天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2024】「キングダム 大将軍の帰還」@40作目

2024年07月12日 | 映画感想
「キングダム 大将軍の帰還」

言わずと知れた原泰久氏著の大人気コミックの実写映画化第4弾にして、本作で実写版一応完結編らしい?という話を聞きましたが…
何度も書いてますが自分は本シリーズは実写映画版を楽しみたいので敢えて原作コミックもアニメ版も一度も見ずにずぅーっと我慢して来ました!

あらすじ
中国春秋戦国時代。大将軍になる夢を抱いて飛信隊を率いる信(山崎賢人)は、趙軍との馬陽の戦いでの勝利に貢献する。しかし、趙軍の総大将・ホウ煖(吉川晃司)の軍勢が飛信隊を急襲。飛信隊は森の中で散り散りになってしまう。一方、北の大地では山の民を統率する楊端和(長澤まさみ)が、趙の軍師・李牧(小栗旬)の存在に恐れを抱いていた。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ず大前提として最低でも前作「運命の炎」は鑑賞済みである事がMUSTです。映画冒頭にパラッと何となく今までのあらましみたいのが流れますが、あんなもん見たってぜんっぜん着いて行けません。絶対に前作は鑑賞してから本作観に行きましょう。前作の内容を忘れちゃった人も必ずおさらいしておきましょう!

という訳で…前作、一応のクライマックス1つ乗り越えたトコロで吉川晃司さん演じる龐煖(ホウケン)が出て来て「ん!ここからいよいよ凄いシーン来るっ」と思ったトコロでエンドクレジット始まって「ウソぉ~まさかココで切るぅ~!?」って感じだったんですが…要するにその続きから今作が始まるという事は、いきなり怒濤のクライマックスアクションからスタートする訳です!
と言うか、本作ずぅーーーっとクライマックス。クライマックスじゃないシーンがない。上映時間2時間25分もあるのに一秒もダレないという凄さ!

そして第一怒濤アクションを終えて尾到とのあのシーンが…最初尾平が囮になるって言い出したトコロで「おま…あかんヤツやろそれは!(半泣き)」だったのに、まさかの尾到…もう涙が止まらん。ガチの大号泣。恥ずかしい程泣いたけどもう止まらないものは仕方ない。
過去作の尾平&尾到とのチョロけてるシーンが脳内で走馬灯状態になって、んで村で嫁が祈ってて…もう何見ても泣けて泣けて目が痛い><
翌朝飛信隊メンバーと合流して尾平の姿が見えたトコロでまた泣けて、尾平が「泣くな!」って言い出してまたまた泣けて…

それから9年前のシーン。摎(きょう)を演じた新木優子ちゃんがお美しくて神々しくて…最終的にどうなるか分かっていながら王騎との2人の萌え萌えシーン見てるのがまた辛い!
という訳で、中盤以降が怒濤の「王騎 VS 龐煖」戦が中心になって行くんだけど、もう誰もが息を呑むすんごいバトルシーン!邦画史に残るであろう伝説のシーンだったと言っても過言ではない。とにかく大沢たかおさんも吉川晃司さんもどちらも甲乙付け難く本っ当に素晴らしかった!

でもやっぱ…王騎演じた大沢たかおさんの凄みな…一作目からとんでもない威圧感と存在感だったけど、このシリーズ通して本当にずっとずっと凄かった。
それが本作でいよいよ結実すると言うか、何て表現すればいいのか分かんないけど…花火大会の大トリのクソバカでっかい花火見た瞬間みたいな鳥肌立つような高揚感と大輪の花火が散って行った後の虚無感がない交ぜになったみたいな、とにかく「凄いモノ見てもうた」感がエグい。
本作一応信が主人公のハズなんだけど、もう誰も信見てないよね状態だもんな…あ、でも王騎と一緒に馬に乗って王騎が後ろから信に「目を瞑れ」って語られるシーン!もうあの辺りからずっと泣いてたわ自分。て言うかどんだけ泣いたんだろハンカチぐっしょぐしょになっちゃったよマジでクソ恥ずかしい(〃・ω・〃)

都に近付いて来て、最後信が馬に乗って皆に語りかけるシーンをダーダー泣きながら(←お前ホントずっと泣きっ放しなのなw)見ていて、本当にコレでこのシリーズ終わってしまうの?ウソだろウソだと言ってくれよマジで!と思ってた。家帰ってからネットで調べてみたけどやっぱり「本作で実写版一応の完結編」って書いてるサイトもあったし、中には「既に続編の撮影始まってんだよね?」みたいに書いてる人も居て何が本当なのか分からないけど…終わって欲しくないよねーでもこれだけの名優勢揃いさせて撮影しまくるのってやっぱりスケジュール的にも色々難しいんだろうなぁーとか、裏事情まで考えちゃうと複雑な気持ちになるよね💦

でも、このシリーズに出会えて本当に良かった。
一作目観る時なんて全然テンション上がんなくて「ヒマだし丁度時間合うから一応観ておくかー」程度の気持ちだったのに。
もしこの記事にたまたま辿り着いてここまで読んでくれて、でもこのシリーズ観てないという人、今からでも遅くはないから絶対に観た方がいい。出来れば1作目から観て欲しいけどそんな時間ねーわ、って事なら最低3作目と本作はぜっっったいに観た方がいいから!
「邦画なんかどう頑張ってもハリウッドのSF大作系には勝てっこないし興味ねーわ」って人結構いるけどさ、今の邦画はそんな事ないんだよ!それを本作観て知って欲しい!!
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【映画2024】「フェラーリ」@39作目

2024年07月05日 | 映画感想
「フェラーリ」

フェラーリ社の創設者「エンツォ・フェラーリ」のある年(つーか1957年な)の出来事を描いたドラマ(史実則ってる系)
マイケル・マン監督×主人公のエンツォ・フェラーリを演じたのはアダム・ドライバー+妻ラウラをペネロペ・クルス様…なんだろうこの「自分大好物全部載せ」状態✨

あらすじ
1957年。59歳のエンツォ・フェラーリ(アダム・ドライヴァー)は、妻ラウラ(ペネロペ・クルス)と立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーにまで成長させたが、会社は経営状態の悪化で買収の危機に瀕していた。1年前の息子ディーノの死により家庭も破綻しており、さらに、ひそかに愛し合うリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)との子供ピエロを彼は認知することができずにいた。会社経営と私生活の両方で窮地に立つエンツォは、再起を懸けて公道レース「ミッレミリア」に挑む。(Yahoo!検索情報から丸パク)

予告編観た段階ではもっとフェラーリ社の…車とかレース関連に寄せまくった作品なのかな?と思ってたんだけど、蓋を開けると勿論レースシーンもモリモリだったけどエンツォの個人的事情…まあ嫁と愛人+愛人に産ませた隠し子問題が結構ガッツリ絡むプライベートネタ盛り沢山な内容でしたわ。
コレね…劇場行ったら観客の8割男性(つーかオッサン)だったんだけど、きっとオッサン達イライラしながらエンツォの恋愛ネタ観てたんぢゃねーかな?と思ったわ。多分オジサマ達(←ちょっと言い方変えてみたヨ)は車のメカニック方向とかデザイン方向とかレース方向のウンチクが観たくて劇場まで足を運んだんだろうなぁーと簡単に想像が付きます。
だからね…ラストのスタッフロール流れ始めたら溜息交じりに直ぐに席を立つオジサマ多数…お前らもーちょっとマナー守れや💢

自分はね、勿論車の事も気になるけど「エンツォ・フェラーリ」という人物を全く知らなかったから、コレはコレで楽しめましたよ。
なんつってもエンツォを演じてるのがアダム・ドライバーですもん!正直予告編観て「え?アダム・ドライバー何処に出てるの?」状態に分かんなかったわよ相変わらず役作り凄過ぎて頭を垂れるしかありません!って感じ。
そしてラウラを演じたペネロペちゃんの存在感の凄さよ!愛人霞むわぁーシャイリーン・ウッドリーさんファンの方ごめんねーだってペネロペちゃんマジのガチ目ヂカラ半端ないしカッコイイし凄みがもう神懸かっててさー、ぶっちゃけラウラに肩入れしまくって観ちゃったわー
クライマックスの50万ドルの話し合いの時にラウラが「条件はないわ。でもお願いしたい事ならある」みたいな事言うんだけどね…あのシーンのペネロペちゃんにはマジでシビれた!

さて、そんなこんなでオジサマ達待望だったレースシーン!
「ミッレミリア」という公道レースがメインなんですが、オジサマ達はどー思ったのか分かりませんが車シロウトの自分はかなりテンション高かったです!
この時フェラーリはマセラッティとガチバトル状態になっていて(レース前のタイムアタックでは若干マセラッティ優勢?)このレースに優勝すれば経営危機を脱する突破口に繋がると両者譲れない状況になっているんですね。
このレースシーンは心拍数上がったなぁー自分で心臓が有り得ない位ドキドキしてるのが分かった、ていうかカーブを攻め合うシーンとか明らかに自分の心臓が躍って軽く吐き気までしたからね。そして問題のあのシーン…本作レイティングいくつ?(検索中)…PG12か、ギリじゃね?相当エグイ描写があったけど大丈夫か?💦

フェラーリってもっと歴史の古い会社なのかと思ってたけど第二次世界大戦後に創設された企業だったんだね、そんな事も全然知らなくて本作で色々学びがありましたよ、何しろ自分の人生にフェラーリなんてほぼかすりもしない高級車という印象しかなかったしね…ちな自分の友達のご主人がフェラーリ好きで何台か所有してるんすけど、そしてご自宅はかなり手の込んだガレージハウスになっていて住宅雑誌にも載った事があるレベル…あんま書くと特定されちゃいそうだからこの辺で止めときますが(苦笑

敢えてココで今言っちゃうけどさ!…自分実はフェラーリよりもマセラッティの方が好きなんだ!あの王冠エンブレムカッコ良くね?自分…北方謙三さんファンなんで(デヘヘ

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【映画2024】「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」@38作目

2024年07月04日 | 映画感想
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

監督:アレクサンダー・ペイン×主演:ポール・ジアマッティという「サイドウェイ」コンビ再び!
自分ポール・ジアマッティ結構好きなんだけど、それこそ前観たのってサイドウェイが最後じゃね?…え?サイドウェイって20年も前の作品だったん!?(驚愕)…とビックリして家に帰ってから自分の映画レビューまさぐってみたら、どーやら2014年公開の「ウォルト・ディズニーの約束 」という作品と、あとは2017年にメキシコ行った時に機内上映で観た映画(日本未公開)にご出演されていた模様…それでも約10年前だもんなぁ~

あらすじ
1970年冬、アメリカ・ボストン近郊にある全寮制のバートン校。生徒や教師たちがクリスマス休暇を家族と過ごす中、嫌われ者の堅物教師ポール・ハナム(ポール・ジアマッティ)は複雑な家庭環境のアンガス・タリー(ドミニク・セッサ)をはじめとする家に帰れない生徒たちの子守役を任される。一方、食堂の料理長メアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)は一人息子をベトナム戦争で亡くし、かつて息子と過ごした学校で年を越そうとしていた。それぞれに孤独を抱える3人は、2週間の休暇を過ごす中で反発し合いながらも徐々に心を通わせていく。(Yahoo!検索情報から丸パク)

寄宿学校のクリスマス休暇で自宅に戻れない学生というのは結構な「負け犬」状態らしい。
まあそーかもなー日本のクリスマスとアメリカのクリスマスではかなり様子が違うらしいってのは聞いてるけど、クリスマスって家族が揃ってミサに出掛けたりホームパーティしたりしてしっとりホッコリ過ごすのがアメリカ流らしくて、要するに帰る場所がないって相当キツい状態らしいんですよね。
で、最初はワケありな数名の学生が寮に取り残されてたんだけど、その中の1人の父親が自家用ヘリで学校まで迎えに来てくれた上に「これから居残り組の生徒全員スキーリゾートに連れてってやんよ♪ただしご両親の承諾が得られたらネ!」みたいな話になって、唯一親と連絡が付かなかったアンガス少年だけが「負け犬of負け犬」になってしまった地獄展開💦

話はアンガスだけが取り残されて嫌われ者教師のハナムとボッチの給仕長メアリーの3人になってからが本番。
3人が3人ともそれぞれ事情を抱えていて、それが小さなエピソードをコツコツと積み上げて行きながら少しずつ個々の抱えている問題だったり過去だったりが明かされて行くという展開なんだけど…この見せ方が上手いんだよなぁ~

会話が面白くてね、絶妙なタイミングでクスッと笑わせるようなユーモアが散りばめられているのが凄くいい✨
この手のヒューマンドラマって「とりあえず泣かせ展開になれば勝ちなんだろ」といわんばかりにお涙頂戴展開にゴリッゴリに持って行くパターン結構多いと思うんだけど、人間って実際そんなにシリアス一辺倒に生きてる訳じゃないじゃない?
その、危うい展開の中にもクスリとさせるような絶妙な会話がね…何とも「人間味がある」というのかな。血の通った会話だな、と思わせるんですよ。

あと、本作の重要なキーワードとして「嘘」があります。
そもそも舞台になっているバートン校の校風で「嘘をついてはいけない」というのがあるらしく、ハナムも常々生徒達に「嘘はつくな」と口を酸っぱくして言っているようですが、問題児のアンガスは平気で嘘付きまくるタイプ(本人も自分は嘘つきだしモノ盗むしって語っている)
メアリーはボストンに遊びに行きたがるアンガス少年に援護射撃するかのように「社会見学という名目にすればいいじゃないの(嘘も方便よ)」とハナムに促しているし、当のハナムは訪れたボストンでハーバード時代の同級生(しかも超因縁のあるヤツ)と再会してしまい、そこで思いっきり嘘付きまくってアンガスに後からめっちゃツッコミ食らっているというw
この嘘のくだりは凄く良くて…この辺りで一気にハナムとアンガスの心の距離が縮まったなーと誰もが実感出来るエピソードだと思いますね!

そして…嘘はクライマックスで最大限生きる。
コレは誰もが想像した通りの展開だと思いますが、それでもポール・ジアマッティのあの表情が本当に胸に突き刺さってくる。独りぼっちのアンガスの心の叫びを聞いてしまったハナムにはもうあの選択肢しかなかったんだろう…でもハナムにとっても唯一の場所だったハズなのに…と、切なくて苦しくて、でも心が温まるこれぞ本当のヒューマンドラマだなぁ!と思わせる傑作でした。最後のアンガス少年の表情も、そして「See-ya!(またね)」と言って去って行く姿も印象的でした。

本作、舞台が1970年で…映像もまるで1970年に撮影された作品かな?と錯覚させるような演出がふんだんにされていて、それも楽しい作りでした。
最後の最後、スタッフロールが終わった後に真っ黒なスクリーンの真ん中に白地で「THE END」の文字が…あー、そう言えば昔の映画って最後に「THE END」って表示されてたよなぁと思い出しました。て言うかいつからなくなったんだろう?💦
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【映画2024】「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」@37作目

2024年07月02日 | 映画感想
「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」

タイ発ど真ん中青春ドラマ。タイの映画ってたまーに見付けるとなるべく観るようにしているんだけど、個人的にかなり好きな作品多い。と言うかタイ作品クオリティ高いです!…もしかして需要少ないから日本に持ち込む作品超厳選してる、という事なんでしょうか?(滝汗)
一卵性双生児の姉妹の話なんだけど、メガホンを取ったのは本作で長編映画デビューだという、これまた一卵性双生児の女流監督さん(2人共作)要するに自叙伝的な?

あらすじ
中学生のユー(ティティヤー・ジラポーンシン)とミー(ティティヤー・ジラポーンシン)は一卵性双生児の姉妹で、互いに隠し事もなく、どんなことも共有してきた。ある日、マーク(アンソニー・ブイサレート)という少年が現れ、二人はそろって恋に落ちる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

主人公は中学生という設定なんだけど、ユーとミーを1人2役で演じた(上手い事合成してあったわー)ティティヤー・ジラポーンシンちゃんという役者さんが…物凄くフレッシュ感+透明感があってとにかく可愛らしい!どうやら本作で長編映画デビューの正にフレッシュ女優さんだそーなので…タイ人の名前ってなかなか覚え難いんですが(滝汗)この役者さんの顔と名前はきっと覚えておいた方がいいだろう、これからもっと売れていくだろうと思わせましたね。
ついでに言うと…自分の中で本作最大のサプライズ(!)だったのが、ユーとミーの双子姉妹が好きになっちゃったマーク君を演じたアンソニー・ブイサレート君だったわ!彼が北村匠海君に激似だったんだけどっ!もーちょっと言うと北村匠海君にふわっと成田凌君まぶしてプリッとさせた感じ?イケメン過ぎて目眩するぅ~
彼も本作で長編映画デビューの新人さんだそーなので、これからのタイ映画界は期待大✨ですねーいい若手監督さんと役者さんがどんどん育ってんだねー😊

さて、映画の内容についてですが
まああるあるな青春ドラマではあるんですよ。少女漫画にありそーな設定って言うのかな。生まれてからずぅーっと「2個イチ」状態で何もかも分け合って生きて来た双子姉妹が、お約束通り同じ男の子に初めて恋をした事で初めて「分け合えない、というか分け合いたくない」状況になっちゃう訳です。
ここら辺の双子ちゃんの双方の思惑がなかなかね…ユーの気持ちも分かるけどミーの言いたい事も痛い程分かる…「最初は私が出会ってたんだよ!」ってね💦

それで、コレは思春期女子やっちまいがちなヤツ(まー時々大人になってもやっちゃう人いるけど)の「試し行為」という禁じ手に出る訳ですよ。
コレはね、恋愛において絶対にやっちゃあかんヤツ。やると破局しか見えないヤツ。BBAも若い頃色々やらかしまくって失敗しまくって、そして今こーしてふてぶてしく生きてるのでスクリーン観ながら「あああああ、それだけはやっちゃあかんヤツなのにぃ~(溜息)」←きっと同じ事思いながらスクリーン観てた人は多いハズw
この試し行為に行く前までのウキウキフワフワな様子が余りにもピュアで可愛らしいので、もうすっかりこの双子ちゃんの親戚のオバチャンにでもなったような気持ちでヤキモキしながら2人の様子を眺めている訳ですわ。

そして更に思いを馳せる。自分の中学・高校辺りの痛々しい青春時代を。
ほーんとね、ノスタルジックってこういう事言うのかと。自分の半生振り返るなんて、しかも思春期の頃の事なんて本当に久しく思い返していなかったわ…この双子の「やらかし」を痛々しい気持ちで眺めつつ自分の黒歴史を振り返るというある意味地獄(ヲイ

そして、本作は自分の思春期には体験しなかったもう1つの問題「両親の離婚問題」も併走して行きます。
コレに関しては本当に切なかった…けれど、この初めての恋の顛末と同時進行で起こっていた事でこの双子ちゃんは大人の階段を一つ昇ってY2K問題(←コレ懐かしかったわー)を乗り越えて行くのだな…いや何故この物語は1999年が舞台だったんだろ?1999年だった理由が今一つ分からなかったけど。
でもノスタルジック感出す、という意味で四半世紀前を舞台にしたのかな?だったとしたら…自分個人的にはそれも成功していたと思いますよw

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【映画2024】「ザ・ウォッチャーズ」@36作目

2024年06月25日 | 映画感想
「ザ・ウォッチャーズ」

M・ナイト・シャマラン監督がプロディーサー+娘のイシャナ・ナイト・シャマランが脚本&長編映画初監督という記念すべき作品!
基本的に自分「シャマラン」という名前を聞くと自動的にワクワクしちゃうタチなんで~世間的評価よりだいぶ盛っちゃうタイプなんすけどー…でもコレあくまでも娘さんが作ってんだよね?父シャマランのプロデュースってどれ位食い込んで来てんだろ?てか、父シャマランは娘の作品にもカメオってんの?ねえそれが一番気になってる部分なんすけどっ!!←お前は本当にシャマランファンなのか?(滝汗

あらすじ
28歳の孤独なアーティスト、ミナ(ダコタ・ファニング)は贈り物を届けるために指定の場所へ向かう途中、地図にない森に迷い込んでしまう。そこで見つけたガラス張りの部屋には3人の男女がおり、彼らによると、その部屋は謎の存在によって毎晩監視されているという。そしてその部屋には、日が暮れたら部屋を出てはいけない、監視者に背を向けてはいけない、決してドアを開けてはいけないという三つのルールがあった。(Yahoo!検索情報から丸パク)

いやー先ずさー、本作の主人公「ミナ」を演じたのがダコタ・ファニングちゃんだよ!な・つ・か・し・いーーーーー!
もうさ、何作っても【シックス・センスの】って言われるシャマラン VS いつまで経っても【アイ・アム・サムの天才子役】【あの宇宙戦争の】って言われるダコタ・ファニングの掛け合わせだよ!これってもう何かビッグ・バンが起こって新宇宙が誕生しちゃうヤツなんちゃう!?
あ、とりあえず本作の監督は【シックス・センス作ったヤツの娘】なのでビッグ・バンまでは行きませんが(ヲイ)でも少なくとも本作の予告編を観て劇場鑑賞を決めた人はかなりの確率で「あのシャマランの娘」というビッグネームに引き寄せられて来ているでしょう?

まあ、そんなこんなで…驚くことにダコタ嬢は御年30歳になられたそーです。時の経つが早過ぎてBBA目眩が止まりませんっ💦
そんなすっかり大人の女性に仕上がったダコタ嬢は確かに幼少期の頃の面影は残っているものの、良くも悪くも「どんな役にも溶け込める風貌になったな」というのが正直な感想。一目で忘れられないような思わず二度見もしくは振り返って見返すレベルの美女でもないし、かといって悪目立ちする程特徴的な風貌でもない…本来ならモブ扱いされても(そこまで言うか)レベルの仕上がりではあるものの、やはり演技力はガチンコ本物ピカイチでした!

で、内容なんですが…以降はどー誤魔化してもネタバレになってしまうので、本作未見の方はネタバレ上等!覚悟で…基本スルー推奨します。

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さて、では内容に触れますと…

予告編では森の中にある不思議なガラス張りの建物の中にいる数人の人達が夜になると誰かから観察されているらしい、というトコロまでは開示されていました。
それで、この森の基本ルールとメインキャラの大体の設定が分かる頃には結構話が進んでましてね、ここらの展開は正直こなれてる感あるなーパパに相談したのかな?とか邪推しちゃいましたけど、主人公ミナの若干破天荒な行動力で色々なパズルのピースが提示されて誰もが「で?そのプロフェッサー(教授)っていつ登場するねん。て言うか父シャマランがまさかの教授役か!」位の感じになってましたw

で、この話…個人的には結構意外な方向に突っ走っていったなーという印象です💦
その後この謎の小屋の意味だったり謎の「ウォッチ」だったり「ウォッチャーズ」の正体が判明するんですが…まさかのファンタジーオチか!みたいなw
まーファンタジー言うても世間一般的に「ファンタジー」って聞いて誰もが思うようなフワフワラブラブしたヤツじゃなくて、ソレはそれで意外性の塊っちゃーそうなんですが(苦笑)

更に言えば本作は「謎の種明かし」までが第一部(舞台は謎の森)→からのー「謎が判明してからの後始末(若干のドンデンネタ含む・舞台は市街地)」という二部構成でした。
コレが若干だけどね、冗長な感じはしましたね。もーちょっとどこかで時間端折れなかったかな?ちょいダレるな…みたいな感じ。映画序盤にチカラ入れ過ぎた?💦
あと、重箱の隅つつく系のツッコミ(特に潔癖な日本人は気になる部分多いと思うw)ですが、例えば森の小屋でのトイレとお風呂問題だったり、電気は謎の教授がどーにかこーにかしてくれたらしくてビデオだけが観られるTVが据えられていたものの、小屋の中に調理器具らしきものが見当たらないけどあの罠でとっ捕まえたカラスはどーやって食ったんだ?とか…もっと根本的な内容部分にツッコミ入れちゃうとマデリンの「真の素性」が判明した段階で誰もが思うであろう「は?じゃあお前最初っからあのシェルターの存在知ってたんじゃん!」という矛盾な。だってマデリンなら最初っからあの森の脱出方法分かってて当然じゃね?💦

等とモリモリにツッコミ入れるのもまた楽しい作品でした!いや嫌味じゃなくてコレマジで言ってるんだからネッ!←お、ちょ、待て…
皆んなさー、「シャマラン」っていう名前に気負い過ぎて評価厳しくなり過ぎてないー?まーそれ言っちゃったら「お前はシャマランって名前に甘過ぎだろ」って逆ツッコミ食らいそうだけどさー。でもね、本当に自分は本作結構楽しめちゃいましたよ。コレが若干24歳(撮影時23歳かな)の新進気鋭の女流監督さんが撮ったんだと聞かされたら、次回作もちょっと期待しちゃいますけどね!

そうだ…肝心な事を忘れていた!
本作登場人物が少ないので目を皿のよーにして探していたんですが、自力では父シャマランのカメオ出演シーンが見付けられませんでした(号泣)
娘の作品だからカメオは遠慮したのかしら?それとも自分が見逃した?可能性としてはガソリンスタンドの「WANTED」写真の中か、脱出時のバスの中の乗客辺り?って思ってたんだけど。父シャマランのカメオを見つけたという方、ご連絡お待ちしております(ペコペコ
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【映画2024】「バッドボーイズ RIDE OR DIE」@35作目

2024年06月21日 | 映画感想
 「バッドボーイズ RIDE OR DIE」

ジェリー・ブラッカイマーフィルムのドル箱シリーズ第4弾。ウィル・スミスの当たり役でもあるわね~♪
ウィルは数年前のオスカー授賞式での失態で随分叩かれてるらしいけど…日本人はそーゆー事あんま気にしない人多いと思う。自分もその内の1人かなw

あらすじ
マイアミ市警の刑事コンビ、バッドボーイズことマイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)は、相変わらず毒づき合っていた。ある日、彼らの亡き上司・ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)が麻薬組織とつながっていたという疑惑が浮上する。ぬれぎぬを着せられた上司の無実を証明するため、二人は独自に捜査を始めるが、警察と犯罪組織の両方から容疑者として追われる身となってしまう。(Yahoo!検索情報から丸パク)

自分このシリーズ全部観てるつもりだったんだけど、本作始まっていきなりマイクの結婚式で「ん?こんな彼女いたっけ?て言うか毎回元カノが登場するから本作もそういう流れでなんとなく結婚まで行っちゃった的な背景なのかな?」と思いつつ…て言うかハワードいつ死んだんだ!?いやそれより息子って???
…家帰ってから調べてみたら、なんと前作観てなかった!そーだ思い出したわ前作からジェリー・ブラッカイマーが監督降りたって聞いて「なんだよーブラッカイマーがメガホン取ってないなら意味ねーぢゃん💢」ってなってスルーしちゃってたんだわ(はははっ)
まーそんなこんなで、本シリーズ思いっきり前作から話繋がってるトコロが多いのでせめて前作の「フォー・ライフ」は事前鑑賞マストですわ💦
とは言うものの、自分前作見落としてたから結構キョドる場面多かったけど、それでも話の筋がサッパリ見えないという事はないのでご安心を。ちゃんと着いて行けます。

まあ毎度お馴染みのド派手アクションシーンは健在。カーアクションもさることながら本作飛行機内での(軍用機みたいな後部ハッチが開くタイプのヤツね)アクションはマジで手に汗握る!アルマンドの牢屋が滑り落ちていくギリギリのタイミングで鍵を開けるシーンとかもう絶対に助かるの分かっていてもそれでもめっちゃ心拍数上がるヤツだったわ!
それから島渡ってからのバトルもなかなか良きです。ドローンとか使うようになってイマドキ感出てるよなぁーと思ったな♪

あと「内輪に内通者がいる」というサスペンス展開なのもスリルがあって楽しかった。このパターンは初めてだったけど脚本が本作良かったと思う。
それからカメラワークもオシャレだったなー。息詰まるようなスピード感と一瞬スロー回しにしてブツ撮り入ったりするアングルとか「シャレオツやん」って思ったわ。
アレだなー監督がブラッカイマーじゃなくなったからって腐って前作スルーしたの大失敗でしたわーせめて本作観に行く前におさらいのつもりで前作をちゃんとチェックしておけばよかったのに自分のバカー💦

という訳で、久し振りにスカッと楽しめる「ハリウッドらしい作品」観れたなー♪😊
そーだ、それにしても本作で遂にマイクも結婚しちゃったので…次回からはBABYちゃんとかも登場したりすんのかしらね?それもまた楽しみだね!




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【映画2024】「罪深き少年たち」@34作目

2024年06月13日 | 映画感想
「罪深き少年たち」

1999年に韓国のとあるスーパーマーケット(日本のソレとはちょっと違って個人商店レベルのお店)で実際に起こった強盗殺人事件をモチーフに脚色したポリティカル・サスペンス。
韓国って割とこの手の「実際に起こった事件が元ネタ系」のサスペンス多いですよね。邦画って圧倒的に「小説 or コミックの実写映画化」が多いじゃないですか、今思ったけど逆に韓国って小説やコミックの映画化ってあんまり聞かない気がする…なんだろう?これもまた国民性の違いなん?

あらすじ
1999年、韓国・全羅北道参礼のスーパーマーケットで強盗殺人事件が発生し、警察は近所に住む3人の少年を強盗容疑で逮捕する。その翌年、「狂犬」の異名を持つ刑事のファン・ジュンチョル(ソル・ギョング)は、事件の真犯人に関する情報提供を受けて再捜査を開始。捜査を進めるうちに、彼は当時の捜査内容や記録に不可解な点があることに気付く。ぬれぎぬを着せられた少年たちの無罪を証明しようと奔走する中、ファンは警察や検察の闇を目の当たりにする。(Yahoo!検索情報から丸パク)

コレさー、一応映画冒頭で「事実を元に作ったフィクションです」ってわざわざテロップ入るんだけど、どこまでが事実でどこがフィクションなんだろ?この境目がすんごい重要な気がするんだけど、そんな事映画の中で教えてくれる訳ないからモヤりまくったよ!だってさー…そりゃ日本だって昭和中期位までは酷い冤罪事件がいくつもあったの知ってるけど、それにしてもいくら既に有罪確定されて服役中とはいえ、真犯人が見つかって犯人は犯行を自供までしてる状態でそれを堂々ともみ消すってのはちょっと信じ難いんですが(滝汗)
もしもこの部分まで事実だとしたら…いや怖過ぎるだろう韓国!て言うかこの作品は当局から横槍入らなかったんですか???

とにかくね、「権力持ったヤツらの非道っぷり」ってのが反吐が出る程ムカつくんですわ。もうこんなの絶対にフィクションだと思うけど!思いたいけど!
完全に「権力者=巨悪、小市民=翻弄され力でねじ伏せられるゴミ虫」という図式があからさまで、ここまで清々しい程の悪漢っぷりを見せつけられるともうぐうの音も出ないレベル。だからどこまでが事実なんだよ誰か教えてくれよ!💦

自分あんま韓国映画観ないから役者さんを全然知らないんだけど、主人公の「かつての狂犬刑事」を演じたソル・ギョングさん始め、イヤ~な役を演じていた悪漢チームの面々も、そして子役の3人組も本当に迫真の演技だったと思いますよ。特に子役の子達は良かったですねー+服役後の大人になってからの3人も、勿論役者さんは変わっているんだけどちゃんと子役のどのキャラの子が大人になったのかちゃんと分かるように配役されてましたね。そして韓国映画あるあるの「直ぐ逆上して大声で恫喝モード発動」する面々…特に主人公の奥さんなんて「いやぁ~こーいうキャラって韓国映画に100%いるぅ~!超絶恐妻キャラっぽいんだけど実はハートフル系なー」って感じw

最終的なオチはこの事件の事を知らなくても流石に誰でも想像は付いてると思うんですが(コレでバッドエンドだったら流石に心が病むわ)クライマックスの法廷シーンは日本人的にはなかなかな違和感がバリッバリでしたわね(苦笑)
韓国の法廷ってあんな派手なパフォーマンスの応酬なんすか?流石にアレはフィクションよねぇ?て言うか証言者が場外乱闘的に発生したり(しかも飛び入りでその場で証言台に立たせたり)、法廷内で傍聴者から拍手が起こったりって日本ではちょっと聞いた事がないんですが…こんなん実際にあるんですか?💦

と、まあ色々面食らう場面もありましたがw、一度は権力に屈して長い物に巻かれてしまった(と言うか諦めてしまった?挫折してしまった?)刑事の、矜持を取り戻す姿には心打たれるモノがありました。彼が居なかったらきっとこの事件は本当に闇に葬り去られていたのでしょう…映画ラストに実際のこの事件の顛末がテロップで流れます。
その内容は必ずしも観る者にとって「はぁーすっきりした✨」という爽快感が得られるモノではありませんが、それもまた現実なのだよと…
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【映画2024】「マッドマックス:フュリオサ」@33作目

2024年06月05日 | 映画感想
「マッドマックス:フュリオサ」

2015年劇場公開された「マッドマックス 怒りのデスロード」でマックスと共に主演を張った(と言っていいでしょう!)シャーリーズ・セロン演じた女戦士フュリオサの、怒りのデスロードに到るまでの前日譚を描いた作品。所謂スピンオフ物ってヤツですね。
自分、マッドマックスシリーズに全く興味がなくて過去作は観てないんだけど、この怒りのデスロードだけは劇場に観に行ってるんですなぁ。シャーリーズ・セロンが好きだし予告編ビジュアルが凄いとんがってて気になって映画館突入しちゃったら大当たりだった✨って感じ。だから本作も楽しみにしていたんだけど…何やら本国アメリカの方では興収が大爆死しているとDisり方向で話題になっているとか…このままだともうマッドマックスシリーズの続編は制作出来ないとかネットニュースで見掛けたぞ大丈夫か?ジョージ・ミラー💦

あらすじ
世界崩壊の45年後。故郷である緑の地からさらわれ、家族と引き離されたフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)は、荒地を掃討するディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカー軍団の手に落ちる。彼らは水や緑、石油、土地などをめぐり、城塞都市を統べるイモータン・ジョーと争っていた。フュリオサは彼らと行動を共にしながら故郷への帰還を目指す。(Yahoo!検索情報から丸パク)

うんー色々言いたい事はある。
先ずさ、スピンオフ物ってのはウケた元ネタが話題になってる間に公開しないと鮮度が落ちるよな。せめて2017~2020年辺りには公開しておくべきだった。その段階じゃーまだ企画もされてなかったのか?だったらもう止めとけやフツーにマッドマックスの続編作っとけ!と思ってしまう。

それから怒りのデスロードに到る前日譚、と言うかフュリオサの半生を描いているので最終的にオチは怒りの~に繋がるように作られてはいるんだけど、フュリオサの宿敵がイモータン・ジョーじゃなくてクリス・ヘムズワーズ演じるディメンタスというキャラなんですわ。コレがさーどう観てもソー(マイティ・ソー/MCUキャラな)にしか見えない件(苦笑)
せめて髪型変えろや。そして衣装までソーっぽいんだもん。もう初手から最後までずーっと「ソーやん。こんなんソーにしか見えんやん」って思いながら観てたわさ💦

そして…一番「な、な?なんや???」ってなったのが…ディメンタス達バイカー軍団がイモータン・ジョーの罠に引っ掛かっていよいよ大挙して砦に向かって行ってさてこれから本作一番の見せ場の40日戦争が始まるんですね!(ワクドキ最高潮)→全面カット、とはコレ如何に!?
いやいやいや、アクション映画で一番の見せ所になりそーなシーンバッサリぶった切るってどーゆー事だよ誰か説明してくれよ💢
つーかさ、そもそもこの内容だとイモータン・ジョーはフュリオサの味方じゃね?別にイモータン・ジョーに何かされた訳じゃないし怒りのデスロードに繋がらないんちゃう?

…と、モヤった部分をとりあえず列挙したわ。
コレ要するに「怒りのデスロード」のノリを期待して観に行くと肩透かし食らうってヤツなんですね。なんつーか、もっとフュリオサの半生ドラマ部分に焦点が当てられていてアクションシーンはあくまでも話の内容的に必要だから描いているだけ、という位置付けなんだろうと思われます。だからジャンルが「アクション物」じゃなくて「ヒューマンドラマ」だと認識して鑑賞しなければいけないのだろうと思われます。まあ、そう割り切れば話自体はなかなか良かったんですよ。自分まだ割り切れてないけど(ヲイ

それから本作でフュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイは貧相な身体をカバーするべく目ヂカラで相当頑張ってたと思う。ただ、やっぱシャーリーズ・セロンと比べちゃうと「女戦士感」薄れるんよね…もーちょっと筋肉付けて欲しかったなーシャーリーズ・セロンはマジめっちゃカッコ良かったもんなぁ。
あと、マックスが出ない代わりに(あ、後半一瞬チラッとカメオってましたよね!)「ジャック」というキャラを出して彼とバディを組む展開になっていたんですが、まあ怒りのデスロードに出て来ないキャラ=今作中にお亡くなり確定事項なのでしゃーないんですが、何とも締まらない逝き方されましたわな…ただ、ココで何故フュリオサの手が片方欠損しているのかという理由が明らかになっています。ちょっとあのシーンはシビれましたわ♪
どうせなら何故マックスは輸血袋にされていたのか?というトコロまで見せてくれればいいのに~と思いましたが、まあそれはフュリオサとは関係ないもんね💦

という訳で、本作マッドマックスシリーズ最長の2時間半も上映時間があるんですが、基本的には退屈する事はありません。面白かったです。
が!自分的には段々尻つぼみにおもんなくなっていったなーというのが正直な感想。クライマックスでクリヘムとダラダラ語り合ってるヒマあんならもっとドンパチど派手にやれやー!だから40日戦争どーなってんだよクソがー!って思いながらスクリーン観てたし。あかんやんw

ま、ヒャッハーアクション映画求めてるとこーなっちゃうので…ドラマはしっかりしてたと思いますよただ自分が求めてるのとちょっと違ったわーって事で。
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【映画2024】「ライド・オン」@32作目

2024年05月31日 | 映画感想
「ライド・オン」

ジャッキー・チェン50周年記念作品!+御年70歳おめでとうございます!!
もう何も言うことなんぞなかろう。ワタクシの敬愛して止まないジャッキー様のお姿をただただ熱い視線で眺める。これ以上何があるのだ!←うぜぇ~💦

あらすじ
かつて香港映画界最高のスタントマンと呼ばれたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)は、現在は愛馬・チートゥと一緒にエキストラなどの仕事をしていた。あるとき債務トラブルでチートゥが競売にかけられそうになり、彼は法学部で学ぶ疎遠の一人娘・シャオバオ(リウ・ハオツン)に助けを求める。そんなルオのもとに、愛馬との共演というスタント依頼が舞い込む。年齢、体力的にも過酷な撮影だったが、相棒のチートゥを守るため、ルオは命懸けのスタントシーンに挑戦する。(Yahoo!検索情報から丸パク)

本作のポイントは3つ
1. 主役は馬
2. リウ・ハオツンちゃんは鬼可愛い✨
3. ジャッキーファンなら自然に涙出てる

コレで本作の全てが語られたと言っても過言ではない。マジでガチです(キッパリ
とにかく馬がエゲツない名演技をぶちかましてきます。勿論CGとか色々こねくり回してるんだろうけど、それにしても馬が凄過ぎる!
そしてジャッキー様の娘役でリウ・ハオツンちゃんが出てるんですが…まー目眩するほどクッソ可愛いんですわ!彼女はチャン・イーモウ監督作の「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」 という作品にも出ていて(コレが出世作なのかな?)この作品も自分鑑賞しているんですが、ワン・セカンド~の時はホコリまみれの小汚い田舎のガキンチョ役だったんですよーまさかそれがこんな美しい女性にクラスチェンジするなんて夢にも思わなかったわ!

興味のある方は↓ ワン・セカンド~のレビューリンク貼っておきますわ

さて、そんなこんなで…
内容的にもジャッキーの過去作へのオマージュがモリモリのてんこ盛りになっていてワクドキが止まらない!その他スタントのシーンでブルース・リーへのリスペクトだと思いますが「グリーン・ホーネット」でブルース・リーが演じた役を彷彿させるシーンが登場したり、思いっきり自分の過去作の有名アクションシーンをバンバン登場させて…コレは過去に自分が出演したスタントアクションを懐かしんでいる体のシーンなんですが、そんなもんスクリーン観てるコッチだって懐かしくて知らん内に涙ダーダーのダダ漏れになるに決まってるぢゃないっすかー!

それから、今作馬とバディ組んでいるのでアクションの多くが馬との掛け合わせになっていて、コレもありそうでなかったパターンだと思いますね。そしてお決まりのモノ使いアクションもてんこ盛りでとにかくジャッキー好きさんのツボを一々付いてくるんですわね!本作の監督さん、ジャッキーファンの気持ちに寄り添ってくれてありがとう✨
そして…御年70歳になられてもまだまだ動ける!そんじょそこらの付け焼き刃のアクションの真似事と同じにしないで頂きたい。やはり本物のアクションスターの動きというのはこうなのだ、というのを今改めて70歳のジャッキーから教えられたような気持ちです。

流れがやや冗長な感はありますが、ジャッキーのアクションも魅力も、リウ・ハオツンちゃんの可愛らしさも、そして名馬チートゥ君の雄姿もお腹いっぱい楽しませてくれる、正にジャッキー50周年に相応しい作品だったと思います。
そうそう…本作、自分は字幕版で鑑賞したのですが、長年ジャッキーの吹替えをして下さっていた声優界のレジェンド・石丸博也さんが2023年3月で現役引退を発表されていらっしゃったのですが、今回ジャッキー50周年の為なら!と、限定復活して本作のジャッキーの吹替えを担当して下さったそーです。コレは…吹替版も観に行かないといけないですね!
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【映画2024】「ブルー きみは大丈夫(吹替版)」試写会@31作目

2024年05月30日 | 映画感想
「ブルー きみは大丈夫(吹替版)」試写会

子供の頃、誰にでも居たであろう空想のお友達(イマジナリー・フレンド)を巡るファンタジー。吹替版を試写会で鑑賞しました~
という訳で子供の頃にイマジナリーフレンドなんざぁー居なかったとハッキリ断言出来るBBAが以降お送り致します悪しからず。

あらすじ
母親を亡くした孤独な少女・ビー(ケイリー・フレミング)は、あるとき子供だけに見える不思議な存在・ブルーと出会う。かつてブルーの友達だった子供たちは大人に成長して彼のことを忘れてしまい、新たな友達がいないためにブルーは消えてしまう運命にあった。大人だが彼が見える隣人(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、ビーは消えゆくブルーや彼の仲間たちを救うための冒険に乗り出す。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずね、コレ多くの人がツッコミ入れるだろうから自分も公開前に試写会で観たアドバンテージ生かして先にツッコミ入れておくけど…この邦題はちょっと合ってないよね。
因みに原題は「IF」、これは「Imaginary Friend」の略と「if→もし・もしも」を掛けたタイトルになってるんですね。どう考えても原題のままの方が気が利いてるし内容に合ってる。
この邦題を付けたが為に予告編でも映画ポスターでもやたらとブルーの存在が強調されているけれど、蓋を開けるとブルーは沢山いるイマジナリーフレンドの中の1人でしかないし(ま、若干他のIFよりはエピソードが長いけれどね)もっと主人公のビーとブルーが直接絡む内容なのかと思いきや…副題に付けられた「きみは大丈夫」のきみってお前の事なんかーい!って映画観ながら殆どの人が多分ズッコケると思うからw

途中ダラダラとビーがIFのおうちを自分のイメージにどんどん変更して行くシーンがあるんだけど、まあ子供騙しですが映像はキレイだしビー演じたケイリー・フレミング嬢のバッキバキのダンスはなかなか見応えがありました。ケイリー嬢のフィルモグラフィ調べたら…SWシリーズのレイの子供時代を演じてたのか。全然記憶にねーな💦

そう!それで、映画冒頭からIFの設定として「大人になると見えなくなる」という大前提があるんだけど、ライアン・レイノルズ演じる隣人の兄ちゃん(あれ?この人に役名って付いてたっけ?)だけは最初っから何故かIF達が見えていて…なんならIFと人間の仲介役みたいな立ち位置でいたりするんですよね。いやだから大人になったら見えなくなるんちゃうんかなんでこのおっさんだけ見える設定なんだよノッケから矛盾しまくっとるやないかい💢って思ったのは自分だけなのか?(滝汗)
ま、コレに関してはですね、コレでいいんですけどね…というかこの矛盾点は大オチに関わってきますので「あ、そっか!そーゆー事ね✨」ってなるのでご安心をw
いやむしろ「わー、よくよく考えたらそーじゃんね。何で今まで気付かなかったんだ自分のバカー」って思ったわ。つーかなんならちょっとウルッと来てもーたわ。

という訳で、子供の頃から汚れきってイマジナリーフレンドなんざぁー全く存在しなかったBBAですが、そんな薄汚れたBBAの心をも最後はホッコリさせてくれたのでコレはコレで良しと考えるべきなのだと思います。まー完全に子供向けな内容ではあると思うけど、でも敢えて大人が観て童心に返るとか…自分にはなかったであろう「清く美しき童心」とやらの存在に思いを馳せるのにはいい作品だと思いました。
因みに本作のブルーの吹替えをKis-My-Ft2の宮田俊哉さんが担当されたそうですが…プロの声優と全く遜色ありません。めちゃくちゃ上手かったです。彼は多才ですねぇー!

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