天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「スーパー30 アーナンド先生の教室」@55作目

2022年09月27日 | 映画感想
「スーパー30 アーナンド先生の教室」

世界で絶賛された私塾「スーパー30」を開いたアーナンド・クマール氏の半生を実写映画化。実話ベースのヒューマンドラマ作品を作らせるとインド映画はクオリティが高い。
それにしてもインド映画は上映時間が長い。本作は154分…3時間越えてないからインド映画にしては短めだと思うけど…コレ多分日本公開に合わせて大幅カットしてるよねw

あらすじ
ケンブリッジ大学に送った数学の難問の解法が認められ、イギリス留学の夢をつかみかけていたアーナンド(リティック・ローシャン)。だが、彼の家は貧しかったため渡航費用が出せず、父親も心臓発作で他界してしまう。援助も断られてしまい留学をあきらめたアーナンドだったが、IIT(インド工科大学)進学のための予備校の経営者ラッラン(アーディティヤ・シュリーヴァースタヴァ)に才能を見いだされ、たちまち人気講師になる。(Yahoo!Movieから丸パク)

自分SNSに【「ボリウッド」と聞くと何でもかんでも踊り狂ってる、というイメージを持ってる人未だに結構いるけど、】って書いたんだけどさ(←最近のインド映画はそんななんでもかんでも歌って踊ってるばっかりぢゃねーよちゃんと皆んな観てやってくれよ、という気持ちで)、映画始まったらいきなり踊っててワロタ(滝汗)
まあ、本作は「従来のボリウッド風味」を残しつつもインドのカーストだったり貧困差による教育格差問題等にスポットを当て、それを打開しようと立ち上がり無償で衣食住と教育環境を提供するという驚異の私塾を開いたアーナンド氏の実話を元に映画化したそうだ。

そもそもが貧困層が上位の教育を受けられない(受けられ難い)・親の収入差が教育費に比例している(いわゆる親ガチャ)、というのはインドだけの話ではないですね。全く同じ事が日本でもよくよく話題になると思います。そしてそれはある意味当たり前の事だろうとも思っています。
コレは個人的意見ですが、大体からして親が貧乏→稼げる職業に就けていない、という段階で親自体の偏差値が低い可能性が高い訳です。要するに親のIQが高くない。
そーするとIQの高くない親から生まれた子供もDNA情報的にIQそれ程よろしくない可能性が高い。生まれながらにして「素材」が悪い可能性が高い訳です。逆に金持ちの家というのはその親の偏差値が高く職業も「士業」だったりその偏差値を生かした頭脳労働(=高給取り)に就いているという図式が成り立つ訳です。IQの高い親から生まれれば自ずとそのDNA情報を受け継いだ子供もまたIQが高くなる確率はぐんと上がる。そこへ持って来て親の収入格差がそのまま教育費に反映される訳ですから、金持ちの家の子供の方が「良い素材+恵まれた教育環境」という教育インフレスパイラルに乗っかっていい大学に進学出来る可能性が貧困層よりもうんとうんと高くなるのは当たり前な訳で。
ま、インドの場合日本と違い「カースト」という絶対的な環境差があるので、↑この例えには必ずしも当てはまらないのでしょう。だからこその本作のネタなんだしね。

という訳で、本作も貧しい家庭生まれながら勉強大好き!そして実際頭がずば抜けて良かったアーナンド青年がケンブリッジ大学へ論文を送り、それが認められて入学許可まで貰えたものの渡航費+学費を捻出する事が出来ずに進学を諦める→腐りかかったトコロ、金持ち相手に大学進学予備校を経営していた男(地元の数学大会?で一緒に戦った相手)に声を掛けられて塾講師になり、あっちゅー間にカリスマ講師に登り詰めて大金を手にしてウッハウハ人生大逆転を果たす、というのが前半。
それである日貧しいながらも必死に勉強している青年を見掛けて声を掛け、かつての自分の姿と重ね合わせた主人公が「そうだ!俺の手で貧乏で教育もロクに受けられない環境だけどそれでも勉強をしたいという熱意のある地頭のいい子供達を集めて無償で生活と勉強の場を提供して大学進学までサポートしてやるんだ!」と思い付いて実際に私塾を開校するものの、タダで勉強教えられてたら大金取って塾経営してる奴らにとっちゃー邪魔で仕方ないから次々と妨害に遭って、それでも私塾をやり続けるんだ~みたいな、まあありがちなドラマが展開していくのが後半。

事実なんだろうけど、でもぷち違和感はある。
そもそも腐ってた自分を親孝行出来るレベルまで稼げるようにしてくれたのは成金予備校を経営してたかつての友人?ライバル?な訳で。彼が声を掛けてくれなかったら今のアーナンドは絶対に存在し得ない訳ですよね。それなのにあからさまなヒール扱いされていてめっちゃモヤりますわな。
大体からして生徒から一銭も金取ってないんだから私塾の経営じゃーないんですよね。ただのボランティアなんですよね。だったら先ずは運営資金の為の募金集めるとかパトロン見つけるとかそっちの方が先だろうよと思う訳ですよ。…と思って映画の公式サイト調べたら、そもそもはアーナンド自身が塾を始めて、その儲けがそのままスーパー30の運転資金になっているんだそうだ。なぁーんだだったら裏切られた可哀想なヒールは存在しないという事ね?^^;

ただね、劇中のアーナンドの教育方法は面白いなーと思った。
例え貧しくて教科書が手に入らなかったとしても、生きていて目にするモノ、事象、全てが謎解きと問題になる。問題を自分で考えて、そしてそれを解く。机の上だけで問題を解くのではなく頭の中で考えて想像を巡らせていく、という教育方針は素晴らしいと思った。
実際、自分学生時代数学が苦手でねー…サインコサインタンジェントだのインテグラルだの、それ知ったからって社会に出て何か役に立つんかい!毎日飯作るのに三角関数必要か?位にしか思ってなかったし、実際学生時代は「数学の試験の為に覚えて勉強して問題が解けるようになった」というだけの事で、学校を卒業してからそれを実際に生活の中で役立たせた事はなかったと思うし、数学を学ばなくなった(学校を卒業した)途端に全部ずっぽり頭の中から数式も消えて行ったわね^^;
でも本作のアーナンドの教育方法は「数式が実際の生活の中でどう役立っているのか」を実地で学ばせていた。いわゆる「受験対策としての詰め込み教育」ではなく「生きた知識」として子供達が自然に物事を考える中で数式を使えるように指導していた。コレは本当に素晴らしいと思いましたね。
その教育方法が間違いではなかった、というのを観客に見せていたのが後半のギャング団との攻防のシーンでしょう。全てを子供達が工夫して計算して戦う、名シーンでした。

ちょいちょい挟まれる歌と踊りのシーンがドラマに緩急着いていい感じなのか話の流れがぶった切られてモヤるのかは人それぞれの皮膚感覚だと思いますが(苦笑)、英語を人前で話すのに躊躇する生徒達に度胸を付ける為にお祭りの会場に行って英語劇をさせるシーンは個人的に結構盛り上がりましたね。あんなコール&レスポンスが実際に起こるのかは謎ですが「インド人だったらこれくらい乗って来てくれそう♪」くらいの生ぬるい気持ちで楽しめる絵ヅラ的にもいいシーンだったと思います。

まー言うてもね、実際にこの私塾からは毎年かなりの確立でIIT(インド工科大学・めっちゃ偏差値激高!)の合格者を出しているそうですので…やっぱ地頭の善し悪し大切です。
そして貧乏ながらもその子供の地頭の良さを見出すアーナンド先生の千里眼が一番凄いんだと思いますよ。ただアーナンド先生に学ばせれば皆んなIITに受かる訳じゃないからね!素地があってからの話なんだから…やっぱ、親から受け継ぐDNA情報って大切なんですよー、と話は元に戻るというね(あはは)
コメント (2)
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【映画】「川っぺりムコリッタ」@54作目

2022年09月23日 | 映画感想
「川っぺりムコリッタ」

かつて『かもめ食堂』で「なにもおこらない系(またはマッタリ系)ブーム」を巻き起こした荻上直子氏が脚本&監督で制作された最新作。制作年は2021年でクレジットされていますがコロナの影響でどうやら劇場公開が今年に延びた模様。本作公開に合わせて脚本をノベライズ化して発表しているようです(ノベライズ未読です)
タイトルの「ムコリッタ」とは漢字で「牟呼栗多」と表記する仏教用語だそうで時間の単位を表し「1牟呼栗多=1/30日=2880秒=48分」の事を言うそうで、まあ意味合いとしては「しばらくの間」とか「少しの間」くらいの感覚を指すようです。

あらすじ
できるだけ人と関わらずに生きたいと思い、北陸の小さな街にある塩辛工場で働くことにした青年・山田(松山ケンイチ)。工場の社長からハイツムコリッタという古い安アパートを紹介されて住み始めた彼は、風呂上がりに飲む冷えた牛乳をささやかな楽しみにする静かな毎日を送る。そんな中、隣人の島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと部屋に上がりこんでくる。それを機に島田との間に友情のような感情が芽生え、ほかの住人とも触れ合うようになるが、北陸にやってきた理由を島田に知られてしまう。(Yahoo!Movieから丸パク)

さて、そんなこんなで…またしてもゆるーい感じのヒューマンドラマなんだろうなーと当たりを付けて鑑賞した訳ですが、テーマは案外ヘヴィーなヤツだった(滝汗)
そもそもが↑上の「あらすじ」に表記されているけど、主人公の山田は何故【できるだけ人と関わらずに生きたい】と思って北陸の小さな街にやって来たのか、ですわね。
いきなり冒頭でイカの塩辛工場の社長から肩を叩かれながら「ココで地道にコツコツ頑張れば更生出来る」って言われていて「ん!」となりますわなw
まあ、そーゆー事で、社長に紹介された「ハイツムコリッタ」に入居した山田は誰とも関わらずヒッソリと生きていこうとしているんだけど、そこにミニマリストを自称する(ただの貧乏)隣人・島田がズカズカ上がり込んできて風呂は勝手に使うは飯は食い散らかすはのやりたい放題やられるんだけど…それが不思議とイヤじゃないんだよね。

ハイツムコリッタの住民達はみんなそこそこ貧乏で、みんなそこそこ孤独なんだけど、孤独な者同士が顔を合わせれば挨拶もして、庭の小さな家庭菜園を手伝って、収穫した野菜と工場で貰ったイカの塩辛を出し合って一緒に食事をすれば、独りぼっちよりも絶対にご飯は美味しくなる。
荻上直子氏の作品は実に食べ物が美味しそうに描写されていると思いますね(かもめ食堂然り)、本作もイカの塩辛と白いご飯最強だな!って思いましたわw
あと同じハイツに住む溝口さんちにみんなで集まってすき焼き食べてるシーンとか良かったな。山田が出会った幽霊のお婆さん(ムコリッタの別部屋で数年前に亡くなった住人)の事を懐かしそうにみんなが語っていて、大家さんがサラッと「今度会ったら私のトコロにも出て来て欲しいって言っておいて!」とか言ってて笑う^^;

そう、本作は「(孤独)死」にまつわるエピソードが中心になっていて、山田の父親が孤独死して遺体を役所が引き取って荼毘に付したという連絡が来る。
山田にとっては4歳の時に両親が離婚していて父親に関しては顔すら記憶にないレベルで、正直役所から連絡貰ったからってほぼ縁もゆかりもない父親の遺骨なんて…てな感じなんだけど、隣人の島田に「それはダメだよ!ちゃんと弔ってあげなくちゃ」と諭されて引き取りに行くんですね。
まあこの辺りから山田と隣人の島田は急速に距離が縮まって行く感じなんですが、本作の登場人物はみんな「死」になにがしかの関わりがあって、主人公の山田は父親の孤独死と直面しているし、先程登場したスキヤキを一緒に食べた溝口さんは墓石を売る仕事をしている。大家さんは未亡人で旦那さんを癌で亡くしているし、隣人の島田はポロリと「僕にも子供(息子)がいたんだ…今はもういないけど」と漏らすシーンがある。何か語りにくい過去があるようだけどこの件に関してはこの会話のシーンだけで終わって掘り下げはなかったけど、とにかく全てが「死」に繋がる何かを纏っていた。因みに島田の幼馴染みは寺の坊主だしね…徹底して「死」がテーマになっていましたね。

基本的には主人公の山田はイカの塩辛工場で働いて、家庭菜園やって、お風呂入ってご飯食べて~のルーティーンのシーンの繰り返しなんだけど、少しずつ少しずつ山田が他人と関わりを持つ事に喜びを見出していくのと同時に「こんな自分が生きていていいんだろうか」という葛藤(いわゆる親ガチャ失敗人生だという自覚がある)と、そして自分の父親はもしかしたら自殺したんじゃなかろうか(孤独に耐えられなかったのだろうか・自分も父親と同じ道を辿るのではないか)という漠然とした不安感に苛まれて父親が生前最後に電話していた(携帯の履歴)「いのちの電話」に掛けてみたりして…でも主人公がジタバタしながらも半ば無理矢理だけどムコリッタに集う住人達と関わっていく内に、少しずつ生きる力を得ていく姿にとても癒される感覚がありました。

この作りでこのテーマは…もしかしたら10~30代位の若者にはあまりピンと来ないかもしれないですね。若干グロいシーンもありましたし。
ですが、自分の年代になるとこういう作品ってなんだかジーンと心に沁みますね。ノスタルジック~とかそういうのじゃないんだな。もっと身につまされる感じだな。

そうそう…蛇足ですが、大家さん(満島ひかりさん)が亡き夫の遺骨に口づけして骨を齧るシーンがあるんですが…自分の旦那の祖父も生前自分の奥さん(旦那の祖母・早世している)の遺骨を少しずつ骨壺から取り出してはポリポリと齧っていたそうで、結局納骨せずに全部食べ切ったそうだ!
本作では樹木葬だったり、かつて花火師だったというタクシーの運ちゃんは「奥さんの骨を火薬と混ぜて花火にして打ち上げた」と言っていたし、色んな形の「お弔い」の形を見せていました。自分もよく旦那に「もし私が先に死んだら海に散骨して欲しい」と頼んでいるんだけど…本当に「終活」真面目に考えないとなーと改めて思わされましたね。
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【映画】「ヘルドッグス」@53作目

2022年09月22日 | 映画感想
「ヘルドッグス」

深町秋生氏著『ヘルドッグス 地獄の犬たち』の実写映画化。原作小説未読です。
本来ヤクザ屋さんモノはあまり好きではないので基本スルー対象なのですが、何しろ主演が岡田准一君と坂口健太郎君のダブルキャスト♪コレは見逃すには惜しいでしょうよ!^^

あらすじ
警官時代に愛する人が殺される事件を止めることができず、その苦悩を抱えながら生きる元警官の兼高昭吾(岡田准一)。警察は関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入捜査を彼に強要し、データ分析で相性98パーセントと判定された無軌道なヤクザ・室岡秀喜(坂口健太郎)とコンビを組ませる。東鞘会最高幹部の一人でもある土岐勉(北村一輝)が率いる東鞘会・神津組に潜り込むことに成功した二人は、抜群のコンビネーションを発揮。連絡係の衣笠典子(大竹しのぶ)の協力を得ながら、組織内でのし上がる。(Yahoo!Movieから丸パク)

もう何度も書いているけど、岡田准一君はガチ中のガチのアクションスターです!彼はジャニーズアイドルではありません(キッパリ
今日本で主役張れるレベルのアクションスターで彼よりも身体能力高い役者さんって居ますかね?自分はちょっと思い浮かばないですよ。個人的には岡田君の次点でマッケン(新田真剣佑)か佐藤健君辺りを推せるかなーって感じですかね。でも岡田君は完全にレベチだと思う。
という訳で、自分的に本作の一番の見ドコロは何と言っても「岡田君のキレッキレアクション」、そして「坂口健太郎君はどれくらい岡田君に着いて行けてるのかな?」という辺りがチェックポイントでした。まあこの部分に関してはかなり満足度が高いです。岡田君のアクションは相変わらずシビれる【体幹お化け】だしw坂口君はあんなヒョロガリの優男君に見えて案外いい動きしてて「ほほーう」と思いましたね。相当鍛錬されたんでしょうか?

…と、そんなこんなで内容ほぼどーでもいい(ヲイコラ
うんまあー、うん本当にヤクザ系だの潜入捜査官系だの興味ないんだよねーアクション物大好きなんだけどソッチ系はどーでもいいんだー^^;

ところで(←内容に全く触れずにマジでスルーするつもりかお前)
本作、実は日付こそ前日にUPしてるんだけど「沈黙のパレード」と同日立て続けに鑑賞したんですね。そしたら…キャストが被って被って被りまくり!!
北村一輝さん、酒向芳さん、村上淳さんと「沈黙のパレード」で重要ドコロを演じられていたお三方がまるっと出演されていて目が滑る滑る!(滝汗)
それにしてもお三方共沈黙~とはまるで違う役ドコロを演じていらっしゃって、本当に役者さんって凄い才能の持ち主なんだなぁ~と改めて思わされましたね。
やっぱいい役者さんって演技も申し分なくて使い勝手がいいからアチコチからお声が掛かって公開作品が被りまくる、という事なんでしょうかね?

内容に触れる訳じゃないんだけど(いやだから内容についてちょっとは書けよw)
本作、台詞がかなり聞き取り難くて何言ってんだかトコロドコロ分からなくて…まあ特に困りはしなかったけど(え?)、内容の重要部分が分からなくなる程のレベルではなかったから雰囲気だけ察しておけばいっかー、てな感じだったかな。登場人物が多いから台詞で名前がバーバー出て来ると「誰の事だっけ?」とは思ったけど。
後、はんにゃの金田さんとギタリストのMIYAVIさんがインテリ系ヤクザの役で出てたけど、金田さんなかなかいい感じでしたねー。お笑いの方がドラマや映画に役者として起用されるようになって結構経ちますが、皆さんどんどんコナれて来てるって言うのかな、本当にお上手な方増えましたよね。
そして…大竹しのぶさん流石の貫禄だよなぁー。この方、さんまちゃんにいじられてるから安く観る人いるかもしんないけど、とりあえずそういう人には「あゝ野麦峠」か「青春の門」辺りを観て欲しいですよ。彼女は若い頃からずーっと日本女優界の巨星ですから。ずーっとずーっと光り輝いていますね。素晴らしいです!
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【映画】「沈黙のパレード」@52作目

2022年09月21日 | 映画感想
「沈黙のパレード」

東野圭吾氏著、CX系で福山雅治さん主演の大ヒットドラマ「探偵ガリレオ」シリーズの同名タイトル小説を実写映画化。映画化はシリーズ3作目。
ほとんどの場合「原作小説未読です」と書くトコロですが…本作、小説を先に読んでしまいました!だってさーガリレオシリーズってもうずーっとドラマもやってなかったよね?
自分調べだけど確かガリレオシリーズ本作が実に9年振りとか。9年も映像化しなかったら「本作もいつ映像化するか分かったもんぢゃねーよな」って思うやん?
個人的に福山さんの湯川のキャラ大好きだし、ドラマもずっと観てたよ!だけどさ…原点はやっぱ東野圭吾氏の書いた文章じゃんね。やっぱ内容知りたくなるやんな^^;

あらすじ
数年前から行方不明になっていた女性の死体遺棄事件を捜査する、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)。先輩の草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男が容疑者となるが、今回も証拠不十分で釈放される。やがて男は女性の遺族たちが暮らす町に現れて彼らを挑発した後に、何者かに殺されてしまう。男の殺害への関与が疑われる人物にはアリバイがあり、その死因も特定できない。捜査に行き詰まった内海は、アメリカ帰りの物理学者・湯川学(福山雅治)に助けを求める(Yahoo!Movieから丸パク)

…という訳で、上に書きましたが自分オチも犯人もトリックも全て分かった上での鑑賞ですので、なるべく核心には触れないようにレビュー書きたいですが、いきなりオチバレする可能性もありますので以降は本作の内容を知りたくない人は絶賛スルーでオナシャス!

とりあえず映画全部観終わって先ず思ったのは「あの原作をよく130分程度に詰め込んだよな」でしたかね。
ぶっちゃけ原作小説を読んでいた当時は「コレはー、もし映像化するなら11回ワンクールのTVドラマ化かな?それか…前後編のスペシャルドラマ枠かな」と思ってました。
だから原作読んだ後で本作が映画化される、しかも二部作ではなく1作で公開すると知って「ええぇぇぇ!?」って結構驚きました。まあだから↑の第一印象なんですが…本作はTVドラマ版のガリレオシリーズから映画化された「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」~本作まで監督も脚本家もずっと同じ面子、要するにこのシリーズはTVドラマから映画まで全てが「チーム・ガリレオ」という一枚岩で制作されているという事なんですね。だからこそのこのクオリティなんだろうな…と妙に納得がいきました。

原作小説を先に読んでからの鑑賞なので、多分映像見ながら勝手に脳内補完しちゃってると思うのですが…映画化するに当たり原作とは見せ方の視点を変えていたりエピソードをいくつか省く事で本筋の「蓮沼殺害事件」だけにフィーチャーした作りになっている訳ですが…もうコレは原作未読の方には本当に申し訳ないんですが、自分は本作の原作小説に描かれていたエピソードの中で一番胸に響いた(ガチ泣きした)エピソードが全部ずっぽりカットされていて「うえぇぇぁぁマジかー」というのが一番の感想orz
うん、まあ、そーだよな…いやでもさ、あのエピがなかったら何故「増村」が種違いの妹の為にアソコまでしてやったのか、観客にはピンと来ないよね?きっと…

いかんいかん、映画のレビューじゃなくなってるな(反省)
映像(演技)面という部分で自分が本作で一番思った事、それは…本作の主役は草薙刑事!

いやぁ~、草薙さん演じた北村一輝さんは凄かった!シビれた!彼は今年度の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をあげてやって下さいマジで!
ドラマ版からの長い付き合いで、ずっと湯川の親友で刑事という立ち位置で、正義感が強くてストイックな「よくドラマにありがちな刑事」ってイメージで、今まで特に彼にそこまで刮目した記憶はなかったんだけど、本作の彼の「目の表情の凄み」とでも言うのかな…とにかく北村一輝さんの演技に惹き込まれて彼が全部持ってっちゃったなー!という印象。
正直主役の湯川が霞んで見えたよ…草薙刑事の悔しさ、やるせなさ、憤り、悲しみ、苦しみ、色んな感情が彼の表情から心に染み入って来る…途中でマジ泣けてきた。

今作、TVドラマ版みたいな湯川教授が(あ、本作で遂に湯川氏は教授に昇格しました!おめでとうございます🎉)物理学者らしいパフォーマンス(黒板やホワイトボードに数式書き殴る例のヤツな)を全くしなかったので、ただの探偵さんみたいな感じに見えたのはきっとガリレオファンには物足らなかったのではなかろうかw
まあ一応「ヘリウムガス?いやヘリウムよりももっと効率のいいのは…液体窒素ガスか!」みたいなくだりはあるし、実証実験のシーン等も丁寧に見せていたのでとりあえず物理学者としての面子は保ったのか?とも思いますが、インパクトに欠けた嫌いがあるのは否めない。

後、本作の一番のトリックのキモは【容疑者全員にアリバイが成立している中、どうやってお祭りで交通規制の掛かった町の中を液体窒素ガスを運び犯行に及んだのか】という部分になるだろうと思うのですが…コレは上映時間の関係で仕方なかったけど容疑者サイドからの視点描写がなく警察側の捜査上で浮かんできた事実からのアプローチしかなかったので、かなり手の込んだトリックだったにも関わらずなんか結構あっけなくトリックを見破られてしまった、という印象が否めなかった。
それからコレも上映時間の関係で本作が「並木佐織失踪・死体遺棄事件」にフォーカスされてたから仕方ないのかもしれないけど、15年前の未解決事件に関して決着を付けなかったのが個人的には少し寂しい気持ちになりましたね…まあ要するに自分原作小説読んだ時に「増村」に一番気持ちが入っちゃった、て事なんだろうなきっと(苦笑)

ただ、事件が一旦収束した後で湯川が事件の真相に迫るくだりはほぼ小説の通りで満足度は高かったかな。本作キャスティングが良かったですね。
並木家の面子も(ずんの飯尾さんはいい役者さんになって来ましたね!)、友人の戸島も、増村の様子も、新倉夫妻の複雑な心の機微も…小説で沢山文章を重ねて描いていた部分を役者さんの演技で上手くカバー出来ていたと思います。

まーでもやっぱ北村一輝さんが全部持ってった印象強いなぁー!その内ガリレオのスピンオフで「刑事・草薙シリーズ」とか作りそうじゃない?CXってそういうの好きだよね^^;
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【映画】「サバカン SABAKAN」@51作目

2022年09月07日 | 映画感想
「サバカン SABAKAN」

1980年代の長崎を舞台にした少年の友情や家族の絆等をノスタルジックに描いた青春映画。
実はちょっと前のアメトーク!に草なぎ君が本作のプロモ兼ねて出演してて、その時に「日本版STAND BY MEって感じ」って言ってたんだわね。それと、先日スマホゲームの遠征で九州回ってて、長崎県内グルグルしてた時に本作のポスターをアチコチで見掛けて「なんかシャレたデザインのポスターだなー」って引っ掛かってたんだよね…という事もあって鑑賞。

あらすじ
1986年、長崎。小学5年生の久田(番家一路)は、愛情深い両親(尾野真千子、竹原ピストル)と弟と共に時にはけんかもしながら暮らしていた。彼はあることを機に、家が貧しいためにクラスメートから避けられている竹本(原田琥之佑)とイルカを見るためにブーメラン島に行くことになる。
この冒険をきっかけに二人の絆は深まっていくが、ある事件が起きる。(Yahoo!movieから丸パク)

主人公の子役2人は共にほぼ無名で本作でスクリーンデビューの子達らしい?ですが、2人共上手かったなぁ~。
て言うか、本作本当に配役ドンピシャでしたね。特に久田家のラインナップはドンピシャを通り越してズルいレベルwww尾野真千子さんのあのポンポン飛び出す威勢のいいセリフと頭のはたき合いシーンには誰もが「昭和の田舎ってこんなんだったわー!」ってニンマリしちゃうハズ。
とにかく徹底して「昭和ノスタルジック」をつき通していて、例えば今だったらクラス内で貧しい子を集団でいじるとか大問題になりそうだけど、昔はクラス内のいじめだ何だって子供が親に訴える事もなければ親が学校に乗り込んで来る事もなかったから、良くも悪くも子供達は素直で残酷だったなと。

夏休み、久ちゃん(久田)と竹ちゃん(竹本)の2人の大冒険から始まるアレコレが…あー、自分も子供の頃ってここまでの規模じゃなかったけど友達と色んな「冒険」したよなーってスクリーンを観ながらぼんやりと思い出していましたね。
あと、本作は小学五年生という設定かな、久ちゃんが斉藤由貴ちゃん(アイドル)のポスターにチューしたり、父ちゃん母ちゃんがKISSしてるかどうかを気にしたり、綺麗なおねーさんのおっぱいが気になって目が離せなかったり、ああいう思春期の入口に立ったクソガキ感が実に瑞々しくて可愛らしかったな。
それからいつまでも「またねー!」って言い合うの!アレ自分も子供の頃やってたわー…本作の推奨鑑賞対象者は「1980年以前生まれの田舎育ち」ですかねやっぱり(苦笑)

いよいよタイトルに絡むネタエピソード…鯖缶をこういう使い方するの、初めて見たんだけどーーーコレはメジャーなメニューではないよね?^^;
家に鯖缶あるから今度作ってみようかな。いや、でも、きっとスクリーンで観て「へぇ、なんか美味そうじゃん♪」って思った、あの期待値は出ない気がするね(苦笑)

そしてこの後の展開って…あー、やっぱりそー来たのかー⤵⤵⤵って気分だったけど、あの事件の前に久ちゃんが竹ちゃんのお母さんから聞いて「自分の事を友達だと思われてなかった」って誤解するくだりが、もうその後のイヤな展開を想像させて凄く悲しくて切なかった。
まあだからこそのクライマックスシーンに繋がるんだけどさー、そんなもん号泣するしかないけどさー。

草なぎ君の訥々とした語り口がまたいいよね。
竹ちゃんに「久ちゃんは直ぐに諦める!」って子供の頃叱咤されて踏ん張ったあの頃の気持ちがもう一度蘇る…あれもこれも何もかも観客に説明しない見せ方が上手い。
子役達も、草なぎ君も、母ちゃんも父ちゃんも内田のじじいも、決して饒舌ではないけど(母ちゃん父ちゃんの喧嘩は饒舌だったけども!w)でもみんな優しい気持ちを持っていて、それが言葉はなくとも充分伝わってくる…こういう作品って、時代を超えて定期的に作られる決まりでもあんのかな。そして必ず心に刺さって来るよね。

正直、初めて「STAND BY ME」観た時、大して何とも思わなかったんだよね。「ふーん」程度だった記憶。アレはまだ自分がうんと若かったからなのかな?って。
それが今「サバカン SABAKAN」で大泣きしてアレコレ昔の事を思い出してる自分がいる。映画ってその作品を観るに相応しい「旬な年齢」ってのがあるんだなー。
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ケータイ国盗り合戦遠征記録・2022@後編

2022年09月06日 | 旅・おでかけ
前回からの続きです。
スマホゲー「ケータイ国盗り合戦」の鷹狩り6000空制覇の為の遠征記録・後編です。このゲームに興味のない方には1mmも有用な情報はないのでスルー推奨です(滝汗)




【8月25日(木)】
おはようございます。ホテルチェックアウトして「神湊港渡船ターミナル」にやって参りました。
このターミナルに来るまでの道中も盗れてない空の連続だったので効率いいですぅ~♪^^
因みに「神湊」は「こうのみなと」と読むそうです。読めませんし秒で読み方忘れて毎回スマホで読み方ググってます(苦笑)



さて、ココでゲー友とは一旦お別れして別行動します。
自分はココから高速船に乗って「宗像大島」を目指します。



もーちょっと早い時間の船に乗ればそのままとって帰れる便があったのですが…遠征も中盤過ぎると体力的に早起きがムリ^^;
で、自分は島で1時間半程度時間潰さないと帰れないスケジュールになってしまいました。なので、折角の離島なのでお昼ご飯は豪勢に海鮮丼でも行ってやろうかと!!

 

さて、高速船に乗り込んで~、大体神湊港ー宗像大島までは船で15~25分程度。料金は片道570円、格安です。



さてさて、いよいよ宗像大島の空に入って行くぞ…



宗像大島の空、GET~☆
…って、んん!「⚡⚡⚡⚡⚡」だ!という事はぁ~



はい~。ココは「福岡の主」の空でしたー。
うん何となくそーじゃないかなーとは思ってた。やっぱりネ^^



という訳で、無事に福岡の主も8体GETしたトコロで、1時間半港ターミナルでボーッとしてるのも馬鹿馬鹿しいので島内を歩き回ってみます。



早速、空き地に捨てられた座椅子でくつろぐニャンコ様発見!



実は船の中で島内グルメを検索してて、海鮮丼が美味しそうなお寿司屋さん(和食屋さん?)を見つけたので先ずその店目指したんですが…閉店してましたorz
こういう離島って観光客来なくなったらマジ死ぬよな…みんな、コロナ禍続いてなかなか海外も行けないしさ、今こそ内需拡大だぞ!国内旅行ガンガン行こうぜ!!



海岸沿いをしばらく歩いて行く…キレイな海だなぁ。



海沿いに遊歩道が作られていたので海ギリギリのトコロを歩いて行く。



小さな島?岩?の前に鳥居が…海めちゃキレイです!
コレを撮ってる時に、多分大学生位の若者(♂)3人がレンタサイクルを駐めてキャッキャいいながら砂浜で何か探していました。
イマドキの若者男子ってさー、なんか凄く可愛いって言うか「中性化」してるって言うのかな。あんまゴツゴツしてないよね。なんかGALっぽいんだよな^^;



「壽や 三郎」 福岡県宗像市大島1645 TEL:0940-72-2632
海岸を3~40分散策して、もう出航まで1時間切ってしまったので慌てて港方面に戻りつつ通りすがりに見つけた海鮮丼の看板に引き寄せられて入店。



海鮮丼を生ビールと一緒に頂きます!
ま、刺身好きな人なら誰だって漏れなく美味しく頂けますわよね。こんなん嫌いな日本人そうそういないだろーってw
でも…なんとなくなんだけど、個人的に海鮮丼はやっぱ北(北海道)で食べる方が味が好みの気がする。
なんだろう…やっぱ北海道はイクラ、ウニ、イカ、サーモン辺りがデフォルトだからかな?南の海鮮丼とはラインナップが明らかに違うよね。
でもお店のご主人はとっても気さくで海鮮丼のボリュームもタップリ。添えられた味噌汁も魚のアラでいい出汁が出てて本当に美味しかったです!ご馳走様でした^^

さて、海鮮丼食べて船に乗ってまた神湊港に戻る。
他の空を盗りに行ってたゲー友と再合流して、未だ盗れていない福岡の空をさらにコツコツと潰して…

 

福岡県コンプリート!やった!!
コレ本当に大変だったわー。九州地方の中でもやっぱ福岡県の空の数がダントツに多かったので、何度も何度も通ってようやく全潰し出来ましたね。
因みに今回の遠征で、佐賀県、長崎県もコンプリートしたので、これで九州3県制覇✨
でも大分にまだほとんど行ってないし、熊本もまだ相当数残ってる。最も難物は鹿児島だろうな…本土の空は全部盗ったけど鹿児島は離島の空が多い💦
九州を全制覇するのにはまだあと最低でも3回位は通わないとムリなんじゃなかろうか…(溜息)



「宿まる美祢」
福島県を予定通りコンプ出来たので一気に移動して山口県美祢市まで移動して来ました。
翌日山口県の盗れていない空をGETしつつ島根県に移動して…今年の夏の陣で島根のスポットが隠岐だったので、よっぽど隠岐の空盗りに行きたかったんだけど(実は昨年隠岐を盗るつもりで隠岐の宿取ってレンタカーの手配もしたのに当日大雨で船が欠航になって行き損ねている)流石にね…遠征後半にエグい離島移動は体力的にも精神的にもキツ過ぎて断念。
で、とりあえず山口の夏の陣スポット(長門と萩)両方に近い美祢の宿を探してこの日は終了。


【8月26日(金)】


何処かの道の駅で食べた昼食。チキン南蛮定食。
「量少なめに出来ます」って書いてあったから少なめでお願いしてこの量だよ。普通量は更にチキン南蛮+2つ(しかも巨大なヤツ)
で、残さず全部食べたらお店の人が「え!全部食べられたの!?」って言った。いやいやいや、絶対に食べられないって思ってる量を何故提供するのかと^^;

さて、山口から島根に移動して来て盗れてない空を攻略し続ける。



この自販機、前に「月曜から夜更かし」で取り上げてたよね。かなりレアらしい?んだけど…島根県の某道路沿いにこの自販機大量にありました!
マジでネタかと思う程ありましたよ。何号線だったか覚えてないし多分一生行かない場所だと思うけど(ヲイ)自販機マニアさん(そんなマニアいるのか?)探してみて下さいw



「浜田ニューキャッスルホテル」
島根県浜田市で宿泊。島根県は残すところ隠岐の空5つと本土に1つだけになった。本土の空だけは盗っておこうか迷ったんだけど「本土全部盗っちゃって隠岐だけ残るとそれだけの為に島根に行くのが面倒になりそうじゃない?」という話になって、「よし、来年は本土に残した空と一緒に隠岐まで行って島根県コンプリートさせよう!」という事に。
明日は広島県の盗れてない空行く。


【8月27日(土)】


ところで、今他県者が島根県内に泊まると(県と提携してる宿だけらしいです)「美肌県のしまねの地酒&県産米プレゼントキャンペーン」という観光誘致イベントをやっているそうで、ホテルから島根県産の地酒(720ml)と島根県産米(4合)を頂けました!びっくり~
いつまでやってるキャンペーンなのか分かりませんが、高級旅館でもないただのフツーのビジホ泊まっただけなのにこんなにいい物貰っていいのだろーか。ラッキー☆

さて、そんな訳で頂ける物はサクッと頂いて、島根県をとっとと後にします(ヲイ
広島県西部の空がかなり残っていたので、この日はガツガツと広島県西部の空を盗り切り。あと北東部に1ヶ所だけ空が残っている状態になりましたが、この空はくだんの島根県の本土唯一残してある空の近くなので、次回の遠征で一緒に取れば一度の遠征で島根県と広島県の2つがコンプリート出来る!という事で敢えて残す事に決定。
さて、この段階で時刻は夕方4時過ぎ…この後どうします?

もう今回の遠征で自分達に課したノルマは全部盗り終えたので…無理に宿泊するまでもなくない?今日は土曜日だから高速道路が3割引。だったらもう家に帰った方が楽じゃね?
…という話になり(と言うかね、流石にこの日程かなり精神的にも肉体的にもキツかったです)、広島西部から高速に乗ってサクッと家に帰りましたとさ!
こんな感じで、今年のケータイ国盗り合戦最大の遠征ネタ、終了です!
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ケータイ国盗り合戦遠征記録・2022@前編

2022年09月05日 | 旅・おでかけ
お出掛けネタとグルメネタが数本飛んだ…もうUP出来ないかもしれない(滝汗)
まあ、いい。(良くないけどw)
今回は通年ずーっとコソコソと遊んでいるスマホのアプリゲー【ケータイ国盗り合戦】の遠征ネタです。
ハッキリ言う。ほぼNO観光・NOエクスカーション。画像は飯と宿の部屋位しか撮っていないので、ほぼテキストでゲームネタONLYです。
以降ケータイ国盗り合戦をやっていない方は盛大にスルーでお願いします!
--------------------------------------

と、いう訳で、ゲーム内で毎年夏の3ヶ月間で「夏の陣」というイベントが立っている訳ですが、昨年から夏の陣は捨てた(いきなりw)
でもまあ世の中お盆休みとかでまとまった休みが取れる唯一の期間でもあるので、ゲー友と2人で毎年通年の「鷹狩り」(全国6000の空を制覇する事)目的で普段行けない距離の都道府県に遠征しよう、という事にしています。で、今回は8月20日(土)~8月28日(日)の9日間の予定で遠征してきましたよーってネタです。

【8月20日(土)】


いきなり…コレは途中で昼食休憩を取った「加西SA.」
我々、コツコツと自分の家から近い県から空を潰していって、とりあえず東海地方と関西地方はコンプリートしているので、今までは下道走ってコツコツ動いていたんだけど、もうそんな悠長なことやってられねえ!という訳で今回から思い切って最初に盗りたい空を目的地に設定して、そこまでは高速乗って時短しよう、という事になりました。



カレーうどん食ったわ。
とりあえずこの日は岡山県内に残っていた空を全て盗り切って岡山県コンプリートさせて広島県に移動。



何故か画像フォルダに残っていた「JR三次駅」の画像^^;



「ホテルアルファーワン三次」にて宿泊。
あ、コレも数年前(もう4~5年?)からの事なんだけど、ホテルはビジホのシングル×人数分というのも決まり事になっている。
このゲームもやりこなれて来るとさ、遠征はもう旅行じゃないんだただの修行なんだw
という訳で、夜寝る時は1人の方が断然身体が休まるので。ま、大体夜は宿決めてから宿近くのスーパー探してそこで惣菜買って、んで部屋で集まって飯食って飲みながら翌日の遠征計画を立てたり事前に予約が必要なモノ(例えば離島に渡った先でレンタカーを借りるとかね)を押さえたりしている。


【8月21日(日)】


広島県内の空を盗りつつ西へ移動開始。
お金の事も考えて、高速に乗るのは土日だけと決めているので(3割引になるので)この日の間に一気に九州まで高速に乗って移動したい。
で、高速に乗る直前に見つけた道の駅「道の駅 北の関宿安芸高田」にて昼食。



「ながいきラーメン食堂」
何がながいきなんだろう?よく分からなかった(きっと何処かに説明があったんだろう)けど、何やら美味しそうな感じがしたので入店



「ながいきまぜ麺」を頂く。(画像はまぜまぜしちゃった後なので小汚くてすまん)
麺のコシがしっかりしていて自分の好みのタイプだった!当たりだな~♪^^



途中のSA.でトイレ休憩。コレ何処だったかなー山口県内なんだけど。
で、顔はめパネルがあったので…コレ多分真ん中が山口県のゆるキャラで、後は山口県の名産品なんだよね?…河豚以外全く分からんな(ボソ
因みに山口県の空が自分ぜんっぜん盗れてなくて。コレは今後の課題なんだけど今年は山口県はほぼスルーします。



関門橋を渡る(車内から撮影)



更に更に進んでいって…「ホテルアークインてんねん(長崎市)」に宿泊。
広島から一気に長崎まで移動。結構疲れたけど翌日の計画をしっかり立てないとヤバいので、港の下調べから船の時間、翌日の移動計画を入念に打ち合わせ。


【8月22日(月)】


朝イチ…いや朝2?位の時間に長崎港にやって来ました。今日は長崎港から船に乗ります。
因みに、我々船移動の際は基本車は港のパーキングに駐めて身体だけ移動にしています(同じ港に戻ってくる場合)。車を船に乗せるのって思った以上に金が掛かる。



長崎港から福江島まで移動。
福江島に行くのはコレで2回目。前回は福岡港から夜行フェリーに乗って行きました。夜行フェリーに乗ると途中にある島の空も盗れるので。
でも、福岡港発着のフェリーに乗ると福江島の空が全部盗り切れなかったので(1泊すれば盗れるけど日帰りでは時間的にムリ)今回は長崎港からアプローチした訳。



福江港到着。顔ハメパネルはとりあえず撮影するのがお約束。



とりあえず腹拵え、ってんで港ターミナル内にあるレストランで昼食。
絵ヅラが混ぜ混ぜした後だから小汚くて申し訳ないんだけど、コレは「五島うどんのあごだしちゃんぽん」
福江島来たなら五島うどんっしょ!しかも九州っつたらやっぱあごだし一択!あごだし大大大好き!!(自宅に茅乃舎だしは常備しております✨)
しかも自分大好きな「五島うどん」+「あごだし」+「(長崎)ちゃんぽん」って、このメニューは神か!
…いやぁ~コレマジで旨かった!港ターミナル内にあるちょっとした飯屋だと侮ってはいけない。この店は神懸かっている!(ちな前回来た時は同じ店でワカメうどん食った)
ただし、女子が平らげるには少々ハードルの高いボリューム。要するにお値打ちで美味しいのに量がエグイという素晴らしいクオリティだという事ですっ!!



福江港ターミナルの遠景。一応本当に福江島に行ったんだよ、という証拠画像になるかなーと。
つーか、今回福江港近くのレンタカー屋でレンタカー借りて島内1周半位したんですが(あ、お陰様で福江島の空は全て盗り切りました)島内の画像1枚も撮ってないす。
なんつーか、多分色んな離島とほぼ同じ景観なんですね。うん。自分も国盗りで散々アチコチの離島に渡ったんですが、大体同じ感じなんですわ(滝汗)
まあこの島で「なるほど南国っぽいな」と思ったのが、山の辺り走ってて道路沿いの木々の下草にシダ類が多かった事かな。シダ類多いと南国っぽさ感じますわ。

さて、この日はこの後が最悪だった。
長崎港に戻って来たのが午後8時だったかな。そこから車で今年の夏の陣で自分が唯一あいのり出来ていない「平戸」を目指す。(途中未だ盗れてなかった空も盗りつつ)
実は今回の夏の陣で長崎県のスポットになっていた佐世保の「九十九島動植物園森きらら」の空が盗れていない&「平戸城跡」はあいのりすら出来ていないという二重苦状態で、折角九州遠征するなら長崎のスポットだけは完全制覇したい!という話をゲー友にはしてあったんですね。

で、目出度く両方のスポットGET出来て長崎県の空もコンプリート出来てめでたしめでたし…なんですが、この日泊まれる宿がどーにも見つからない。
最終的に平戸のスポット圏内まで入って宿探すも、クッソ高いか既に最終チェックイン時間終了してる宿しかなく…でも、平戸のスポット圏内には居たい(平戸は自分があいのり出来なかっただけあって1日平均あいのり宣言数が極端に少ないスポットだった)ので…結局スポット圏内にあるコンビニの駐車場に駐めて1時間おきにタイマー掛けて国盗りボタン押して平戸のあいのり数を稼ぐ、という「半・徹夜」状態に。


【8月23日(火)】


明け方まで平戸スポット圏内で1時間おきに国盗りボタンをポチるという地獄の一夜が終わり、今日は長崎脱出からの「目指せ!福岡県コンプ」のミッションに移ります。
コレなんだっけな?今回熊本には入ってないんだけど、何処かの道の駅で見掛けた「余りにも痩せ過ぎたくまモン像」
なんちゅーかさ、先ず木を切り出した段階で一番太い部分をくまモンの一番太ましい部分に当ててデザイニングしないかな?色々謎が多すぎる木像だわ^^;



「道の駅 うきは」
遂に長崎県もコンプ出来たので福岡県に入りました。道の駅で休憩しようと立ち寄ると、展望台があって眺めがキレイだった!
そしてお約束の顔ハメパネル…の、隣の「ゴジラ」は何ですのん!?しかも微妙にクオリティ高い造りなんすけど???



その後、福岡県の南部がかなり盗れてなかったのでサクサクと盗りまくって今夜の宿は「久留米ターミナルホテル」
て言うか、前日ほぼ徹夜なので自分がもうヘロヘロのヘロヘロで(苦笑)、「今日は早め撤収でオナシャス!しかも今夜ベッドで寝れなかったからBBAガチでキレます!」って言いまくって早々にホテル決めて貰って撤収しました。いやマジこの歳でコンビニ駐車場で徹夜とかムリ過ぎるし!!(号泣)


【8月24日(水)】
この日はひたすら福岡県の盗れていない空をコツコツと潰す日。



この画像の青い矢印↑の部分、この画像撮った段階で福岡県の空「197/227」
あと30も空が盗れていない。30って結構な数だからね!(薄涙)
まあその後も延々福岡県内の盗れてない空をコツコツと潰して行くものの、どうしても自分だけ行かなければいけない場所がある事が判明(ゲー友は既に盗っていたので)



びっくり亭…ではなく、びっくり【焼】亭だったw
本ちゃんのびっくり亭に行きたかったんだけど営業時間がギリギリで行っても間違いなく食えないな、という話になってGoogle MAPで検索掛けたらたまたま自分達がこの日泊まる予定のホテルに行く途中にお店があるのが分かったのでホテルに移動しつつ立ち寄った。
名物の「びっくり焼(画像)」は鬼のよーにニンニクが入っていて、運ばれてきた段階で目が軽くシバシバするレベルw、だが美味い!ビールに激合う!



今夜は「ホテルAZ福岡宗像」にて就寝。
翌日が自分的に今回の遠征のハイライトになる予感…と、長くなったので今回はここまで!^^;
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【映画】「ノープ NOPE」@50本目

2022年09月02日 | 映画感想
「ノープ NOPE」

『ゲット・アウト』『アス』などのジョーダン・ピールが監督、脚本、製作を務めたサスペンススリラー、だそうだ(←コレもYahoo!Movieから丸パクしたわw)
多分だけど自分ジョーダン・ピール監督作品初めて観たと思うんだ。友達から「もし鑑賞したら感想教えてー♪」ってLINE来て、正直観に行こうかどうしようか迷ってたんだけど、まあこれもお誘いを受けたと思っていいだろう、と解釈して折角なので劇場に足を運んだ次第。よって本作の事全く下調べせずに鑑賞。

 ※CAUTION 本作ネタバレバレのレビューになりそうなので、未見の方は自己責任で以降よろしくです!

あらすじ
田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。(Yahoo!Movieから丸パク)

主人公ファミリーは母親が既に他界しているのか離婚しているのか?居らず、父親と兄妹の3人家族。家業は映画に貸し出す馬の飼育と調教をしている牧場経営。
兄は朴訥で真面目なチー牛系、妹はおしゃべりで社交性が高く牧場はあくまで副業で自分は映画業界、または音楽業界で成功したいとうそぶいている。
で、まあ先の「謎の落下物事件」で父親を亡くして以来、牧場の経営も益々厳しくなって来て(言うても父親は調教も上手く業界からの信頼は厚かった。兄は上手い事言えないタイプなので映画関係者からも敬遠されてしまって馬を売るしかない状況に陥っていた)どうしたもんだかー…と思ってたトコロである日兄貴が夜空の雲間から得体の知れない巨大な物体がチラチラするのを目撃する訳ですわ。

おぉぉぉぉ、コレはUFO案件ですか!SFサイコスリラー系なのDEATHネッ!と心がざわついたんですが…金が欲しいこの兄妹は「UFO動画撮って動画を売って儲けよう!」という超イマドキな発想に展開していく訳です。あれ?なんだこの展開…いやいや、でもここからすんごいスペクタクルな…

なんちゅーかな、シャマラン監督作品に似てるな作風が。でもシャマランの方がもーちょっと引っ張るの上手いし実際UMA案件思いっきり突っ込んでくけどなw
いやまあ本作も思いっきりUMA案件なんですがー、なんだろうこの独特の小粒感と言うのか^^;
いやだがしかし、自分でも書いたけど「作風がシャマラン風味」なのでシャマランがツボるタイプの人なら絶対に楽しめる事請け合いです!実際自分、シャマランがかなり好きなので本作もなんやかんやで相当ツボりましたよw

「ちょっと何言ってんのかわかんない(サンド富澤風)」ネタが映画冒頭ちょこっと&中盤に出て来る。
牧場のご近所にあるウエスタン系テーマパークの支配人?の男性(アジア系)は子役上がりで、子供の頃に出演していたTVドラマ番組がチンパンジーの「ゴーディ」を家族で可愛がるという体のファミリードラマだったのだが、ある日ゴーディが撮影中に突然発狂してドラマの出演者を次々に襲い出して最終的にゴーディは射殺されて番組は終了してしまった、というエピソードなんだけど…で?っていう(苦笑)
何かこのチンパンジーがオチに絡んでくるのか?とも思いながら観ていたが特に何もなく、ただ兄妹と支配人の間で「こんな事もあったんですよねー」みたいな会話の一つとして終わっちゃってるんだけど、いやいやいやコレ何かの暗喩という事ですよね???…と映画終わってからしばらく考えてたんですが、自分の中で考えたこのネタの落としどころ

 1. 意思の疎通の出来ない生き物への圧倒的恐怖感、相手が何を考えてるか分からない状況下で相手が暴力的な行動に出たら…という(映画の展開に掛けてる?)
 2. 当時子供だった支配人はゴーディが暴れている間テーブルの下に隠れていた。ひとしきり暴れた後でゴーディに見つかってしまうんだけど、ゴーディからゆっくりとグータッチを求められるんですね。それでビビりつつもおずおずとグータッチしようとしたトコロでゴーディが射殺されてそのシーンが終わる。
ここから導き出したのは「もしかしてBLMネタに絡ませてる?」という事。本作の主人公ファミリーは黒人なんですね。妹は撮影現場で馬の扱いの注意事項を説明する際に「ハリウッドで一番最初に馬の貸出牧場を始めたのは黒人の我々だった!だからハリウッドで最初に出演した役者は黒人だったのだー!」みたいな大見得を切るんですが、その子役だった支配人が出演していたドラマも白人ファミリーの中に何故か1人支配人だけがアジア系子役で異質な存在だったし、その中にあってゴーディはチンパンジーという事で皆から見下される異端な役回りをさせられていた訳で。アジア系&チンパンジー=黒人と同格、そしてゴーディ発狂=BLM狂乱という暗喩なのかな?と考えてみたんですが。

まあ、途中若干グダグダするものの、UMAの発生する条件だったりUMAの苦手案件等もちゃっかりリサーチ出来てきていよいよ「金になる映像」撮る!というトコロまで来るとワクドキ度が格段に上がっていって、クライマックス結構自分の中では盛り上がったわさー!
ところでどーしてあのドキュメンタリーカメラマンのおっさんは食べられると分かっていてわざわざ自ら身を投げ出しに行ったんだろう?
もう興奮が収まらなくて「コイツを撮りたい!」熱が高まり過ぎて頭パンクしちゃったのかな?でも後でフィルム吐き出してくれてたよね?アレ使えたのかな?^^;

…等々、UMAの最終形態のお粗末感とか色々ツッコミたいトコロ沢山あるんだけど、そーゆーのも含めてなんだかんだで結構面白かったですね!
ただしコレは明らかに人を選ぶ作品ではあります。だから何度も書いてるけどシャマラン系が苦手な人はもう絶対に受け入れられないと思われ。
今でもまだ「シャマラン=シックスセンス」って思ってる人、結構居ますよね。もういい加減忘れてやって下さい。シャマランは「トンデモ面白スリラー系」の人です!
って、何でシャマランと全く関係ない作品でシャマランを熱く語ってんだか自分!(滝汗)…でもきっとジョーダン・ピール監督もコッチ系の人。いい人見つけたなー♪^^
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【映画】「ブレット・トレイン」@49作目

2022年09月01日 | 映画感想
「ブレット・トレイン」

伊坂幸太郎氏著の小説「マリアビートル」をハリウッドリメイクした上で実写映画化。自分は原作未読。
いやね、「ハリウッドリメイク」ぢゃねーわなそもそも一度も映画化されてない作品だから言うなれば「初めての実写映画化」だわな。
まあ、そんなこんなで本作の予告編観た段階で大体分かった。伊坂幸太郎氏のお墨付きを貰って正々堂々とハリウッドで大金突っ込んでパロったアホアホ作品なんだな、と^^;

あらすじ
あるブリーフケースを盗むよう謎の女性から指令を受け、東京発京都行の高速列車に乗り込んだ殺し屋・レディバグ(ブラッド・ピット)。ブリーフケースを奪って降りるだけの簡単な任務のはずだったが、疾走する車内で次々に殺し屋たちと遭遇してしまう。襲い掛かってくる彼らと訳も分からぬまま死闘を繰り広げる中、次第に殺し屋たちとの過去の因縁が浮かび上がってくる。(Yahoo!Movieから丸パク)

いやぁー予告編観て大体想像は付いてたものの、予想の遙か斜め上行くトンデモ展開で楽しいったらありゃしないわね!
とりあえずね、日本人的には何から何までツッコミどころが満載で!、このトンデモ設定をまるっと受け入れて「ハリウッドMADEの【なんちゃってニッポン】ネタだから~♪」と大らかな気持ちでニヤニヤしながら受け入れられる(むしろトンデモニッポンを楽しめちゃう!)タイプの人でなければ本作を許容する事は難しいでしょう。
あくまでもコレはリアリティゼロのファンタジーアクションで、たまたま舞台が「何処かのパラレルワールドのニッポン」だった、というだけの事だと早々に割り切らなければ本作の魅力を見誤ってしまう可能性が高いです。日本人神経質な方が多いですから~みんな肩の力抜いてたまにはアホアホファンタジーアクション楽しもうねぇ~^^

という訳で、ブラピは殺し屋なんだけどプチ心が病んでた?みたいでセラピーを受けていて最近心穏やかになってちょっぴり調子が上がって来たかな?な状態。
彼は自分の「悪運」に悩んでいるようで、殺す気もないのにたまたま自分と関わった事で人が死んでしまう事にちょっぴり気を咎めている…ので、敢えて銃は持たない・使わないを信条にしているらしく、今回のミッションにも銃を携帯するように指示されていたものの頑なに銃は手に取らずに東京駅から新幹線に乗り込んでいく。
ブラピのキャラがずーっとずーっと可愛い♪最初から最後までずーっと可愛い♪悪気なくやっぱり自分と関わったヤツらが次々死んでいくんだけど、それでもやっぱり可愛い♪

で、この新幹線にはある思惑を持ったオンナと、それにそそのかされた状態で乗り込む事になった男(息子が昏睡状態の大怪我を負わされて復讐の為に乗り込んだ)が居て、コレはそもそもブラピ演じる「レディバグ」のミッションとは全く絡まない状態で話が進んでいくんだけど、この新幹線には他にも別ミッションで雇われていた殺し屋達が数組混在していて、それが話が進んで行くと微妙~に細い線で繋がっていて、最終的にはある人物の思惑で全て集められていたのだ、という事が判明する。
あ、先に書いた「ある思惑を持ったオンナ」と彼女にそそのかされた状態で乗り込んだ男は【ある人物】にとっても想定外の珍客だっただろうと思われ。

まあ、そんな訳で本作色んな殺し屋がビシバシ登場するので誰が何だったんだか?と混乱しそうな気がするんですが、これは脚本が上手かったと思う…登場人物多い割に人物相関図が割とスッキリしていて観ていて混乱する事がなかった。全然違和感なく話に入り込めたし、なんならキャラの説明エピソードがちょっと面白くて見入っちゃうレベルw
本作とにかくスタイリッシュでね、脚本も相当練られてたと思うけどアクションシーンの質や見せ方、突拍子もない展開等もとにかく洒落てましたね。
こういう作品って絶対に日本では作れないだろうなぁ~と改めて思わされましたよ。コレなら伊坂氏も自分の作品の映画化とは言うものの、全く違った解釈で受け入れられたんじゃなかろうかと思いますね。「俺の作品をいじくり倒して面白いもん作ろうとハリウッドが本気出すとこーなっちゃうんだー!(ワクドキ」位は思ったんじゃないですかね?^^

そんなこんなで、ブラピ以外だと日本人的にはやっぱり真田広之さんに目が行きますわなぁ。
なかなか渋い役ドコロを演じていらっしゃって、本作では日本語台詞も英語台詞もどちらも同じ位の分量で流暢に話されていましたし…ソードファイトシーンはやっぱ萌える!
本作ね、全部がお笑いネタっぽく感じちゃうかもしんないけど、実は意外にアクションシーンの質が高かったです。特に列車内のアクションは狭い空間でのファイトなので基本肉弾戦系に成らざるを得ない訳で、そーすると…アクション映画ファンは萌え萌え必至な訳ですよ!(ウフフ♪

きっと日本では怒号渦巻く…評価がパッキリ割れそうな作品ではありますが、個人的にこういうバカっぽいのにガチで作り込んでいる本気アクションモノ、大好物ですよ!
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