天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】レイルロード・タイガー【19作目】

2017年06月20日 | 映画感想
「レイルロード・タイガー」

ジャッキー・チェンの新作~♪
メガホンを取ったのは「ポリス・ストーリー/レジェンド」でもタッグを組んだディン・シェン監督

あらすじ…
1941年中国、鉄道駅で働くマー・ユエン(ジャッキー)と仲間達は度々日本軍から物資の略奪をしていた。略奪の事は噂で話が広がり
彼らは「レイルロード・タイガース」と呼ばれ日本軍から敵視されるようになった。ある日マーは日本軍に追われている負傷兵ダーグオー(ワン・ダールー)
を助けた。ダーグオーは日本軍の物資輸送を妨害する為に橋を爆破しようと企むも失敗して追われていたのだ。家に帰ると言うダーグオーを途中まで送って行った
マーだったが、実はダーグオーは単身で再び橋を爆破させようとしていた事を知る。そこに日本軍の追手がやって来て、怪我をしていて逃げられないと
覚悟を決めたダーグオーはマーに「俺の代わりに橋を爆破させてくれ」と言い残しマーを逃がし、自分は日本軍に惨殺された。
ダーグオーの遺志を継ぐ為にマー達は立ち上がるのだったが…

にっくき日本軍の上官「山口」を演じているのは池内博之さん。いいなぁ~ジャッキーと共演しただなんて~^^;
ところで池内さんの役回りはかなりオイシイ。言っちゃアレだがジャッキーよりも目立っていたかもしれないレベルに前面に出て来てる。
それより何故か日本軍には女上官が居たりする。しかも演じているのが中国人俳優さんなので日本語がめっちゃカタコト(苦笑)
日本語セリフで喋ってるんだけど何言ってんだかよくわかんないから日本語の字幕入ってたしwww
どーして日本人の役を中国人がやるんだよ。日本の役者使っちゃいけないルールでもあんのかよ!?

そんなこんなで町のなんでもないおっさんと、おっさんを慕って集まって来る若いヤツらがチームを組んで日本軍をやっつける為に奮闘する話。
まー日本人が観てご機嫌になれる内容じゃーありませんが、そんな事どーだっていいわねー。ジャッキーが見られればファンはそれで満足♪
本作息子のジェイシー君と共演していて、途中で2人が日本軍に捕まって尋問受けてる際に言い争いになって「顔が似てる」「いや鼻が違う!」とか
やり合うシーンがあったりしてなかなかファンサービスにも余念がないのですが、本作っていつ撮影したんでしょ?
ほら…ジェイシー君大麻でとっ捕まって大変だったでしょ(滝汗)、アレが確か2014年~2015年辺り?そんでもって本作が中国本土で公開になったのが
2016年だから、もしかしたら本作は逮捕前に撮影したって事かな?服役後のジェイシー君の消息がよく分かってないので誰かおせーてー!

話の内容は「似たような話、昔どこかで観たなぁ~」位の感じの昭和臭漂うテイストと展開。
前半が仲間達と日本軍から物資を略奪する様子だったり仲間と集まってあーでもないこーでもないと騒いでヌル~い感じ。
ダーグオーに頼まれて橋を爆破させるぞー!ってなってからようやくエンジンが掛かる感じ。
ちょっとイマドキ風にしたかったのか?新しいキャラクターが登場する度だったり、話の展開が変わるタイミングでアメコミ風アニメに切り替わって
キャプションが入る。でもオシャレ感ゼロ(コラコラ

ジャッキー作品だと思うとアクションの質が云々~…って話に流れていくのが王道なんですが、まあジャッキーも還暦過ぎてますしね(薄笑)
ご本人も何年か前に「もうアクションはやらない」って言ってますし(言った後もなんだかんだアクション映画撮ってますがw)
まあ、黄金期みたいなド派手なカンフーアクションはやらないけど、そりゃフツーの役者さんに比べればぶっちぎりで身体能力高いんだから
ある程度のアクションはチョロいもんですよ、位の感じのアクションシーン。(←説明なげーよw)
一応キャラ設定が「どこにでもいるフツーのおっさん」なのでいきなり棒術繰り広げたりカンフーアクションやったらおかしいでしょ。
だから本作は基本ガンファイトが中心。途中日本軍の倉庫から爆薬を盗み出すシーンがあるんだけど、あそこだけちょっと動きが派手だったかな?
まーでも目立つ動きは若手に譲って自分はあくまでもオブザーバー的立ち位置って言うのかな。

だから本作、アクション云々よりもクライマックスの汽車でのバトルシーンがうんと目を惹く。
コレはなかなかの迫力がありました。不死身仕様(謎)の池内さんもカッコいい~♪

まーそんなこんなでー…
「ジャッキー主演のアクション映画」だと思うとぐぬぬぬぬ…!って気分になりますが、「昭和風味のB級中華映画@何とジャッキーも出てるぞ!」
位の気持ちで鑑賞すれば、それはそれでなかなかの味わいかと(苦笑)
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明道町中国菜 一星(メイドウチョウ チュウゴクサイ イイシン)

2017年06月19日 | グルメ


【明道町中国菜 一星(メイドウチョウ チュウゴクサイ イイシン)】
  名古屋市西区幅下2-3-7
   TEL:052-756-3939


久々の飯ネタ
旦那の誕生日で行って来ました。
このお店は「スーツァンレストラン陳」「四川飯店名古屋店」で料理長を務めたシェフが満を持して昨年11月に独立開業した「創作中華」のお店で
…と言うか、元々は自分ちの直ぐ裏にあっためちゃお気に入りの中華料理屋(フツーの町の中華屋だよ)の息子さんのお店なんです。
その中華屋は市営住宅の1Fにあったんだけど、市営住宅の建替えで立退きにあって→小牧に引っ越して坦々麺専門(他にもメニューあるけどネ)の
お店としてリニューアルOPENして、今ではクチコミで結構人気のお店になってるんです。(その店の情報を載せた記事は→コチラをクリック

で、おやっさんに「息子が独立開業してね、面白い料理作ってるから良かった食べに行ってみてね!」って言われて「行きます!行きます!」って答えたからには
気になるからどこかのチャンスで食べに行こう!って話してて、まあ誕生日に食べに行くのにちょうどいいんぢゃね?という流れで~w

ディナーはお任せコース10,800円のみ。
予約段階でアレルギーのある食材や苦手な食材・調理法等を聞いてくれます。
さっそく画像先行でUPするぜ!ちなみに料理名は口頭で説明があるだけなのでかなりうろ覚え…すんません!(薄涙)

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テーブルセッティング、じゃなくてー
箸置きがパンダちゃんだったのが可愛くて思わずパチリ☆
旦那の箸置きもパンダちゃんだったけどポーズが違ってたわ。




紹興酒8年モノをグラスで頂いて乾杯(750円)
お酒はビールから日本酒、焼酎、ワイン、シャンパン、紹興酒やら色々あります。しかもこの手のお店にしてはかなりお値打ち。
ワインや日本酒はボトルもあるので(カウンター後ろにワインセラーもありました)、飲める人が揃ってるならボトル注文するのもイイネ




口取り:ピータンと万願寺唐辛子に豆腐をフワフワにしたモノを合わせて更に上に生ウニON

「ピータン」と聞いて旦那がピキ☆と一瞬固まる…旦那はピータン苦手ですw
実は私もそんなに得意な方じゃないんだけどー、コレが食べてみるとめっちゃウマ!
ピータンは細かくさいの目切りにしてあって、ふわふわ豆腐とウニと一緒にして食べるとちょうどいい塩気なんだなぁ。
豆腐のフワフワが…どーやって作るんだろうコレ???おうちで再現したーい!!




前菜12種
名前が覚えてないぞ…上から時計回りにもずくのマーラーソース和え、レバーパイ包み、干しアワビ、大根餅、稚鮎の佃煮、ズッキーニのナントカ漬け(忘れたー)、
あーコレも忘れた、えーとナンチャラ茸?(コラコラ)、かりもり、ラッキョウの甘酢漬、水菜のナントカ和え、センマイ、真ん中がヨダレ鶏のバンバンジー風

いきなりズラリと出て来て口ぽかーん状態。凄い豪華だなぁ~
因みに予約段階で「旦那は内臓系がほとんどダメ」と言っておいたので、旦那のプレートはセンマイの代わりに渡り蟹の身が乗っていました。旦那大歓喜w
これねー、どれもこれも物凄く手間ヒマ掛かってるんですよー。仕事が本当に丁寧ですわ。美味しかったなぁ~
真ん中のヨダレ鶏は身がしっとりしていて絶妙です。個人的に大根餅や稚鮎の佃煮もスマッシュヒットだったなぁ~♪




蒸しスープ
金華ハムと干し貝柱や海老、野菜等を時間を掛けて煮込んで取った澄んだスープに餃子、冬瓜、金華ハム等を入れて蒸したスープ。
アクセントにカラスミも入っているそーです。

このスープ美味いんだなぁ~。中に入ってる餃子も皮はプリッとして具もギッシリ。蒸した事で柔らかく、そしてスープに全ての味が融け込んで最高だなぁ!




ヤリイカのお刺身に生ウニONしてソースが…何使ってたっけ?(コラ)トマトとオイスターソースと野菜沢山と何かだったよーな。うーん^^;

ソースに色んな物が使われてるんだけど、何だったか覚えてないわ…まあどうせ覚えてても絶対に自力再現出来ないけどさw
トマトが使ってあるっていう説明だったハズなんだけどさっぱり分からなかった。でもほんのり甘くてこのソースはどストライクだったなぁ!
ソースの中には角切りにして火を入れたナスやサツマイモ等も入ってました。あまりに美味しいので残ったソースもスプーン使って全部飲み干したワ!




甘鯛、アスパラガス、最後にピリリと辛みの利いたソース(何使ってるか説明されたけどまたしても忘れたなーw)

甘鯛は皮目はウロコを立ててパリッパリに揚げ焼きにしてあるのかな?身がふっくらしていて皮目のパリパリと一緒に食べると口の中が幸せいっぱい♪
下に引かれているソースがねー、何が入ってるのかサッパリ分からないけど最後にピリッと辛くてめちゃウマ!
鯛の身やアスパラガスの甘さとソースのほんのりピリリがナイスフュージョン!





あん肝とマンゴーの最中

あん肝は紹興酒で煮込んでから固めてあるそうです。だから肝特有のエグみが全然なくてマンゴーの爽やかな甘味と好相性。
コレってさー…要するにフレンチとかイタリアンでよく出て来る「フォアグラ×マンゴー」のチャイニーズアレンジって感じ?
最中の中に挟んであるってが面白いね。シェフが「グッと押し潰してそのまま手で食べちゃって下さいね~」って。食べ方も楽しい♪




フカヒレの姿煮 焼きそば仕立てで

フカヒレキター!(大歓喜)
パリパリの揚げ焼きそばの上に姿煮、そしてあんかけドン☆
フカヒレのボリュームがー♪ブリンブリンだよやべぇ~旨過ぎるぅ~♪
旦那が「俺こんな大きさのフカヒレ食ったの初めてだわ。今まで食ってたあの痩せた春雨みたいなフカヒレ、ありゃー何だったんだろーなー」ってさw
ところでフカヒレだけじゃなくてこの下に敷いてある揚げ焼きそばがまたすんごい美味しいんだ。あんかけとも絶妙マッチング☆
後でシェフに聞いたら、この麺…おやっさんの自家製麺を持って来て使ってるんだってさ!やっぱりなー。




揚げ春巻き:コーンと枝豆とヒラメ

黄色いのはカボチャ?にしては色が明るい黄色過ぎるし…と思ったら、何とコーンを煮詰めてペーストにしたものだそうだ。
食べてみると確かに…コーンが煮詰めた事によって物凄く味が凝縮されてすごく濃い。コーンの甘味がドカンと来る。
ヒラメの身はかなり肉厚にカットしてあって、揚げた事でちょうどいい頃合いに身に熱が入ってプリプリ食感が楽しめる。




陳健一直伝・陳麻婆豆腐とご飯

おやっさんが作るのと同じ、陳健一直伝の山椒がかなり利いた大人の麻婆豆腐。おやっさんが作るのも大好きだけど息子シェフ作のもやっぱ美味しい!
この日の麻婆豆腐は、なんとひき肉の代わりに牛すね肉の煮込みが使われていました。リッチな麻婆豆腐~♪ワンランクアップした感あるわ~♪
ご飯と一緒に食べるとまたまた美味しいマーボー丼状態になるんですが…腹がパンパンでご飯ちょこっとしか食べられなかった。無念(涙)

そうそう、画像後ろに飲み物写ってますが…乾杯の紹興酒の後、自分はエビス生ビール(750円)そして画像は更にお代わりして
地元の日本酒…銘柄忘れた!の生酒(グラス800円)を頂きました。




デザート…杏仁豆腐とゴマ団子

実は他のお客さんには杏仁豆腐だけだったんですが、予約の際に自分が「主人の誕生日祝いでお伺いしたいんです」とアピールしたので
シェフが気を遣ってバースデープレートに仕立ててゴマ団子もサービスしてくれました♪しかも私の分もちゃんと付けてネ♪
このお店の杏仁豆腐、めっちゃ美味いわ!今まで食べた杏仁豆腐の中で一番好きかも!!
トゥルットゥルだよ!トゥルットゥルのフルッフル!!甘味も爽やかでこれまたどストライクな味ぃ~!!
ゴマ団子もすんごい柔らかくでモチモチウマウマ♪デザートまで手を抜かない仕事振り、いいですねぇ~♪

画像撮るの忘れたんだけど、デザートと一緒に出て来たのは中国茶+生フルーツINのフルーツフレーバー茶でした。スイカ入ってましたよ!
スイカってお茶と合うの?ってか青臭くならない?ってちょっぴり不安だったんだけど…爽やかで凄く飲み易かったワ

シェフと地元の(我が家の裏におやっさんのお店があった頃の話)とか今のお店の話とか色々させて貰いました。ありがとーございました!
それよりなによりこのお店、衝撃の美味しさだったなぁ!
一応基本は四川料理なんだけど、四川料理の枠に囚われない自由な発想で次々と新メニューを作っているそーです。
「その日の仕入れによって作る料理は毎日変わるんです。僕飽き性だから同じ料理をずーっと作り続けていられないんですよw」との事。
自虐的におっしゃってますが、それだけ新しいアイディアがどんどん溢れているという事ですよね。何度食べに行っても楽しめそう!

あ、一つだけ…オーナーシェフたったお一人で今のトコロやってるので、個室等もありますが今現在はカウンター(6名MAX)のみの営業のようです。
因みに私達給料日前の月曜日(世間的に一番飲食店が空いてる日)にお邪魔しましたが…満席でしたよ。2名×3組バッチリ入ってました。
自分が「ネットのクチコミで【既に週末は予約困難】って書かれてますけどー」って言うとシェフが「いやいやいや、全然そんな事ないですから!
ヒマな日は本当に全然お客さん来ませんからっ!」っておっしゃってましたが…因みにランチに関しては既に7月末までは週末は予約満席だそーですよ(薄笑)
それから、このコスパで営業しているので、クレカNGの現金決済のみです。だからこそのこのボリューム、このクオリティが頂けるという事で♪^^

ご馳走様でした!また食べに行きます!!
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【映画】ハクソー・リッジ【18作目】

2017年06月13日 | 映画感想
「ハクソー・リッジ@試写会」

また試写会~♪またしても友達から余ってる試写状回して貰えた~♪E嬢いつもあんがとー!

という訳で、メル・ギブソン監督最新作。今年のアカデミー賞で録音賞と編集賞を受賞しています。おめでとうございました!
タイトルの「ハクソー・リッジ」は直訳で「弓鋸崖」、第二次世界大戦下の沖縄戦において、浦添城址の南東にある「前田高地」と呼ばれた日本軍陣地の北側が
急峻な崖地となっており、日米両軍の激戦地となったことから、米軍がこの崖につけた呼称(Hacksaw=弓鋸)だそうです←by Wikipediaから丸々抜粋
本作は第二次世界大戦の沖縄戦に衛生兵として従軍したエズモンド・T・ドス氏の半生を描いた実話の映画化で、ドス氏は一切の武器を持たずに戦場に立ち
75名もの人命を救った事で、戦後「良心的兵役拒否者(Conscientious objector)」として初めて名誉勲章が与えられた人物だそうです。
因みに「良心的兵役拒否者」というのは「戦争や兵役義務を宗教的・思想的・政治的等様々な理由により拒否した人」だそーで
まあ簡単に言えば「戦争なんてしたくない!どんな理由があろーが人なんて殺したくない」と戦争に行く事・兵隊になる事を拒否した人って事ですね。
一応良心的兵役拒否権は国連等の国際機関では基本的人権として認知・推奨されているそうですが、実際に行使出来る国はそんなに多くないようです。

さてそんな訳であらすじ…
バージニア州ののどかな田舎で育ったエズモンド・ドスは幼い頃に兄弟喧嘩で弟に瀕死の重傷を負わせてしまい、その苦い経験からキリスト教の教え
「汝、殺すことなかれ」を貫く事を信念に生きて来た。時は過ぎ青年に成長したエズモンドは看護士のドロシーと恋に落ちデートを楽しむ日々だったが
第二次世界大戦が激化し友人達が次々と志願兵として戦地に出征して行く中、良心的兵役拒否者だったエズモンドは「衛生兵ならば人を殺さずに済む」と考え
陸軍に衛生兵希望として志願した。ところが入隊後の訓練で銃を決して触らないエズモンドに対して上官や仲間からも執拗な嫌がらせを受け、最終的には
「軍の服務違反」という事で軍法会議に掛けられてしまう…


メル・ギブソンは非常~に敬虔なクリスチャンとして知られていて、かつてユダヤ人に対してトンデモ差別発言をした事で物議を醸した事も記憶に新しい…って
いきなりネガティブ情報盛りましたが(苦笑)、そんな訳でいかにも敬虔なクリスチャンであるメル・ギブソンらしい宗教感溢れる作品な訳ですが。
話が前半と後半で全く違う映画のような作りになっていて、前半がエズモンド・ドスの幼少期~ドロシーとの出会い~入隊後の軍法会議に掛けられるまで。
そして後半が「ガッツリ沖縄戦」という構成なんですが、前半がゆる~い恋愛ドラマ風味だったのが後半に入るや否や延々エグエグ死体祭り(アヒャー
コレはスプラッタムービー系苦手な女子はなかなかハードルの高い絵ヅラになっております。心して頂かないと^^;

で、話を少し戻して前半のエズモンド・ドスの様子なんですが…ドロシーに対して一目惚れしたのは分かるんだけど、なんかあの貼り付いたような笑顔が
逆に怖いんですけどね…アンドリュー・ガーフィールド君の演技に問題があるのか演技指導したスタッフに問題があるのか(苦笑)
言っちゃアレだけど「ちょっと頭の足りない人」っぽく見えて不気味ですってば(コラコラ
それから入隊後のライフル銃持って訓練するの拒否ってる件もなー、別に銃を手にしたからって即「=人殺し」じゃないでしょうよ、もーちょっとそこは
柔軟に考えて訓練位は受けたっていいんじゃねーの?戦場で自分が銃使わなきゃ人殺す事にはならないんだしさー…とか思っちゃう訳ですが、
コレに関しては実際のエドモンド・ドス氏が拒否したらしいのでコチラ側が文句垂れるのもお門違いなんですけどね、なーんか個人的にはちょっとモヤるw
多分クリスチャン的には「信仰心を持ち信念を貫く素晴らしい姿」の象徴的エピソードなんでしょうが、無宗教の日本人の自分なんぞはこの一連の
エピソードは「信念っつーかただの頑固とかワガママにしか見えないし。協調性ゼロだし。コイツのせいで隊のチームワーク台無しだわなぁ(苦笑)」
という風にしか見えなかったわねぇ。そこまでして良心的兵役拒否権を振りかざして何故衛生兵になろーとするのかと。周囲がいい迷惑だぞとw

で、後半の沖縄戦。

まず日本人の誰もが本作を観て思うだろう…コレはどこの沖縄?つーか沖縄感全くないんすけどwww
話によると、今現在の前田高地は当時とは随分様子が変わってしまっているそーなんですが、それにしたって明らかに日本ではないどこかの崖だなコレは(笑)
まあいいんだー。当時は映画程のスケールではないにしろ、この前田高地に難攻不落の崖があったのは事実なんだから。
で、まあ仲間や上官から「意気地なしのヘタレ」「皆の士気を1人でダダ下げやがるお荷物野郎」呼ばわりだったエズモンドが誰よりも勇敢に戦場を
駆けずり回って、誰よりも雄々しく人々を救う姿がガンガン流れる訳です。

夜になっても日本兵は銃撃を止めない。米軍は一旦退却するんですが、日本軍は夜を徹して戦地を歩き回って生き残っている米兵を1人残らず殲滅させようと
血眼になって歩き回っている訳です。その日本兵の間隙を突いてまだ息のある兵士を1人、また1人と引き摺ってはハクソー・リッジの縁まで行って
そこから崖下の米軍陣地に負傷兵をロープで下ろしていく。
自分の体力・気力の限界なんてとうの昔に尽き果てている。けれど1人助けると天に向かって「(神様)あともう1人助けさせて下さい」とつぶやいて
またあの恐ろしい日本兵達が歩き回っている戦地に戻って行く。これを一晩中たった1人で繰り返した訳です。スゴイ事です。

それにしても、日本人は何だか観ていて複雑な気持ちになります。
アメリカSIDEから見ている第二次世界大戦なので当たり前っちゃー当たり前なんですが、日本兵がみんな血も涙もない殺人マシーンのようです^^;
まあ、当時の米軍は日本人の「神風特攻隊」に代表される「自爆攻撃」を物凄く恐れていて「ヤツら戦う(殺す)と決めたら絶対に諦めない」と
話しているシーンも登場します。手榴弾を持ったまま米兵に抱きついて来て一緒に自爆する日本兵の姿等も描かれています。
それにしても米軍が火炎放射機使って日本兵を次から次へと焼き払って行くシーンを延々見せられるとなかなかエグいものがありますわ(滝汗)
ネット右翼の皆さんなら本作を観て一暴れしたくなるかもしれませんw

まあ、コレは「日本人死ね沖縄ぶっ壊れろ」という主旨の話ではないので、ここらの描写にケチ付けるのは無粋というモノでしょう。
エズモンドは自分の信仰と信念を最後まで貫いて、だからこそ米兵だけでなく数人の日本兵も助けたそうです。劇中では2人の日本兵まで崖から下ろしたよ、
だけど2人共死んじゃったけどね♪というセリフが出て来ます。実際はどうだったのか調べていないので知りませんが^^;
少なくとも日本軍の地下通路でバッタリ日本人の負傷兵と出くわしたエズモンドが「傷の手当てするからボクを殺さないでネ!ココに居るって声出さないでネ」
みたいなシーンも登場します。
映画の最後ではこの手の実話の映画化のお約束で「その後のエズモンドご本人映像」も流れます。アメリカってこーいうの好きだよなぁ~と。

正直、日本軍の描写とか日本人の描写等はクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」の方が日本側に好意的に描かれていたような気がしますが
信仰を持ち信念を貫く、という事の素晴らしさは本作で充分伝わったと思います。
…でもちょーっと上映時間長過ぎ(2時間19分)だと思うけどね。特に前半はー、あと30分位は短縮出来そうな気がしたんだけど^^;
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食中毒

2017年06月06日 | ヘルス&コスメ
今現在修羅場中ネタ

先週金曜日、旦那が仲良しの同期が東京から出張でコッチに来るという事で会社の仲良しさん4人で飲みに行ったんすわ。
翌日の土曜日は昼前から私と2人でカラオケフリータイムで歌いまくりw
絶好調でカラオケの帰りに近所のイ○ンに寄って計り売りのお総菜をいくつか買って帰って食べた。

そしたら翌朝、旦那が「明け方っつーか夜中から腹が痛くて痛くてトイレとずーっと往復してて全然眠れなかった。すげー辛い」と言う。
『え?昨日食ったモノに何か当たった?私全然お腹痛くないけどなぁ~何だろ?』
「分からん。とにかく下痢がハンパねーんだわ。腹が痛すぎて腰まで痛いんだよ。寝てるのすら辛い…」

試しに熱計ってみたら38度近くまである。風邪か?それとも当たったにしろ発熱までするとなると相当酷い事になってる???

お腹が空いたけどパンとかハードな物は食べられる気がしないから「おじや」か何か作ってくれと言うので
ちょうど冷蔵庫にあった残りご飯使って雑炊作って食べさせた。
それ食って直ぐに横になってたけど数時間後トイレでゲーゲー吐きまくってる。
『アンタ大丈夫?ちょっと尋常じゃーないねぇ』
「コレは…あの時と症状が似てる…チュニジアで食った物に当たった時の…」
『えぇ~?でも昨日食った総菜でそんな当たるような物あったっけ?私も同じ物食べてるのになぁ~』
「俺だけ唐揚げ沢山食ったから(私は1つだけ)、もしかしたら古い油に当たったのかも?」

更に翌朝(月曜日)

旦那は吐き気と下痢と高熱にやられまくってほとんど一睡も出来なかったと言う。顔が土気色だしあきらかにゲッソリしてる。
「もうムリ…今日会社休んで病院行く…」

で、会社に電話した所で理由が判明。

どうやら金曜日の飲み会で食った寿司に当たった模様。
4人で飲んだらしいが、4人全員週末同じ症状でのたうちまわっていたそうだ(苦笑)
その内の2人は土日で何とか復帰出来たそうで会社に出社していたそうだが、旦那ともう1人が完全アウトで会社休むと連絡があったそーだ。
「俺より若いヤツらは翌日から直ぐに体調崩してたらしいけど、俺1日インターバルあったもんなぁ。やっぱ歳なんだな(薄涙)」

という訳で、病院に行って事情話して検査して貰い、点滴2本入れられて薬貰って帰って来た。

『食中毒だと保健所に通報しないといけないんだよー。きっと何処で食べたとか何食べたとか色々聞かれるよw』と私が言ってたんだけど
病院から帰って来た旦那が「なーんも聞かれんかったぞ」と言うので『あれ?おっかしいなぁ~?』って話してると
午後になって病院から自宅に電話が掛かって来て「食中毒は保健所に届け出をする義務があるのでこれから連絡したいのですが、
お食事をされたお店の名前と簡単な住所が分かれば…」 ほら、やっぱりネ!
あと、保健所には患者の個人情報を教えないといけないんだけど、保健所に名前と住所と電話番号を教えてもいいか?とか確認された。
今って個人情報保護法のお陰で色々厄介なのねー。

という電話が掛かって来てから10分後位に今度は保健所から電話が掛かって来た。対応早い!
旦那に電話を代わって横で何話してるのか興味津々で見学w

保健所、かなり入念に色々聞いて来る。
一応食中毒になったと思われるお店の事といつ食べたのかとか、どうしてそのお店の物で食中毒になったと思ったのかとかコチラの話をリサーチ。
そこで「会社の同僚4人で食って、全員同じ症状になった」という話をしたら他の3人の個人情報も教えて欲しいと言われた。
多分他の3人の所にも電話して同じように聞き取りするんだろうと思われ。

それからまず病院で処方された薬の名前を聞かれて、病院で医師からどういう風に言われたか、今現在どういう状態か等細かく聞かれる。
他にも過去1週間で外食した全てのお店と何を食べたのか聞いて来る。昼も夜も関係なく、とにかく「外食」した物は全て聞かれる。
1週間もリサーチする必要あるのかよくわからんのだけど、確かにうちの旦那だって食べた翌日ではなく1日半以上経って症状が出始めてるから
確実にどのお店で食べたモノで食中毒になったのか特定させる為に聞いて来るのだろうと推察。
それから金曜の夜から症状が出るまでの間に口にした物も全て聞かれて、あと、勤め先とか連絡先とかかなり事細かに聞いて来る。

結構長い事あーでもない・こーでもないと聞かれていて、ようやく電話を切って「すげー細かく聞かれたわー。疲れた~」とかグチグチ言ってたんだが
しばらく経ってからまた保健所から電話が掛かって来た。
どうやら他にも食中毒で病院に行って保健所に届け出した人がいたんだろうな…とりあえず食中毒の発信源が間違いなく金曜の夜行った居酒屋だと
特定されたので、これから保健所が立ち入り検査に入ります!という報告だった。保健所って結構律儀にご報告までしてくれるのね♪

という訳で、時々TVニュースで見る「集団食中毒で保健所の立ち入り検査が入った」ネタを物凄く間近で見られたというネ(薄笑)


ところで旦那は日曜からおかしくなって月曜、そして今日になっても熱が下がらず今日も会社を休んだ。
まだ下痢と吐き気は続いているらしいが、午後になって少し熱が下がり始めて多少楽になったそうだ。
話によると、この下痢症状は人にもよるけど1週間程度続くらしい…食中毒になると大変だよ~^^;
旦那見てて「こりゃー老人や子供が食中毒で死ぬのも分かるわ。元気な大人でもコレは相当キツいもんなぁ」と思ったわ。

魚介類にすっかりトラウマが出来てしまった旦那は「もう俺安い居酒屋で生魚は絶対に食わない!回転寿司も二度と行かない!怖い!」
と吠えまくってますが…これから暑くなる季節、皆様もお外ご飯でお刺身やお寿司を食べる時は充分注意して下さいね!
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