お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

年の瀬に

2006年12月30日 | 雑感
 今年もいよいよ残り一日となりました。
 
 私ごとでも、この1年いろいろなことがありました。
 私にとって今年一番の事変は、若い方に少しでも仏教を知っていただきたいと原稿をまとめたことと、8月末からこのブログ始めたことでしょうか。

 大して仏教の勉強もしていない、資格だけもったド素人僧侶の私ですが、大好きな仏教を宣伝したい、仏教が一般に誤解されたままでは、悲しい、勿体ないという気持ちばかり高じて、エラソウなことを書かせていただいています。

 ブログを見てくださっている皆様、また、あたたかいコメントいただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。 辛口のコメントも大歓迎です。

 来年が皆様にとって、よい一年でありますよう念じ上げます。 合掌
 
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made in China

2006年12月29日 | 雑感
 暮れのお参りの方々といろいろなお話をするのが楽しいこの頃です。
 仏壇を製造・販売されておられるS氏から聞いて、びっくりした話をご紹介。

 最近、大手仏壇製造業者まで、人件費の安い中国で技術を教え製造しているので、仏壇も中国製品が多いのですって  もちろん、販売は日本の有名仏壇店の製造ということで販売しているのですけど・・・

 それで日本の技術者が、どんどん減って、小さな仏壇製造店は潰れていっている。若い後継者が育たなくて、匠のわざの継承者が日本に少なくなっている現状らしいです。

 う~ん、伝統技術の世界流失。

 技術だけ教えて、日本人指導者がポイ捨てされ、後は全て中国製になってしまう。
 仏壇製造業界でも、そういう状況だったなんて・・・

 資源のない日本は、生真面目な技術で世界に飛躍したのではなかったのか・・・
 儲けだけ考える大手業者、今後、日本は大丈夫なんでしょうか
 

 
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2006年ジコチュウをふりかえる

2006年12月28日 | 雑感
 いよいよ今年も残り数日となり、このところの暖冬が一変、寒くなりました。
  
 今年もいろんなことがありましたね。殺伐とした殺人事件や偽装、虚偽だの・・・その時点の損得やその場の感情で自分さえよければ、自分さえ儲かれば・・・という事件。

 もちろん、突き詰めれば誰もがジコチュウで、私だって人のことをエラソウに批判できませんが、ジコチュウぶりがあまりにひどい世の中になっていっているような悲しい、恐い気がしませんか

 目先の損得で自分さえ儲かれば・・と言動し、その場は自分が儲かったとしても、世の中全てつながって成り立っているのですから、いずれ、その行動(業)が自分や子孫に還ってくるでしょう。

 「他人がどうなろうと知ったことか」と自分の儲けしか考えていないのでは、一時自分が得したように錯覚するかもしれませんが、長い目で見れば続かないように思います。

 そして、何より人も自分をも不幸にしてしまいます。それは、仏さまをとても悲しませる生き方です。
 
 大して儲からないかもしれませんが、人の幸せのために、自分の持ち場の仕事に誇りと自信をもって取り組む。それが、人も自分も幸せにする道だと思います。

 きょうもお参りにみえた方から、「世の中おかしくなってきた。お寺さんがもっと頑張ってくれなくちゃ」とカツを入れられました。

 
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大忙し

2006年12月26日 | 雑感
 昨夜またもご門徒さん(仲田町のK・Hさん)が亡くなられた。組内住職研修会+研修会後の忘年会に出ていた住職を会場に迎えに行き、一緒に枕経へ。

 枕経へ向かう車中、住職は「勤務の都合で明日のお通夜も明後日の葬式もオレは無理」とあっさり言い、私が勤めることに・・・
 今夜、ご自宅(姪御さん宅)でのお通夜を勤めてまいりました。

 まだ風邪が抜けきれなくて、声が本調子じゃない。本当はもっと美声(?)なのに・・・

 明日はご葬儀。 平成15年に教師資格(住職になることが可の資格)をとってから、住職がどうしても不都合な時に限り、私が代理で葬儀を勤めるようになりましたが、今回で3回目。まだまだ、不慣れです。

 葬儀で着る七条袈裟の付け方さえ、心許ない。あの重い衣を着るだけで倒れそう・・・お経も練習。作法もまるでお茶のお点前を練習するみたいに、葬儀作法をイメージトレーニング。

 明日、お寺の留守番をH子叔母に頼んで、11時半からの葬儀、失敗しないように頑張ってきます
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風邪脱出

2006年12月25日 | 仏教
 思えば17日午前中に暮れの境内清掃が無事終了。その夕方は夫の叔父夫婦を誘って、我々夫婦と4人でNHK交響楽団の佐賀公演に行きました。佐賀市文化会館大ホール満席の人、人。
 その晩から風邪気味に・・・翌日、本願寺佐賀会館で真宗講座受講、座った場所がエアコン直撃の場所。水分補給に努めましたが、風邪悪化 
 
 実は私、喘息の持病があります。重症ではないので普段は薬も飲まず、普通に何事もなく生活しているのですが、一旦風邪をひき、症状が気管に及んでくると、最悪

 根性なしの私は発作が出るたびに「こんなキツイ思いをするなら、死んだ方が楽だ」と思ってしまう・・・

 今はいい薬もあるので、ある程度コントロール可能なのですが、今度は薬の副作用か、頻脈、不眠傾向となり、一晩で1㎏やせるほど消耗します。(えっ誰、ダイエットできて、うらやましいなんて思ったあなた・・・代わられるものなら、代わってあげるわよ)

 仏教は「少欲知足」(欲を少なくして、足ることを知る)を教えますが、喘息発作のたび、私は「ああ、普通に呼吸できるだけで幸せ」と、しみじみ思うのであります。

 この体質も私の個性のひとつ。誰にも代わってもらえません。お経読んだところで、お祓いしたところで体質は変わりません。
 頭は鈍感なのに、気管は過敏・・・これが、私。ちゃんと受け入れて、死ぬまで仲良くお付き合い

 きょうからやっと掃除をする元気が出て、ほぼ正常に戻りました。

 
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暮れの配布物

2006年12月24日 | 仏教
 きょうはクリスマスイブ。 町を車で走ったら、ケーキ屋さんと酒屋さんでは、車の整理のために、警備員が臨時で配置されておられました。
 きょうはご家庭で、仲間で楽しいパーティでしょうね。

 組内のあるお寺さんの話。
 このシーズン、ピザの宅配をとったら、サンタクロース姿で宅配に・・・
 「お寺にサンタクロースが、やってきた

 ウチの住職も以前、勤務の職場関係で子ども達にサンタクロース姿でプレゼント持参。サンタさんは、実はお寺の住職・・・という場面も。

 明後日には、クリスマスの装飾から、正月準備へ、商店も一夜にして大変身。
 クリスマスが終わったら、お寺の出番でしょうか

 クリスマスが終わった頃から、ご門徒さんが暮れの墓参りにお出でになられます。28,29日頃がピーク。
 
 法専寺では、墓参りの折、庫裏にご挨拶に立ち寄ってくださった方に、真宗教団作成の法語カレンダー、佐賀教区報「かんぎ」という冊子、住職が作成の寺報、私が作成の「よく耳にするが今ひとつわからない仏教の言葉」シリーズ、法専寺名前入りせんべいを差し上げています。

 だから、自分ちの墓だけお参りして、さっさと帰らないでくださいね

 庫裏に顔を出してくださらないお宅には、総代役員さんがおられる地区は役員さんのお手数かけて配布、遠方は郵送費かけて、お送りしていますので、せっかく法専寺までお出でたのなら、声をかけてください。お願いします。

 ちなみに今年の真宗連合(真宗10派)の法語カレンダーは、一般公募の法語で、私のが採用されて10月に掲載されていました

「当たり前と 思っていたことが 有り難いと 気づかされる」という言葉。
 
 一年中みんなに自慢してしまいました

 採用されて、真宗教団から賞金をもらったのでは・・・と、お思いのあなた。

 賞金はありませんでした  でも、法語を入れたステキな置き時計を頂きました。私の宝物です。  
 
 来年のカレンダーは、親鸞聖人のお言葉です。

 それから、今回の佐賀教区報「かんぎ」には、夫の叔父が大きく載っていますので、ご門徒各位はお楽しみに

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佐賀のがばいばあちゃん

2006年12月23日 | 佐賀ネタ
 お笑いタレントの島田洋七さん著書がもとで映画化、舞台化されている「佐賀のがばいばあちゃん」ですが、

 1月4日午後9時からフジテレビでドラマが放送されます

 今回ドラマのばあちゃん役は、泉ピン子さん。
 佐賀県武雄市で主にロケが行われたのですが、武雄市では市役所に「佐賀のがばいばあちゃん課」を設置したほどの熱の入れようで、先日はもんぺ姿のおばちゃん達が、東京駅でドラマと武雄の宣伝をしたというニュースが新聞に出ていました。
 
 主人公のばあちゃんは、本当は佐賀市の浄土真宗のY寺ご門徒さんで、佐賀市在住の方でした。よくお聴聞(法座でお話を聞くこと)をされておられたそうです。

 貧しくても心豊かに生きておられた、洋七さんのユーモアたっぷりの「がばい」(佐賀弁で、すごい)ばあちゃんぶりをぜひご覧ください

 物があふれる今の時代に忘れがちな大切なことを教えてもらえます。
 
 原作もおもしろいですよ
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仏教をわかりやすく

2006年12月22日 | 仏教
 お寺、仏教に疎い普通の家に育った私にとって、お寺の法座での布教使さんのご法話も、中央仏教学院の通信教育も、最初は難しいものがありました。
 
 自分の「はからい」(自分の思いにとらわれた心)で学び、聞いたところで、分からない。
 自分の生活にかけ離れた所の話、人ごとの話のようで、自分の心の問題とは、受け取れない・・・ 仏教のスタートラインに立つことすら、遠いことのように思えました。

 そんな時、ひろさちや氏の仏教の基本的物の受け取り方、考え方、味わい方を書かれた数多い著作に出逢って、夢中で読んだことでした。

 ひろさちや氏は、お坊さんではありませんが、僧侶より的確な例えでもって仏教の教えを大変分かりやすく説いておられます。

 図書館、本屋さんの宗教書コーナーにはきっと、ひろさちや氏の本が並んでいると思います。ぜひ、お読みになってください。

 最近出たのでは春秋社の「仏教はじめの一歩」が分かりやすく、オススメです。
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正月準備

2006年12月21日 | 行事・案内
 今年もあと10日。 
 きょう、年賀状を投函。年賀状は、寺関係分、親戚・夫関係分、私の個人名分と3種類を作成。昨年末プリンターを買い換えてから書面も宛名も印刷にしたので、とても早くなりました。手抜き、手書きでない分、お一人お一人に言葉を書くようにつとめています。
 
 お正月は元旦だけ着物を着るので、夫、娘、私の分の着物を出して準備。
 元旦は早朝からまず、自分が着物をモソモソ着て(着慣れないので、帯を結ぶのに時間がかかる)それから、娘に着付け。
 家族一同、本堂で朝のおつとめをして、座敷でお屠蘇をいただきます。

 元旦は、毎年午前11時から元旦会(がんたんえ)
 
 ご門徒さんがお参りくださいます。一同で正信偈をおつとめして、住職が簡単な年頭挨拶。その後参詣のお一人ずつにお屠蘇、お茶を差し上げます。(例年、着物姿の娘たちが愛想よくお接待)

 神社に初詣も結構ですが、お寺にも初詣にお出かけください。お待ちしております。

 

 

 
 
 
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勧学寮真宗講座・諸行無常

2006年12月19日 | 雑感
 昨日午後0時から6時まで本願寺佐賀会館で勧学寮の真宗講座を受講していました。風邪気味で鼻水押さえながら・・・

 真宗では学階(学問研鑽し試験をうけて階が上がってゆく)があって教学の最高位の僧侶を「勧学(かんがく)」と呼びます。

 僧侶向けに、勧学さんが佐賀に講義にお出でになることを知り、早速この講座に申し込んだのですが、佐賀教区の女性受講者は私一人・・・いやあ、私って身の程知らずなんですかね でも女性はあと2人、長崎からと愛媛からの女性布教使さん。私なんか足下にも及ばないくらい、よくお勉強されておられる・・・
 40名くらいのご住職方に混じって、僧侶姿で難しい講義を受けています。

 この講座6月から始まって3ヶ月に1度2日間の日程で行われていて、昨日は3回目。

 昨日は1日目講座の終了後、懇親会となっていて、会費納入、夕方会場へ移動。おご馳走を目の前にして、もうすぐ開式というところで携帯に電話がきた。ご近所のご門徒さんが亡くなられた・・・と。

 あわてて、職場の夫(住職)に連絡。「すぐ帰る」(夫も職場の忘年会に行こうとしているところだった・・・)という夫の返事に安心したものの、私も懇親会の気分になれず、急いで帰宅。

 ウチ(寺)で明日お葬式となり、準備あるし、風邪の具合が悪いので、きょうの真宗講座は断念。代わりに内科へ。
 かかりつけのM医師に「今夜、住職の代わりにお通夜をつとめなくてはならないんです」と言う私に。M医師「あちゃ・・・」
 解熱剤の注射1本打たれました。喉も痛いけど、まだ声は出そうです。今から頑張って行ってきます。長年お世話になったI氏を偲び、感謝申し上げ、おつとめしてきます。

 明日の葬儀は、住職がつとめることができそうです。
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