天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2025】「リアル・ペイン 心の旅」@7作目

2025年02月05日 | 映画感想
「リアル・ペイン 心の旅」

『僕らの世界が交わるまで』で監督デビューを果たしたジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・制作・主演を務めた作品。ちな自分「僕らの~」未見ですすんません💦
アイゼンバーグ氏ご本人が主人公のデヴィッドを演じられてますが、内容的にも自分の生い立ちを色濃く投影させている、いわば自叙伝的作風なのだろうと。


あらすじ
ニューヨーク在住のユダヤ人デヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)と従兄弟のベンジーは(キーラン・カルキン)は、亡くなった祖母の遺言に従い、ポーランドのアウシュビッツまでのツアー旅行に参加する。正反対な性格のデヴィッドとベンジーは、行く先々で衝突を繰り返しながらも、個性豊かな人々と出会いながら祖母と縁のある場所を巡る。40代を迎えて言いようのない苦しさを感じていた二人は、旅を通じてそれらに向き合う力を養っていく。(Yahoo!検索情報から丸パク)

従兄弟と2人でポーランドにある祖母の生家を訪ねつつ自分達の悲しい記憶のルーツでもあるホロコーストの歴史にも触れていくというロードムービーで、基本的にホロコーストの遺産を巡る部分は外注の団体周遊ツアーに申し込んでいる(途中でツアーを離脱して祖母の生家を訪ねるというプラン)ので、他の数人のユダヤ人観光客とも途中まで同行しているスタイルなんだけど…

先ずさ、主人公のデヴィッドのキャラがな…
いい言い方すれば自由奔放・豪放磊落で押し出しの強いキャラ、とでも言うのかな?自分的に言えば「KYでウザ絡みする手合い」なんですが(ヲイヲイ~)、だけど何故だか皆から愛される不思議な吸引力のあるキャラ、ってヤツ。アメリカのB級コメディとかフランス映画とかにもよく出て来そうなキャラね…正直自分あんまりこのキャラが得意じゃないと言うか観ていてイライラすると言うかね(苦笑)
まあ、その相方がウザ絡みする主人公のフォローに回って周囲に頭下げて回る地味で目立たない小市民キャラというのもある意味お約束。2人のキャラの対比を観客に見せる事でそのギャップから生じる核融合を狙っているんだろうと思われますが、個人的にはあまりピンとは来なかったかな。

2人は外注のホロコースト遺産観光ツアーに申し込んでいるのでツアコンさんとツアーメイトさん達と同行する訳ですが、移動する為に乗った列車が一等客室だった事にデヴィッドが早速ウザ絡みしてその場の空気最悪にしていく訳で。
でもこのデヴィッドの傍若無人な態度にも何故か好意的に同調するヤツが必ず現われるというね…正直「何見せられてんだよコレ💢」って感じでしたわ
まあ、後にそんなウゼぇキャラのデヴィッドも心にとてつもない闇を抱えているらしい…みたいな種明かしエピが出て来る訳ですが、だから何なんだよとお前が病んでようが何だろうが他人にウザ絡みして許されると思ってんのかクソが💢としか思えない段階でもう自分全く本作の意図が汲めてないんだろうなぁ~(溜息)

ですがね、アウシュビッツの収容所内の観光シーンとかは心がざわつきましたよ…自分もポーランド行ってますから。観に行ってますから。
映画内でも痛ましい収容所の様子だったり大量に積み上げられた靴なんぞも出て来ていましたが、実際に現地行くと撮影禁止になっている展示物が結構ありましてね…余りにも痛ましい遺物の数々なのです。子供の頃からやれ「アンネの日記」だの何だのって幾度となくホロコーストの事に触れて来てはいたつもりでも、あの凄まじい遺物の数々を目の前にしたら言葉が出なくなるんですよ。ただただ涙が流れてくる…実際に身内が収容所送りに遭ってれば尚更でしょうよ…

ラスト、NYに戻って来て空港でハグして別れたデヴィッドとベンジー。デヴィッドの毒々しくも光り輝き人を魅了するカリスマ性に、時に殺したい程呪わしいと思いつつも憧憬を捨て去れないという小市民ベンジーは愛する妻と娘が待っている温かい家庭に帰って行き、そして当のデヴィッドは1人で空港のベンチに座り何とも言えない表情を浮かべていた…
あのシーンが指す意味とは?自分には汲み取れなかったけれど凄く印象的なラストシーンでした。誰かとこのシーンについて考察してみたいですね。
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【映画2025】「ベルサイユのばら」@6作目

2025年01月31日 | 映画感想
「ベルサイユのばら」

池田理代子先生の不朽の名作「ベルサイユのばら」を何故か今更アニメ映画化。どういう経緯で今映画化なのか誰か教えてくれぷりーず!
そして当方原作コミックも勿論所持しTVアニメはリアタイ全話鑑賞のどハマり世代でございます!オスカァーーーール✨


あらすじ
18世紀のフランス・ベルサイユ。貴族であるオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは女性として生まれるが、将軍家を継ぐために幼いころから男性として育てられる。オスカルと幼なじみのアンドレ・グランディエは将軍家で働く平民だったが、二人は兄弟のように成長する。一方、マリー・アントワネットは隣国オーストリアからフランスに王妃として迎えられ、スウェーデンのハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵もまたベルサイユへとやって来る。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずさー、コレは評価二分すると思うんだけど…ミュージカル仕立てだった。ビックリした。
最初の1曲目はど初っ端から始まったから「なんだよーどーせテーマソングから始まるんだったら【薔薇は美しく散る】歌ってくれればいいのにぃ~」と思ってたら、そーゆー事じゃなくて話の端々でガンガンに歌入るから「あ、まさかのミュージカルなんすか。え?コレってまさかのヅカ(宝塚)の映画化なん?」って脳内激しく動揺しまくったわね(苦笑)
勿論歌詞ちゃんと聞いていればその場面の各々のキャラの心情なんぞを吐露しているので…まあ要するにあの長尺の話を2時間弱に収める為にミュージカルっぽくしてふんわり話すっ飛ばしますよ、という演出なんだろうと。

まーでもどーなのかなー?本作の原作コミックもアニメも全く見ていない人だとかなりイミフになりそうな気はしなくもないんだよね…ま、それは大丈夫なのかもしれないなーだって自分観に行った時、劇場の席が大体9割は埋まってる(ほぼ満席)状態だったけど、多分年齢層自分と同世代~上の方が観客の8割は締めてたと思うもんな。そりゃこのコンテンツ観に行くのってうちら世代しかいないやろw

という訳で、多分本作観に行く同世代のベルばらガチファン仲間達はきっと「あのシーンが端折られてた💢」「このシーンがカットされてた💢」と自分のお気に♪シーンがもしも採用されていなかったら暴言吐き散らして暴れ出しそうな気がしなくもないんですが(ガチ勢怖過ぎるだろw)、自分はまあ…うん…よくこの時間内に話収められたよな、そこは評価してもいいんちゃうか…位には優しい気持ちで観られましたわよ💦

なんせさー、絵は本当に良かったよ。流石の令和だわ~ベルサイユ宮殿の中の感じとか背景まで凄く気を遣って描き込んでるなーって思ったよ。
それに久し振りに目ん玉☆星飛びまくりのあの池田理代子先生の絵ヅラが大スクリーンで観られたというだけで、もう胸いっぱいになっちゃったわさー♪

でもね…確かにオスカルとアンドレが死んだトコロで話ぶった切っちゃうのは分からなくもないけどさ、でも本作(原作)の凄いトコロはメインキャラが死んだ後も事の顛末をキチンと描き切った事だと思うのよ…だからその後をスタッフロールに合わせて字幕とつまんない絵で説明して終わっちゃったのは個人的には頂けないワ。少なくともマリーアントワネットが一夜で白髪になって、でもあの凜としたお姿で目がキラキラ✨してるトコロは動画で見せて欲しかったのよぉぉぉ

って、ほらねー!だからお気に♪シーン端折られてるとこーなっちゃうんだってばー💦
まあまあまあ、でも久し振りにベルばら観れて良かった。嬉しかった。またオスカル様に出会えて幸せだった。だからあんま文句言うのやめよーね皆んな!w
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【映画2025】「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件」@5作目

2025年01月24日 | 映画感想
「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件」

あの「インファナル・アフェア」のトニー・レオン×アンディ・ラウの共演が約20年振りに再び!しかも本作の監督・脚本を担当したのはインファナル・アフェアシリーズの脚本を書いたフェリックス・チョン氏。もうワクワクが止まらないゾ、でももっと書いちゃおう…本作は香港のアカデミー賞と言われている香港電影金像奨(第42回)で12部門ノミネート、内6部門受賞(トニー・レオン様は主演男優賞受賞ですぅ♪)という大ヒット作品。ようやく日本で公開ですよ!楽しみで仕方なかったわーい😊


あらすじ
1980年代、無一文で香港に渡った野心家のチン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じてビジネスの足場を築く。そして株式市場の波に乗ると、資産100億香港ドルの嘉文世紀グループの創設者となり一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)の捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、短期間で巨額の資金を稼いだチンに目を付け、彼の不正を暴こうと粘り強く捜査を進める。(Yahoo!検索情報から丸パク)

トニー様が詐欺師の悪玉を演じ、アンディ様が正義の公僕ICACの捜査官を演じる…インファナル・アフェアの時と役回りが逆になっているんですね。
まあそれにしてもトニー様の堂々たるイケオジっぷりたるや!色気がスクリーンからだだ漏れててヤバいです!そしてアンディ様、アナタは親族にドラえもんがいるのでしょうか?それとも実はサイボーグだったのでしょうか?余りにも若々しすぎて目眩がしますよ!一体どうすればその美貌が保ち続けられるのか…

内容がバリバリの経済犯なのでコチラ方面に疎い方にはちと厳しいかもしれないですが…スコセッシ監督の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に流れが割と似てると言うか、まあこの手の栄枯盛衰劇って大体こんな感じよねーという流れか。
株価操作のくだりとか、本当はもっと事前に緻密な遣り取りがあるんだろうけどそこを魅せるのが目的の話ではないので割とザックリとしていて、ザックリし過ぎてて今一つ現実味がないというか臨場感に欠けると言うか。あーでも株価が天井高まで行ってディーラー達が電話機持ってギャーギャーお祭り騒ぎ状態になっていたり、逆に株価急落してディーラー達が持ってたメモを投げ散らかしたりしてるシーンは「おぅ…日本のバブル期の証券取引所のシーンもこんな感じに描かれてたよなぁ」等とぷち感慨深かったりはしましたがw

1つこの株取引の絡みで面白いなと思ったのは、トニー様演じるチンが株の仕手でハメられて大損するシーンがあるんですが、普通なら大損させられた相手ディーラーになんとしても復讐したい!(なんなら秘密裏にヌッ殺したいw)位は考えそうなものだろうけど、チンは自分をハメたディーラーを逆に大金で引き抜こうと口説きに掛かる(実際引き抜いた)。自分をまんまと騙せるようなタマなら自分の元に引き入れればもっといい仕事をするだろうと考えたのか?普通の感覚なら到底出来ないチョイスだなぁ、肝の据わった…ひとかどの人物だったのだなぁと思わされたエピソードでしたね。あ、書き忘れましたが本作実際にあった事件を映画化しているそうです。

こう書いていると我ながら本作が物凄くワキドキの連続ぅ!って感じに盛ってるなーと。←ん?

何というか…これだけのメンツ揃えて「あのインファナル・アフェアの!」の見出しが華々しくも関わらず、なぁーんかもう1つ面白味に欠けるんですわなぁ(ヲイ~
実際にあった事件の映画化だからオチは決まっているのは分かるけど、それをどうドラマティックに演出するかが映画の醍醐味だと思うんですね。でも本作トニー様とアンディ様の直接対峙のシーンでも期待した程の「ヒリ付くような緊迫感」みたいなモノがなかった、むしろ割と淡々としていて拍子抜けした…もっとアンディ側の心象風景を見せても良かったと思うし。妻子丸ごと暗殺されそうになってムキー!になったシーンは割と良かったのに、その後が余りにもアッサリし過ぎていて「え?コレで終わり?は?マジ?」で尻すぼみに終わって行った感が強かったです。なんか本当に「勿体ないなぁー」という言葉しか出て来ない。

ただ、本作と先週鑑賞した「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は全く同じ時代の香港を描いていて、イギリスから中国に返還される直前直後の香港の表の顔(本作)と裏の顔(トワイライト~)を見せている、まるで対になったかのような作品なんですよ。
この作品を1週違いで次々公開した映画配給会社さん(同じなのかな?違っていてたまたまの偶然なのか?)は奇跡的ナイス公開タイミングだったと思いますw
今ならまだ両作品共劇場公開中なので、どうせなら本作と「トワイライト・ウォリアーズ」両方続けて鑑賞すると尚楽しめるんじゃないかと思いますよ!
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【映画2025】「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」@4作目

2025年01月17日 | 映画感想
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」

昨年香港で公開されるや記録的大ヒットを飛ばし散らかしたという「ド直球香港アクション」大作!アクション監督を谷垣健治さんが担当!もう間違いないヤツ!!


あらすじ
1980年代の香港。密入国者のチャンは香港・黒社会のルールに従わなかったことから、犯罪組織に狙われる。九龍城砦に逃げ込んだチャンは、そこで仲間となる3人と出会う。しかし九龍城砦で抗争が激化。彼らはそれぞれの思いを胸に、争いに身を投じる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

映画冒頭からいきなり悪の親玉役でサモ・ハン登場。もうこれだけで自分的に満足度MAX✨←香港アクション映画好きあるあるだと思いますっ!
そして舞台は香港返還直前の198X年九龍城砦。九龍城砦と言えば当時アジア最大のスラムとして名高く、その強烈なビジュアルも相まって当時のバックパッカー達にとって「九龍城砦を見に行った」というのがステイタスの1つだったように記憶しています。昔のカンフー映画に九龍城砦出て来たよなーって感じ。
その古き良き(謎)九龍城砦が物凄く細密に再現されていて当時のバックパッカー諸氏涙目レベル。遠景ビジュアルは勿論CG多用してるのは分かるけど、それにしてもゴミゴミした通りや建物と建物の間を繋いだ配管だらけの壁面、バーバー店内や裏路地等のセットの再現度は凄かった。アレだけでも本作を観る価値は充分にある!

そして映画冒頭から字幕多用で本作の背景(サモ・ハン率いる悪玉チーム vs 九龍城砦を守る主人公チーム)をバババーッと流していくんですが、ここら辺りは分かったような分かんないような微妙な案配で進む(自分がパーなので💦)んですが、誰がナニなんだかしばらく混乱はするものの観ていれば段々アホのBBAでも分かってきますのでご安心を。

と言うかね、自分本作は「久し振りに正統派アクション(銃器ぶっ放すだけのハリウッド系じゃなくてカンフー系肉弾戦のヤツ)が楽しめる!」という部分だけを期待していて、正直…話の筋は二の次三の次、まあ香港アクション映画なんてそんなもんよねそれで充分よね、位の期待値だった訳ですが。
蓋を開けてみたら物凄く骨太な「漢(オトコ)」を前面に出した素晴らしいプロットの作品でした!まるで昭和の任侠モノにも相通じる系の「仁義」「男の友情」「信頼」「弱気を助ける扶助の心」みたいな「あの世界観(どの世界観だよw)」が満載!重傷を負ったチャンを何とか助けようと仲間達が命懸けで守り続ける姿にはジーンと来て身体が震えました。

そして!なにより…肝心のアクションですよーーーもう最高だよぉーーー谷垣健治さん(←本作のアクション監督さんです♪)愛してますぅぅぅぅ!!!
映画冒頭からね、アクション無双ですから!とにかくアクションの質の高さがハンパねえ!勿論役者さんのポテンシャルの高さあってのこの超良質アクションが成立する訳ですが、それにしてもアクションのキレや流れ、迫力とエンタメ性、どれを取っても本作本当に一流の中の一流を極めていたと思います!流石の谷垣さんMADE✨
ここまで質の高い、肉弾戦純度の高いアクション作品って本当に久し振りだし近年稀な作品だったんじゃないかと思います。マジで最高でした!!

と言う訳で、こんな素晴らしいアクション作品を香港だけで楽しむなんて勿体ない!是非日本の方も劇場でこの迫力を楽しんで欲しい。必見です!!
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【映画2025】「オークション 盗まれたエゴン・シーレ」@3作目

2025年01月16日 | 映画感想
「オークション 盗まれたエゴン・シーレ」

第二次世界大戦時にナチス・ドイツによって略奪された後に行方不明になっていたエゴン・シーレの作品がひょんな事からフランス東部の田舎町の家で発見された事で起こる騒動を描いたドラマ。エゴン・シーレの作品が2000年代に入ってからフランス東部の田舎町で発見されたというのは事実だそうで、その後のオークション絡みの騒動については多分大胆に脚色したフィクションなんだろうと推察。フランス制作作品。いかにもフランスが取り上げそうな題材よなぁ~!


あらすじ
パリのオークションハウスで競売人として働くアンドレ・マッソン(アレックス・ルッツ)は、ある日シュザンヌ・エゲルマンという弁護士からエゴン・シーレと思しき絵画について鑑定依頼の手紙を受け取る。最初は贋作(がんさく)だと無視していたアンドレだったが、仕事のパートナーである元妻のベルティナ(レア・ドリュッケール)と共に絵が発見された工業都市ミュルーズへと向かってみると、そこにあったのは紛れもなくエゴン・シーレの手によると思われる作品だった。(Yahoo!検索情報から丸パク)

まあこの作品を観に行く人だったら第二次世界大戦時のヒトラー率いるナチス・ドイツが掲げた「退廃芸術論」の事や、それに伴い大量の芸術作品がナチスに押収という名の略奪に遭い、今もまだ数多くの作品が行方不明になっている事等は当然知っているだろうと思います。て言うかこの手の歴史を全く知らずに本作観に来た人は多分「え?全く意味わかんないんすけど?」状態になるのではなかろうかと。ご愁傷様でございます💦

そんな訳で上記の歴史部分がずっぽり頭から抜けちゃってる方は先ずはそこら辺のお勉強をして頂いてからご鑑賞お願いするとしてー
とりあえず「エゴン・シーレの真作かもしんない!」「まーさかー今更世に出て来るとか有り得ねーわーw」みたいなトコロからダメ元で絵があるという田舎町までやって来て、んで絵を目の前にして「マジかこれガチのモノホンやないかいっ!(大興奮)」からのー絵が見つかった家の前の持ち主の遺品等を探って、どうやらこの絵は本当の本当に真作に間違いない!と裏付けていく辺りのシーンは自分も観ていてワクドキが止まらなかったですワ✨

ところで、映画冒頭から出ずっぱりのオークション競売人(主人公)と同行している新人助手の女性が…何か物凄い事情持ちっぽい雰囲気をダダ漏らしているんだけど、それが何なのかがエピソードを重ねて行ってもちぃーっとも見えて来ないというかすんげー分かり難いというのか(苦笑)
どうやら自分は托卵児(母親が浮気して作った子供?)っぽい、更には本のオークション会場に忍び込んで、とある男性が落札したがっている本の価格を不当に吊り上げてみたり、その後その男性と絡んで「お前が本当の父親だ」とかナントカ…すいません居眠り一秒もしていないんですが、頭の中がハテナでいっぱいです誰か分かり易く解説して欲しいです💦

まーその後、エゴン・シーレの元の持ち主一族の代理人との遣り取りやらオークションに出す・出さないのすったもんだとかあるんですが、なーんか話が上滑りっていうのか…正直、観客を惹き付けるだけの魅力を感じなかったんですよね。話が進めば進む程おもんなくなって行くというか(滝汗
代理人からオークションには出さずに直接絵を売る相手がいるとかナントカ言われただけですんなり諦めてやけ酒カッ食らっていたと思えば、小馬鹿にしていた新人助手が誰でも察しが付くようなアドバイスをしただけで話がトントン拍子に進んで行ったり。何なんだコレは?脚本が弱過ぎるっつーか、面白味に欠け過ぎてるだろ💢

うぐぐぐぐ。
個人的にエゴン・シーレ好きなのでね、かなり期待値高かったんですが…いやまあ別に観て損したとは思わないけど「観なくてもほぼどーでもいい」感じでした(コラコラ

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【映画2025】「グランメゾン・パリ」@2作目

2025年01月09日 | 映画感想
「グランメゾン・パリ」

2019年TBSのTVドラマ「グランメゾン・東京」の続編を映画化。自分はTVドラマの方もガッツリ鑑賞してます。が!暮れに特番やってたんですね…知らなかった(痛恨)のでスルーでいきなり本作鑑賞したんですが(SNSで教えて貰って映画鑑賞後TVerで観ました)特番を観ていなくても映画を鑑賞するのに問題はなかったと思います。


あらすじ
フランス料理店「グランメゾン東京」がミシュランガイドの三つ星を獲得した後、シェフの尾花夏樹(木村拓哉)と早見倫子(鈴木京香)はフランスでアジア人初の三つ星を目指して「グランメゾン・パリ」で日々奮闘していた。しかし、あるガラディナーの料理を担当した尾花は、重大なミスを犯してしまう。(Yahoo!検索情報から丸パク)

コレ毎回書いてる気がするけど…世間には一定数「キムタクをDisらないと死ぬ病気」に患っている人がいるみたいですよねw
自分はね、結構キムタク好きですよ。既に50歳Overだけど今も第一線で「カッコイイ」を何のてらいもなくサラッと当たり前みたいにやれちゃう人って今の日本の芸能界では多分キムタクとGACKTくらいのもんぢゃね?何つっても彼らには類い希な、圧倒的な「華」がある。

そんでもってさ、本作が凄いのはTVドラマからのメインメンバー、木村拓哉さん・鈴木京香さん・及川光博さん・沢村一樹さんの4人が全員50歳Overって事なのよね。
脇を固めるメンバーはイマドキの若手役者さんだったりアイドル枠だったり韓流枠だったり色々取り揃えてるけど、この50歳Overチームが失敗したり壁にぶつかったり差別や嫌がらせや色んな障害を乗り越えて、一皮むけて、皆の心を一つにして、そして大きく羽ばたいていく訳ですよ。
コレってもう完全なる「アオハル映画」よな!王道スポ根系の匂いすらするよな!それをこの年齢のチームがやっちゃってくれて、それが…ハマるんすよ!✨

それでね、この作品が素晴らしいと思う事が他にもあって、それは…素晴らしいお料理を最大限リスペクトして美味しそうに撮って魅せてくれている事。
クライマックスのフルコースの神懸かった美しさ、実に美味しそうに見せてくれて…そしてそれを冨永愛さんにナレーションさせるというこれまた神懸かった組み合わせの絶妙感たるや!冨永愛さんの落ち着いた柔らかな声がまた更にお料理を一段高みに引き揚げてくれる。
フレンチ好きの人が本作を観て、あのお料理シーンに感動しない人がいるのだろうか…否。もうとにかく本作を観るとフレンチ食べに行きたくなるぅー!!
本作のお料理監修を2020年にアジア人(←日本人、じゃなくてアジア人ってのが…おフランス様の格の高さを思わせるわね)としてフランスのレストランで初の三つ星を獲得した小林圭氏が手掛けていらっしゃるそうで…もう本当に本当に美味しそうでスクリーンを観ながらつばが溜まる溜まる!確か御殿場にカジュアルフレンチのお店出してたよなーと思って検索掛けたら、虎ノ門ヒルズと六本木のリッツカールトンのメインダイニングにも出店してんのか…コッチは高そうだな(苦笑

と、まあそんなこんなでー、個人的には非常~に満足度の高い作品でした!
本レビュー読んで「んじゃ一緒にフレンチ付き合ってやんぜ?」っていうリアルお友達の皆様、お誘いお待ちしておりますw


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【映画2025】「アット・ザ・ベンチ(AT THE BENCH)」@1作目

2025年01月08日 | 映画感想
「アット・ザ・ベンチ(AT THE BENCH)」

映像監督・写真家として活動されている奥山由之氏が手掛けた自主制作オムニバス映画。 ep.1と2は動画配信プラットフォーム「Vimeo」に無料公開されていたそうで、それにあと3つのエピを加えて計5編のオムニバス長編作品に仕立てて劇場公開にしたんだそうだ。
自分は無料公開の動画だったとは全く知らず、暮れに名古屋市内の某映画館に行った際にポスターが貼ってあってナニゲにポスターを見るととんでもねぇ人気役者が勢揃いしているオムニバス映画だという事だけは分かって「こんなん、観ないという選択肢はないだろ」と思って年明け早々に鑑賞に馳せ参じた訳で。


あらすじ
東京・二子玉川の川沿いの芝生には、小さなベンチが一つ置かれている。ある日の夕方、久しぶりに再会する幼なじみの男女がそのベンチに座って言葉を交わす。ほかにも別れ話をするカップルとそこに割り込む男性、家出をして住む場所がない姉と彼女を捜しに来た妹、ベンチの撤去を計画する役所の職員らがこの場所を訪れる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずはこの5つのオムニバスに出演しているメインキャストがエゲツないレベルの超売れっ子役者勢揃い。とりあえず書き出しておこう。

ep.1 ep.5 広瀬すず、仲野太賀
ep.2 岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々
ep.3 今田美桜、森七菜
ep.4 草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介

なんぢゃこりゃー!でしょ。どうしてこーなった!でしょ。
どういういきさつでこれだけの大物人気役者を取り揃える事が出来たのか?それが先ず不思議で仕方ない。言っちゃアレだけど大したギャラも出てなさそーな小品よ?(ヲイ
で、この超豪華な面々が二子玉川の河川敷にあった公園跡地にポツンと取り残された古ぼけたベンチを舞台に会話劇を繰り広げていく、という趣向。一応ep.1と5を広瀬すずちゃんと仲野太賀君のコンビで始めて→締める、という形。それぞれのエピソードを違う脚本家さんが手掛けているので全く繋がりはない話ではあるんだけど、同じ1つのベンチが舞台になった話なのでなんとなくフンワリ繋がっているような錯覚を起こす、という感じかな。

どのエピソードもクスッとしたりホッコリしたりしていい気分にさせて貰えたんだけど、個人的には2番目のエピソードが一番笑ったかな…何となく別れ話になっているカップル(岸井ゆきのちゃんと岡山天音君)に途中から絡んでくるおっさん(荒川良々さん)の話。
彼女の言い分もすんごいよく分かるんだけど、彼女のキャラが微妙~に「ちょっと面倒臭いオンナ系」なのが秀逸。岸井ゆきのちゃんがまたこういうの上手いのよなw
それから3番目のエピソードが…凄かったな色々。て言うか今田美桜ちゃんってこういう激しい役も演じられるんだねー新しい扉を観客に見せてくれたな、って感じ。
4番目の話は…すっ飛び過ぎてて苦笑するしかないんだけどつよポンと吉岡里帆ちゃんの組み合わせって面白いな。それから神木君はどういういきさつでこの役引き受けたのかマジで膝詰めて聞きたいわ。たまたまロケ地通り掛かってフラッと参加させて貰ったー♪レベルだろこんなんw、しかも着てるTシャツのデザインもエグいw

最初と最後のエピがすんごいフツーにただ幼馴染みが会話してるだけ、みたいな話で…特に設定の説明とかないんだけど会話で2人の関係だったりちょっとした生い立ちだったり今の状況だったりがフンワリ分かってなんだかちょっとだけいい気持ちになる、みたいな不思議な話。
いやとりあえずさー、広瀬すずちゃんの夕日に照らされた横顔が美し過ぎてヤバい!彼女のマツゲの長さが驚愕レベル…この人ツケマじゃないよねマジ凄いすわ!

オムニバスって、多分ダメな人は徹底的にダメだろうと思うんだけど自分は結構こういうフワッとしたの好きですね。
年末年始で暴飲暴食して疲弊した身体にこういう「何も起こらないシチュエーションドラマ」が癒されます、はいぃ~。
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【映画2024】「型破りな教室」@68作目

2024年12月26日 | 映画感想
「型破りな教室」

2011年にメキシコで実際に起こった出来事を素に制作された作品。2023年サンダンス映画祭フェスティバル・フェイバリット賞(映画祭観客賞)を受賞したそうです。
実話ベースの話は基本感動系が多いし本作も正しくその王道ど真ん中な作品です。でもいつでも人を感動させる話って実話だったりするね。事実は小説より奇なり。


あらすじ
麻薬絡みの事件や殺人が日常的に発生するメキシコの町マタモロス。国の学力試験で最底辺の位置にある小学校に、出産で退職した教師に代わってセルヒオ・フアレス・コレア(エウヘニオ・デルベス)が赴任する。フアレスは生徒たちにユニークな授業を行い、生徒たちも学ぶことに意欲的になっていく。(Yahoo!検索情報から丸パク)

メキシコって…行った事ない人にとってはどんなイメージなのかな?アメリカと国境を接していて巨大麻薬組織がザクザクあって巨悪の権化のようなイメージ?
自分は一度だけメキシコ行った事ありますが(メキシコシティとカンクン)、カンクンはメキシコ屈指のリゾート地で最も治安がいい地域だと言われているので安心して夜遅くまで出歩いて夜中に路線バス乗ったり結構やりたい放題でしたけど、滞在中一度だけカンクンのダウンタウンで発砲事件があって地元警察とツアーガイドさんがピリ付いていた記憶がありますね。まあそんな感じの国です←全く何の参考にもならない話ぢゃねーか💦

ま、そんな訳で日本だったら最も治安の悪い地域でも年に1度も発砲音なんて聞く事ないでしょうけど、メキシコ行っちゃうと最も治安のいい地域でも数日に1度程度の頻度で発砲音が聞こえるレベルには治安が悪いという事です。そんな国の中で最も治安の悪い地域と言えばもうそりゃーディストピアの何物でも無い状態なのは想像に難くない。

「朱に交われば赤くなる」とか「割れ窓理論」って、治安の悪い地域の話をするとよく耳にする言葉ですよね。正に治安の悪い地域が何故ずっと治安が悪いままなのかを端的に説明している言葉だと思うのですが、生まれた時からずぅーっと貧しくて、生まれた時からずぅーっと治安の悪い状況下で生きているとそれが当たり前になって誰も上を向こうとしなくなるんですよね。むしろ誰かが上を向こうとすると周囲が必死でそれを止めるような…「一緒に落ちて行こうゼ」的な足の引っ張り合いになって行く。
この状況を打破するのは本当に本当に難しい事だと思うんです。

本作ではこの掃き溜めのような地獄の中に一条の光を差し込む事に成功した希有な事例を取り上げている訳です。
正直…本作が取り上げている話は2011年に起こった事で、今現在のマタモロスがクリーンで治安のいい地域に生まれ変わった…訳がないんですが(ヲイィ~)、大事なのは次の時代を担う子供達に「学びたい」という意欲を植え付けた、そしてその芽が小さいながらも少しずつ今も芽吹いているという事だと思うのです。

映画の内容について殆ど触れていないのですが(映画レビューを名乗る資格ないなコレはw)本作はそういう世界中の誰にでも訴えかけたい事を見せているのです。
正直、途中に起こる事件等も「まあ、この地域のこの状況下なら充分想像の範囲内の出来事ではあるな」と思ってしまいましたが、子供の学習意欲を引き出す事、子供の興味の羽根を広げさせてあげて更にそれを支えてあげる事の重要性を本作は余すこと無く表現していると思います。
コレを実現させるには1人の教師の存在だけでは到底ムリな話で、気概ある教師とスタッフ、そして子供の夢を実現させられる為に行政がどれだけ理解を示して動いてくれるのか、更に…親が我が子の可能性を信じて守り、支えてあげるという事が最も重要なキーになると思います。このどれもが揃っていないと実現は難しいと思いますね。

全ての大人に本作を観て欲しい。勿論「諦めない強い心」を知って欲しいので子供達にも観て欲しいけどね!
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【映画2024】「ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一髪!」@67作目

2024年12月25日 | 映画感想
「ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一髪!」

2019年に劇場公開されたフィンランド発の話題作(謎)「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」の続編だそうです。すいません前作知りませんでした💦
前作未見ではあるものの、このクソB級感漂う邦題は明らかに私を誘って来ている…映画配給会社の思うツボだとは思いつつも無視は出来ぬっ!←ナニコレw


あらすじ
ヘヴィメタルバンド「インペイルド・レクタム」はドイツで開催されるメタルフェスティバルへの出演をオファーされるが、フェスが過度な商業主義であることや、自分たちが獄中にいることを理由に出演を断念する。しかし、ギターのロットヴォネン(サムリ・ヤスキーオ)の父親が病気になり、彼の実家のトナカイ粉砕場兼スタジオが地上げ屋の手に渡るおそれが出てきたことから、彼らは脱獄を決意する。(Yahoo!検索情報から丸パク)

前作未見なのでどういう過程を経てなのかはよく分からないのですが、どうやら前作の最後でバンドメンバー全員とっ捕まってノルウェーの絶海の孤島にあるアルカトラズのような監獄に収監されて終わったらしい…という訳で本作は監獄生活しているバンドメンバー達の様子からスタート。出だしから飛ばしてましたw
ココで登場するクセ強めの女看守(前作から出演しているらしい)と、この監獄の所長のキャラが良かった。特に所長の主張「皆が入りたくなるような監獄を目指す✨」という、頭のネジが吹っ飛んだパワーワードには大いに笑わせてもらいましたわw

さて、まあ有り得ない馬鹿馬鹿しい展開を経て脱獄したインペイルド・レクタムのメンバーご一行の珍道中がメインの話なんですが、そこに「売れたいバンドと売りたい(商業ベースに乗せて稼ぎたい)プロモーターとの軋轢」だったり、バンドとしての方向性の考え方の温度差によるメンバー同士の軋轢だったり、割と真っ当なテーマで展開していて…アホアホドタバタコメディを想像して観に行った自分、結構面食らったというか「いやまともな話やん…(←あかんのか!w)」と思ってしまった。
バンドメンバーあわや空中分解か!?のギリギリまで行くんだけど…というくだりなんてちょっと「アオハル系ヒューマンドラマ」を彷彿させる。マジだからね!💦

そして…日本人にとって本作最大のサプライズ(堂々と宣伝しまくってるからサプライズでも何でもないけどw)は、「BABY METAL」が本作にカメオ出演されているという事!…と言うか、自分てっきりフェスのシーンでチラッとベビメタちゃんの演奏しているシーンが写る程度なんだろーなーと思っていたのでSNSで「BABY METALがカメオ出演しているらしい」って書いたんだけど、蓋を開けたら勿論曲のパフォーマンスシーンもモリモリだったんだけど、それだけじゃなくて結構ガッツリメンバーと絡んでセリフもあって(皆さん英語セリフもお上手だったぁー)結構いい役ドコロでしっかりご出演されていてビックリした!何でも本作の監督さんがベビメタちゃんの大ファンで出演交渉を直談判しに行ったそうで。めちゃ可愛かったですぅー♪😊

という訳で、多分1作目からちゃんと観ておいた方がもっともっと楽しめたんだろうと思うけど、本作だけでもちゃんと楽しめるように作られています。
そして…コレ、多分完全にシリーズ化して更に続編作られるよね?明らかにそういう空気感バリバリでしたし…Part.3も是非お待ちしています!!
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【映画2024】「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」@66作目

2024年12月20日 | 映画感想
「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」

中村光氏著の大ヒットコミック「聖☆おにいさん」の実写映画化。と言うか既にアニメ化もTVドラマ化もされていてお馴染み感満載。
自分はアニメは未見なんですがドラマの方はかなりハマったクチなので映画化されると聞いて「え?劇場版映画化って…どーせTVドラマの長尺版でダラダラ展開だろ、しかも監督は福田雄一氏ってもういつものヤツやーん」と思いつつも(←ハマった言う割に辛辣だなお前w)やはり観に行かないという選択肢はない訳で😊


あらすじ
世紀末を乗り越えた神の子・イエス(松山ケンイチ)と悟りを開いたブッダ(染谷将太)は、東京・立川にある6畳一間のアパートで共同生活をしながら下界でのバカンスを満喫していた。近所の商店街で福引をしたり、お笑いコンビを結成したりするなど、ゆるい日常を過ごしていた二人のもとに招かれざる客が現れ、ある事実が伝えられる。やがてそれは神や仏、天使、悪魔が入り乱れる世界を揺るがす聖戦へと発展していく。(Yahoo!検索情報から丸パク)

うんーやっぱりいつものヤツだったぁー(終了
だって福田監督だもんしゃーないしゃーない。本作を何の前知識も入れずに鑑賞される方がどれくらい居るのか分かりませんが、そういう方はお気の毒でしたw
個人的には映画冒頭とラストの「ブッダに群がる鳥たち」が見れただけでもうチケ代の元は取った感。あ、あと大好き♪神木隆之介キュンが拝めたのも良き✨
本作は映画のクオリティにまるで見合わない高レベルの人気役者が多数雁首揃えまくってご出演されているので(ハッキリ書きスギー)キャストの誰かのファン、または主題歌を歌っているミセスのファンだったらギリ「見れた(聞けた)」から許されるのかもしれませんが、そのどちらにも該当しない方には相当キッツイ展開なんじゃないかと思われます。
まーなんだかんだ自分も福田作品結構好きで見てるんだけど…ちょーっと本作はグダグダ長過ぎたよね、ウン💦

佐藤二朗さんのキャラは最早「福田監督的様式美」として受け入れるべきだろうと個人的には思っていて、そんな中で本作は二朗さんの顔にモザイクじゃないけど雲みたいなんで顔隠されたのはちょっと新しい…のか?(滝汗
終始グッダグダなんだけど多分アドリブでガンマイクにツッコミ入れてたトコロは笑ったワ。

その後のロボ云々~はほぼ目が滑ってた(コラコラ
でも最終的に藤原竜也さんが全部持ってった感満載よなぁ~。まあ誰もがマツケン×藤原竜也さんの共演なんだからデ○ノを想像するだろーし、福田監督の事だからふんわりパクって来るんだろうなー位は思ってたけど、まさがガッツリデ○ノ持ち出してくるとは思ってなかったワ。当然だけど許諾は取ってんのよね?取ってない訳ないかw

まあ…よっぽどコアな福田監督ファン以外はキャストやミセスのファンでもなかなか満足は出来ないだろうとは思うのですが(苦笑)、こういう映画が作れて、劇場公開出来て、そしてなんやかんや文句垂れながらも金払って劇場に足を運ぶ人が結構いる…日本って平和な国なんだなぁーって思えますよね💦
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