天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

平の食堂、グラスアート、洗顔料迷走・その後

2011年11月30日 | グルメ



【平の食堂(ひらのしょくどう)】
  岡崎市欠町河原田1-3 岡崎魚市場内
   TEL:0564-21-1208


本気の魚市場の中にある食堂。魚河岸の仲買人さんの為の食堂なんだろうけど一般にも開放されています。
営業時間は魚市場で働く人向けとあって午前6時~午後2時まで。
お昼に向けてちょっと早めに行きました。既に店内満席。






厨房入口横のホワイトボードに「本日のオススメ鮮魚メニュー」が書いてあります。
お茶や水はセルフサービスの、本当に田舎によくある食堂という風情。

私はホワイトボードのオススメ鮮魚リストから選ぶ「三食丼」を、同行のP嬢はオーソドックスに「刺身定食」をチョイス






ぷちピント合ってないかも・・・すまん。
三食丼、ネタは別皿で乗せられて来ました。多分ネタが新鮮なのでご飯の熱で劣化しないようにとの配慮であろうと。






ネタのアップ♪
私はリストから「いくら」「サーモン」「生しらす」をチョイス。
釜上げしらすなら結構何処ででも見られるけどね、生しらすは魚市場ならではでしょう!透明でピカピカです☆






ご飯に盛りつけてみましたー♪
めっちゃ美味しそう~^^
・・・てか、実際めっちゃくちゃ美味しかったです!至福!!






丼に付け合わせで漬物やお味噌汁も付いて来たんですが・・・味噌汁の具が「あら煮」ですよ!
あら煮の出汁がガツンガツンに出ていてこれまためちゃウマ☆
こんな味噌汁、自宅ではなかなか作れないわよね。流石魚市場の食堂!本気の漁師飯!ビバ!!^^






ちなみにコチラ↑はP嬢ご注文の「刺身定食」
多分このお店の一番人気のメニューなんじゃないかな?
私達が店にいる間に聞きかじった感じでは一番注文した人が多かったような気がする






刺身定食の刺身部分のアップ
言うに及ばず、とにかく鮮度が命!プリプリ!

この刺身定食がなんと800円で食べられるんですよ。
ちなみに私が注文した三食丼は驚愕の1000円!ぶっちゃけ北海道で食べた海鮮丼より全然安い!!
こんな美味しい物がこんな安い金額で食べられちゃうなんて・・・もう北海道に行く魅力を感じなくなっちゃうなぁ~^^;

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じゃじゃーん☆
デカイのだー!グラスアート、クリスマス飾り制作に入りました!!

初めての大作なので、ワクドキしながらも「本当にクリスマスまでに間に合う(完成する)のか?」と不安な一面も。






今日はオーナメント飾りの部分だけ制作しました。
コレがまた・・・細かくてリード線のカーブが多くてすんごい面倒臭い><
次回からはツリー本体の制作に掛かります!ひとまず日曜日にK嬢とお教室行って、来週火曜日にまたP嬢と行く予定。
3回では完成まで行けないかもな・・・再来週まで通わなくちゃムリかも。うー、頑張らなくっちゃ!!

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で、グラスアートのお教室の前にP嬢と話してて、私がBLOGで「洗顔料がぁ~(涙)」って吠えてた話題になり^^;
P嬢が「ちょっと調べてみたらさ、ノエビアにも天然成分由来の固形石鹸が売ってたんだよね」って言って買って来てくれた。






ノエビア モイストソープ@3000円

たけーよ(涙)
でもP嬢も試しに使ってみたいという事で、今回半分に切って譲ってくれました♪
・・・あ!石鹸のお金払うの忘れた!! すまん次回会った時に石鹸のお金払います(ペコペコ<P嬢






意外に知られてない?んだけど、ノエビアってノンケミが売りのメーカーだよね。
そんな訳で、この石鹸も「パラペンフリー、アルコールフリー、無香料・無着色・無鉱物油」
そして皮膚科専門医によるパッチテストとアレルギーテストもしてあるそーです。
さらに石鹸に加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲンを練り込んで美肌的な付加価値もUP↑

使い方はシンプルで、石鹸をぬるま湯で濡らして手で泡立てて、泡を使ってフワフワ洗ってネ☆って感じで。
箱書きには「メイクも落とせる洗顔石鹸です」とは書いてあるものの、そこはブラックホール毛穴にファンデーションを
詰め込んでいる身なので(滝汗)、メイク落としは別できちんとやってから使ってみました。

私は泡立てネットを使って泡立ててるんだけど、泡立ちはいいですね。直ぐに泡立つ。
泡は柔らかめなので「茶のしずく」みたいなモッチモチで固めの泡がお好みだという人には合わないかも?
いや、もしかしたら私の泡立てが足りなかったのかもしれないから、今日はもうちょっと頑張って泡立ててみようかな・・・

洗い上がりはしっとりしてます。
顔がつっぱったりはしない・・・んだけどー、

前の記事に書いた「インディアン・クレイパック」がまだ残ってるから、クレイパックも一緒にやってるんだよね。
だから今のしっとり状態がこの石鹸の効果なのかクレイパックの効果なのか、イマイチ判らないんだ。
つーか、インディアン・クレイパックが思った以上に素晴らしい!
ピーリングパックやスクラブみたいにゴシゴシこすらなくてもよくて、顔にぬりぬりしたら少し肌と馴染ませるようにマッサージして
2,3分置いたらぬるま湯で洗い流すだけなんだけど、洗い流すと小鼻のざらつきもスッキリなくなってるしお肌しっとり☆

しかも・・・値段が安いんだわー。
1袋で大体1~2週間使える(というか、無添加なので2週間以内に使い切れ、と書いてある)、コレが1袋220円
ネットで調べてみたら10袋パックで2100円程度で販売されている模様。
1週間で1袋使ったとしても(私は多分1週間では使い切れない)1ヶ月1000円もしない。





ちなみに私が使っている商品はコチラ↑

もしかしたら・・・洗顔料は普通のやっすい天然固形石鹸でオケで、安石鹸+このインディアンクレイパックを
使っていればお肌しっとり・ツルツルになるのかもしれない。

うぬぬぬぬ。洗顔料行脚はまだまだ続く・・・
コメント (2)
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洗顔料迷走

2011年11月28日 | ヘルス&コスメ
さっき何となく小鼻を触ったら、めっちゃザラザラしてて超ビビった!

私さー、学生時代めっちゃくちゃニキビ面で真っ赤になっててさ。
それで思春期が終わってニキビが出来なくなった後も顔の毛穴が開きまくって
そこに汚れが溜まってちょっと油断するとすぐザラザラになっちゃうんだ(涙)
先日バリ島で美顔エステも受けたんだけど、やってもらった直後は顔がツルピカ☆でご機嫌なんだけど
あんなん1週間もすりゃー元通りだからな。それくらい私の開き切った毛穴は奥が深いのだ。

うわーん!こんな事エラソーに言ってる場合ぢゃねーよー><

そんな訳で、鏡台の中引っ掻き回したら大昔に買ったまま忘れ去られていた「インディアンクレイ」という
泥パックを発見したので、さっそくそれを作っておいて洗顔→ナノケア→インディアンクレイパック→お手入れ
の手順で顔の角質を取ってみた。

で、今一連の事を済ませて小鼻や顔を触ってみたらすっかりザラザラが取れたので満足してこの記事を書いてる訳だw

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ところで、
私は今「つかってみんしゃいよか石けん」という洗顔料を使っている。
しょっちゅうTVでCMやってるから知ってる人、多いでしょ?






某ネットマイル(全然某ぢゃねーじゃんw)のキャンペーンで、ネットマイル経由で買うとめっちゃマイルが貰えたので
ちょうど洗顔料がなくなりそうな時に買ってみたんですよ。
何か微妙に上手い商売でさ、1個1890円なんだけど、2個まとめて買うと送料が無料になるんだ(1個だと有料)
だから殆どの人は2個セットで買うと思う。私も2個セットで買った。

んで、今2個目がもう直ぐなくなるかなー・・・っていう段階(そろそろ新しい洗顔料を用意しなければいけない状態)なんですが

ぶっちゃけ、この洗顔料は世間の評価程は私には効果がなかったなー、という印象なんだ。
だからリピートする気があんまりしない。
この洗顔料に変えてから1週間に1回はピーリング系の何かをやらないと絶対に小鼻ザラザラになるんだもん。
TVのCMだと肌の色が一段明るく白くなったとか、小鼻や顎のザラザラがなくなったとか言ってるけど、私はザラザラ取れないぞ(涙)

で、この洗顔料にする前に使ってた洗顔料に戻そうかめっちゃ悩んでるんだ。


前に使ってたのは「ブラックペイント」という洗顔料なんだけど、一応謳い文句は「合成界面活性剤、防腐剤不使用」
「20種類の植物オイルブレンド、マイナスイオン加工備長炭パウダー、京都カヤのシルクパウダー、植物オイルを石鹸成分で固め、
オイルマッサージしながら洗浄できるのが特徴。メイク落とし、ポイントメイク落としも不要です。」
   ↑
 面倒臭いから丸々アットコスメのサイトの謳い文句コピペしたった!たった!^^;






名前の通りド真黒な石鹸。
メイク落とし不要って店のねーちゃんにも言われたけど、私は一応普通にメイク落としで落としてから使ってる。
で、この石鹸は本当によく角質も落ちて、私とは相性抜群だったんだ♪
この石鹸使ってる間はなーんもしなくても小鼻がザラザラになる事なんて一度もなかった。

だったらコレに戻せばいいやんか・・・とも思うんだけどー、やっぱりこの石鹸にも欠点があって。

まず、値段が微妙に高い。1個2625円。
「それ位普通にするだろ」って言う人も多いかもしんないけどー、私数年前までコンビニコスメの人だったので!^^;
何となく自分の中で予算に線引きがあって、「洗顔料は2000円以内」って思ってるの!だからちょっと予算オーバーなの!!

それからね、使い方が超面倒臭い!
乾いた顔に使うのが基本で、まず石鹸をぬるま湯で濡らしてぬるぬるにして、それを乾いた顔に直接ヌリヌリして付ける。
顔全体にヌリヌリした後、指の腹で優しく馴染ませるようにマッサージ→その後お湯で顔を泡立てるように濡らしながら洗う。
外に飲みに行ってグダグダになって帰って来てからさー、まずメイク落としで化粧落として、んで一旦顔をきちんと拭いて、
そっから石鹸でヌリヌリしたりマッサージしたりって、んな面倒臭い事やってられっかー!><
・・・てな感じで、実は前使ってた時も週に2~3回程度しか使ってなくて、面倒臭い日は他の洗顔料使ってたんだなw
まあでも週2,3回の使用で小鼻のザラザラはバッチリ落としてくれるから文句ないんだけど♪

更にまだ欠点があるんだ^^;
天然成分由来が謳い文句だけあって、石鹸を固める為に塩を使ってるらしいんすよ。
だから目に入ると悲鳴上げる程むっちゃくちゃ痛い(涙)
そんな訳でメイクは先に落としてるんだけど。アイメイクはこの石鹸で落としたら地獄見るからねw
更にちょっと柔らかい石鹸なので水に溶けやすいから風呂場に置きっ放しに出来ない。
そして石鹸の色(ド真黒)が洗面所の周囲に付く。だから洗顔後毎回洗面所を掃除しなくちゃいけない。
まあコレは「何もなくても毎日掃除しろや」って言われそうだけど^^;

そんなこんなでモノグサにはハードルの高い石鹸なんだけどお肌との相性は抜群だからリピしようか超悩み中。

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で、さっきの洗顔は実はブラックペイントで洗ったんだ。
チビチビになった状態だけどまだちょこっとだけ残っているので、つかってみんしゃいよか石けんを使っててザラザラになると
ブラックペイントで洗顔する、というのを今は繰り返しているのさ。
でももう直ぐ本当に両方共同時になくなりそうなので、どうしたもんかなーと思ってるんだよ。

んー、いっそまた「つかってみんしゃい~」とブラックペイントの両方買って、それ交互で使うとか?
でもつかってみんしゃい~の方はそれ程魅力感じてないんだから、だったら1つでALL OKな石鹸探した方がいいよねぇ?^^;
DHCとかファンケルとかの洗顔料ってどうなんだろう?誰か使ってる人いる?
そーいや、前HABAの粉せっけんを使った事もあったよなー。アレってどんな使い心地だったっけ???
あんまり記憶にないって事は、大していい印象がなかったのか、それとも問題なく角質が取れてて文句がなかったという事か?

誰か、安くて角質がきちんと落ちてお顔ツルピカになる、しかも天然由来成分(ノンケミカル)の石鹸で
オススメってありませんかー?
結構急いでるかもー。後1週間位で洗顔料なくなりそーだしー。誰か頼むぅ~><
コメント (5)
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Bistrot Paulette(ビストロ ポーレット)@愛知県岡崎市

2011年11月26日 | グルメ



【Bistrot Paulette(ビストロ ポーレット)】
   岡崎市上地町西田8-20
    TEL:0564-52-1469


本当は今日は午後からグラスアートのお教室の予定で、その前にランチを・・・と予約してあったんですが
先生のお子さんの具合が悪くなってしまって急遽お教室が延期になっちゃったの(涙)
・・・でも、せっかく予約したんだからお教室とは関係なくランチしに行こう!って話になってやって来ました。

このお店、去年OPENしたらしいんだけど、フツーの住宅街の中にポツンと建ってる。
地元の人でも知らなきゃ絶対に来れないと思う。
で、P嬢がたまたま先日この近辺で道に迷って住宅街の中に入り込んだらたまたまこのお店を見つけたんだそうだ。
それで家に帰ってから店名で検索してみたら、結構地味に評判のいいお店みたい(!)だったので、今回突撃してみました。

ランチは4種類あるんだけど、私達がチョイスしたのは前菜・メイン・デザート・食後の飲み物のセットで1,700円
それぞれリストからチョイスするプリフィクススタイルです。

さて、今回も画像先行でバンバン行きまっせー♪^^






前菜:カニと玉葱の熱々キッシュ、ショウガの香り

とりあえずキッシュがあったらキッシュをチョイスしてしまう私^^
コレはカッチリ系じゃなくてフワフワ系キッシュ。フワフワ系の中でも断トツ今までで1番フワフワだった!!
そんで、食べ終わった後にフワァ~ッと生姜の香りと味が喉元から立ち上がって来るの。すごく不思議な感じだけどめちゃウマ!






ちなみに同行者のK嬢&P嬢のチョイスした前菜↑
左画像はK嬢がチョイスした「エゾ鹿とフォアグラのテリーヌ(+600円)」
コレがねー、マジで美味かったなぁ!臭み全然ないからね。コショウがまたいい感じにアクセントになっててねぇ~♪^^






パンは自家製らしいです。そしてリクエストすればいくらでもお代わりくれるらしい(無料でネ♪)
私好みの「カリフワモチッ」です。←どんな感じか大体想像付くっしょw
そしてほんのり甘くてそのまま何も付けずにガンガン食える♪ウメー!






メイン:鶏モモのグリエ ポンムブーランジェール

ポンムブーランジェールってなんぞ?と思って調べてみた。
多分「ポム・ブーランジェール」と同じモノであろうと推察(←ネットで検索するとポンムではなくポム表記でHITする)
ポムはフランス語でリンゴ、ブーランジェールはパン屋さんという意味らしい。
要するにパン窯を使って焼いた料理の事を広く「ブーランジェール」と表記する模様。

で、「ポムはリンゴ」と書いたけど、実際はリンゴは使われてなくてジャガイモをスライスしたグラタン状の感じです。
鶏モモのグリエの付け合わせとしてアップルパイ状にジャガイモをスライスした窯焼きグラタンが添えられている、という解釈でいいのではないかと。

鶏モモ自体はとってもジューシーで、皮はパリッと身はプリッとしていて、尚且つボリュームも結構あるんですよ。
このお店、かなりコスパのいい感じです。想像以上にボリューミー!
例のカジノに比べれば量はまだまだだけど(苦笑)、女子がお腹いっぱいになって、でもギリギリ頑張って完食出来る感じ。
ある意味このお店位の分量が一番満足度が高いんじゃないかな?






K嬢&P嬢のチョイスしたメイン↑
右の画像はP嬢の選んだ「牛バベットステーキ(+600円)」
一口貰ったんだけど、これがまた恐ろしい程柔らかくてハンパなく美味いわ~♪至福でござるぅ~♪






デザート:洋ナシのコンポート バニラ風味

今の季節のオーソドックスなデザートを選んでみました。洋ナシ大好きだし~♪^^
コンポートはゼリー寄せと一緒に盛ってあって、その上にバニラアイスが乗ってました。絶妙なバランスが美味し☆






K嬢はプリン・アラモードを、P嬢はムーラングシャンティー(画像右手前)をチョイス。

またしても判らないので「ムーラングシャンティー」を検索してみました。
そしたらどうやら世間一般的には「ムラング・シャンティ」と表記する模様。
そして意味は「ムラング→メレンゲ」「シャンティ→シャンティクリーム」
焼きメレンゲにシャンティクリームを乗せた物という意味らしい。
うむ、少し食べさせてもらったけど、確かに焼きメレンゲ状の物の上にクリームが乗っかっていた!

で?「シャンティクリーム」というのは、調べてみたら生クリームに砂糖とお酒等を加えた物、らしい。
要するに普通の甘い生クリームって事だな。フランス人ったらなかなか小難しい表現をしやがるぜ^^;


まーそんなこんなで美味しいしボリューミーだしお値打ちだしで大満足☆
願わくば、名古屋で有名な某グルメブログで紹介されない事を祈るのみですなぁ~^^;
あのブログに載ると途端に予約が取れにくくなるし(それでなくても今でも週末ランチは予約満席状態なのにっ!)

それに・・・あの方の信者さんには失礼を承知で書くけど、あの方ってお店から何かスペシャルなサービスをされたりすると
すんごい自慢げに書くでしょ?あの書き方が「俺にサービスしておけばブログで悪いようには書かないぜ」って言ってるみたい、
逆に言えば「俺を大切にしないととんでもない事になるぞ」みたいに半ば脅してるように感じちゃうんだよね。
だからすごく気になってたお店(近々行くつもりだったお店)が彼のブログで取り上げられてやたら誉められてると
なんだか急に行く気がしなくなっちゃうんだよなぁ~ーー;

ま、彼がブログで紹介していたのを見て気になって行ってみて当たりだったお店だって沢山あるんだからこんな事書くのもアレなんだけど
最初の内は「役に立つなぁ~♪」と思って見てたものの、段々鼻について来た・・・とでも言うのか。
まー失礼ですよね。都合のいい時だけ利用したクセにね(苦笑)

そんなこんなで・・・このお店はまた是非再訪したいので、なるべくかのブログに載りませんよーに!^^;
コメント (7)
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「マネーボール」81

2011年11月25日 | 映画感想
「マネーボール」

ブラピ主演最新作。実在する、というか今現在もオークランド・アスレチックスのGMを勤めている
元メジャーリーガーの「ビリー・ビーン氏」が、貧乏な弱小集団だったアスレチックスを今までにない
新しい理論「マネーボール理論」で立ち直らせる姿を描いた作品。

実在する、というか今も思いっきり現役の選手だったり人物だったりするので「山田太郎(仮名)」みたいな
生温いやり方はしないで、チーム名から所属選手等の全ての固有名詞が実名そのままで登場する。
だから頭の中で「コレは○○の事だね」って考えずに済んですんなり話に入り込めるのは大助かり。
ちなみにあらすじは「アスレチックス」とか「マネーボール」等のキーワードでググればいくらでも出て来ます。
敢えてココに書くのも面倒なので、勝手に調べて下さいな~^^;

2002年のシリーズでアスレチックスがア・リーグ新記録の20連勝をした、というニュースは当時日本でもかなり話題になった。
私も野球は嫌いじゃないので(中学時代はソフトボール部だったしネ!)結構記憶に残っている。
でも、その20連勝を果たした強豪名門チームが、実はこんなド貧乏球団で、スター選手を次々放出してデータ頼りに
2流ドコロを寄せ集めて作ったチームだったとは全く知らなかった。

本作で描かれている「マネーボール理論」というのは、今までのいわゆる「スカウトの長年のセンスと勘」みたいな
人間の第六感とかヒラメキみたいな物をバッサリと切り捨てて、選手の過去データを徹底的に数値化・統計化して
そこから割り出した「出塁率」に合わせて選手を組み合わせて行くという・・・実にロジカルで興味深い理論。

でも野球界というのは昔ながらの伝統だったりお約束事だったり、はたまた選手獲得の駆け引きから派生する様々な利権や金に
有象無象が群がっては甘い汁を吸おうとする泥臭い世界なので、ビリーと彼の相棒でイエール代卒のピーターの2人が主張する
データを元にしたマネーボール理論というのは徹底的に糾弾される訳です。
そんなの認めたら自分達の利権構造が瓦解してしまうからね。だから絶対に認められない。
実際に20連勝したにも関わらず、その後リーグ優勝まで行けなかったという理由で(?)彼らの理論は当時マスコミや
野球関係者から随分叩かれていたようだし、今もまだ認めようとしない輩が多いみたいです。
で、割り切りも良くて資金も潤沢なレッドソックスがビリー達の理論をサクッと受け入れてチーム編成をし直したら
たった2年後にワールドチャンピオンになってしまったというw

映画は事実を割と淡々と描いているんだけど、ビリーの焦りや葛藤等も丁寧に拾い上げているし、決してビリーを英雄視しないで
彼の短気で直ぐに物に当たり散らすマイナスな性格部分もありのままに写し取って描いている部分には好感が持てます。
スタッフは「ソーシャル・ネットワーク」を手掛けたチームだそうですが、さもありなん!な作りです。

ブラピ、もうすっかりいい中年のお年頃なんだけどさー、まーこの人って本当にカッコイイよねぇ(溜息)
本作のビリー・ジーンという人物像にとてもよくマッチングしていたと思う。ってか、だからブラピって結構演技も上手いんだよね。
ブラピとディカプリオの2人は実は不当に評価が低いと個人的に思うんだけどなー。この人もうちょっと評価されてもいいと思うよ、うん。
余りにも美形過ぎて容姿だけで斜め目線で見られちゃうのって、本当に勿体無いと思うよ。

野球に全く興味のない人でも本作なら楽しめるんじゃないかなぁ?どうなんだろう?自分が野球好きだからちょっと判らないな^^;
でも「事実は小説より奇なり」を地で行く実話の映画化なのよ。少なくとも小説より奇な事実の話なんだから面白そうじゃない?w
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機内上映で見た映画/「The Help」「Larry Crowne」「ステイ・フレンズ」78,79,80

2011年11月24日 | 映画感想
旅の恒例、機内上映で鑑賞した映画の感想。
今回は距離が短かったから3本だけ。
つーか、行きは多分ビールの飲み過ぎ+乱気流に機体が揉まれまくって飛行機酔いしてゲロゲロ><
そして帰りは深夜便だったので、行きに見損ねた部分だけちょこっとチェックしたら爆睡というていたらく。

んでは、鑑賞順に感想UPするぅ~

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「The Help」

タイトルは原題、邦題は未定。日本公開も未定。全米2011年公開作品。
本作はキャズリン・ストケット氏が2009年に発表した同名タイトル小説を映画化したモノだそうです。

あらすじを書くと
舞台は1960年代初頭のミシシッピー州ジャクソンの街。この街では黒人家政婦が殆どの家事を行い、
そして白人の子供の乳母としても働いていた。子供達は乳母を親代わりのように慕うものの、結局は富を独り占めし
自分達を差別する白人の子供だと思うと、家政婦達は苦々しい思いも抱いていた。
そんな故郷の街に大学を卒業した白人女性スキーターは戻って来た。故郷でジャーナリストとして働きたい彼女に
ハウスクリーニングのノウハウを寄稿するというライターの仕事が舞い込んで来た。黒人家政婦達と話す機会を得た彼女は
そこでこの街にはびこる人種差別の実態を知り、そして彼女達の心の声を出版物にしたいと考えるようになる・・・

正直言うとかーなーりー苦手な部類の作品。黒人差別モノですね。
人種差別系は日本人にはとっつき難いジャンルの最高峰なんじゃないだろうか・・・何しろ島国育ちの単一民族ですから^^;
そんなこんなで、実は本作ねー、最後まで見たは見たんだけど、ちょうど行きの機内ですんげー体調が悪くて
席と便所の往復しまくりで、ブッチブチで見ていたのでほとんど印象に残っていないのです><

まあ、あらすじを読んだだけで大体の話の展開は想像付くでしょうけど、本当に想像通りの話だと思ってもらえればw

結構印象に残るのが、黒人差別の象徴的な活動として「黒人家政婦と白人(雇い主)は同じ家に住んでいても便所を分ける」
という活動をしているんですが、これは「黒人は何か悪い菌を持っていて、それが便所から感染する」と白人が信じているというモノ。
劇中でも、黒人家政婦が家の掃除をしながらついご主人様(白人)の便所で用を足してしまい、それが白人にバレてクビになる、
というエピソードが出て来る。

ここまで読んだら殆どの日本人は思うだろう。
「同じ便所使っただけで何か悪い菌が感染ると思ってる?だったら、そんな汚物のような黒人が作った飯をよく食えるなw」
「その汚物扱いの黒人に自分の便所の掃除させて、自分のベッドルームの掃除させて、我が子の乳母までさせてるの!?」

うん、私も当然思った。白人矛盾しまくりwww
つか当時の黒人家政婦達もみんな同じ事思いながら働いてたんだろーなー。
・・・と思ったら、劇中でやっぱりそれに関する矛盾を指摘する(?)食い物エピソードがクライマックスで登場した。
そらそーだよなぁ。自分のやりたくない家事・育児を押し付けといて、便所は別にしろって意味不明も甚だしいわw

個人的に、その黒人女性の不満や訴えを「聡明な白人女性が」本に仕立てて世間にアピールした、という展開が何となくムズムズした。
結局ヒーロー(ヒロイン)は「白人」なのかと。嫌味に捉え過ぎですかねぇ?
いやいや本当にすいません。何しろアタクシ、白人から「イエローモンキー」と呼ばれて差別をされて来た黄色人種なモノですからw

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「Larry Crowne」

タイトルは原題。邦題・日本公開予定は共に未定。
トム・ハンクスが制作&脚本&監督&主演。相手役はジュリア・ロバーツという大人のロマンティック・ラブストーリー。

あらすじは
トム・ハンクス演じる主人公の「ラリー・クラウン」は、高校卒業後海軍の料理人として軍役に就き、退役後は地元の
ディスカウント・ストアーで優秀な販売員として真面目に働いていた。ところがある日、店の経営者から呼び出された彼は
リストラ筆頭候補と言われて突然仕事を解雇されてしまう。理由は彼が「大卒」ではないから。
家のローンを抱えて無職になってしまったラリーは、まずそれまで乗っていた燃費の悪いSUVを手放して中古のスクーターに買い換えた。
そして厨房のアルバイトを決めると彼は市民向けカレッジに通い始めたのだ。
大学で出会った女子学生や同じ講座を受ける生徒達とも年代を超えて交流を始めたラリーは、常に明るく前向き。
そんなラリーと接する内に、常に白けた雰囲気で授業を行っていた女講師・タイノットも徐々に影響を受けるようになる・・・

どんなに頑張ってもトム・ハンクスは頭ハゲ散らかしたアラフィフのおっさんなのだ。
今wikiでちょっと調べてみたら、トムおじさん当年取って御歳55才。アラフィフどころかアラカンぢゃねーか。
もう幾らなんでも「ロマンティック・ラブストーリー」というのはムリがあると思うんだ。
正直言って、トムおじさんでも許されるラブ物のギリギリラインが「ユー・ガット・メール(98年)」辺りだろう。

そんな訳で既に好々爺の風格すら感じるトムおじさんが、現役プリプリ女子大生と仲良くお友達ごっこをしたり
既婚の美人講師@ジュリア・ロバーツとCHU~♪しちゃったりと大盤振る舞いな話。

ぶっちゃけ主人公のラリーは相当悲惨な展開のハズなんだけど(中年バツイチ職無し学歴無し)、とにかくポジティブで明るい。
最終的にはローンが払えなくなって思い出の自宅を売却せざるを得なくなるんだけど、それでも世を儚んだりはしない。
そしてとてつもなく「いい人仕様」だったりする。仲良くなったプリプリ女子大生が「キャー♪ラリー大チュキー♪」と言いながら抱き付いても
下半身と鼻の穴をパンパンに膨らませてHUGしたり等という下品な振る舞いは決してしない。
ちょっと困った顔で、でも自分の大切な「お友達」が喜んでいる姿に素直に喜びを分かち合うステキング・オヤジなのだ。

物凄く違和感を感じるのが、いつの間にジュリアとトムおぢは恋に落ちたんだろう???という事。
ジュリアは終始口の端を曲げて嫌味タラタラでイケすかないアラフォー女子仕様なんだが、ある日旦那と喧嘩して1人になって酔っぱらった所に、
たまたま通り掛かったトムおぢがスクーターで自宅に送ってあげるんだけど、何故かジュリアはそこで自分から進んでキスをせがんだりしている。
それまでにお互いが心通わせるようなエピソードでもあればまだ「うん。女もこういう時は酒の力を借りるんだねぇ」なんて納得も出来るんだが
せいぜいがジュリアの運転する車のナビの設定をトムおぢがチャッチャと使い勝手のいいように変更してあげる位の接触しかない。
たったアレだけで運命感じちゃったのー?えーウソぉー^^;

ま、そんな感じで「どうしてこの2人が愛し合う事になったのかサパーリ判らない」と最後まで頭ん中がクラクラするのですが(苦笑)
トム・ハンクスはやっぱり演技が上手い(今更)のだ。とにかく「前向きで優しくていい人」というキャラを全身からオーラ出してます。
彼の演技だけで妙に満足感が得られるから不思議だわね。でも絶対に彼はラブ物俳優じゃないと思うんだけどネッ!

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「ステイ・フレンズ」

タイトルは邦題(原題は「Friends with Benefits」) 日本公開は2011年10月
「ブラック・スワン」で強烈な印象を残したミラ・クニスちゃんが主演なので是非劇場に見に行きたい!と思ってたのに
忙しくしている間にあっちゅー間に劇場公開が終了して見逃していた作品。機内上映で見られてラッキーでした♪

あらすじは
NYでヘッドハンティングの仕事をしているジェイミーは、LAで敏腕アート・ディレクターとして名を馳せるディランを
引き抜く為にNYに招待した。会話を続ける内にジェイミーとディランはお互いがとてもよく似た恋愛観を持っている事に気付く。
多くの恋愛に失敗し続けた2人は恋愛する事自体に辟易としていたのだ。
すっかり意気投合した事でディランは転職・NY移住を決めて2人は親友になった。ところがある日ジェイミーが「SEXしたいなー」
と漏らした事がきっかけで2人は「恋愛ナシ」「感情ナシ」「甘い言葉ナシ」という割り切ったSEX FRIENDになる事にしたのだが・・・

んー。役者が違うだけで似たような話が過去にいくらでも作られている気がする。
この手の「男女の友情ってアリか・ナシか」とか「体の関係があっても男女って友人関係が成り立つのか」というのは
万国共通の恋バナネタなんでしょうね。
そんでもって過去作品のほとんどが「最終的に体の関係を持ったら男女は恋人に転化する」というオチなんじゃね?
ヤってヤってヤリまくった挙句に本当に嫉妬心ゼロの性別を超えた友人になった!みたいな話ってないのかな?ちょっと調べてみようかw

まーそんな訳で本作もお約束の展開になるんだけど、一応SEXが最終地点じゃなくて「友達→セフレ→その後2人の関係は?」という順序。
だから劇中で正にヤってヤってヤリまくってる。ヤってる間はお互いが超割り切って「性欲を満たす事にのみに特化した、後は単なる友人!」
っていう位置付けだから、そりゃーもう楽しそうにSEXを謳歌していらっしゃいます♪w
ちなみにそこまでヤリまくってるクセにミラ・クニスちゃんは意地でもオパーイを出しません。正直イラッと来ます^^;

で?
なんか・・・ジェイミーの方は何となく「私の体だけじゃなくて心も見て欲しい」みたいな素振りがあるような・ないような感じなんだけど
ディランは周囲から「あんなステキな女の子を逃すなんてお前トンチキ過ぎるだろ!」と言われて慌ててアタフタしてる風にしか見えない。
一応展開としては、本当はすっかり彼女が好きになっていたのに、お互い恋愛感情を持ってはいけないって約束したんだから~!って
自分の心に蓋をしてなかなか本心に素直になれないボク、という事なんでそ?
うん判るよ。そーだよね。でもそーいう風に見えなかったわ。何か最後の方でバタバタと2人が出来上がって行った感バリバリ^^;

アレか?この映画見てた時に「残り5分」で機内上映サービス終了しちゃってオチのオチが見れなかったからそう思っただけか?w
(帰りの機内で見損ねた残り5分はちゃんと見ましたよ~っと)
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久し振りにバリ島に行って来ました

2011年11月23日 | 旅・おでかけ
Twitterでフォローしてくれてる人ならリアルタイムで知ってるネタだけど、16日~23日朝までバリ島行って来ました。

とりあえず画像をPCに取り込んで、荷物の片付けと溜まった洗濯物を一気に片付けて本日は終了。
これからコツコツ画像処理始めようかな・・・

今回、長年仲良くしてもらってる大切なネット友さんの結婚式列席が渡バリの目的だったので
他の旅行記すっ飛ばしで先にコチラUPした方がいいかな?という気がしています。
てかバリ島旅行記UPが全ての最優先だろーな普通は^^;
が、頑張ります・・・頑張りたい(滝汗)

挙式の前日はジンバランのシーフードカフェで夕日を見ながらシーフードディナー






私、バリ島行くのが実に今回で7回目、そしてジンバランのシーフードカフェは4回目なんですが
こんなに綺麗な夕焼けが見られたのは初めてでした。本当に感動的でした!






挙式後にチャペルのガーデンで撮影したT氏ご夫妻

奥様がねー、まあ本当にお美しかったです!
よく「結婚式なんて所詮女のモノ」なーんて揶揄気味に言われますが、この奥様のお美しさを見れば誰もが
「そりゃこの結婚式は100%奥様の為のモノだわ。納得だわ!」と言うに違いない。

奥様が「最強雨女」だそうで、今バリ島は雨季という事もあって天候が本当に心配だったんですが
途中一瞬だけパラパラと降る場面もあったものの、ギリギリお天気が持ってくれて本当にステキなお式になりました♪
・・・ま、私、思いっきり自慢させてもらうけど「自称・最強晴れ女」ですからっ!^^






挙式の翌日、私とM嬢とH氏の3人はウブドに宿を移して「バリエステとジャランジャランの日々」を満喫!
今回M嬢の手引きでバリ在住邦人で「バナナペーパー(バナナの繊維を加工して紙を作る)」の工房を営まれている方を
ご紹介して頂いて、工房の見学もさせてもらいました。

他にも色々貴重な体験出来たなー。
バリ島って何度来ても新鮮な喜びと発見があるんだ。本当に「神々が棲む島」なんだなぁ~。
コメント (5)
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「コンデイション」「指輪をはめたい@試写会」76,77

2011年11月14日 | 映画感想
「コンデイション」

ソダーバーグ監督、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイス・ウィンスレット、グィネス・パルトロウ、e.t.c.
とんでもなく「アカデミー賞祭り」なキャストとスタッフで作るウィルス感染パニックムービー。

あらすじは
香港出張から帰ったベスは発熱していた。数日後、痙攣を起こした彼女は救急搬送されるもあっけなく死亡。
時同じくしてベスがいた香港を中心に近隣アジア~ベスが途中降機したシカゴ等、次々と同様の発熱と頭痛から
痙攣して死亡するという奇病が広がる。
報告を受けたWHO(世界保健機構)は調査団を派遣、アトランタのCDC(疾病予防管理センター)でも独自調査を始めた。
どうやら新種のウィルスだと判ったものの、ワクチンも特効薬もない状態で既にウィルスは世界に蔓延し感染爆発が起こっていた。

バイオハザードや28日後、もっと前だとアウトブレイク等、ウィルスや細菌の感染爆発パニック物は定期的に制作されている。
この系統の作品ってどれも微妙に方向性は違っていてもまずまず見応えのある作りのモノが多いですね。
本作はバイオハザード系ではなくアウトブレイク系。感染した人がゾンビ化する訳ではなく、原因不明の新種のウィルスによって
世界中で感染爆発が起こる事で現れる、様々な人間模様を丁寧に描いています。

登場人物が多く、その誰もがオスカー俳優クラスという何とも贅沢な作品で、映画冒頭からグィネス嬢があっけなく逝っちゃうし
「コイツはきっといいもんチームだからきっと最後まで生き残るキャラだな(キリッ」と思ったケイト・ウィンスレットなんて
あっちゅー間に感染しちゃって「えー!えー?えー!?」の連続w
役者の格とかギャラの高さが=最後まで生き残るキャラ、というハリウッドの不文律をものの見事にぶった切ってくれます^^;

本作が描き出す柱ネタは、非常時に見せる人間のエゴと正義のあやふやさ、みたいなモノだろうと思う。
研究機関の医師達は一刻も早くワクチンを作り出したい、そして世界の皆を助けてあげたいと思っている。
でも世界の前に「まずは自分の愛する人を助けたい」と思うのが人の心。
だが研究者が自分の立場を利用して国家機密を漏らしたり、自分の家族優先にワクチンを手配するのは人道的にどうなんだろう?
それを暴きだして糾弾するジャーナリズムはまぎれもない正義の行動だろう。
でも、だったら個人的に誰かが愛する誰かを助けたいと思う心は悪なのか?正義ではないと言い切れるのか?

並んでいても自分の分の配給が回って来る保障なんてない。薬が買える保障なんてない。
朝からずーっと並んでいたのに、散々並んだ後で「今日はここまでしかお売り出来ません」「もう配給はありません」なんて言われたら
略奪してでも手に入れたいと思ってしまう、勢い暴徒と化してしまう・・・もちろん略奪は犯罪だし、秩序を乱す事も
人としてよくない行いなのは誰だって判っている。
でもそれが愛する家族にご飯を食べさせる為、家族の病気を一刻も早く治してあげたいという真心からの行動だったとしたら?
・・・そんな、エゴと正義が表裏一体になった色んな人間行動パターンを様々な立場の人間を通じて見せて行きます。

感染爆発が起こってから○○日目、みたいな感じでどんどん状況が悪化して行って、その後ワクチンが開発されてから
徐々に秩序を取り戻して行く(のであろう)過程を描いているんですが、モノがなくなり秩序を無くし、人々が暴徒化して
略奪の限りを尽くしているシーンを見ていて、「日本人はこーはならないんじゃないかなぁ~」とボーッと考えていた。

あの未曾有の災害、東北大震災の大津波であれだけ沢山の人を喪い、家を失い、土地を失い、全てを失った東北の人達が
いつ救援物資が届くかもわからないような悲劇的状況になっても、それでもみんな秩序を守ってギリギリの物資をかき集めて
それを体の弱い人から順番に分けながら、ただひたすら嵐が過ぎるのを待つかのように大人しく救援を待ち続けていましたよね。
失礼ながら、同じように地震にあった中米ハイチでは地震後に略奪が物凄くて、救援物資を積んだヘリが、暴徒化した地元民が
恐ろしくて着陸出来ずに上空から支援物資を投げ落としていたそうですし。

日本人は有事に強いというのか、有り得ない状況になってもパニックにならずにまず秩序を守ろうと考える人が多い気がする。
「自分(と自分の家族)さえ助かれば」みたいな行動を取る人が少ない。略奪に走るよりも、秩序を守って順番に並び、
それでもし配給が回って来なくても大人しく待ち続ける・・・日本人って「人としての誇りを捨てる位なら死んだ方がマシ」
というメンタリティの人が物凄く多い気がする。そして私は自分が日本人として生まれて来て良かったと心から思う。

ま、でも本気でこの映画みたいな事態になったら、きっと誇り高き日本人は真っ先に死んで略奪に走るヤツが生き残るんだよねw

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「指輪をはめたい」

芥川賞作家・伊藤たかみ氏著の同盟タイトル小説を「大胆に脚色して(←公式サイトによる)」映画化。
脳しんとうを起こして記憶喪失になってしまった主人公の男を山田孝之。主人公を取り巻く女性たちを真木よう子、池脇千鶴、
小西真奈美らの人気美人女優が演じる、正に今流行りの「モテキムービー」というヤツですね。

あらすじは
企業や一般家庭に「置き薬」を設置・メンテをする営業をしている主人公の片山。彼はある日得意先のスケートリンクで転倒して
脳しんとうを起こし救急搬送されたのだが、目を覚ました時に何故自分がスケートリンクで転んだかを覚えておらず、
更に自分のカバンからは婚約指輪が出てきたのだが、何故か自分の恋人についての記憶だけがスッポリと抜け落ちていた。
そんな片山の目の前に現れた女性が3人。1人は会社の先輩で才色兼備の「智恵」、もう1人は得意先の風俗店の巨乳美女「めぐみ」
そして3人目は公園で人形劇屋台をやっている清楚な家庭的美女「和歌子」
その3人がそれぞれ片山を恋人のように接して来るのだ。片山は一体誰にプロポーズするつもりで指輪を持っていたのだろうか?

自分の恋人の記憶を取り戻そうとする主人公は、事故に遭ったスケートリンクに行けば何か思い出すのではないか?と足繁く通って、
そこで知り合った謎の美少女「エミ」の助言に従って恋人候補らしき3人の女性とデートをしたりリサーチしたりしながら
自分の記憶を掘り起こそうと苦悩する・・・という話なんだけど、このスケートリンクで出会う謎の美少女の存在はリアルなのか?
という部分が、実は本作の最大のキモだったりする。

監督はデザイナー&イラストレーター出身だそうで、特にスケートリンクで出会う謎の美少女との絡みのシーンはフワフワとした
幻想的な絵作りをしていていかにも「イラストちっく」な感じの絵作りにこだわっている模様。
随所にコミカルなシーンを配置していて、結構ベタな小ネタ(でもこういうのが実は一番鉄板でウケたりする!)で観客を笑わせる。

記憶を無くした主人公は、自分に3人の美女がそれぞれ当たり前のように恋人として振舞って来る事に大いに困惑してキョドっているのだが
(その反応や様子を見た観客は主人公に実直で真面目な印象を受ける)でもちょっと待って欲しい!
彼女達の様子を見るに、この主人公は記憶を無くす前は3人に、それぞれさも自分の恋人のように振舞っていた、という事に他ならないのだ。
要するに実直そうに見えるけど、主人公は美女を3股掛けるトンデモ兄ちゃんだった、という事なのだ!

・・・と思い至ったトコロで、なんとなーくだけどオチがうっすら見えたw
自分が想像したオチとはちょっと違ったけど、でもまあ大体方向性は当たってた。まあそーだよなー・・・って感じで^^;

こういうオチって個人的に何だか「モヤッ」とすると言うのか、尻の座りが悪いんですよね。
まあ美女に囲まれたら最終的にこの落とし所が一番いいのだろう、というのは判るんだけど、でも謎の美少女の処遇が今ヒトツなぁ~(ブツブツ
根本的に謎の美少女の年齢設定にムリがあるような・ないような。配役にムリがあり過ぎるんじゃないか?(オチから遡って考えると)
あんまり書くとオチバレになってしまうのでアレなんですが(つーか既にオチバレしてるっぽいw)個人的に何か納得いかない感じ。

アレだねー。映画「モテキ」が予想以上のメガヒットになっちゃったから、逆に本作はモテキの輝きに霞んじゃって
キャスティングとポスター見ただけで「1つ大当たり映画が出ると、直ぐに似たり寄ったりの焼き増し映画が作られるよねー」とか
言われちゃって闇に葬り去られそうな・・・そんなお気の毒な空気が感じられるのですが?どうなんでしょうね^^;
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アームカバー完成!/クリスマスツリー飾りました

2011年11月13日 | 趣味・ペット



昨日は毎月恒例の女子会手芸部の部会でした。
毎回みんながおやつを持ち寄るから「手芸部」なのか「スイーツ部」なのか微妙な感じ^^;
それにしても梅花堂の鬼まんじゅうが美味しい季節になったなぁ!

あ、「鬼まんじゅう」って名古屋だけのお菓子らしいね。(↑上画像中央上辺りの黄色っぽいモノ)
自分は子供の頃から普通~におやつとして食べてたからコレが東海(名古屋)限定のスイーツだとは
大人になってかなり経つまで知らなかった。
こんなに美味しい物が全国区になってないなんて・・・名古屋育ちで良かった♪(フヒヒ

そんなこんなでお菓子ばっかり食べてるイメージの女子会なんですが、実はみんな結構真面目に
編み物しているんですよ。
最近では編み物だけでなく刺繍やニードルポイントにも手を広げ、各自かなり活発に活動している様子。






見て!見て!
P嬢が100均で見つけたという「ポコポコ毛糸」でシュシュを編んでプレゼントしてくれました!!
めっちゃくちゃ可愛い~!この糸、某100均チェーンに売ってるそうなんだけど、私の家の近所にそのチェーン店がないんだ><
女子会会場のY嬢宅直近の100均にもこの毛糸が売ってるらしいので、今度の女子会の時に抜け出して100均に買いに走ろうかな。
ってか、コレマジで可愛いわぁ~♪嬉しい~!バリ島に持ってっちゃおーっと^^

さてさて、頂いているばかりではないぞ。
私だって昨日の女子会と今日頑張って、アームカバーを仕上げました!(ぱちぱち






ぶっちゃけ・・・生まれて初めて編み図なしで自分のサイズに合わせてテキトーに編み上げた!
前々から女子会のY嬢とネタにしてるんだけど、編み図がある物はそこそこ器用に作れると自分でも思うんだけど
編み図なしでテキトーに作る、という事が出来ないんですよ。そーいうセンスが全くないんですわ(薄涙)
よく、P嬢が「その場で手に合わせてテキトーに編んでみた」とか「テキトーな大きさに切って縫い合わせただけ」
って言うんだけど、テキトーになんか作れるかーっ!><

そんなこんなで、実は上のアームカバーも試作品一号が失敗して、それを踏まえた上での改良2号でようやく完成したのだ☆
せっかく完成したので、せいぜい自慢させて頂く!!






試着しましたー。
実は最初はもー少し丈が短かったんだけど、女子会で相談したら「もう少し長めに、指の真ん中辺りまであった方がいい」
とご意見頂いたので、急遽長さを伸ばした。
去年辺りからアラン模様が流行ってるよね・・・って事で、手の甲にはアラン模様をテキトーに創作。と言いたいトコロだけど
コレは自分が元々持ってたアランセーターの本から使えそうな柄をパクらせて頂いた^^;






手の平はメリヤス編みでシンプルに。
ゴム編み部分は普通の一目ゴム編みじゃなくて、表目をカッチリさせたかったのでねじりゴム編みにしました。
ねじりゴム編みは編み難いのでイライラします><

自転車乗る時とかー、これからもっと寒くなったら部屋でPCやる時に手が冷たくなるからコレ使おーっと♪
指が出てるからキーボードも打てるしね!ベビーアルパカの2本取りで編んでるからすっごい柔らかくて温かいんだぁ~^^

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今年もクリスマスツリーを出しましたー!

今年のツリーは「カードツリー」
コレは前々から一度やりたいなーと温めていたネタなんです。
ツリーにクリスマスカードを木のピンチで留め付けるだけのお気軽簡単ツリー♪
よく、洋書のクリスマスデコレーションのヒント、みたいなインテリア雑誌をペラペラめくっていると、
クリスマスツリーにお友達や親族からもらったクリスマスカードをピンチで留め付けて飾っている写真を見掛けるんですよね。
アレがセンス良くてオシャレだなー!と思って、前々から真似してみたいなーと思ってたんだ☆






で、私も長年買い溜めたビクトリア調のクリスマスカードが随分数も増えたので、そろそろツリーに飾れるかな?と^^
ただカードだけを留めるのも可愛げがないので、ビクトリア調のカードに似合いそうなゴージャスなクリスマスカラーの幅広リボンと
ゴールドベースだけどチェックでカジュアルな透け感のあるリボンを重ねてデコレート。
私としてはちょっぴりアンティークな感じのアレンジにしたつもり^^;






TVボードが地味になった・・・今年TV買い換えて、TVが幅取っちゃって飾る場所がなくなっちゃったんだよなw






先日完成させたクリスマスタペストリーには、リースやクマちゃんガーラント(HAND MADE)を付けてそれらしく演出♪






玄関辺りも・・・変わり映えしません^^;
毎年玄関ドアを開けた真正面は飾りを色々変えたりしたんですが、今年は刺繍額を取り外して移動させるのが面倒なので
正面はそのままにして横の壁面にダラダラとリースや小物を張り付けただけ。
壁の対面は昨年と同じく手製のクリスマス・ミニタペストリーをダラダラと張り付けてあります。

で、バリ島から帰ったらグラスアートでクリスマス飾りの大物を制作するからね!
どこに飾ろうかしら♪・・・やっぱり玄関正面の刺繍額を取り外して、ココに飾るしかないわねっ^^
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「アントキノイノチ@試写会」75

2011年11月10日 | 映画感想
「アントキノイノチ」

さだまさし氏著の同盟タイトル小説を映画化。
スタッフは「余命一ヶ月の花嫁」の制作チーム、主演は岡田将生君と榮倉奈々ちゃん
「泣かせるぜー!感動させるぜー!」って息巻いてるのをひしひし感じるな。

あらすじはー
高校時代に友達を「殺した」事がきっかけで心を閉ざしてしまった永島杏平。3年後父の紹介で
「遺品整理業」の仕事に就いた杏平は、手首にリストカットの痕がある久保田ゆきと出会う。
次第に心を通わせるようになった2人だが、ある日ゆきから彼女の衝撃的な過去を告白される。
その後ゆきは何も言わず姿を消してしまう・・・

アレだね。
本作のタイトルを見た人の95%は「元気ですかーっ!?」「1,2,3 ダーッ!」って言うだろ。
言うよ。言うに決まってるよ。だって丸々イノキぢゃねーかw
試写会一緒に見た友達と、映画が始まる前に「コレ絶対さださんはアントキノイノキに引っかけて笑いとってるつもりだよ♪」
って言って笑ってたんだけど・・・本当にガチネタだった(爆笑)
この映画の宣伝には当然だけどアントキノイノキ氏が起用されるんだよね?てかコレで使わなかったら詐欺レベルだよ^^;

映画の内容自体は、うーん・・・何ていうのか「病んデレ系」っていうのか?そういうジャンルってアリ?
予告編ではセンセーショナルに「友達を2人殺した」とか言ってるけど、実際は1人は自殺だし、もう1人は殺した言うより助けたってか。
自殺した友達に関して「自殺の原因の一端を主人公も担っていた」と考える向きもあるかもしれないけど、私に言わせれば
結局自殺したというのも死んだ本人が弱かったからであって、主人公が特に何かした訳ではないと思う。

まあ要するに「自分の心の中で相手が死ねばいいのにと願った一瞬があった」→「殺した」という発想なのかな?と。
元々吃音持ちで引っ込み思案で気の弱いタイプの主人公が友人の自殺をきっかけに壊れて行った、という感じか。

正直言って・・・この手の内容は苦手なんだなぁ。
私、ウツの人の思考展開とか、どこまで行っても後ろ向きな感じや、とりあえず全部自分の責任にして自分を責め続けるドM気質とか
ぜーんぜん理解出来ないんですよ。
何しろ生粋の楽天気質。超ポジティブ。超享楽主義。反省もなければ学習能力もないバカで阿呆のウルトラドSなタイプなんで^^;

だから周囲の反応に戸惑って何も言えずにただ口パクパクさせながら泣きそうな顔で「あ、あ、あの、あの・・・」とか言ってるだけの
主人公を見ても気の毒とも可哀想とも痛々しいとも思えず、ただ「イラッ」と来るだけなんですわ。すいませんねぇ。
榮倉奈々ちゃん演じる「ゆき」の苦悩は同じ女性として判らなくもない。でもある程度までは自己責任もあるかもしれないけど
不可抗力以降の展開に関しては「そこまで自分を責める意味がワカンネー」と思ってしまうのが能天気気質の脳味噌(苦笑)

あの、「命が命を繋ぐ」ってのは何となくわかるよ。失われる命から繋がる命があって、助けられた命から繋がっていく命もある、とね。
でもさー、それを後々主人公達に物凄く判り易く体現させようとする展開が、ちょっとあざと過ぎるというか臭過ぎるというか。

私には正直何も感動しなかったし共感もしなかったし「フーン・・・」って感じだったんですが、
もしかしたら「病んでる系」の方とか超チキンハートなのが悩みな方とか3日に1度は自殺を考えるような方だったら
本作はめっちゃ共感出来てシンクロして感動して魂が震えるような体験が出来るのかもしれません!

すーいーまーせーんー。私、ムリだわー。この阿呆な性格でこの作品にシンクロしろとか、それムリ過ぎですわー^^;
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「RAILWAYS[レイルウェイズ] 愛を伝えられない大人たちへ@試写会」74

2011年11月08日 | 映画感想
「RAILWAYS[レイルウェイズ] 愛を伝えられない大人たちへ」

前作「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」が大ヒットした事で二匹目のどじょうを狙った第二弾。
そもそもがこのRAILWAYS自体が「ALWAYS~三丁目の夕日」がメガヒットした事で二匹目のどじょう狙いで
ノスタルジックな風味の人情物作ろう!って企画されたんじゃねーの?タイトル似てるし・・・と思ってたんだけど。
全然違うのかな?違ったらすまんね。そーいう風に見えるんだよ興味ない人間には^^;

そんな訳でー、本シリーズの前作未見です。ついでに言うとあんなにバカ売れしたのに「ALWAYS」シリーズも
一作も見てないんです。なんかこーいう人情物って磯野家見てれば充分じゃん!って思っちゃうタイプ。
ぶっちゃけ試写会が当たらなかったら間違いなく金払って見に行く事はなかったと思う。

で、本作。
前作とは全く何の関係もないらしい。前作は島根県が舞台だったけど本作は富山県が舞台。
要するに電車の運転士さんを主人公にした話という繋がりだけ。要は一話完結のオムニバスシリーズなんだな。
あらすじ~、富山地方電鉄の運転士をしている滝島は、35年間無事故無違反の仕事一筋人間。
後1ヶ月後に定年を控えたある日、妻の佐和子が結婚・出産を機に辞めた看護師の仕事に復職したいと言い出し
勝手に仕事先を決めて来てしまう。ずっと専業主婦だった妻が働く事を快く思わない滝島は高圧的に反対し、
口論になった挙句、佐和子は離婚届を置いて家を出て行ってしまう・・・

三浦友和がいかにも三浦友和っぽい役だー!
「もしも三浦友和が役者じゃなくて運転士になっていたら、きっとこんな運転士になったに違いない」と誰もが思うキャラ。
コレ、脚本より先にキャストが決まってて、役者のイメージに合う脚本を後から書いたんぢゃねーの?と思う程どハマっている。
寡黙で仕事に対して真摯で真面目で実直。新人に厳しい事も言うけど、ちゃんと相手の気持ちを慮る優しさも持っている。
そして家に帰れば日本の古き良き頑固親父。妻の言う事なんざーロクに聞いちゃーいない。「I am LAW!」を地で行くタイプ。

普段は奥さんほったらかしだけど、実は定年後は2人で温泉旅行とか行っちゃおー♪とか思ってニヤニヤしてたりするんだけど
奥さんの方は娘も嫁に出したし親も看取ったし、コレで旦那が定年するなら旦那の世話も一々しなくていいやね?
今度こそ自分がやりたくても我慢してた仕事を思いっきりやるぜーい☆な気持ちバリバリだったりする。

あのさ、定年して毎日自分が家にいるようになったら奥さん喜んでくれるって割と本気で思ってる男の人、結構いるよね?
それ物凄い勘違いだから。はっきり言うけど旦那が家にずーっといたら奥さんノイローゼになるよ^^;
ロクに家事も手伝って来なかった、家にいる時は茶の間のTV独り占めして「おい飯」「おいお茶」って奥さんに命令ばっかり
してるようなオヤジ、24時間ベッタリ家で自分と一緒にいると思ったら誰だってうんざりするっちゅーの。

んー、でも本作の嫁は↑こーいう理由じゃなくて、もっと積極的に看護師をやりたい!という意思があるらしい。
正直言って私には何故この奥さんがココまで強硬に看護師になりたがるのかが今一つピンと来なかった。
まーでも、旦那の世話ばっかりで死んでいくのはイヤ!っていう気持ちはよーく判る。

意外にコミカルなシーンが多くて、もっと淡々と話が進んで行くのかと思ったら想像以上に面白かった。
一応お笑い担当として中川家礼二が後輩運転士役で出てるんだけど、彼のわざとらしい演技がなくても充分コミカルで笑える。
真面目な人間のふとしたマヌケな様子って、何となくホッとするんですよね。
誰でもない、三浦友和が大真面目な顔してちょっとだけおマヌケだから笑える。他の人じゃ笑えないけど三浦友和がやるから~という。

まーそんな感じで、思ったより楽しかったし話も日本人好みの人情物で最後はほっこり出来るし、雄大な北アルプスを背景に
走って行く電車のシーンは鉄ヲタでなくとも見ていて「うーん!眼福♪眼福♪」って思える^^

たださー・・・どうしてコレ映画なんだ?^^;
お正月とかにやる2時間~2時間半位の特番ドラマで充分なんじゃない?
確かにいい話だけど、個人的にこの映画にわざわざ1800円払って映画館まで見に行く価値があるか?って聞かれると
「うーん。まあ出演してる役者の誰かが好きだとか、富山県出身者で田舎が懐かしいとか、激しい鉄ヲタだとか言うならいいんじゃない?」
と答えてしまいそうな気がする。

何を持ってして「コレは映画向き」「コレはTVドラマ向き」って感じるのか、自分でも今一つ判ってないんだけど
でも本作を見終わってまず思った事が「コレどうしてTVドラマじゃなくて映画にしたんだろ?」だったんだよね(苦笑)
何て言うかー、こういうほのぼの人情劇ってそれこそ茶の間でコタツ入ってミカンの皮むきながらTVで見るのに向いてるのに・・・って。
それこそ磯野家だよ!うん。だって誰も映画館でサザエさん見たい!って思わないよね?正にそんな感じなんだよw
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