本来ならこの記事は【スキー2022・8回目@ガーラ湯沢スキー場】とか【スキー2022・9回目@NASPA SKI GARDEN】というタイトルになっている予定でした。
旦那が1年に1度取れる長期休暇を2月11日~2月20日まで取っていて、1週間上越にスキーに行く事になっていたからです。
ま、それが…SNSフォローしてくれてるお友達さんはよーくご存じのトーリ、↑タイトルのようになったよ、という記事です。
折角だから転んでもタダでは起き上がりたくないっ!という訳でBLOGのネタにさせて貰おうと^^;
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という訳で、2月9日夜仕事から帰って来るなり旦那が「喉がめちゃくちゃ痛い。それから物凄い倦怠感」と言い出した。
で、熱計ってみると38.1度…こんなん、コロナに掛かった確率99%やろ!💢
とりあえず自分は部屋から出ないようにして(この時旦那がやたら居間やキッチンに居座り、明らかに私に感染させようという意図を感じて後々大喧嘩になりましたわ)、翌日の朝イチで主治医に診て貰い(たまたまですが自分達のホームドクターは発熱外来もやっています)PCR検査をすると、はい陽性出ましたーコロナ感染確定しましたー。
で、ね。
保健所から夕方電話が掛かってきて、家族に呼吸器系疾患持ちが居るから旦那が療養施設に移動するか、それがムリなら家族をホテルで隔離したい、という話をしたんですね。
あーこのBLOGでも何度か話題にした事あったと思うけど、自分重症喘息なんですよ。だからコロナに絶対に感染したくなくて!
そしたら、先ずコロナ感染者の療養施設については「今直ぐエントリー掛けても最短で3日後位にしか療養施設には入れない。コロナ陽性が確定して3日後って一番ウイルス撒き散らしてる期間過ぎちゃいますよ(それでも療養施設入りたいの?と言わんばかり)」というやる気の無いレス。
そして同居家族(私)は抗原検査を自力でして陰性だったのでホテルに隔離したい、という話をしたら「同居家族は濃厚接触者になるからホテルに勝手に泊まる事は出来ない。今は陰性でもこれから陽性に転じる可能性がある。もしも自分が濃厚接触者である事を隠してホテルに宿泊し、更に宿泊後にコロナ陽性になったらそれこそ賠償請求訴訟問題になりかねない」と言われ、「ただし…」と
「ただし、ホテル側に正直に自分がコロナの濃厚接触者である事、今現在は抗原検査をして陰性である事、今後も毎日抗原検査をする事等を正直に話して、その条件下でも受け入れてくれるというホテルがあったら滞在しても構いません。その際はどのホテルに滞在するか保健所に連絡して下さい」と続けて言われた。
…そんな話されて、もう自分は完全に腐った。保健所の人の口振りも「そんな奇特なホテルがあればいいですけどね(ぷぷぷっ)」って感じだったそうだ(旦那曰く)
保健所の言い分聞いてると「コロナ患者が出た家庭は全員家から出るな、家庭内感染はするだろうけど少なくとも不特定多数に感染させないように最大限努力しろ」というのが透けて見える説明だったそうだ。いやだから家庭内でも感染したくないって言ってるんだけどさーーー
更に宅食サービスというのがあって、コレは外出させない為に自治体が無償で行っているサービスだそうで、コロナ感染者だけでなく同居家族の濃厚接触者の分も勿論無償で宅配してくれるんだそうだ。そりゃそーよね濃厚接触者も外出しちゃーいけないルールなんだから食事買いに行けないしね。
旦那に「お前の分、どーする?もう少ししたら保健所からまた電話掛かってくるから返事しないといけないんだけどー」と言われて「…もうどうでもいい」と答えて部屋で一人で自分が旦那からうつされてコロナに感染した後の事を考えて鬱々になっていた…ら、しばらくすると
私の絶望した様子を見て流石にちょっと気の毒になったらしい旦那が(←て言うかお前のせいだしな)、手当たり次第に自宅から徒歩圏内にあるビジホに電話を掛けて事情説明して宿泊させて貰えないか聞いて回ってくれたそうで、なんと「抗原検査が陰性でしたら」という事で受け入れてくれるというホテルが見つかったんですわ!!
何故自宅から徒歩圏内のビジホに限定したのかというと、今後もしも私がコロナ陽性になった場合に(抗原検査キットで調べて)主治医に電話して発熱外来でPCR検査受けなくちゃいけなくなるんだけど、その際に抗原検査で陽性なのに電車乗ったりしたらマズいだろう、徒歩で自宅に戻れる場所に泊まっていないと不便だろう、という事で。
因みに抗原検査キットは今現在かなりの品薄ではありますが、探せばちゃんと手に入るんですよー。自分は旦那がコロナ陽性だと判って直ぐに買いに走りましたわ。
そんなこんなで、探せばちゃんと事情説明して受け入れてくれるホテルってあるんですねー。
と言うか、チェックインする際に濃厚接触者のホテル内滞在ルールが書いてある紙渡されましたね。ある程度マニュアル化しているトコロを見るとこのホテルは特に表向きに堂々と「陰性の濃厚接触者の方の隔離を受け入れてますよー」とは謳ってはいませんが…てか、そんな事言ったら本来の商用や観光目的の利用者から避けられかねないから言える訳もないんだけど(苦笑)、まあ個々で連絡取って問い合わせれば実は受け入れてますよーという感じなんでしょう。
だから本記事読んで自分と同じ立場で困っている方、諦めないで片っ端から電話掛けてみて下さい。
という訳でホテルの部屋から見える景色。
自分の自宅も画像内に映ってるんだー本当に自宅から徒歩3~4分の場所にあるビジホです。
まあコレもさ、自分が住んでる場所が思いっきり商業地域で(名古屋市内でも割と大きい繁華街)ビジホも沢山あったから出来た事なんだろうとは思います。
自宅徒歩圏内にビジホなんて一軒もねーわ!って人だって結構多いでしょうしね。後は金銭的な事情でこういう荒技使えない人だっているかもしれませんし。
(当然ですがホテル代はALL自腹ですよ、そして自宅に居ないので例の宅食サービスも当然ですが受けられません当たり前よねw)
さて、結局自分はこのホテルに7泊滞在したんですが(2月10~17日)
どういう「隔離生活」を送っていたのかを簡単にご説明しておきましょうか。
まず、朝起きて体温を測る。体温は1日3回(朝・昼・夕)計って、旦那にLINEしていた。
あー旦那とは基本この体温報告と生存確認を兼ねて1日3回LINEで連絡を取っていました。
(因みに旦那が発熱した夜からは自宅内でも直接会話はせずにお互いの部屋にいる状態でLINE通話で会話していました)
そして抗原検査。抗原検査キットは先に書いたけど旦那がコロナ陽性だと判って直ぐに買いに走ったのでドッサリ用意してホテルにチェックインしていました。
その後お腹が空いたら朝食なり昼食なり取って、後は部屋でゴロゴロするしかやる事がない…ちな、最初にホテルにチェックインする前にコンビニに寄って2~3日はホテルから1歩も出ないで居られるように飲み物と食べ物をタップリ買って持ち込んで過ごし、ホテル滞在4日目辺りからは抗原検査も毎日陰性だし流石に旦那のコロナが感染しているという事はなかろうと判断してホテルから徒歩1分圏内のコンビニに1日1回だけ飲み物と食べ物を買いに外出していました。
ホテル滞在6日目辺りだったかな?ホテルから徒歩1分のコンビニ(ファミマ)で買うモノに食べ飽きてしまって(最初に買い込んだのもファミマだったし)、もーちょっとだけ足を伸ばしてホテルから徒歩1分半のトコロにあるセブンに行ってみたら…お惣菜のレパートリーが全然違ってて!嬉しくて色々買い込みすぎた図↑
て言うか誰が見てもただの酒の肴でしかありませんサーセン^^;
食事以外でホテルの部屋でのルーティーンと言うと
風呂にお湯溜めて、半身浴しながら持ち込んだ文庫本を読んでドッサリと汗をかく。
風呂上がりは冷えたビール!
ビール飲んでいい感じに酔っ払ったら昼寝→目が覚めたらスマホゲーム、TV→飽きたらまた風呂のお湯溜めて半身浴しながら読書→ビール、の無限ループw
たまたまオリンピック期間中だったので、ぼーっとオリンピック見続けてる日もありました。平野君のハーフパイプとか女子スノボのビッグエアとかずーっと見てたわ。
ホテル隔離数日後、友達が行列の出来るウマウマなパン屋さんのパンとキッシュ、それから手作りのお惣菜(!)、雑誌や本をホテルに差し入れてくれました。
ちょうどコンビニご飯がワンパターン化して来てたトコロだったので、ホントに感激したわーもう本当に本当に有り難う!!
本も持ち込んだ文庫本をちょうど読み終わるタイミングだったので本当に助かった!もうM嬢(お友達)のおうちに足向けて眠れませんわ…
今回、自分がコロナになった訳じゃないけど濃厚接触者としてホテル隔離生活しててさ、こんな体験滅多に出来ない!と思って結構赤裸々にSNSにUPしたんですよね。
そしたら…本当に沢山のお友達が心配して連絡くれた。それが何より一番有難かった。
SNSで反応してくれた友達も沢山居たし、先程のホテルに差し入れしてくれた友達もだけど、他にも「足りないモノがあったら差し入れるから言ってー!」って何人も連絡くれたし、身の回りでコロナに罹患した人がいる友達からはドコソコの自治体はこういう対応だったとか宅食サービスが全然違うよーとか色々情報教えてくれたり、毎日「調子はどーだーい?」ってLINEくれた友達、空いた時間にコツコツLINEくれて暇つぶしに付き合ってくれた友達、自分が暇でやる事がないと言ったら半日も電話に付き合ってくれた友達もいたし、本当に本当に友達って有難いなーと。自分は本当に素敵な友達に沢山恵まれているんだなぁーと改めて思わされました。
あ、そうそう、
旦那の所に届けられていた「宅食サービス」について。
先の友達からの情報によると本当に自治体によってサービス内容が千差万別みたいで…結構多いのが「隔離期間10日間分の食事と飲み物と雑貨(トイペ等)一式セット」をドカンと段ボールに詰めて一気に送ってくる、というパターン。
で、とりあえずですが我が家のある「愛知県名古屋市某区」のコロナ感染者向け宅配サービス内容。
1日3食分の食事を毎日自宅まで配達してくれました。多分コレは患者の生存確認も兼ねての対応なのだろうと思われます。名古屋市なかなかやるな!^^
配達時間の指定は出来なくて朝9時半~夕方18時半までの間に順次配達されるそうですが、我が家には大体お昼頃(12時半~1時半辺り)に届いたそうです。
画像はある日の1日分の食事内容です。大体食事のパターンは決まっていて、
朝:パンとゼリーとレトルトスープ
昼:炊き立てご飯とコンビニ惣菜系おかずセット
夜:レンチンご飯とレトルト丼の具材
飲み物:牛乳×1パック お茶×2パック
昼の惣菜弁当セットと丼の具とスープとゼリーの内容は毎日変わります。
旦那に毎日宅食の画像撮ってLINEで送って貰ってたんだけど、正直「結構いい内容やんか(私よりよっぽどいいモノ食ってんな)」と思ったんだけど、当の旦那は文句タレタレで「揚げ物の油が悪いから食えたもんじゃない」だの「匂いからして食欲なくなる」だの言いたい放題。
そもそも我が家はレトルトやスーパー等の市販のお惣菜は一切買わない(全て手作りしている)ので、お惣菜特有の濃い味付けも受け付けないようでした。
今思ったけど…ティッシュやトイペ等の雑貨の差し入れはなかったんだな。我が家は沢山ストックがあるから問題なかったけど独り暮らしの人はどーすんだろ?
あ、そうそう、この宅食もコロナ陽性判明3日後からの配達でした。陽性になって2~3日間は絶食なのかいっ!(滝汗
まあコレも自治体によってスピードが違うんだろうと思います。ですから自分がもしかしたらコロナかも?と思ったら、先ずは発熱外来に行く前にこのまま10日間…最低は3日間位は自宅で生き長らえられる程度の保存食や飲み物の確保はしておいた方が賢明だろうと思われます。
と、まあこんな感じで…
今回の体験で先ず思ったのは「保健所の対応は正直イラッと来た、が、この状況下で保健所のスタッフだって疲弊しまくっていっぱいいっぱいなんだろうな」という事。
そして国が悪いだの自治体が悪いだの世の中散々文句垂れまくってるけどさ…なかなか頑張ってくれてるなーと思いましたよ。
今コロナを5類(インフルエンザと同等)にしろ、という声を良く耳にしますし正直自分も「はよインフルと同じ扱いにせぇーや」とずーっと言っていましたが、もし5類相当になっていたらPCR検査や病院に掛かるのも全て有料になるし、宅配サービスなんて当然なくなるし、ここまで手厚いサポートは受けられなかったという事ですからね。
あ、後ね…病気知らずの病院嫌いの人って結構多いと思うんだけど…
「ホームドクター(主治医)」作っておくの、大切ですよー今回コレは本当に身に沁みました。
我が家は私が重症喘息だという事もあって主治医を作って長年何かあると同じ病院に掛かっていました。たまたまですが自分が主治医にしている病院が発熱外来もやっていて、主治医からは常々「もしも発熱したら保健所に電話しなくてもいいから先ずはうちに電話してから来て下さい。いつでも診てあげますよ」と言われていたんですね。
その時に「うちの発熱外来は基本元々うちの患者さん(診察券持ってる人)しか診ないので」と言っていたんですね。
主治医を作っていない人は先ずは発熱したら保健所に電話して保健所経由で発熱外来を紹介して貰う、という手順になるんだそうです。ですがこの状況…保健所なんて電話掛けても掛けてもなかなか繋がらないらしいんですよ。もうそれだけで初動の手間と時間にかなりの差が開くという事です。
このご時世、いつ何処でコロナ拾って来るか判ったもんじゃないですから、いざという時の為にもホームドクター作っておきましょう!