「アベンジャーズ」
言わずと知れたマーベルコミックのヒーロー達総出演の「やっちまえ！映画」
映画予告編の「日本よ、これが映画だ！」というキャッチコピーが「なるほどねーｗ」とほくそ笑みたくなるアメリカーンな作品
それぞれが独立したコミックのキャラクターではあるものの、マーベルコミックはそのキャラクター全てが同じ時空軸で
生きているという設定で元々創作されているそうで、だからこそ本作のようにバラバラのキャラを全部ひとくくりにまとめて
総出演させるという荒業も可能だという事らしい。
アレだね、日本で言うと円谷プロ×石森プロ×戦隊モノの合わせ技みたいなもんだろ。
「ウルトラファミリー×仮面ライダーファミリー×宇宙戦隊大集合！東映マンガ祭り☆」みたいな企画モノな♪←ちょっとちがっ(ry
そんな訳でまー楽しい映画。
特に（私の中で）大人気の「トニー・スターク様＠アイアンマン」は今回も相変わらずセクシーでステキ！
四六時中イヤミと俺様アピール垂れ流しのエローいスーパーヒーローは本作でもガッツリ健在☆当然だけどおいしいクライマックスも全部持ってく！
それぞれがみんなヒーローなんだけど、一応グループリーダーはアイアンマンで、その相棒がキャプテン・アメリカって感じ。
本来ならソーが一番強くて当たり前だと思うんだけど（だってほんまもんの“神”だしｗ）、神様よりアメリカンの方がつおいらしい＾＾；
そして皆が腫れ物状態でお取り扱いのハルクが…そこまで腫れ物扱いすんなら最初っからメンバーに入れるなよｗ代わりにスパイダーマンでも
入れとけや！と思うのは私だけではあるまいてｗ
まー一応このハルクのキャラクターの特徴が後の展開で意味を持って来るんだけど、いや、まあ、「意味を持つ」という程の事でもないか（ヲイ
スーパーヒーローは楽しくていいんだけど、今回敵がもう一つインパクトに欠ける感があるのが残念。
ソーの弟（デキる兄貴を持って卑屈になっちゃう典型的な“弟クン”性格）が悪玉の先遣隊みたいな役割で登場するんだけど
まーカッコイイし感じ悪い「由緒正しき悪玉」の体は取っているものの、「でも所詮ソーの弟だろ？」な目線で見てしまう私ｗ
ここは最低でも「圧倒的に神様よりつおい！」位の強烈な悪玉を当てて来ないとアベンジャーズを結成した意味がないような気がするんだけどね。
そして本来の悪玉の親方（←変な表現だけど、まあそんな感じｗ）はロクに登場するチャンスもなく終了。
多分「アベンジャーズ2＠悪玉の逆襲」みたいな続編を最初から想定して企画されてるんだろーなーと容易に想像がつくが、それにしても
もーちょっとパンチの効いた悪玉じゃないと「なんだかなぁ、もぅ～」感がハンパないですよ＾＾；
と、少々不満の残る展開ではあるものの、そこはマーベルレーベル！見せ場はモリモリだし飽きずに楽しめる仕様にはなってますネ♪
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
「最強のふたり」
実話を元にした「大富豪の障害者×スラム出身の黒人青年」の心温まる交流を綴った感動的お涙頂戴作品。
…だと予告編を見て勝手に想像していたんだけど、本作微妙～に方向性が違う。
決して「お涙頂戴」な作りではなく、どちらかというとヒューマン“コメディ”というジャンル。
黒人青年のキャラが強烈で、コイツが毎回ロクでもない事をしでかす＆言いたい放題で散々笑わせといて、それなのにじんわり来る。
「障害者」「体にハンディキャップを持っている人」と聞くとどうしても構えてしまうというのか。
何となく「相手を傷付けないようにしなければ」「労わってあげなければ」みたいに自然に身構えてしまう。
でも考えようによると…障害者の方ご本人からすれば、健常者側のこういう「目に見えない気遣い」というのは単なる「上から目線」にしか
見えないのかもしれないな、、、と本作を見て考えてしまった。
不慮の事故で全身マヒになってしまった大富豪が新しい「お世話係」を求人したのだが、求人にやって来た中の1人が
「失業保険目当て」で求職活動をしているという証拠書類が欲しい為にやって来た、介護未経験のスラム出身の黒人青年だった、という展開。
最初から「不採用通知くれればいいから」という態度の黒人青年だけど、少し話を遣り取りしてみるとまるで構えた感じがない。
他の求職者達がみな一様に「慈愛に満ちたお世話をさせて頂きます」な態度の中、この黒人青年だけはあくまでも対等な目線で話をして来る。
「へー首から下全然動かせないんだ、そりゃ不便だろ。なーなートコロでチ○コ勃つの？（フヒヒ」みたいな、もうとんでもない状態ｗ
でも散々周囲からの「お気の毒ビーム」に辟易していた富豪の障害者当人には、あけっぴろげでいて同じ目線で物を語ってくれる
この黒人青年との遣り取りが楽しくて仕方がなかった…映画はこの2人のしょーもない遣り取り（特に下ネタ推奨）を見せて行くんだけど
黒人青年は本来なら障害者に対して「絶対タブー」なネタをバンバン真正面からぶつけて行くし、それに対して富豪の障害者も時に苦笑いし
時に腹立ち紛れになりながらも黒人青年と「がっぷりよつ」でぶつかって行く。
この「敢えてタブーに触れる」という部分が結構重要な気がしたんだ。
富豪はパラグライダーの落下事故で脊髄損傷して全身麻痺になってしまったのだが、これまた障害者に対して結構タブーな「恋愛ネタ」のくだりで
文通していた女性と初めてデートの約束をするのだが、結局ビビって待ち合わせの場所から逃げ帰ってしまった富豪は、黒人青年君を誘って
敢えて自分が全身麻痺のきっかけとなったパラグダイダーをやりに出掛ける。
心を閉ざして人との交わりも閉ざしてきた富豪は、黒人青年との交流で遂に自らタブーに触れて、その殻を打ち破ろうと自ら立ち上がる。
…このパラグライダーのシーンはじわじわ来た。「なんか色々コイツらすげえ」って、映画なのに、しかもコメディなのに、本当にじわじわ来た。
本作が素晴らしいのは、いくらでも感動モノに出来るネタなのに全く「お涙頂戴」な作りにしなかった事。
障害者の方々だって自分達の事で皆様に感動を与えたいなんて思っていないんだろう。
ただ普通に起きて、ご飯食べて、排泄して、仕事して、趣味の音楽聞いて、好きな人とウフフキャハハしたり時々エチーなお店行ったりしたい、いやしてるんだよね。
そんな当たり前の事をどうして私達はムリヤリ「優しく接しなければ」なんて身構えてしまっていたんだろう。
この「思いやりの押し付け」が、実はハンディキャップを持った人達との壁を作っているのかもしれないなーと、そんな事を改めて思わされる作品でした。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
「プロメテウス」
巨匠リドリー・スコット監督の最新作は「人類はどこから来たのか、人類の起源とは何か」を問うたSF巨編。
主人公の女性科学者は恋人で共に科学者であるパートナーと地球外生命体の存在を示唆した古代遺跡を発見する。
人類の起源を現わすとされるこれらの古代遺跡を元に、ある企業が出資した極秘宇宙探査ロケット「プロメテウス」に乗り込んだ。
数年後に古代遺跡群が示していたポイントの惑星に到達した探査チームは、そこである物を目にするのだが…
んーと、一言で言うと私が最も苦手な「クリーチャー登場でパニック！」というジャンルでしたorz
全然人類の起源と違う！予告編の誤誘導ハンパない！チクショー最初っからゲテ系パニックだって銘打っとけよ！（怒）
そして完全なオチバレを書きますが（→以下、文字反転。マジのオチバレなのでｗ）本作は「エイリアン・エピソード：0」だった、というｗ
一応クリーチャーにも進化の過程がありまして、
「液状のドロドロ君→糸ミミズ君→白ヘビ君→甲イカ君→キッシャァァァ！（完成形）」という手順を踏んでおります。
尚、この進化の過程が最終的に人類の起源…という訳ではないのでご安心くだしあｗ
つーかさ、いやだから結局何なんだよコレはよ（怒）
全然意味がわかんなかったのが…
プロメテウス号には科学者さん達のお世話係兼ナビゲーターとしてアンドロイドが1体同行しているんだけど、コイツがアンドロイドだから
人間らしい情とか念のようなモノは持ち合わせていないという設定な訳だが、採取した地球外生命体の見るからに怪しい物体を
どういう訳だか内緒でコソーリ科学者の1人（主人公の恋人）の飲み物に混入させたりする。
コレってどういう事？例のジジイ（スポンサー企業の社長）から「地球外生命体を見つけたら誰かに人体実験しろ」という裏ミッションを
貰っていたとかそういう設定？だとしたらそれを示唆するシーン位入れとけや！まるで意味不明ぢゃねーか！！＾＾；
それ程メジャーな役者さんを取り揃えている訳ではないので、プロメテウス号の実質オーナーであるシャーリーズ・セロン嬢の美しさが際立つ。
…いやいやいや。美しいけど何とも残念な扱いの役ドコロ。つかこんなクソ映画出んなよ（コラコラ
久々の「金返せー」大作だったなぁ。せめてもの救いは敢えて2D版で見た事だな。コレ料金割増で3Dで見てたら発狂してたよ。ったくぅ～
言わずと知れたマーベルコミックのヒーロー達総出演の「やっちまえ！映画」
映画予告編の「日本よ、これが映画だ！」というキャッチコピーが「なるほどねーｗ」とほくそ笑みたくなるアメリカーンな作品
それぞれが独立したコミックのキャラクターではあるものの、マーベルコミックはそのキャラクター全てが同じ時空軸で
生きているという設定で元々創作されているそうで、だからこそ本作のようにバラバラのキャラを全部ひとくくりにまとめて
総出演させるという荒業も可能だという事らしい。
アレだね、日本で言うと円谷プロ×石森プロ×戦隊モノの合わせ技みたいなもんだろ。
「ウルトラファミリー×仮面ライダーファミリー×宇宙戦隊大集合！東映マンガ祭り☆」みたいな企画モノな♪←ちょっとちがっ(ry
そんな訳でまー楽しい映画。
特に（私の中で）大人気の「トニー・スターク様＠アイアンマン」は今回も相変わらずセクシーでステキ！
四六時中イヤミと俺様アピール垂れ流しのエローいスーパーヒーローは本作でもガッツリ健在☆当然だけどおいしいクライマックスも全部持ってく！
それぞれがみんなヒーローなんだけど、一応グループリーダーはアイアンマンで、その相棒がキャプテン・アメリカって感じ。
本来ならソーが一番強くて当たり前だと思うんだけど（だってほんまもんの“神”だしｗ）、神様よりアメリカンの方がつおいらしい＾＾；
そして皆が腫れ物状態でお取り扱いのハルクが…そこまで腫れ物扱いすんなら最初っからメンバーに入れるなよｗ代わりにスパイダーマンでも
入れとけや！と思うのは私だけではあるまいてｗ
まー一応このハルクのキャラクターの特徴が後の展開で意味を持って来るんだけど、いや、まあ、「意味を持つ」という程の事でもないか（ヲイ
スーパーヒーローは楽しくていいんだけど、今回敵がもう一つインパクトに欠ける感があるのが残念。
ソーの弟（デキる兄貴を持って卑屈になっちゃう典型的な“弟クン”性格）が悪玉の先遣隊みたいな役割で登場するんだけど
まーカッコイイし感じ悪い「由緒正しき悪玉」の体は取っているものの、「でも所詮ソーの弟だろ？」な目線で見てしまう私ｗ
ここは最低でも「圧倒的に神様よりつおい！」位の強烈な悪玉を当てて来ないとアベンジャーズを結成した意味がないような気がするんだけどね。
そして本来の悪玉の親方（←変な表現だけど、まあそんな感じｗ）はロクに登場するチャンスもなく終了。
多分「アベンジャーズ2＠悪玉の逆襲」みたいな続編を最初から想定して企画されてるんだろーなーと容易に想像がつくが、それにしても
もーちょっとパンチの効いた悪玉じゃないと「なんだかなぁ、もぅ～」感がハンパないですよ＾＾；
と、少々不満の残る展開ではあるものの、そこはマーベルレーベル！見せ場はモリモリだし飽きずに楽しめる仕様にはなってますネ♪
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
「最強のふたり」
実話を元にした「大富豪の障害者×スラム出身の黒人青年」の心温まる交流を綴った感動的お涙頂戴作品。
…だと予告編を見て勝手に想像していたんだけど、本作微妙～に方向性が違う。
決して「お涙頂戴」な作りではなく、どちらかというとヒューマン“コメディ”というジャンル。
黒人青年のキャラが強烈で、コイツが毎回ロクでもない事をしでかす＆言いたい放題で散々笑わせといて、それなのにじんわり来る。
「障害者」「体にハンディキャップを持っている人」と聞くとどうしても構えてしまうというのか。
何となく「相手を傷付けないようにしなければ」「労わってあげなければ」みたいに自然に身構えてしまう。
でも考えようによると…障害者の方ご本人からすれば、健常者側のこういう「目に見えない気遣い」というのは単なる「上から目線」にしか
見えないのかもしれないな、、、と本作を見て考えてしまった。
不慮の事故で全身マヒになってしまった大富豪が新しい「お世話係」を求人したのだが、求人にやって来た中の1人が
「失業保険目当て」で求職活動をしているという証拠書類が欲しい為にやって来た、介護未経験のスラム出身の黒人青年だった、という展開。
最初から「不採用通知くれればいいから」という態度の黒人青年だけど、少し話を遣り取りしてみるとまるで構えた感じがない。
他の求職者達がみな一様に「慈愛に満ちたお世話をさせて頂きます」な態度の中、この黒人青年だけはあくまでも対等な目線で話をして来る。
「へー首から下全然動かせないんだ、そりゃ不便だろ。なーなートコロでチ○コ勃つの？（フヒヒ」みたいな、もうとんでもない状態ｗ
でも散々周囲からの「お気の毒ビーム」に辟易していた富豪の障害者当人には、あけっぴろげでいて同じ目線で物を語ってくれる
この黒人青年との遣り取りが楽しくて仕方がなかった…映画はこの2人のしょーもない遣り取り（特に下ネタ推奨）を見せて行くんだけど
黒人青年は本来なら障害者に対して「絶対タブー」なネタをバンバン真正面からぶつけて行くし、それに対して富豪の障害者も時に苦笑いし
時に腹立ち紛れになりながらも黒人青年と「がっぷりよつ」でぶつかって行く。
この「敢えてタブーに触れる」という部分が結構重要な気がしたんだ。
富豪はパラグライダーの落下事故で脊髄損傷して全身麻痺になってしまったのだが、これまた障害者に対して結構タブーな「恋愛ネタ」のくだりで
文通していた女性と初めてデートの約束をするのだが、結局ビビって待ち合わせの場所から逃げ帰ってしまった富豪は、黒人青年君を誘って
敢えて自分が全身麻痺のきっかけとなったパラグダイダーをやりに出掛ける。
心を閉ざして人との交わりも閉ざしてきた富豪は、黒人青年との交流で遂に自らタブーに触れて、その殻を打ち破ろうと自ら立ち上がる。
…このパラグライダーのシーンはじわじわ来た。「なんか色々コイツらすげえ」って、映画なのに、しかもコメディなのに、本当にじわじわ来た。
本作が素晴らしいのは、いくらでも感動モノに出来るネタなのに全く「お涙頂戴」な作りにしなかった事。
障害者の方々だって自分達の事で皆様に感動を与えたいなんて思っていないんだろう。
ただ普通に起きて、ご飯食べて、排泄して、仕事して、趣味の音楽聞いて、好きな人とウフフキャハハしたり時々エチーなお店行ったりしたい、いやしてるんだよね。
そんな当たり前の事をどうして私達はムリヤリ「優しく接しなければ」なんて身構えてしまっていたんだろう。
この「思いやりの押し付け」が、実はハンディキャップを持った人達との壁を作っているのかもしれないなーと、そんな事を改めて思わされる作品でした。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
「プロメテウス」
巨匠リドリー・スコット監督の最新作は「人類はどこから来たのか、人類の起源とは何か」を問うたSF巨編。
主人公の女性科学者は恋人で共に科学者であるパートナーと地球外生命体の存在を示唆した古代遺跡を発見する。
人類の起源を現わすとされるこれらの古代遺跡を元に、ある企業が出資した極秘宇宙探査ロケット「プロメテウス」に乗り込んだ。
数年後に古代遺跡群が示していたポイントの惑星に到達した探査チームは、そこである物を目にするのだが…
んーと、一言で言うと私が最も苦手な「クリーチャー登場でパニック！」というジャンルでしたorz
全然人類の起源と違う！予告編の誤誘導ハンパない！チクショー最初っからゲテ系パニックだって銘打っとけよ！（怒）
そして完全なオチバレを書きますが（→以下、文字反転。マジのオチバレなのでｗ）本作は「エイリアン・エピソード：0」だった、というｗ
一応クリーチャーにも進化の過程がありまして、
「液状のドロドロ君→糸ミミズ君→白ヘビ君→甲イカ君→キッシャァァァ！（完成形）」という手順を踏んでおります。
尚、この進化の過程が最終的に人類の起源…という訳ではないのでご安心くだしあｗ
つーかさ、いやだから結局何なんだよコレはよ（怒）
全然意味がわかんなかったのが…
プロメテウス号には科学者さん達のお世話係兼ナビゲーターとしてアンドロイドが1体同行しているんだけど、コイツがアンドロイドだから
人間らしい情とか念のようなモノは持ち合わせていないという設定な訳だが、採取した地球外生命体の見るからに怪しい物体を
どういう訳だか内緒でコソーリ科学者の1人（主人公の恋人）の飲み物に混入させたりする。
コレってどういう事？例のジジイ（スポンサー企業の社長）から「地球外生命体を見つけたら誰かに人体実験しろ」という裏ミッションを
貰っていたとかそういう設定？だとしたらそれを示唆するシーン位入れとけや！まるで意味不明ぢゃねーか！！＾＾；
それ程メジャーな役者さんを取り揃えている訳ではないので、プロメテウス号の実質オーナーであるシャーリーズ・セロン嬢の美しさが際立つ。
…いやいやいや。美しいけど何とも残念な扱いの役ドコロ。つかこんなクソ映画出んなよ（コラコラ
久々の「金返せー」大作だったなぁ。せめてもの救いは敢えて2D版で見た事だな。コレ料金割増で3Dで見てたら発狂してたよ。ったくぅ～
