死後の裁判官・エンマさまは、アニメキャラにもなり有名ですが、
ヒンズー教では、元はヤマという名前の人間で、人類で初めて死んだ人で、死の世界の神様になった方だそうです。
日本に伝わる間に、ヤマが転じてエンマ、死後の裁判官ということになったらしい。
釈徹宗先生の著書『教えて、釈先生!子どものための仏教入門』で初めて知ったのですが、
「絵に描かれているエンマさまの服装が中国風なのは、中国の道教の影響」とのこと。
さて、連続テレビ小説「エール」を楽しみに拝見していますが、コロナ中止前のスピンオフには、ズッコケました。
音さんのお父さんは敬虔なクリスチャンでいらっしゃるのに、なんで頭に三角布着けた死装束姿(真宗では、やらない)で、エンマさま(真宗では、エンマさまに会うことはない)から許可もらってこの世に戻るなんて。
冗談だとしても、クリスチャンの方々に失礼なお話だし、メチャクチャな宗教観だと思い、ガッカリしました。