天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

今後の旅行計画なんぞ…

2018年06月26日 | 旅・おでかけ
BLOG連続更新!頑張れ自分!!

さて、毎年旦那の夏休みに大型旅行をしている我が家。
大体行くタイミングが決まってて、「海の日(7月第3月曜)」を絡めた前後の週を使って毎年旅行していた訳ですが…
今年は旦那が7月頭前後で転勤が出るかもしれない、という話だったので「転勤が決まったらちょうど海の日前後辺りで動くから旅行はムリ」
という事で、本当に転勤で出るのか出ないのか?ハッキリ分かるまでは旅行の計画が立てられない状態でして(滝汗)
…それで、先日夏のボーナスが出る前に上司との人事面接があったそーで、そこで上司から「少なくともまだしばらく転勤はさせられない」
というお墨付きを頂いたのでようやく我が家の「今年の夏の旅行計画始動」した訳で。

はい~、ここから毎年毎年繰り返されるディスカッション
「今年は何処に行くか」

先ずお互いの行きたい候補地リストアップ
1.ドイツ(フランクフルトからアクセスのよい中~南部、またはベルリンを中心とした東~北部)
2.ロシア(モスクワとサンクトペテルブルグ)
3.イタリア(ミラノ~コモ、またはローマ~南部ソレント辺り、もしくはシチリア島を巡る)
4.ポーランド(ワルシャワとクラクフ、もう1都市足すのも有りか)
5.ウズベキスタン(サマルカンド~タシケント~ブハラ、時間に余裕があるならヒヴァも有りか)
6.ベトナム(ホーチミン~フエ~ハノイ)
7.ノルウェーまたはフィンランド。とりあえず北欧系一度も行ってないから北欧のどこか

毎年毎年「ドイツ」が筆頭に名前が出る。そして何故か未だに行けず。
なんだろうなぁ。どうしてこんなにドイツに行きたいのにドイツだけ避けるよーに旅しているんだ???
そして次に必ず挙がるロシア。でも今年はロシアでW杯をやっているので多分物価が急上昇しているだろうし治安も悪化している予感…
そしてこれまた定期的に挙がるイタリア。特にここ数年は「シチリア島に特化して行きたいな」という話がよく出る。
変わり種?としてはポーランドとウズベキスタンが今年我が家の急上昇ワードに躍り出て来ました。
ポーランドに関しては何年か前に自分が言い出したんだけど、ウズベキスタンは旦那発案。多分最近サマルカンドの画像でも何処かで見付けたのではないかと。
ベトナムは…旦那が急に言い出した。「未だ行った事ないし、それに…安いじゃん?今お金あんまりないしさー」だそーで(滝汗)
実は北欧も毎年ちょっと話題に出るんだけど、まだ具体的に「どの国のどの街」というワードが出て来ない状況。

で、色々お互いの意見を潰し合って(←何この戦国時代的な感じw)
バッサバッサと候補地を削ぎ落として行って、最終的に「ポーランドかウズベキスタン」の2択まで絞りました。
個人的には…元々ネタ出したの自分だからポーランド推し強めなんですが、旦那の突然の「ウズベキスタン熱」が凄くて(薄笑)
何でも旦那曰く「今までウズベキスタンはビザが必要だったから行くのが面倒だったけど、去年だか一昨年だかにビザが撤廃されて凄く行きやすくなった」そーで。
まあ、自分も当然行った事のない国だし、それに何と言ってもスポンサー様の発言権は絶大だと思うので、ココは自分が折れるべきでしょう。
…という訳で今年はウズベキスタンに決まり☆

で、先ずは既存のウズベキスタンツアーを検索する。
そしてそのツアー内容を下敷きに個人で行ったら幾ら掛かるか・ツアーと個人手配ならどちらがより利便性が高い・観光の自由度が高いかをリサーチ。

すると…そもそもウズベキスタンに行くには成田から出ている「ウズベキスタン航空」で直行便に乗るか、そうでなければ大韓航空かアシアナ航空で
ソウルを経由して行くのが一般的な行き方らしい。
そしてツアーの出発日から逆引きして行くと…どうやら「日本-ウズベキスタン」間は基本週2便しか出ていない。(航空会社を変えても条件はほぼ同じ)
ウズベキスタン航空の直行便が週2便しか出ていないのはまだ分かる。でも大韓航空とアシアナ航空は名古屋からも毎日出てる訳だし…と思ったら
ソウル発のウズベキスタン行きがやっぱり週2便しか出ていないらしい(苦笑)
しかも後発の航空会社だからなのか?AIRの時間が余りよろしくない…いや、関東圏内在住の方なら問題はないんだろうけど名古屋住みの自分達には
成田発の直行便に乗ろうと思うと絶対に成田周辺で前泊しないとムリ。

そもそも運行している曜日が土日にないので夏休みの取り方に困ってしまう(基本土日~土日の9連休、それに1日有給を足して10連休までOK)
…という事を調べ上げて旦那に報告すると、旦那がいともアッサリ「ふーむ。ウズベキスタンは今はムリだな。じゃあ切り替えてポーランドで探そう!」←はぁ?

という訳で今度はポーランドへの行き方と都市情報を検索。
流石にポーランド(ワルシャワ)になると様々な航空会社がルートを持っているので選択肢がグーンと増える。
因みにセントレアからもフィンAIRとルフトが定期便を出しているので成田まで行かずともワルシャワなら名古屋発で色々選べる。

次に観光。
まあワルシャワから入国するのでワルシャワは当たり前に観光するとして、もう1つの目玉は「クラクフ@ポーランドの京都」ですよね。
クラクフを起点にポーランド観光のハイライト「アウシュヴィッツ」「ヴィエリチカ岩塩抗」に行けるのでクラクフは絶対に外せない。
外せないっつーかむしろワルシャワ見なくていいからずーっとクラクフに居ろ、くらいの圧ですよね(薄笑)
旦那が「まあその2都市は絶対に外せないからいいとして、もう1都市位行っておきたくない?どこか行きたい場所ある?」と聞いて来た。
私『んー、そうね、もうあと1都市足すならグダンスクかボレスワヴィエツかなー?』

旦「グダンスクはちょっと遠いんだよな…いやそれよりボレスワ…なんだっけ?」
私『ボレスワヴィエツ』
旦「おお、それそれ。なにその街。初めて聞いたんだけど」
私『えぇ~知らないのぉ~?ここんとこポーランドの陶磁器ってすっごい日本でも流行ってるんだよー。ボレスワヴィエツはポーランド有数の陶磁器の街なの♪』
旦「ほー。それは知らんかった。如何にもお前らしい選択肢だなw」
私『でっしょー!?食器屋さん巡りしたり、中には体験工房もあるらしいしさ♪じゃあボレスワヴィエツにするぅ?』
旦「いやいやムリムリw移動時間考えろって!だったら俺から行きたい街の提案があるんだけどさ…」
私『なんだ、行きたい街あるんじゃん。だったら先に言ってよ(プリプリ)』

という訳で、旦那はボレスワヴィエツまではムリだけどその手前にある大きな街「ヴロツワフ」に行ってみたいと言って来た。

私『(PCでヴロツワフをちょっと検索)…なるほどなるほど。ヴロツワフいいね。ここにしましょう(即決)』
旦「え!いいの?そんな速攻OKしてくれると思わんかったわ」
私『えーとね、ポーランドにはHRCの支店が4つあるんだけど、ワルシャワ、クラクフ、グダンスク、そしてあと1つはブロツワフにあるんだ』
旦『なるほどwwwそっちのアプローチか!OK、だったらもう1つはヴロツワフで決定な!』

…と、こんな遣り取りがあり、とりあえずAIRとワルシャワ、クラクフ、ヴロツワフの3都市のHTLを先頃ようやく押さえたので行くの決定☆
今回移動時間を考慮して「名古屋→(フィンAIRヘルシンキ経由)→ワルシャワIN→ブロツワフ→クラクフ→(クラクフOUTのヘルシンキ経由)→名古屋」
というオープンジョーのチケを手配しました。
最初はクラクフからワルシャワに戻ってワルシャワIN→OUTの通常の航空券で検索していたのですが、そうするとクラクフ→ワルシャワ間の移動で半日取られて
その分現地でも観光する時間が短くなってしまうし、ワルシャワIN→OUTの通常航空券とワルシャワIN→クラクフOUTのオープンジョーの航空券の差額が
思ったほど高くなかったので「だったらクラクフ→ワルシャワ間移動の交通費や宿泊費の差額考えたらオープンジョーの方が観光時間が増える分絶対に有意義だね」
という結論に至った訳で。

幸いな事にリアルでお付き合いのある(毎年東京の忘年会に出席してる旅と写真サークルのアレだよw)方々がポーランドに何人か行ってらっしゃって
旅行記やコラムを既にUPされているのもあって自分の中ではそれほどハードルの高くないプランになったかな?って感じです。

あ…このBLOGをコソーリ見てるHRCのピン友の方、ワルシャワ店とクラクフ店とヴロツワフ店には必ず行きますからリクエストあったら出来れば画像付きで
LineかFBのメッセンジャーにご連絡頂けると有難いですぅー^^;
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【映画】「ワンダー 君は太陽」@23本目

2018年06月25日 | 映画感想
やべえ…飯ネタが溜まっている(滝汗)
ちょっとここんとこバタバタしててBLOGが全然更新出来てなかった。なんとかせねば…^^;

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「ワンダー 君は太陽」

R・J・パラシオの児童小説を実写映画化。監督はスティーヴン・チョボスキー氏…多分彼の作品を1作も観た事ない気がする(汗)
本作の予告編を一度も観ていないんだけど、どうやら「泣かせるヒューマンドラマだな」というのは映画館のポスターを見れば何となく分かる。
個人的には主人公の父親を演じたオーウェン・ウィルソンが大好きなのでオーウェン目当てで鑑賞したんですが…

あらすじ
先天性の障害で生まれてから27回も手術を受けたオギー少年(ジェイコブ・トレンブレイ)は、度重なる手術で少しはマシにはなったものの顔が手術痕だらけで変形している。
幼い頃から母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習を続けて来たオギーだったが10歳になった年にようやく普通学校に通う事になった。
生まれて初めて学校に通う事になったオギーは沢山の友達が欲しいと思っていたが、その醜い容貌からクラスメイトは遠巻きにするだけで誰も彼に声を掛けてくれなかった。
そんなある日、選択授業の理科のテスト中、隣に座っていたジャック(ノア・ジュープ)にこっそりテストを見せてやった事からすっかり打ち解けて仲良くなったのだが…

まー心が洗われるって、こーゆー映画観た時の事言うのねー。
とにかく何もかもが優しさ成分と思い遣りに包まれた世界。言っちゃアレだけどオチまでの展開スルッと想像付いてそのまんま予想通りなんだけど、んな事ぁ~どーだっていいw
オギーはとにかく残念な見た目なんだけど(子供版エレファントマンって感じ…まーあそこまでグロではないけど)とにかく素直で優しくて、そしてとても賢い。
映画冒頭オギーの一人語りで物語が始まるんだけど、10歳とは思えない洞察力を発揮して…例えば初対面の人間の生活環境をその人が履いている靴で見分けるトコロなんて
「すげーなー。昔どっかのブランドの販売員も同じ事言ってたわー(客の懐具合を見定めるのに先ず靴を見れば大体想像が付くそうだ)」と思ったし、
他にも「大人よりも子供の方が反応が残酷だ」と語ってみたり、皆が自分を奇異な目で見るのを自分が宇宙飛行士(ヒーロー)になった妄想で心を落ち着かせてみたり
自分が大好きなスター・ウォーズの「チューイ(チューバッカ)」がもし学校に居たら…と想像を巡らせてみたりと、柔軟な発想で物事を見ている姿がけなげで可愛らしい。

で、勿論オギーが本作の主人公なんだけど、語り部が「オギー」からオギーの姉の「ヴィア」へバトンタッチしてヴィア視線の話になり、それが更にヴィアの幼馴染みで
親友だったのに夏休みが終わったらすっかり様子が変わって何故かヴィアを避けるようになってしまった「ミランダ」に移り、ミランダ視線の話の次はオギーと仲良くなって
オギーが大好きになったのに、周囲の雰囲気に飲まれてとんでもない過ちを犯してしまったクラスメート「ジャック」の視点になり…と、語り部をどんどん変えて
その度に語り部の視点で物語が進んでいくというリレー形式を取っていました。

オギーの苦悩もさることながらオギーの姉・ヴィア、そしてヴィアの幼馴染みのミランダ、オギーの一番の友達だったジャック、それぞれの心の叫びが痛いほど分かる。
子供の頃って時として場の雰囲気に飲まれて心にもない事を言ってしまったり、逆に心にある事を素直に言えなくて相手に誤解を与えてしまったり、
それが相手をどれだけ傷付けていたのかに気付かなかったり、はたまたそれで自分がこんなに苦しい気持ちになっているという事を分かってもらえなかったり
…彼らの苦悩は1つならず成長していく過程で自分達も必ずブチ当たって来ているハズ。
個人的にジャックのパートはキュンと来た。ハロウィンの日を境に急に自分を避けるようになったオギーの気持ちが分からなくてうろたえたジャックが
クラスメートの「サニー」からヒントを貰ってハロウィンの時の様子を思い出して、そして自分が犯した致命的なミスに気付いた瞬間のあの絶望的なジャックの顔が
もうとにかく可哀想で切なくて思わずギューッと抱きしめて「大丈夫、大丈夫、君の気持ちは痛い程分かるよ。一緒に着いて行ってあげるからちゃんと謝ろう?」
って頭撫でながら言ってあげたくなっちゃったわね。

みんな色んな壁にぶつかって、あがいて、もがいて、その壁を1つ1つ傷だらけで乗り越えて、乗り越える度に優しく、そして強くなって行く。
小さな「気付き」があって、相手を思い遣る事を覚えて、そして人として成長して行く。
そういう「正しい人間の成長する姿」を誰が見ても気持ち良くなるように作られていました。

あー。オーウェン目当てで観に行ったハズなのにオーウェンどーでもよくなってるじゃないかー(薄笑)
でもね、ジュリア・ロバーツとオーウェンの夫婦ってキャラ的に合うのか?ってちょっと心配だったんだけど、なんのなんの!やっぱりハリウッド俳優って凄いねー
まるで2人はリアルでもこんなキャラで夫婦だと言われてもスルッと納得しちゃえる位ピタリのこの物語の両親としてハマっていたわー。
ちょっとおどけた顔でオギーにウィンクしながら「ママは怖いからね~♪」って言うお茶目なオーウェンパパにBBA胸キュンですわ♪うほほほほ♪
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義母の事、義父の事(長文注意)

2018年06月17日 | 駄ネタ
今日は父の日なんだなぁ…

さて、ところで昨日は義母(旦那の母)が入所しているグループホームの家族会(グループホーム入所者の家族が集る会議のような会)だった。
このBLOGには今まで触れて来なかったけど、義母は去年の9月に認知症専用のグループホームに入所した。
義母は5,6年前に認知症の認定を受けて月1ペースで通院してアリセプト等を処方されていて、しばらくは緩やかに老いている風だったが
昨年頭辺りから急激に認知症が進み、夏頃になると徘徊で何度か行方不明になって警察のご厄介になり、何度も警察からの連絡で旦那と旦那の弟(義弟)が
仕事を放り出して義母の捜索をしなければならなくなるという事案が発生し、それでグループホーム入所に至ったと言う次第。

幸いな事に旦那の実家は経済的にはかなり恵まれていて、入所したグループホームも比較的経済的に余裕のある人でなければ滞在し続けられない
(ぶっちゃけ年金だけでは賄えない)トコロなので空きも直ぐ見つかって入所待ちは全くなくすんなり入る事が出来た。
職員の方の話だと同じ経営の特養は入所に150人超待ちだというので、本当に世の中「金」がモノを言うんだなぁ~と思わざるを得ない。

で、昨日の家族会とやらは自分達は初めて参加したんだけど、2年に1回の割合で入所者の家族から施設の現状について先にアンケートを取った上で
外部機関に調査して貰って第三者からの目でこの施設が適切に機能しているのか、そして改善点についての指摘と今後の課題等をレポートにまとめて
それを入所家族に対して報告、入所家族からの質疑応答や意見交換、更には家族間で顔合わせをして交流を図るのが目的の会だった。
外部機関からの報告を聞く限り、義母が入所しているグループホームは相対的に見てかなり質の高いサービスを提供していて職員の質も非常に高く
及第点以上の非常に恵まれた施設であるという話だった。
実際自分達も義母の入所以来何度となく施設を訪れてその度に職員さんともお話をさせて貰っているが、常に笑顔で気持ちのいい対応をして下さるし
頻繁に職員さんから自宅に電話で連絡があり義母の現状や希望等の報告や行事のお知らせ等を頂いていて、常に痒い所に手が届くケアをして貰っている自覚がある。

昨年9月に入所した時の義母は顔色が土気色で肌の艶もなくなりゲッソリと痩せていかにも栄養状態が悪く、しかもロクに風呂にも入っていないようで
ぶっちゃけ…不潔で(コレには旦那も非常にショックを受けていた)思わず後ずさりしてしまうような風貌だったのだが、施設に入所して以来みるみると
肌ツヤが良くなって頬もふっくらして来て、そして表情が明るくなって以前のような朗らかな義母が戻ってきたように見える。
でも残念ながら私の名前は忘れてしまったようだ。旦那と義弟の名前は流石に覚えているものの、旦那が私を指して「この人の名前は?」と聞くと
ちょっと残念そうな、申し訳なさそうな顔をして「…分からない」と言った。同様に孫達(義弟の子供)の名前も忘れてしまったようだ。
しばらく話していると少し記憶が戻ったのか「アナタは○○君(←旦那の名前)のお嫁さんよね?」と聞いて来た。
私が「そうだよー。覚えてたんだね♪」と答えると嬉しそうにニコニコと笑ってうんうん、と頷いていた。
私と旦那は小学校の同級生なのでもしかして…と思って何度目かにホームに行った時に「お義母さん、私○×△子(旧姓)です。覚えてますか?」と聞くと
パッと顔を明るくして「ああ、○×△子さんね!とっても頭の回転の早い素敵な子!学級委員さんよね♪」と言ってくれた。
うんと昔の事は良く覚えているようだった。

旦那は義母が私の名前を忘れてしまった事に衝撃を受けていて、いつか自分の名前も忘れてしまうのではないか(そしてそれは間違いのない事だろう)と
不安になって、入所後しばらくは何も予定のない週末は必ず義母の所に顔を出していたのだが、行っても行っても前回会った時の事(それこそ1週間前の事)を
全く覚えていない事、会ってもものの10分で会話のネタがなくなってしまい、義母が壊れたレコードのように同じ事を延々繰り返して話している姿に
どう反応すればいいのか困ってしまい、結局私を連れて行って私に義母の相手をさせて自分はただただスマホゲームで遊んで時間だけを潰すというループになって
私がある時キレて「私を生贄に差し出して親孝行してるつもりになってんぢゃねーよクソが!」と言うとシュンとしてしまい、それ以降段々と足が遠のいて
今では施設の職員さんから行事の連絡を貰った時だけしか義母の顔を見に行かなくなってしまった。
…とは言うモノの、施設は常に様々なレクリエーションを行っていて、家族の見守りや参加を促す行事も大体月に1度は必ずあるので最低でも月に1度は
義母に会いに行っている形にはなっているのだが…

昨日の家族会の後も義母の顔を見に行くと、義母はニコニコと笑顔で迎えてくれた。だがどうやらやっぱり私の事は誰だか分かっていないようだった。
そして施設のパブリックスペースのリビングルームの壁には施設で行った様々な行事の写真が沢山貼り出してあったり、行事で作った工作の作品や塗り絵等が
貼り出してあったのだが…義母は自分の名前を書き間違えていた。
我が家の苗字は通常の漢字の読みではなく名前独特の読み…例えば「大和」を「だいわ」ではなく「やまと」と読んだり「御手洗」を「おてあらい」ではなく
「みたらい」と読んだりする…そういう名称独特の読みの苗字なんだが、例えば義母の名前が「御手洗潔」という名前だったとして、それを「見田来木良」
みたいな、常用漢字で読めて尚且つ簡単な漢字に勝手に書き換えていた。
旦那がコレに絶句していて、帰りの車の中で「お袋…自分の名前の漢字も忘れちゃうのか。流石に自分の名前は忘れないと思ってたんだけどなぁ」としんみりしていた。

認知症になると、それまでの人柄とはガラリと変わって…凶暴化したりヒステリックにわめき散らしたり暴れたりするようになる人が多いと聞いていたが
義母の場合は非常に穏やかで朗らかになり(と言うか元々穏やかで朗らかな人だった)、常に何かを誉めちぎっている。
例えば私と会うと必ずと言っていいほど「アナタはとっても肌が白いわね。シミ一つなくてキレイなお肌だわ♪」と言う。何度も言う。
昨日は義弟が甥っ子を1人連れて来ていたが(次男の方、長男は部活だった)孫を見て「アナタはとても大人しいのね。落ち着いていていい子ネ」と言っていた。
職員さんにもよく誉めるそうで、誉められて気分を悪くする人もいないだろうからきっと義母は施設でも居心地良く過ごせているだろうと思う。
これからも穏やかに、健やかに、楽しく暮らして行って欲しい。そして出来るだけ息子達の名前を覚えていてやって欲しい。

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ところで義父は元々義母と2人で住んでいたマンションに今も1人暮らししている。
義母の認知症が進んで来て料理が作れなくなってからのここ数年は毎日義父が近所のコンビニやスーパーに行って自分が食べたいモノを買って来て
それを義母にも与えて食べさせていたという話だが、入所した時の義母の様子を見るにどうやらロクに食事をさせていなかっただろうと容易に想像が付く。
義父は典型的な「昭和のクソ親父」で、家事は全て義母に丸投げで自分は何もして来なかった人で、しかも強烈なモラハラ体質で義母の認知症がまだ
軽かった頃は義母のちょっとしたミスをあげつらっては厭味を言いたい放題で、そのせいで義母は高齢ウツになってしまって本当に可哀想だった。

私はこの義父の事が結婚する前から大嫌いで、結婚してからは何を言われても我慢していたのだが、数年前にある事件が起こってそれがきっかけで
義父と直接バトルになって以降絶縁してそれっきり一度も会っていない。
旦那も子供の頃から義父とはソリが合わなかったそうで、それでも義母と一緒に暮らしていた頃は(私が義父と絶縁して以降)母の日と義母の誕生日と
年始の挨拶の年に3回だけは旦那が1人で実家に帰って義父とも顔を合わせていたようだが、義母がグループホームに入所してから以降は
パッタリ実家には立ち寄らなくなって義父と一度も顔を合わせていない。
今は義弟が週に1度実家に立ち寄って義父の様子を見に行っているそうだ(義弟の職場から実家が割と近い事と、旦那に比べて退社時間が早い為)
義弟は義父のお気に入りで、何かと言えば義弟を優遇しているので(金銭的にも)義父からの「週に1度は様子を見に来て欲しい」という頼みにも嫌々ながらも従っている状態。

義父は本格的に長男である旦那から見放された事に少し焦りがあるのか?時々旦那に電話をよこしては「俺も遺言書を書いて遺産相続の分配でも指定しておくかな」
等と言って、要は「金が欲しいなら俺のご機嫌取りに会いに来い」と言って来るそうだが、まあ旦那もそこそこ稼ぐ人なので(苦笑)
それほど金には困っていないし「遺言書でも何でも書けばいい。死んだら遺留分だけかっぱらって後は弟にくれてやりゃーいいだろ」と息巻いている。
因みに後からグダグダ言われたくないので旦那は父の日と義父の誕生日にはネットで注文した鰻の蒲焼きセットを送っているそうだ。

この手の「札片で頬を叩く」系の人間にあるあるだと思うが、義父も御多分に洩れず吝嗇でセコくて自分には金を遣っても自分以外の人間…
それが例え自分の妻だったとしても自分の稼いだ金を遣われたくないと割と本気でクチにするタイプで、義母の認知症が段々悪化して来ていた昨年頭辺りに
一度「グループホームの空きがありますがいかがですか?」という打診をケアマネさんから頂いた事があったんだけど、その時は「金が勿体無い」と言って
息子達に何の相談もせずにバッサリと切り捨てていたそうなのだが、いざ徘徊で行方不明事件が何度か起こると面倒を見きれないと思ったのか
「俺に迷惑を掛けるヤツとは一緒にいられん。直ぐに施設に入れてくれ」と言い出して、それもあってのグループホーム入所だったという経緯がある。

そんなトンデモクソ親父なので、昨年9月の義母のグループホーム入所以来現在に至るまでに一度も義母に会いに行っていないのだそうだ。
何と言う薄情な男なのだろうと唖然とする。勿論会いに行ったって義母は何も覚えてくれてはいないけど、でもお前の頭はまだイカれてないんだろう?
自分の妻に会いたいと思わないのか?妻の顔が見たいと思わないのか?本当に本当に理解が出来ない。
その事もあって旦那は義父に顔を見せに行かなくなったのだろう。私も常々「次に義父に会うのは義父が死んだ時だ」と公言している。
頑なに義父に会いに行かない私や旦那も相当冷たい人間だと思うけど(苦笑)、思い遣りのない人に思い遣りの心は持てない。

グループホームで義母と話をしていると、時々ハッとした顔でクルクルと周囲を見渡して「あれ?お父さんは…お買い物に行ってるのね」と言う。
ちょっと心がチクチクする。でも何も言えないからニコニコして頷く事しか出来ない。
この時だけは義母が認知症で良かったと思う。以前みたいに義父に厭味を言われてシクシク泣く事もなくなったし…本当に良かったね、と思う。

義父は今のところ市の独居老人に対するサービスで夕飯は宅食サービスを利用するようになって以前よりも快適な生活なんだそうだ(義弟談)
部屋の掃除がなかなか出来ていないらしいが、金のある人なのでダスキンの訪問サービスを定期的に使えばいいと言っているらしい。
そしていよいよ1人暮らしが面倒になって来た時の為に高級有料老人ホームのパンフレットを取り寄せているそうだ。
きっとホームに入居したら息子達も孫も誰も訪ねて行く事もなくなるだろうから、せいぜい話し相手の沢山いる所を探せばいいだろう。
金さえ積めば他人は身内よりもずっと優しく接してくれるハズだから。
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”2018 大人の ID one パーティー in NAGOYA”に参加して来ました

2018年06月09日 | ライブ・イベント・映画


スキー板メーカー「ID one(アイディーワン)」を御存じでしょうか?
今年は平昌オリンピックで大いに盛り上がったのでグッと知名度も上がったと思うのですが、モーグルの選手のほとんどがこのメーカーの板を
使っている事で今年は特に注目されたんじゃないかと思います。
我々夫婦も「目指せ!なんちゃってモーグラー」なのでコチラのメーカーの板を使っている事もあって、ある日旦那がID oneの公式サイトを見て
「おい、名古屋でなんかID oneのイベントがあるらしいぞ!ゲストに原大智くんや堀島行真くんも来るらしい!」と言い出して
誰でもエントリーすれば参加出来るらしいと分かったのでいつものスキー仲間A嬢も誘って3人で参加してみる事にしました。

会場が中華料理屋さんで、現地に行ったらフツーに受付に堀島君と原君がいてビックリ。
どうやらお店の個室で中華料理食べてビールお酒飲みながら歓談しましょう、という感じの「お食事会」といった趣でした。

で、席が大体4つ位にテーブルが別れてて、そこにゲストの原大智くん、堀島行真くん、四方元幾くん、藤木豪心くんの4名がそれぞれ別れて座って
参加者のみんなと食事しながら歓談して、時間で4人がテーブルをグルグル回って来てくれる、という感じでした。



勿論一緒に写真撮るのもOK
最初に我々の座っていたテーブルに来てくれたのは四方元幾くんでした。サインも書いてくれるよ♪
四方くんは今年24歳で、こんなに若いのにもう全日本ナショナルチームの男子では最年長?上から2番目?位のベテランさんなんだそーだ。
最初の内はどーやっておしゃべりしていいのか分からなくてお互いギクシャクしてたんだけど、四方くんの方が気を遣ってくれて
色々モーグルの事とかチームの事とかよくお話してくれて、お陰で段々皆も場に慣れて来て(酒が入ってきたのも手伝ってw)楽しく色々話が出来ました。



次に来てくれたのは原大智くん!
平昌オリンピックの銅メダルも持って来てくれたー!
メダルって思ったよりデカい! そしてメダルは木の特製ケースに入れられていました。



ふっふっふ♪原くんにサイン書いて貰っているトコロ。
ちゃんとサイン色紙買って持って行ったんだー♪



見て見てー!
ちゃんと「平昌オリンピック銅メダル フリースタイルスキー・モーグル」って書いてくれたの!すごく親切!!
原くんが席に来る頃には皆かなり図々しくなっていて「メダル首にかけたいー!」とかやりたい放題…



で、私も首に掛けさせて貰えて一緒に写真撮って貰いました。嬉しい…
サインも色紙と、あと原くんの写真付きID oneのハガキにもサイン書いて貰った…今度額買って来て飾ろう♪
原くんとも大会のジャッジの採点の付け方とか色々な話しました。GWにかぐらで見掛けたよーって話も出来た♪へへへっ



次に来たのは堀島行真くん
堀島くんもW杯の総合3位のメダル持って来てくれた!クリスタルでカッコイイ!!



堀島くんにもサイン書いて貰って一緒に写真も撮って貰ったー♪
いつもどこで練習してるとかちゃっかり聞き出したよ。来シーズンは我々も堀島君が練習してるスキー場に突撃するぜー!
(あ、でも土日は流石に混むから来ないかな?)



ここで、モザイクタイルアートのアーティスト・中村ジュンコさんが前々から親交のある堀島君に2017年の世界選手権の金メダル獲得の
お祝いに手作りのモザイクタイルのフォトフレームをプレゼント。
たまたま私の隣に中村ジュンコさんが座ってて、目の前で授与式が始まってビックリ☆



右から中村ジュンコさん、堀島行真くん、そして堀島くんのお母さん!
今回堀島くんのお父さんとお母さんもイベントにいらっしゃってました。
アスリートのご両親だからすごいゴリゴリマッチョなのかと思いきや…お二方とも意外に小さくて華奢なんですよ。
こんな華奢なご夫婦から世界にはばたくすんごいアスリートが生まれちゃうんだ~なんだか不思議~!



最後に席に来てくれたのは藤木豪心くん
もうこの頃になるとみんなすっかり酔っ払ってくだけまくってだーれも緊張しない(コラコラ)
普段どこで練習してるのかとか、コブ行く時の視点はどこら辺に置いてるかとか、それから大会の時に最初の方に滑るのが得か後の方が得かとか
結構エグい裏事情みたいな事も聞き出して盛り上がる盛り上がるw

最後、みんなで外に出て集合写真撮ってお土産にID oneのTシャツ貰って解散でした。

どうやら毎年やっているイベントではなさそうなんですが(社長が『次回は10年後なー』って言ってたし)今年は何しろ平昌オリンピックで
原くんが日本人初のモーグル銅メダルを取ったし、それから堀島君がW杯で絶対王者キングズベリーを破って優勝したし、何かとモーグルが熱い
シーズンだったからこういうイベントをやってくれたのかなー?と。
ぶっちゃけ…ほとんどが関係者?だったんじゃないかと。どーかするとド素人の参加者は自分達だけだったんじゃないかとすら(苦笑)

だって誰でも公式サイトからエントリー出来たんだもーん!
でも行って本当に良かったわーあんなに選手と近くで話せたり出来るとは思ってもいなかったから本当に感激の一夜でした♪
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【映画】「デッドプール2」@22本目

2018年06月07日 | 映画感想
「デッドプール2」

前作が思いの外ヒットしたそうで(自分は試写会で鑑賞)満を持してのPart.2です。
主人公ウェイドの背景や設定が本作では何も説明なく話が進むので、「本作鑑賞前に必ず1作目を観ておく事」が大前提になっています。

あらすじ
恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)を敵の急襲で喪ってしまい失意のどん底状態の「デッドプール(デップー)」ことウェイド(ライアン・レイノルズ)は
友人のミュータント・コロッサス(ステファン・カピチッチ)の勧めでX-MENの見習い入門する。そこにミュータント孤児院で暴れている子供がいると通報があり
コロッサス達と向かってみると両手から火の玉を出せる少年・ラッセル(ジュリアン・デニソン)がおり、すったもんだの末ルールを破って施設の職員を
殺してしまったウェイドとラッセルは能力を封印される首輪を付けられて投獄されてしまう。
そこへ未来からやって来たマシーン人間のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が何故かラッセルを殺そうと襲ってきた。首輪が外れて脱獄出来たウェイドは
自分1人ではラッセルを助け出す事が出来ないと判断し、チームを作る為にメンバー募集をするのだが…

えーと、いきなり↑あらすじでネタバレしちゃいましたが、映画冒頭でいきなりヴァネッサがヌッ殺されてビックリ。
その後映画の最初のスタッフロールで思いっきりおちゃらけて「おー、相変わらず最初っから飛ばすなぁ~(ウキウキ)」って前作からのファンはにんまりするハズ。
さて、そんなこんなでワタクシの前作のレビュー(←クリックで別窓開きます)を後は読んで頂ければ感想はほぼ同じな訳でw

本作の方がよりパワーアップしてX-MENと更に絡みが増えてるw
一応チラリと「オールスターキャラ」も登場するし…ま、とは言うもののギャラ問題?で流石にウルヴァリンは出ないわなぁ~と思いきや、ラストのスタッフロールで
いきなりカメオしちゃってサービスし過ぎ~!って感じ^^
…とりあえず、「LOGANオルゴール」は何処に行けば売ってるんでしょうか?マジ欲しいです(笑)
他にもありとあらゆるジャンルの映画作品ネタが相当数登場するので、映画ファンは「いくつ自分のお気に入り作品が語られるか」を数えるのもお楽しみじゃないかと♪

で、冒頭の「ボクちゃん語り」で「本作はファミリー映画なんだ」と豪語しておりますが(薄笑)、単なるネタかと思ったら…マジだった!
こんな伏線の張り方ってアリですかぁーーー!?って言うか、本当にほんのちょっぴりホロリと来るよ。ほとんどバカネタばっかりだけどw

今回チーム化したのもあってアクションも更に更にド派手に、更に更に手がちぎれ首がすっ飛びエグエグ祭りが清々しい!(あ、本作R-15ですぅ~)
まさかとは思うけど、前作を観ていない+デップーのキャラ知らないで本作鑑賞してしまった下ネタ嫌いの潔癖症の方は本当にお気の毒です^^;
個人的に「不死身とは言え首や体が吹っ飛んだり引きちぎれたら流石に死ぬんじゃないの?どーなんの?」と思ってたんだけど…生えるのか。そーか(苦笑)
アレだな…「亜人」とルールが近いのかもしんないな。でも亜人は生えると直ぐにそのまま大人サイズだけど。てか普通大人サイズで生えるだろアレはねーわ^^;

ケーブルが「未来からやって来た」って言った瞬間に多分劇場内の9割の人は「ははーん。そーゆー事ねー」って思うだろうけど、まあそれはその通りだから
安心してゲスいネタで笑い飛ばして本作を楽しめば良い(キリッ)って感じですかw

映画観終わって家帰って来てからスタッフやキャスト調べてて…ユキオ役って忽那汐里ちゃんだったのか!全然気付かなかったわ!
いやいやそれより…もっと驚いたのは「Xフォース」の1人、透明人間の「バニッシャー」を演じてたのがなんとブラッド・ピットだったとか!はぁ~!?
て言うかバニッシャーはチーム募集の面接の時もパラシュートで降りる時もずーっと透明人間だったから写ってなくて、確か自分の記憶では
バニッシャーがスクリーンに写ったのはパラシュートで地上に降りるのに失敗して電線に引っ掛かって感電死するほんの1秒…2秒チラッとだけだよ(滝汗)
もっと調べてみると…なんとマット・デイモンも御出演されていたんだそーで。コレに関しては超特殊メイクしているので絶対に見破れないそうですが^^;

ま、そんなこんな。
是非「X-MEN」の方にもデップーがカメオで登場して大暴れしてシリアスムードぶった斬ってくれると面白いんだけどなぁ~♪
コメント (2)
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