天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

ムーミンコミックス展[MOOMIN COMICSTRIPS EXHIBITION]@名古屋市博物館

2021年10月09日 | ライブ・イベント・映画


【ムーミンコミックス展 MOOMIN COMICSTRIPS EXHIBITION@名古屋市博物館】
現在(2021年9月11日~11月14日)名古屋市博物館で開催中の「ムーミンコミックス展」を観に行って来ました。
ムーミンはイギリスの新聞「イブニング・ニュース」紙で20数年間に渡り連載されたコミックスですが、本展ではそのイブニング・ニュース紙掲載時の原画や下描き、キャラクターデザイン、習作など日本未公開のモノを含め大量に展示されていて話題になっています。
元々本展は観に行く予定をしていたものの何となくボーッとしていて重たい腰が上がらなかったんですが(苦笑)、先日ムーミンの作者「トーベ・ヤンソン」の半生を描いた映画を観に行って「そーいえば未だムーミン展観に行ってなかったな」と思い出してようやく行って来た次第^^;



入口横のポスターにもなってる絵のパネル前は記念撮影スポットとして大賑わいでした。
イマドキの女子ってピースとかわざとらしいポーズあんま取らないのね。て言うかわざと視線をカメラから外してなんとなく横向きでフラーッとしてる感じ演出してた。
お母さんがスマホ構えてて「はいチーズ!」「ちょっとコッチ見てー」とか言ってるんだけど娘さんが『もー!自然な感じに撮ってよー』とブータレてて笑ったワw

上にも書いたけど「トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画」を先に観てから本展に来たのですが、正直この順番で良かったなーと思った。
映画の劇中にもほんの少しだけトーベの弟「ラルス・ヤンソン」と一緒にコミック原稿を描いているシーンが登場しますが、本展覧会でもトーベの弟ラルス氏についてかなりフィーチャーしていて展覧会の前半はトーベパート、後半はラルスパート、という感じの構成になっていました。
と言うか、よくよく展覧会を見学していると分かると思いますが、確かにムーミンの作者と言えば「トーベ・ヤンソン」なんですが、少なくとも新聞のコミックスに特化して言うと実際はトーベが描いていた期間よりも弟のラルスが1人でムーミンを描いていた期間の方がずっと長いんですよね。
元の「ムーミントロール」のアイディアは確かにトーベなんだけど、彼女の画風・作風はしっかりラルスにも受け継がれており、むしろ新聞掲載の話のネタは途中からほぼラルス1人で担っていたようなのでトーベのムーミンでもありラルスのムーミンでもあったのだ、という認識でいるべきかと思われます。(例えばトーベ時代からムーミンの話はほとんどが1コマ目はムーミンの丸いお尻の絵から始まるのですが、それはラルスもしっかり引き継いでいました)

という訳で、本展ではトーベの原画やスケッチだけでなく、ラルスの原画がかなり沢山展示されており(むしろ量的にはトーベよりもラルスの作品の方が多かったです)、尚且つ日本で現在までに発売されているコミックス等に未掲載・未翻訳の貴重なコミックス原画などもいくつか初展示されていて非常に貴重なモノが観られる、ムーミンファンのみならずあまねく楽しめる展覧会だったと思います。

まあでも…トーベはコミックス原稿を作る際に事前に話に登場するキャラクターのデザインや背景、登場するグッズや設定などをかなり細かくスケッチしていて(更に原稿の下描き段階でかなり作り込んでいる)、そのスケッチが感動モノなのよ…1つ1つの小物のデザインからしてすんごいステキなの!!
キャラクターが着てるお洋服だとか靴やお帽子なんかもかなり細かく描き込みしててさ、それがどれもこれもめちゃツボる!北欧雑貨好きさん悶絶必至!!
それからコミックスじゃなくて小説の方の挿絵原稿もいくつか展示されてたんだけど…コミックスの下絵もそうだけどトーベの絵の特徴、モノクロで線を重ねて影の陰影を出したりモノの質感を出す手法がふんだんに使われていて、それが繊細で独特の空気感を出していて本当にステキ♪
ただ、新聞掲載時は輪転機に掛けてインクで印刷すると繊細な線の重なりが潰れてしまって見難くなるので、敢えてシンプルで単純な線画にするように心掛けていたそうです。
そういう描画タッチの違い等も展覧会で見比べる事も出来て、非常に興味深い展示になっていたと思います。

 

展覧会の最後に「記念撮影ブース」が用意されていました。
最近ってSNS用?だと思うけど、展覧会に会場内・または外に記念撮影用スポットを作ってるパターン非常に多いですね。

さて、この「記念撮影ブース」を抜けると、本展覧会専用グッズ売り場がある訳ですが、流石のムーミン展だけあってグッズの量が半端ない!
しかもさーこれもあるあるだけど元々グッズがあるキャラクター等のイベントって「本イベントのみの限定販売グッズ」って作るじゃない?その「展覧会限定発売グッズ」の種類が大量なんすよ!多過ぎて全部精査しようと思うと展覧会の展示見てる時間と同じ位掛かるんぢゃねーか、と(苦笑)
更に小憎らしい事に…フツー美術館でやるこの手のイベントってさ、展覧会自体を観なくても(入場券買わなくても)グッズだけ買えたりするじゃん?ミュージアムショップだけは無料で入れるようになってるケース多いと思うんだけど…本展、グッズ売り場が入場券を買っていないと入れない場所にあるので、後になって「やっぱり買っておけばよかった!」と思っても、またもう一度入場券を買わないとグッズを買い足す事が出来ないという地獄…orz

さてグチも長くなりましたが(苦笑)、そんなこんなで自分が買った「展覧会限定グッズ」



ま、ピンバッチコレクターなので当然ピンバッチは買いますよ!全4種類。ピンの台紙も可愛い!



コレもピンバッチなんだけどちょっと変わっていて…革製のピンバッチなんですよ!(全2種類)



そして…コレは「箸置き」(全3種)
最初はピンだけでいいかーと思ったけど、ふと目に付いて可愛かったから思わず買っちゃった!
それにしても、ムーミングッズって元々割とお高めな印象だけどサ、本当にちょこっと手に取っただけで軽く悲鳴が出そうになる位何もかもお高いのよね…
ちなこのピンバッチと箸置き数点買っただけでお会計7000円弱も取られたのよ!(涙)
本当は展覧会オリジナルTシャツとかも売っててマジで欲しかったけど、もう何を手に取っても1万円超えちゃうの!そんなに無駄遣い出来ないしっ!!

…って、実はー、「お会計69○×円です」て言われて一瞬「えっ!」ってなって…とっさに旦那の家族カード(決済は旦那の小遣い口座)切っちゃったよウヘヘw
コメント
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