お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ビハーラ佐賀 公開講座にて その2

2012年06月28日 | 行事・案内
 講師の坊守・Yさんは

 毎年、某病院の小児科病棟で、お子さんを亡くされたご遺族と一緒に
追悼法要
をなさっていることをお話くださいました。

 一緒に、おつとめし、ご住職のご法話があり、
ご遺族(両親)にマイクを廻して、お子さんの思い出を話していただく会・・・

 また、都合のつく限り、自坊のご門徒さんのお見舞いに回っておられるエピソードをお聞きし、胸があつくなりました。

 次にお話くださったのは、若院・Fさんですが

 中学生に、性教育(いのちの教育)の話しに行かれたり
 某大学医学部の入学生(医師・看護師を目指す学生)を対象に、毎年、お話に行っておられることを聞きました。

 今、若い医療関係者で、仏教を学びたい という方が、多いそうで、
最近は、僧侶が、法衣姿で病院を歩いても、昔ほど、ギョッとした目で見られなくなった。むしろ、先方から「お坊さんとわかる法衣姿で話に来て下さい」と言われる、と仰っていました。

 医療を志す方にお話することは、まず、
「今は、医師、看護師として、病人を治す立場を目指しておられるでしょうが、お互い、いつ誰が先に亡くなるかわかりませんよ」ということ。
 
 頭ではわかっていても、この言葉は、若い方にとってインパクトがあるようです。

 そして、「いっしょうけんめい治した患者さんも、いずれは、必ず死にますよ。もし『死が医療の敗北』というのなら、全員、敗北になってしまいますよ
と、生老病死を話されるそうです。


 ビハーラ公開講座で聞かせていただいた、お二人のお話に感動
その活動に、頭が下がり、
私は、法専寺のご門徒さんの心に寄り添うことすら、何もなしえてないなあ~ と深く反省したのでした。
コメント (2)
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