたのだなぁと。司法取引や証人保護プログラムの前身のようなシーンもありましたね。ここら辺もう少し掘り下げても…ああ、上映時間が更に長くなっちまうか(苦笑)

肝心のアーネストはアッチへフラフラ~コッチへフラフラ~と自分の信念もなく根無し草のように揺れ動いていますが、最終的にはまあ、真っ当になってくれて(そーじゃないと余りにも浮かばれない話だしな)なんとか…てな感じですが、だったら最初っから悪事に手ぇ染めんなよ、いやせめて自分の愛する家族(妻)位は守れなかったのかよとやっぱり言いたくなりますわな。この時代のならず者白人なんてこんなもんなのさ、と言われたら「あ、ソースカ」としか言いようがありませんが💦

と、まあそんなこんなで…やっぱ206分は長かったよなぁ。
正直、アメリカの歴史の中でも余り(と言うかほとんど)知らない時代と場所の話なのでそれはそれでなかなか興味を引きましたが、やっぱりもう少し色々エピソード端折れただろうよと思わずにはいられないわね。自分は知らない話だったからまだしも、コレ本国の皆さんは知ってる話なのよね?流石にダレるんちゃう?
そして最後に「この事件関係者のその後」をラジオの公開録画ショーとして見せていて(コレはなかなか面白かった)、あんだけ泣いたりわめいたり大騒ぎしたアーネストがモリーからサクッと離婚されてたのは笑ったワ。いやモリーも長らく阿呆な旦那にかしずいていたものの、ちゃんと覚醒出来て良かったね、ってなトコロでしょうかw
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【映画2023】「ザ・クリエイター 創造者」@53作目

2023年10月24日 | 映画感想
「ザ・クリエイター 創造者」

ご新規SFネタのようです。原作小説などはなさそうな…本作は監督&脚本を「ローグ・ワン(スター・ウォーズEP4の前日譚)」のギャレス・エドワーズ氏が手掛けているそうでして…自分、ローグ・ワンにめっちゃどハマったんですよね~♪だから本作もかなり楽しみにしてたんだ😊

あらすじ
AIがロサンゼルスで核爆発を引き起こした、今から50年後の未来。人類とAIの戦いが10年にわたって続く中、高度なAI兵器を生み出した創世者「クリエイター」の暗殺ミッション遂行のため、退役軍人のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が敵地へ潜入する。彼がクリエイターの居場所を突き止めると、そこには少女の姿をしたヒューマノイド(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)がいた。(Yahoo!検索情報から丸パク)

まあそもそもAIネタは多いしね。その殆どが「AIが暴走して~」系なんだけど本作もまあ似たり寄ったりのアプローチで、ただ既存のAI暴走系ネタとはちょーっと本作はまた色が違うんだな。そこがギャレス・エドワーズ氏ならではのカラーリングというのかね。
先ず50年後の地球は(本作の設定)大別して「大アメリカ様」と「西欧諸国(EU系)」と「NEW ASIA(ニューアジア)」という感じにザックリと別れていて、ニューアジアの雰囲気としては「ネパール+インドネシア+タイ+ベトナム+カンボジア、ちょろっとネオ東京(若干攻殻機動隊風味)」位の感じ。何故かそこにはアジアの二大巨頭「インドと中国」の色が全く感じられない…と言うか敢えて排除されている?とすら思わされる。コレはハリウッドの大資本を支えている中国様を敵に回すのを嫌った監督のアイディアなのか?w
そして舞台としては西欧諸国やらアフリカやオセアニア辺りの存在はバクッと無視されていて「AIをとことん排除したい大アメリカ様 vs AIを受け入れて共存しているニューアジアのクズども@但し大資本家の中国様とインド様は除く」という対立構造になっている。

いやぁ~んもう、清々しい程の「鬼畜米兵」っぷり✨

で、主人公のジョシュアはニューアジアでAI兵器を創造しているクリエイターを探して抹殺するというミッションの潜入捜査に入ってるんだけど、何故かそのクリエイターに最も近いと思われる重要人物・エマと恋に落ちて子供まで作ってしまう。この段階で「ヲイこの色ボケ野郎大概にせぇーよ」と思うんだが(苦笑)ここはドラマティックに行かないとネ!て言うか、本作って舞台はバリバリのSFなんだけど今思い返してみると設定がSFなだけでフツーに人情モノなんだよね。うんそこ見誤ると「陳腐なSF」とか「ありがちな設定」とかでバッサリ切り捨てられちゃいそうな気がする。

そんな訳で、「AIは人間ではない→のでぶち壊して(殺して)いい存在」と見るか「AIは確かに生身の人間ではないけれど、成長する人工知能を搭載し恋愛感情まで付帯させたらそれはもう、1つの人格として認めて共存するべきではないか」という葛藤から→人工知能の成れの果てとは言え、人間とAIが心通わせる姿は尊い(萌)というトコロまで昇華させたのが本作だと思うのですわ。だからAI達と信頼関係も築けるしケン・ワタナベ(AI)からはブラザー呼ばわりして貰える訳です。あ、本作渡辺謙さんはAIの首領みたいな役ドコロで登場しているのですが、英語と日本語ちゃんぽんの台詞回しで…コレは敢えてそういうキャラクター付けを監督さんがしたという事、なんだろうなやっぱり。
思い返すと本作チャプターが付けられていて章のタイトルが英語+漢字表記だったし、最後のスタッフロールも英語+カタカナ表記になってたし。監督は日本ヲタか?w

誰もが目を奪われるのはやっぱり子役(AI)のアルフィーを演じたマデリン・ユナ・ヴォイルズ 嬢よな。
本作でスクリーンデビューした子役ちゃんだそうだが今後どう成長していくのか非常に楽しみな存在であります。登場時はほぼ無表情・無感情でジョシュアに対しても大して興味を持った風でもなかったんだけど、話が進んでいく内にどんどん感情が発露していってジョシュアと分かち難い絆で結ばれていく様子に誰もが胸キュンになる事必至。

と、まあそんなこんなで…正直「SFモノ」として考えると色々ツッコミドコロ満載なんですが(ノマドのあの阿呆みたいな浮遊基地みたいなのとかな)、本作は敢えての「人情モノ」として楽しんで欲しい、しかも近未来は日本も「ニューアジア」と名乗ってAIと恋に落ちたりしちゃったりネ!いやーコレで少子化対策もバッチリだなぁーあははははー!(ヲイ



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50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey @日本ガイシホール

2023年10月21日 | ライブ・イベント・映画



思えば、日本ガイシホールの外観画像を撮ったことがなかった…地元過ぎてw

という訳で、松任谷由実デビュー50周年記念コンサートツアー「The Journey」の名古屋公演に行って参りました!
今回もアルバム購入者特典の「早期抽選予約」を申し込んで当たりました✨…と、当たり前のよーに書いていますが、今回本当にヤキモキしたんですよね。それというのもこのアルバム購入者特典で先に第一期のツアーの申し込みをしたんですが(今年の8月に2Daysでありました)それに初めてハズレてしまい、焦ってぴあカード作って「ぴあカード会員限定早期抽選予約」にエントリーするもハズレ、とにかく片っ端から第一期のコンサートに馳せ参じたいとありとあらゆる早期抽選予約にエントリーしまくったんだけど全ハズレして…こんな事前代未聞ですよ。そりゃもう焦りに焦りますよ。
結局、第一期のチケが取れず…今回の第二期の抽選に再エントリー掛けてようやく抽選に当たった次第。もしコレ取れなかったらマジで腐ったわ^^;


1970年代~2020年代までの6年代連続でオリコンでアルバム売上1位を獲得した事でギネス世界記録認定されたそうです!おめでとうございます✨
ま、当然っちゃー当然ですがワタクシ全てのアルバムを持っております。残念ながらシングル盤まではフォローしておりませんが、「自称:古参ファン」としてコレくらいは当たり前の事なのDEATH!…いやだから第一期のチケ取れなかった時マジ吐きそうだったよもし行けなかったらどーしよーかと思ったよーぅ><


グッズ売り場も大盛況…ところでですね、やはりユーミンのファンは年齢層が高い(自分含めw)、ぶっちゃけ自分ですら見渡した限り「割と若造扱い」ですよ^^;
多分ユーミンのコアファン層は自分よりも5~10歳上の年代の方々なんじゃないかな?と思います。そしてこの年代層のファンは一旦張り付いたら死ぬまで離れない律儀な人が多い&イマドキはネット配信がメインになってアルバムを発売しても殆どがDL中心の中、この年代層の人は「盤」にこだわる人が多く(自分含めw)わざわざCDを盤で購入する輩が多いので→アーティストの実入りがいい、という特徴もありますw


そんな訳で、会場で来月末に発売の「ユーミン乾杯!!~松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム~」の予約受付ブースがありました。(画像の右側ジャケ)
会場で予約すると会場だけの特典ノベルティが貰えるという事だったので自分もこの場で予約購入手続きしておきました。




↑コチラが会場限定予約特典
今回の「The Journey」ツアーのクリアファイル(ユーミンのサイン印刷付)
もう1つ同じデザインのポスターも選べたんだけど、ポスター貼る場所がないからクリアファイルの方がいいかなーと思って^^;
商品はSHOPで受取か郵送(送料別)で選べたんだけど、受取が栄のHMVだって言うから受取にしておいた。栄なら直ぐ取りに行けるし。


さてー、そんな訳で…すっかりお馴染みWEBチケですな。
いつも思うけど、もし大規模停波とかトラブルが起こったらチケどーなるんだろうね?(去年夏にauが大規模停波して数日スマホ使えなかったやん?)念の為にスクショいつも撮るんだけどさ、でもスクショじゃ入れないって言うやんね。どーもWEBチケを信用し切れないアナログなBBAですわ(苦笑


会場に入ると…巨大な船!(あ、因みに会場内一応撮影禁止ですサーセン。スタッフも誰も写ってないので許してー!)
上のチケ画像をよーく見るとお分かりだろうか…今回席がめっちゃいいんすよ!アリーナの前から7列目だ!!


自分の席まで行ってみて…マジで近い~!凄い~!!
ちょうど船の横っ腹の真正面辺りの絶好のポジション✨はぁぁぁぁチケ当たって良かったよーう!めちゃ嬉しいっすぅーーー♪^^


そして座席に「フリフラ」が置いてあった。
アレですね…
2018年にやった45周年記念コンサートツアー以来のヤツですな。しかも前回から微妙に進化してるっぽいし。
やっぱ360度円形ステージ系のツアーはド派手に行こう!って事なんでしょうなぁ…と言うか、前回の45周年のツアーのタイトルは「TIME MACHINE」で今回が「The Journey」、前回は時空を旅する「現在~過去~現在」というテーマで構成されていたけど、50周年の今回は「海の航海」を軸に構成されているらしい…ユーミン旅好きだもんねー^^

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さてさて、気合い入り過ぎて前振りがエラい長くなってしまいましたが…セットリストUPしておきます!

1.心のまま
2.WANDERERS
3.リフレインが叫んでる
4.ただわけもなく
5.満月のフォーチュン
6.TYPHOON
7.青いエアメイル
8.紅雀
9.あの日にかえりたい
10.さまよいの果て波は寄せる
11.セイレーン
12.Blue Planet
13.Delphine
14.LOVE WARS
15.Now Is On
16.星空の誘惑
17.埠頭を渡る風
18.真夏の夜の夢
19.航海日誌
【本編終了】

アンコール
20.守ってあげたい
21.やさしさに包まれたなら
22.春よ、来い 
【終了】
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一曲目が「心のまま」だよ!渋いわぁ~いや大好きな曲だから旦那と顔見合わせて「やった!」って小さい声で叫んじゃったけどw
と言うか、今回なかなか全体的に「OLD FAN好み」な選曲だった気がする。シングルカット曲よりもアルバム収録曲の中でも更に渋いトコロ突いて来る感じ。
ぶっちゃけ…会場のセットの巨大船見て旦那と「船がテーマ?旅がテーマ?」何歌うと思う?」って話してて(←何歌うか楽しみにしてるので事前にセトリ調べないタイプ)
『まず…【航海日誌】は歌うな』「そやな。それからー【SAVE OUR SHIP】辺りも歌いそう?」『【二人のパイレーツ】は?』「その曲は前回のツアーで歌ってなかったっけ?」
ま、結果言うと【航海日誌】は読み通りだったけど後はハズれたなw…でも個人的に好きな歌沢山歌ってくれたし【TYPHOON】とか【さまよいの果て波は寄せる】なんてかなり久し振りに歌ってくれたんじゃない?すげー嬉しかったわ。
旦那は「【青いエアメイル】聞けて嬉しい!それからやっぱクライマックスの【星空の誘惑】からの畳み掛けは流石やー!盛り上がったわぁー♪^^」だそうで。

それから演出やコンサートの構成…もうこれは「コンサート」というカテゴリじゃないよな、もっと広義で「エンターテイメント」と呼ぶに相応しいといつも思う。
幕が上がってから1秒たりとも飽きる事の無い、音が途切れる瞬間がない、モノの動きが止まる事のない…隅々まで観客の目を耳を心を楽しませる為の最大限のパフォーマンスを提供してくれる。ダンサーさんの動きなんて…この方々はダンサーさんと呼んでいいのかな?もう完全にパフォーマンスの質がイリュージョンの域だったもんねw
そしてなにより…やっぱ席が近いの最高だったぁーユーミンめっちゃ近くまで来てくれたから!旦那が「俺背が高いから絶対にユーミンに見つけて貰えてた自信あるっ!」って息巻いてたわチクショーどうせ私はチビだから目立たないよ見つけて貰えてないだろうよいいんだよコッチだってめちゃ近くでユーミン見れたんだから満足してんだよ(チッ

ユーミンのコンサートの何が楽しいってさ、歌う全ての楽曲を知っているから何が出て来ても盛り上がれる!というトコロですわなw
そうそう…で、家帰ってからXでちょこっとエゴサしたらコンサート帰りらしい人のつぶやきで「アンコールの曲しか知らなかったけど云々…」って記述を見つけて仰天したわ。きっとまだお若い方なんだろうなぁと思いますが流石にアンコール曲しか判らないって逆に「よくその状態でユーミン観に来たな」って思ったわ(滝汗
いや、いい事ですわ。そんな状態でもわざわざコンサート観に来てくれてさ、そんで新しい若いファンが増えれば益々盛り上がるというモノですよ!これからもよろしくなー!😊
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【映画2023】「アナログ」@52作目

2023年10月19日 | 映画感想
「アナログ」

ビートたけし氏著の初の恋愛小説をニノ(二宮和也)と波瑠ちゃんのダブル主演で実写映画化。
あくまでも「ビートたけし」名義なんですね。「北野武」名義とどういうルールで使い分けているんでしょうか?きっと何かこだわって使い分けてるんだろうと思いますが自分はよくワカリマセン。そして北野氏は原作小説の著書というだけで本作に関しては脚本や監督・演出や制作等には一切携わっていない感じ?これもこだわりなのかな?

あらすじ
デザイナーの水島悟(二宮和也)は自身が内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で美春みゆき(波瑠)と出会う。手作りの模型や手書きのイラストなどにこだわる悟は、携帯電話を持たないみゆきに自分と似たものを感じる。悟とみゆきは、毎週木曜にピアノで会い、ゆっくりと距離を縮めていく。しかし、みゆきは突然店に姿を見せなくなる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

「令和の時代にスマホも持たずに生きているうら若き女性」という段階でタイトルのアナログというよりも今や奇人の域だと思うんだけど、と言うか最初のアプローチの段階で「Line交換を…」みたいな話になったトコロで相手に「あ、私携帯持ってないんですぅ」ってもしも言われたら…十中八九「ああごめんなさいされちゃいましたねヘヘヘッしつこくしてサーセン!」って思うよねぇ。あの会話でその後も会える関係に繋げていくのなかなかハードル高かったと思うんだけどなw

タイトルの「アナログ」は単に「イマドキ携帯も持っていない女性との恋愛」を指している訳では無く…勿論そこも掛けているけれど主人公の悟自身の仕事のスタンスにも存分に表現されていました。イマドキ室内設計を手ずから鉛筆で書き起こす、3Dミニチュア模型を制作する等…20年前だったとしてももうこんな事するヤツ居なかっただろーよ、と苦笑するレベルのアナログ感。
それからいつまで経ってもぎこちない悟とみゆきの会話。波瑠ちゃん演じる「みゆき」が話す日本語はイマドキの若者言葉からは何光年も離れたトコロにある「古き良き昭和時代の深窓のご令嬢言葉」で、最早浮世離れしていると思わざるを得ないレベルで、そのみゆきに歩幅を合わせて会話している悟も友人達とじゃれ合っている時とは明らかに違う緊張感を持って会話している様子が窺える。

それが、美しく見える。

正直、話の展開はまるっと透けて見えるしオチまで想像通りだった訳ですが(苦笑)、本作はそういう展開予想に心を砕くミステリでもサスペンスでもなく、ありきたりな展開のありきたりな(ちょっぴりドラマティックな)恋愛ドラマを良い役者さんの演技を観ながら美しい日本語を聞いて浸って癒される、というのが正しい鑑賞方法なのだと思います。
主役2人のキャラクターもとても良くハマっていたと思いますね。自分は個人的にニノ推しなのでニノが出演している映画はなるべく劇場でチェックしておきたいなーという感じで本作も観に行ったんですが、ニノの泣きの演技は上手いよーハマるんだよー✨
本作静かで穏やか~に話が動いていくし、ぶっちゃけ恋愛模様としては今一つ盛り上がりに欠ける展開でなかなか主演のお二人は感情移入が難しかったんじゃなかろうかと思いますが、とても美しい大人の恋愛として昇華されていて観ていて癒されましたね。

最近は恋愛映画であってもなかなかトリッキーな展開を求められがちな風潮だと思いますが、たまにはこういう「THE・王道」もいいもんですね♪^^
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【映画2023】「キリエのうた」@51作目

2023年10月18日 | 映画感想
「キリエのうた」

岩井俊二監督×主演は先頃解散した「BiSH」の元メンバー:アイナ・ジ・エンドちゃん×音楽担当を小林武史氏、という超豪華な作品。
他にもアイナちゃんの脇を固めるのは黒木華さん、広瀬すずちゃん、松村北斗君、村上虹郎君…それぞれ主役級のビッグネームがズラリ。他にも江口洋介さんや吉瀬美智子さんら既に大御所感ある世代~お笑い、格闘家、更にアイナちゃんからのミュージシャン繋がり?大塚愛さんや石井竜也さん等々…とにかく「岩井監督の持てる人脈総動員」という感じの豪華な布陣。更には上映時間が178分!だからなげーんだよ3時間弱とかマジやめーや💢

あらすじ
石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエ、行方のわからなくなった婚約者を捜す青年・夏彦、傷ついた人々に寄り添う小学校教師・フミ、過去と名前を捨ててキリエのマネージャーとなる謎めいた女性・イッコら、降りかかる苦難に翻弄されながら出逢いと別れを繰り返す男女4人の13年間にわたる愛の物語を、切なくもドラマティックに描き出す。(映画.comから抜粋)

先ず、個人的情報として…岩井監督作品があんまり得意な方ではないんですな。←いきなりコレかよ💦
そして本作を鑑賞する人の最も多い層が先頃(2023年6月)解散した超人気バンド「BiSH」のファンの方だろうと思われるのですが、自分はBiSHは勿論知っていますし売れてる曲は何曲か聴いた事もあって知っていますが、正直特に好きでも嫌いでもない…フラットなオーディエンス、という立場だと思います。特にアイナちゃんに思い入れもありません。
本作を観るきっかけとして強いて言えば…広瀬すずちゃんと黒木華さんが好きな役者さんなのでチェックしておきたかった、という位の立ち位置かな。

そんな立ち位置の自分の本作の第一印象はー、「アイナちゃんの楽曲PVを岩井監督Worldでドラマ付与してみた」という感じかな。
岩井監督っぽさ満載のオチのない独特の浮遊感…時系列を敢えていじくり倒している辺りも映画を見慣れている手合いにはそれほど混乱は起こらないとは思いますが、単にBiSHが好きだから映画館に観に来たー♪という方にはなかなか手強い構成だったんじゃなかろうかと思います。
特に本作、主役級の2人(アイナちゃんとすずちゃん)が「ルカ→後にキリエ」「マオリ→後にイッコ」と改名していて(これがまた劇中の会話の中でサラッと説明されているだけなので聞き逃すと致命傷w)、更にアイナちゃんが演じていた「ルカ」が後に名乗っていた「キリエ」というのがルカの実の姉の名前で、回想シーンで登場する姉のキリエ役をアイナちゃんが1人2役で演じているので更に絵ヅラ的に混乱が起き易いというね(苦笑)

で、本作の大ネタが…思いっきりネタバレさせて頂きますが「東北大震災」絡みでして。
この震災に巻き込まれて人生を翻弄させられてしまった若者達、そして震災には直接絡まなかったけれど後にあの震災に翻弄させられた人と関わって行く事になった人達の葛藤や生き様等を見せつつ、主人公の「ルカ/キリエ」の歌の力を随所に散りばめて観客を魅了させよう…的な【ふんわり岩井監督World】な感じですね。えぇ。

アイナ・ジ・エンドちゃんの声は唯一無二だなぁ、と思います。
彼女独特のハスキーでありながらパワーのあるハイトーンと、切なさ演出激盛りなウィスパーボイスの合わせ技で、多分劇中の40%位は彼女の歌うシーンだったんじゃないかと思うんですが、ファンでなくとも惹き込まれる魅力的な歌声だったと思いますね。彼女は本作に出演するに当たって新曲を何作か書き下ろしていらっしゃるそうですが、彼女のオリジナル楽曲の素晴らしさに加え本作では多数のミュージシャンの既存曲をカバーされていて、そのカバーも素晴らしかったと思います。

と、まあ褒めるのはコレくらいにして(え?)

色々モヤる部分が無い事もない。
例えば…一番イラっと来たのは(←いきなりこの書き方ー!)、主人公ルカの姉「キリエ」のキャラな。コレは敢えての岩井監督の演出だと思うんだけど、やたら男に媚びた目線とか口調とか態度とか云々…コレね、女子ウケ一番悪いタイプやでマジで。最初「なっちゃん(松村北斗君)」にすり寄っていくシーンで「ウヘェ~」って思う女子大量発生する可能性大。
更に言えば震災で津波警報が発令されている段階であの行動と…まあ、ルカが心配な気持ちからの行動はまだ百歩譲って許されるものの、あの時のなっちゃんとの電話の会話のネットリ感(病院で自分が妊娠している事を言って欲しい等のくだり)に嫌悪する女子は相当数湧くだろうと想像に難くない。

後、「マオリ/イッコ」が余りにも突拍子もないキャラな件w
多分だけど…帯広で可愛いJKやってた時代に自分の親も祖母も代々「オンナの武器を最大限使って男に媚びて生きて来た」姿を見て嫌悪していたものの、結局自分も東京に出て来たものの途中で親からの援助がなくなるとオンナの武器を使って男をたぶらかして生きていく道を辿っていく…という姿を見せたかったんだろうと思われますが、それにしても余りにもキャラが破天荒過ぎると言うか現実味がなさ過ぎると言うか…ただね、コレに関してはこのマオリ(イッコ)を演じたのが広瀬すずちゃんだというのが自分は良かったと思いましたね。
コレは自分がすずちゃん好きだから~というのも勿論あるんだろうけどさ、いやぁー彼女の存在感の凄さよ!というかあの年齢にして大御所感の凄みがエグイ!本作はアイナちゃんファンが多数劇場に足を運んでいるだろうからこういう事書くと呪い殺されそうで怖いんですが…砂浜で2人が並んで寝転んでいるシーンとかさ、あと回想シーンで帯広の雪の中で2人並んで寝転んでるシーンもあったんだけど…すずちゃんの美貌が神々しくてヤバかったわマジで!^^;
あーやって並んじゃうとどうしてもアイナちゃんのビジュアルは霞んで見える、と言うか更にすずちゃんの美しさが際立ってしまう、と言うのか。(アイナちゃんファンごめんね!)

まー他にも触れたかった項目あるんだけどさー、例えばなっちゃんは多分震災がなかったら関西の大学に逃げて(地元の医大はそもそも受験してなさそう)そのままキリエをブッチ斬るつもりだったんやろ?それが震災があったから自分もトラウマになってキリエに対する贖罪の気持ちもあってルカに絡んでいったんやね、とか(松村北斗君はなかなか表情の演技も上手かったと思うよ)、どのツテで参加したのか知らんけど「霜降り明星」の粗品さんはそんな悪い出方してなかったと思うけど、多分BiSHファンから無意味に叩かれるだろうなーとかw

そんなこんな。思うトコロダラダラ書いてたら上映時間同様、自分のレビューも長くなってしまいました。やっぱ岩井作品って含みが多過ぎて書く事増え過ぎちゃうんだってー
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