メキシコ旅行の機内上映で鑑賞した映画のレビュー行きます!
全て日本語吹替版、映像は座席モニターなので基本クソ(コラコラ
んではサクサク~ッと!
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「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
2016年劇場公開作品。1996年に公開されて大ヒットした「インデペンデンス・デイ」の20年後を描く続編。
ちなみに96年作品は劇場に観に行った記憶がありますが…正直もうあんまり覚えてないんだよなー(滝汗)
監督はローランド・エメリッヒ、前作から続投。この人続編撮るの珍しいんじゃない?あんまり記憶にないな。
そしてキャストも前作からそのまま続投している方が結構いらっしゃる…が、ウィル・スミスは「やってらんねー」と思ったのか?出てませんな^^;
内容…前回エイリアンからの攻撃を何とか撃退してから20年後、人類はエイリアンが残して行った宇宙船の技術を基に新たに防衛システムを構築し
不測の事態に備えていた。そんなある日突然またしてもエイリアンが巨大宇宙船と共に現れた!圧倒的な技術力を駆使するエイリアンを前に
地球防衛システムは成す術もなく無力化されてしまう…地球はエイリアンによって滅ぼされてしまうのか!?
はい、滅ぼされません!(キパーリ)…ってー。いきなりオチ書いちゃダメーん^^;
いやぁ~、て言うかもう結論分かってる「おバカB級パニックムービー」なんだから文句垂れるのもいかがなものかと思いますけどね。
何だろうなぁ。前作はもーちょっと興奮出来た記憶があるんだけど、自分が歳を取り過ぎたのか?はたまたエメリッヒもヤキが回ったのか(コラコラ
「大アメリカ様マンセー映画」なのは百も承知してるんだけど、余りにも荒唐無稽が過ぎると楽しむより空しくなると言うのかね(苦笑)
コレがまた無駄に金が掛かってて映像だけは作り込み凄いからさー。エメリッヒそこは手を抜かないんだな。エライぞ!w
それにしてもアホなトレジャーハンター達が小舟でエイリアンがコアまで掘り進んで行くのを計測するとか、あんまり過ぎるだろーが。客ナメてんのかw
エイリアンの「女王蜂システム」もなぁ(苦笑)…うーん、もういいです。あんまり吠え散らかすのも大人げないしね、うん。
「モーガン プロトタイプL-9」
2016年9月全米公開、日本未公開。DVDが2017年4月5日に発売予定らしい(Amazon情報)
リドリー・スコットの実子ルーク・スコット監督の長編デビュー作だそうだ。
キャスト調べたけど…自分が確実に名前と顔が一致した役者さんはミシェル・ヨーとポール・ジアマッティのお二方だけかな。
ケイト・マーラ嬢はどこかで見た事あるんだけどなー…と思ってフィルモグラフィ調べたら「アイアンマン2」「127時間」「オデッセイ」とか出てるな。
結構自分が見てる作品に登場してるハズなのに。なーんか覚えられない顔と名前だな(←相変わらず失礼なヤツw)
あらすじ…シンセクト社の研究施設で開発されていた人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、研究者を襲って大怪我をさせる事故が発生。
調査のため本社から危機管理コンサルタント、リー・ウェザーズと心理評価の専門家シャピロ博士が派遣される。
リーは隔離されたモーガンと対面し、シャピロはモーガンの心理評価を実施するが、その最中でモーガンが混乱し始めてしまう(Amazonから丸パクしました!)
遺伝子操作しまくって「超人工生命体」を作る研究をしているある会社の話です。タイトルの「モーガン」はその人工生命体の俗称(ニックネームみたいなモノね)
モーガンは人間の女性の容姿をしていてしかもかーなーりーのカワイコちゃん♪演じているのはアニャ・テイラー=ジョイという女優兼モデルさん。
まーったく知らない子ですが、まだ若干20歳でメディアに出て来たのも2015年辺りかららしい。今後ブレイクするかしら?
話は「AIネタ系あるある」って言うのか…人工知能に感情(自我)を持たせたらどーいうバグが起こるのかとかね。どういう学習記憶展開でこーいう過激な思想に
発展して行くのかがイマイチよく分からんのだけど、とりあえずモーガンちゃんはある事がきっかけでブチ切れまくって辺りは大パニック状態になるという話。
んーまーそこそこ面白いんだけど「このネタだったらもーちょっとハラハラドキドキ展開に出来なかったのかなぁ?」「もう1つメリハリがないんだなぁ」感が。^^;
ラスオチが…まー途中でなんとなーく「あれ?もしかして…」と思わせるんですよね。そしたら「あー、やっぱそっかー」な感じ。そこもちょっと平凡な着地点かな?
「The Birth of a Nation(バース・オブ・ネイション)」
2016年全米公開、日本では元々2017年2月公開予定だったのですが、色々あって公開取り止めになったそうだ。多分いきなりDVD化するんだろうな。
本作は1831年に米バージニア州でで起こった「奴隷反乱」の首謀者「ナット・ターナー」が反乱を起こすまでの軌跡を多少のアレンジを加えて描いています。
2016年1月のサンダンス映画祭に出品された本作は観客賞や審査委員賞を受賞し非常に高い評価を受けたそうですが…では何故日本公開中止になったのか。
それは…タイトルと等をググって頂くと色々出て来ますので興味のある方は調べていただければ。^^;
あらすじ…1800年米バージニア州に生まれた黒人奴隷の「ナット・ターナー」は奴隷が文字を読める等と分かったら厳しく罰せられた時代にあって、非常に聡明で
幼い頃から文字が読めた。それを雇い主の家の夫人に見つかるものの、寛容だった夫人はナット少年に「1番の本を読みなさい」と言って聖書を手渡した。
青年へと成長したナットは黒人奴隷仲間を集めては聖書を読み聞かせ説教をするようになっていた。ナットの雇い主は自分の所有する奴隷が従順で規律正しいのは
ナットの説教のお陰だと知り合いから指摘された事と「ナットをうちにも派遣して説教して欲しい」と頼まれた事で、ナットを「派遣牧師」に仕立てて金を稼ぐようになる。
あちこちへ出向き、そこで奴隷達が酷い仕打ちを受けている場面を何度も見て胸を痛めるナット。そんなナットもある日最愛の妻が白人達に襲われた事で…
黒人奴隷の話って定期的に制作されますよね。フィクションもあったし史実の映画化も結構あった。アメリカ人にとってこのネタは切り離せない事だろう。
前にもこの手の作品のレビューで書いたと思うけど…奴隷ネタって多分日本人が一番苦手な部類じゃね?(滝汗)
「なんと痛ましい」「お気の毒に」とは思うものの共感には程遠いし、本作のように黒人奴隷が覚醒して団結して白人達をヌッ殺しまくる!という暴挙に出ても
「よくやった!もっとやれ!」とも思えないんですよね…コレは私が冷め過ぎているだけでほとんどの人はナットに肩入れして応援するんでしょうか?
個人的には「そもそもナットさんよ、あんたクリスチャンだったんじゃねーの?例え非道の限りを尽くされたからといって殺人したらダメなんちゃうん?」
「つか、妻がレイプされたからって逆ギレして反乱起こすってさ…それ【目には目を】のコーラン(イスラム教)の教えぢゃーないですか(苦笑)」
…みたいな事をグルグル考えながら見ていた訳です。すいませんねぇひねくれ者で。
勿論当時のアメ公達の非道を容認する気なんざぁー1ミリもありませんけどね。でも「暴力に対して暴力で返す」を繰り返しても何も生み出さない事を
21世紀に生きる我々は既に痛いほど身に沁みているハズなんです…そういう意味では本作は絶妙のタイミングで作られたのかもしれませんね。
アメリカはドナルド・トランプ氏が遂に大統領に就任して、就任早々から連日痛いニュースてんこ盛りになってますが。
ぶっちゃけ、あの「メキシコ国境に万里の長城を作る」公約をいの一番に手掛けるとは思ってもいませんでしたワタクシ…あ、映画のネタじゃなくなっちゃったなw
「War Dogs(原題)」
2016年全米公開、日本では未公開らしいです。
「ハング・オーバー」のトッド・フィリップス監督の作品。実際に起こった事件を下敷きにしている話だそうですが…アメリカぶっ飛んでるなぁ!という感じ^^;
マイルズ・テラー×ジョナ・ヒルのコンビなので監督とキャスト見ただけでもうドタバタコメディなのは察しが付く訳ですが、蓋を開ければ意外に社会派。
いや基本路線コメディなんですけどね。まあ相当ブラックネタです。
という訳であらすじ…イラク戦争時下のアメリカ・マイアミで金持ち相手にマッサージ師をしていた22歳のデイビッドは知り合いの葬式に参列した際に久し振りに
高校時代の悪友エフレムと再会する。エフレムは銃のインターネット販売をしていたが、最近では新たに会社を立ち上げ米軍の事請負業者として契約を結ぶ仕事を
始めたと言う。借金を背負った状態で彼女が妊娠してしまい途方に暮れていたデイビッドの現状を見たエフレムは、自分の片腕として一緒に働かないか?と持ち掛けて来た。
最初は戸惑うデイビッドだったが、段々扱う金額が増えて大金を手にするようになると生活も派手になり、次第に怪しい男と仕事をするようになる。
先ず、アメリカって軍が武器を調達するのに民間業者相手にインターネットで一般入札制にしているんですね。それに驚いたわ。ドライな国だなぁ(苦笑)
相手がどんなヤツなのかロクに分からないのに大した調査もしないで武器買っちゃうとか、脳味噌膿んでるとしか思えないんだけど(コラコラ)
まーそんな訳で世界のどこかで戦争が起こればアメリカは肥え太る。それをお軽いコメディタッチで見せてくれるんですが…ホント事実は小説より奇なりと地で行く内容w
見ていて物凄い既視感があったんですが、本作の事をネットで調べてたら他の方のレビューに「ウルフ・オブ・ウォールストリートに激似」って書いてあって
超納得した次第。確かにこの展開は「ウルフ・オブ~」だな、全くだ!^^;
という訳で、日本人にはあんまりウケない内容だろーし出てる役者もメジャードコロではないので日本公開見送りにされたんだろーなーと。
あ、胡散臭い武器商人役でブラッドリー・クーパーが出てます。カッコイイねこの人♪ちょっとゲイっぽいけど(ヲイ
「マグニフィセント・セブン」
現在日本で劇場公開中。
黒沢明監督の「七人の侍」を米・西部劇版にリメイクした「荒野の7人」を更にリメイクした作品。
7人の無法者チームの中心人物(リーダー)「サム」を演じるのはデンゼル・ワシントン。他にもメンバーはクリス・プラット、イーサン・ホーク、
イ・ビョンホン等々バラエティに富んだ豪華な布陣…つーか、西部劇なのに何故にイ・ビョンホン!?(苦笑)
あらすじ…西部開拓時代、悪漢バーソロミュー・ボーグに牛耳られ街を乗っ取られそうになって絶望しているローズ・クリークの人々。その中で
夫を殺されたエマは、たまたまこの街に現れた賞金稼ぎのサムに自分の全財産と引き換えにこの街を救って欲しいと懇願する。
サムは荒くれ者や銃の達人等の男達を集めて7人でバーソロミュー・ボーグに立ち向かうのだが…
西部劇って要するに日本で言うトコロの時代劇なんだよね?定期的に制作されますね。わっかり易い勧善懲悪のエンタメ西部劇というヤツです。
7人の人種がバラバラで多国籍軍化してるのが21世紀ならでは?そもそもリーダー黒人だし。てか「謎のアジア人・ビリー」って何だよもうwww
それから既存の西部劇と違って女性が強いのもイマドキな感じ。20世紀までは女子供やただ震えて男の影に隠れるだけだったけど21世紀の女子は
立ち上がって銃ぶっ放すんだぜーい!ってネ。
銃撃戦シーンもなかなかの迫力で見せ場多いわ…あの、拳銃バンバンやった後にクルクルクルーッって回してホルダーに戻すのカッコイイよね~♪
そもそもサムは何故こんなはした金で仕事を引き受けたんだろう?と思いきや、ちゃんと理由付けが後から出て来るトコロもなかなか上手い。
クライマックスで次々と仲間が命を落として行く…ハラハラドキドキ展開も上手いすなぁ。大して期待してなかっただけに楽しませて貰えましたワ
最後、スタッフロールの際には懐かしいメロディが流れますよ!^^
全て日本語吹替版、映像は座席モニターなので基本クソ(コラコラ
んではサクサク~ッと!
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「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
2016年劇場公開作品。1996年に公開されて大ヒットした「インデペンデンス・デイ」の20年後を描く続編。
ちなみに96年作品は劇場に観に行った記憶がありますが…正直もうあんまり覚えてないんだよなー(滝汗)
監督はローランド・エメリッヒ、前作から続投。この人続編撮るの珍しいんじゃない?あんまり記憶にないな。
そしてキャストも前作からそのまま続投している方が結構いらっしゃる…が、ウィル・スミスは「やってらんねー」と思ったのか?出てませんな^^;
内容…前回エイリアンからの攻撃を何とか撃退してから20年後、人類はエイリアンが残して行った宇宙船の技術を基に新たに防衛システムを構築し
不測の事態に備えていた。そんなある日突然またしてもエイリアンが巨大宇宙船と共に現れた!圧倒的な技術力を駆使するエイリアンを前に
地球防衛システムは成す術もなく無力化されてしまう…地球はエイリアンによって滅ぼされてしまうのか!?
はい、滅ぼされません!(キパーリ)…ってー。いきなりオチ書いちゃダメーん^^;
いやぁ~、て言うかもう結論分かってる「おバカB級パニックムービー」なんだから文句垂れるのもいかがなものかと思いますけどね。
何だろうなぁ。前作はもーちょっと興奮出来た記憶があるんだけど、自分が歳を取り過ぎたのか?はたまたエメリッヒもヤキが回ったのか(コラコラ
「大アメリカ様マンセー映画」なのは百も承知してるんだけど、余りにも荒唐無稽が過ぎると楽しむより空しくなると言うのかね(苦笑)
コレがまた無駄に金が掛かってて映像だけは作り込み凄いからさー。エメリッヒそこは手を抜かないんだな。エライぞ!w
それにしてもアホなトレジャーハンター達が小舟でエイリアンがコアまで掘り進んで行くのを計測するとか、あんまり過ぎるだろーが。客ナメてんのかw
エイリアンの「女王蜂システム」もなぁ(苦笑)…うーん、もういいです。あんまり吠え散らかすのも大人げないしね、うん。
「モーガン プロトタイプL-9」
2016年9月全米公開、日本未公開。DVDが2017年4月5日に発売予定らしい(Amazon情報)
リドリー・スコットの実子ルーク・スコット監督の長編デビュー作だそうだ。
キャスト調べたけど…自分が確実に名前と顔が一致した役者さんはミシェル・ヨーとポール・ジアマッティのお二方だけかな。
ケイト・マーラ嬢はどこかで見た事あるんだけどなー…と思ってフィルモグラフィ調べたら「アイアンマン2」「127時間」「オデッセイ」とか出てるな。
結構自分が見てる作品に登場してるハズなのに。なーんか覚えられない顔と名前だな(←相変わらず失礼なヤツw)
あらすじ…シンセクト社の研究施設で開発されていた人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、研究者を襲って大怪我をさせる事故が発生。
調査のため本社から危機管理コンサルタント、リー・ウェザーズと心理評価の専門家シャピロ博士が派遣される。
リーは隔離されたモーガンと対面し、シャピロはモーガンの心理評価を実施するが、その最中でモーガンが混乱し始めてしまう(Amazonから丸パクしました!)
遺伝子操作しまくって「超人工生命体」を作る研究をしているある会社の話です。タイトルの「モーガン」はその人工生命体の俗称(ニックネームみたいなモノね)
モーガンは人間の女性の容姿をしていてしかもかーなーりーのカワイコちゃん♪演じているのはアニャ・テイラー=ジョイという女優兼モデルさん。
まーったく知らない子ですが、まだ若干20歳でメディアに出て来たのも2015年辺りかららしい。今後ブレイクするかしら?
話は「AIネタ系あるある」って言うのか…人工知能に感情(自我)を持たせたらどーいうバグが起こるのかとかね。どういう学習記憶展開でこーいう過激な思想に
発展して行くのかがイマイチよく分からんのだけど、とりあえずモーガンちゃんはある事がきっかけでブチ切れまくって辺りは大パニック状態になるという話。
んーまーそこそこ面白いんだけど「このネタだったらもーちょっとハラハラドキドキ展開に出来なかったのかなぁ?」「もう1つメリハリがないんだなぁ」感が。^^;
ラスオチが…まー途中でなんとなーく「あれ?もしかして…」と思わせるんですよね。そしたら「あー、やっぱそっかー」な感じ。そこもちょっと平凡な着地点かな?
「The Birth of a Nation(バース・オブ・ネイション)」
2016年全米公開、日本では元々2017年2月公開予定だったのですが、色々あって公開取り止めになったそうだ。多分いきなりDVD化するんだろうな。
本作は1831年に米バージニア州でで起こった「奴隷反乱」の首謀者「ナット・ターナー」が反乱を起こすまでの軌跡を多少のアレンジを加えて描いています。
2016年1月のサンダンス映画祭に出品された本作は観客賞や審査委員賞を受賞し非常に高い評価を受けたそうですが…では何故日本公開中止になったのか。
それは…タイトルと等をググって頂くと色々出て来ますので興味のある方は調べていただければ。^^;
あらすじ…1800年米バージニア州に生まれた黒人奴隷の「ナット・ターナー」は奴隷が文字を読める等と分かったら厳しく罰せられた時代にあって、非常に聡明で
幼い頃から文字が読めた。それを雇い主の家の夫人に見つかるものの、寛容だった夫人はナット少年に「1番の本を読みなさい」と言って聖書を手渡した。
青年へと成長したナットは黒人奴隷仲間を集めては聖書を読み聞かせ説教をするようになっていた。ナットの雇い主は自分の所有する奴隷が従順で規律正しいのは
ナットの説教のお陰だと知り合いから指摘された事と「ナットをうちにも派遣して説教して欲しい」と頼まれた事で、ナットを「派遣牧師」に仕立てて金を稼ぐようになる。
あちこちへ出向き、そこで奴隷達が酷い仕打ちを受けている場面を何度も見て胸を痛めるナット。そんなナットもある日最愛の妻が白人達に襲われた事で…
黒人奴隷の話って定期的に制作されますよね。フィクションもあったし史実の映画化も結構あった。アメリカ人にとってこのネタは切り離せない事だろう。
前にもこの手の作品のレビューで書いたと思うけど…奴隷ネタって多分日本人が一番苦手な部類じゃね?(滝汗)
「なんと痛ましい」「お気の毒に」とは思うものの共感には程遠いし、本作のように黒人奴隷が覚醒して団結して白人達をヌッ殺しまくる!という暴挙に出ても
「よくやった!もっとやれ!」とも思えないんですよね…コレは私が冷め過ぎているだけでほとんどの人はナットに肩入れして応援するんでしょうか?
個人的には「そもそもナットさんよ、あんたクリスチャンだったんじゃねーの?例え非道の限りを尽くされたからといって殺人したらダメなんちゃうん?」
「つか、妻がレイプされたからって逆ギレして反乱起こすってさ…それ【目には目を】のコーラン(イスラム教)の教えぢゃーないですか(苦笑)」
…みたいな事をグルグル考えながら見ていた訳です。すいませんねぇひねくれ者で。
勿論当時のアメ公達の非道を容認する気なんざぁー1ミリもありませんけどね。でも「暴力に対して暴力で返す」を繰り返しても何も生み出さない事を
21世紀に生きる我々は既に痛いほど身に沁みているハズなんです…そういう意味では本作は絶妙のタイミングで作られたのかもしれませんね。
アメリカはドナルド・トランプ氏が遂に大統領に就任して、就任早々から連日痛いニュースてんこ盛りになってますが。
ぶっちゃけ、あの「メキシコ国境に万里の長城を作る」公約をいの一番に手掛けるとは思ってもいませんでしたワタクシ…あ、映画のネタじゃなくなっちゃったなw
「War Dogs(原題)」
2016年全米公開、日本では未公開らしいです。
「ハング・オーバー」のトッド・フィリップス監督の作品。実際に起こった事件を下敷きにしている話だそうですが…アメリカぶっ飛んでるなぁ!という感じ^^;
マイルズ・テラー×ジョナ・ヒルのコンビなので監督とキャスト見ただけでもうドタバタコメディなのは察しが付く訳ですが、蓋を開ければ意外に社会派。
いや基本路線コメディなんですけどね。まあ相当ブラックネタです。
という訳であらすじ…イラク戦争時下のアメリカ・マイアミで金持ち相手にマッサージ師をしていた22歳のデイビッドは知り合いの葬式に参列した際に久し振りに
高校時代の悪友エフレムと再会する。エフレムは銃のインターネット販売をしていたが、最近では新たに会社を立ち上げ米軍の事請負業者として契約を結ぶ仕事を
始めたと言う。借金を背負った状態で彼女が妊娠してしまい途方に暮れていたデイビッドの現状を見たエフレムは、自分の片腕として一緒に働かないか?と持ち掛けて来た。
最初は戸惑うデイビッドだったが、段々扱う金額が増えて大金を手にするようになると生活も派手になり、次第に怪しい男と仕事をするようになる。
先ず、アメリカって軍が武器を調達するのに民間業者相手にインターネットで一般入札制にしているんですね。それに驚いたわ。ドライな国だなぁ(苦笑)
相手がどんなヤツなのかロクに分からないのに大した調査もしないで武器買っちゃうとか、脳味噌膿んでるとしか思えないんだけど(コラコラ)
まーそんな訳で世界のどこかで戦争が起こればアメリカは肥え太る。それをお軽いコメディタッチで見せてくれるんですが…ホント事実は小説より奇なりと地で行く内容w
見ていて物凄い既視感があったんですが、本作の事をネットで調べてたら他の方のレビューに「ウルフ・オブ・ウォールストリートに激似」って書いてあって
超納得した次第。確かにこの展開は「ウルフ・オブ~」だな、全くだ!^^;
という訳で、日本人にはあんまりウケない内容だろーし出てる役者もメジャードコロではないので日本公開見送りにされたんだろーなーと。
あ、胡散臭い武器商人役でブラッドリー・クーパーが出てます。カッコイイねこの人♪ちょっとゲイっぽいけど(ヲイ
「マグニフィセント・セブン」
現在日本で劇場公開中。
黒沢明監督の「七人の侍」を米・西部劇版にリメイクした「荒野の7人」を更にリメイクした作品。
7人の無法者チームの中心人物(リーダー)「サム」を演じるのはデンゼル・ワシントン。他にもメンバーはクリス・プラット、イーサン・ホーク、
イ・ビョンホン等々バラエティに富んだ豪華な布陣…つーか、西部劇なのに何故にイ・ビョンホン!?(苦笑)
あらすじ…西部開拓時代、悪漢バーソロミュー・ボーグに牛耳られ街を乗っ取られそうになって絶望しているローズ・クリークの人々。その中で
夫を殺されたエマは、たまたまこの街に現れた賞金稼ぎのサムに自分の全財産と引き換えにこの街を救って欲しいと懇願する。
サムは荒くれ者や銃の達人等の男達を集めて7人でバーソロミュー・ボーグに立ち向かうのだが…
西部劇って要するに日本で言うトコロの時代劇なんだよね?定期的に制作されますね。わっかり易い勧善懲悪のエンタメ西部劇というヤツです。
7人の人種がバラバラで多国籍軍化してるのが21世紀ならでは?そもそもリーダー黒人だし。てか「謎のアジア人・ビリー」って何だよもうwww
それから既存の西部劇と違って女性が強いのもイマドキな感じ。20世紀までは女子供やただ震えて男の影に隠れるだけだったけど21世紀の女子は
立ち上がって銃ぶっ放すんだぜーい!ってネ。
銃撃戦シーンもなかなかの迫力で見せ場多いわ…あの、拳銃バンバンやった後にクルクルクルーッって回してホルダーに戻すのカッコイイよね~♪
そもそもサムは何故こんなはした金で仕事を引き受けたんだろう?と思いきや、ちゃんと理由付けが後から出て来るトコロもなかなか上手い。
クライマックスで次々と仲間が命を落として行く…ハラハラドキドキ展開も上手いすなぁ。大して期待してなかっただけに楽しませて貰えましたワ
最後、スタッフロールの際には懐かしいメロディが流れますよ!^^