お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

無いものねだり

2010年05月31日 | 仏教
 いろいろな方とお話していて、思うことです。

 無いものねだり の方が、いかに多いか・・・

 例えば、

 一人暮らしの方は、家族と仲良く連れ立っている人を見て、羨ましく思い、
「どうして、自分だけ寂しい思いをしなければならないのだろう」と嘆く。

 一方、家族に恵まれている人は、それはそれで、子どものこと、親のこと・・・悩みは尽きず、
「ああ、独身の人は、気楽でいいなあ~」と思う。

 仏説無量寿経(本願寺・現代語訳)に

 「田があれば田に悩み、家があれば家に悩む」

 「田がなければ田が欲しいと悩み、家がなければ家が欲しいと悩む」

 「たまたま一つが得られると他の一つが欠け、これがあればあれがないというありさまで、つまりはすべてを取りそろえたいと思う」

という 世間の人々(「私」)の姿を 表現された経文があります。

 仏さまが、「私」に願われていることは、そういう心の愚かさに気づき、「さとり」に心を向けよということ。

 無いものを嘆くより、恵まれているものを喜ぼう と、

 そう、自分に、言い聞かせている私です。
 

 
 

 
 
 
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全国布教同士会

2010年05月29日 | 行事・案内
 先日、某所でご案内をいただいたのですが

 「全国布教同士会 佐賀大会」が下記の通り開かれます

 テーマ:ひたすら道を求めて ~荒廃した社会の中で~

 講師は全国の8人の布教使さん(女性もおられます)

 日時:6月17日(木)9時半~15時半

 場所:教法寺(伊万里市立花町)

 昼食は準備されます

 お近くの方は、どうぞお参りください
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極楽

2010年05月28日 | 仏教
 ストレスの感じ方と同じことですが

 幸せの感じ方も

 同じことを
「幸せ」と感受するか「不幸」と感受するか

 それは、その人、その人によって違います。

 世界(この世)は、私の都合に関係なく、さまざまなことが起こります。

 私にとって好都合なことも起これば、私にとって不都合なことも起こる
それが、この世の真実です。

 だとしたら、私にとっての不都合をどう感受するか・・・
それは、周囲を私の都合に合わさせようと無理なことを願うより、私の感受性(物事の感じ方、受け止め方)を変えるしかありません。

 先日、勉強会で

「極楽」とは、どこかにあるとか、ない、とか 実証するものでなく

 こころを中心とした世界観 で

 「究極のしあわせ」 を言う 

 あ、もちろん、「極楽」は、自分の思い通りになる世界 の意味では ありません。

 「自分の思い通りにしたい」という自我(自分中心の感性)を超えた世界

 覚り(自然・あるがまま)を感受する 究極の しあわせ(楽)の世界 

 自分に好都合なことばかり考える私の心が変化させられて、仕合わせを感受する心を得させていただく・・・その究極の 心の世界

 それが、極楽世界と、聞かせていただきました。 

 

 

 



 
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布教大会

2010年05月27日 | 行事・案内
 浄土真宗本願寺派 佐賀教区の布教使さんによる

 「布教大会」

 今年は藤津西組 の3ヶ寺を会所として開かれます

 6月2日(水) 證誠寺 
 6月3日(木) 専立寺 いずれも10時~15時
 6月4日(金) 賢楽寺

 毎日、日替わりで、6名の布教使さんが、30分ずつお話くださいます。

 昼食は、お弁当が出ます。

 布教大会ついでに、嬉野温泉で、ゆっくり体をいたわり、1日たっぷりご法話三昧 って、最高に贅沢な時間の過ごし方かと・・・
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ストレスの感じ方

2010年05月26日 | 仏教
 私たちは、一人一人、違う価値観を持ち、違う感性をもっています。

 当然、同じ状況にいても、Aが見て、聞いて、感じる世界 と Bが見て、聞いて、感じる世界 は、同じではありません。

 つまり、日常の一つの出来事に対しても、各人の受け止め方(感受性)によって、全く違った様相となります。

 一つの出来事を ものすごいストレスと感じるか、「それほどでもない」と受け流せるか

 もし、自分の感性を「世界標準常識」のように、誤解しているとしたら、

 あるいは、幸せとは、自分の思い通りになること だと、誤解しているとしたら、

 ストレスは、相当なものになると思います。

 そのストレス、
 案外、自分で作り出している妄想で、
ますます自分で自分を苦しめているのかもしれません。

 仏教で、よく言われる言葉ですが

 「仏さまにお育ていただく」

 つまり、私の凝り固まったこころを仏さまに耕していただく・・・

 仏教とは、ストレスを和らげ、幸せを感じとる柔軟な感性を育てていただくことだと、しみじみ味わっております。

 

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大雨の中

2010年05月25日 | 行事・案内
 「法専寺仏教婦人会25周年記念法要」当日、日曜日は、あいにくの大雨でした。  
 本堂の入り口も雨が降り込み、ベチャベチャ。
 それでも30名近い方が大雨の中をおいでくださいました。
 
 ご講師は35才のS寺ご住職。
 笑いあり、涙あり・・・の 尊いご法話をいただき、一同、大変、感動
 最後は、ほとんどの者が泣いて、うなづいて、聞かせていただきました。

 もったいなかった・・・

 もっとたくさんの方々にお話を聞いて(ご縁にあって)いただきたかった・・・

 大雨のせい?だと思いますが、参詣者が少なかったのが、本当に残念でした。

 あの大雨の中、お運びいただき、「お聴聞」してくださった皆様、ありがとうございました。

 共に素晴らしいご縁に遇えて、よかったですね。

 この感動を今回ご縁のなかった(おいでになられなかった)ご家族、お友達にお伝えください
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生け花

2010年05月22日 | Weblog
 昨日から、佐賀県華道連合会主催の諸流派合同 生け花展 が ゆめタウン佐賀の店内セントラルコートにて開催中です
 

 写真は、師匠の池坊「自由花」作品


 きょう11時からは、県知事さんなど来賓3名による「尊式に花を入れる」というイベントがあり、師匠が正装(留め袖姿)で、補助役を務められる ということで、私も拝見へ。

 写真は仏前の三具足(みつぐそく:左から花立て「尊式」、中央に香炉、右にろうそく立て)この仏具は、現・池坊から拝借したものだそうで、ろうそく立ては、亀の上に鶴が立っています)

「尊式」とは、上下が広く、中央がふくらんだ花器のことだそうです。中国では酒器だったものを日本では花器に使ったとのことです。

 イベントでは、まず、生け花の歴史から説明いただきました。

 生け花の始まりは、

  仏前にお供えする仏華から始まったこと

 聖徳太子が建立された六角堂(頂法寺)の北面に僧侶の住まい(僧坊)があり、その僧坊の初代住職は、退職後の小野妹子だったこと。そこは、池があったことから「池坊」と呼ばれ、その「池坊」の僧侶が、六角堂の仏前の花を供える担当だったこと。
 そこから、生け花が発展していったこと

 今は「花をいける」と言うが、昔は「花をさす」「花を入れる」と言ったとのこと

などを 興味深く聞かせていただきました。

 花展は、月曜日まで。

 
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23日には

2010年05月21日 | 行事・案内
 先日もお知らせいたしましたが

 23日(日)午後1時半から

 法専寺仏教婦人会25周年記念法要 です。
  写真は、娘(若坊守)が、何度もやり直し、工夫して作った力作

 「仏教婦人会綱領」と「法専寺の歌」の歌詞 を 裏表に印刷したもの

これは、赤本(聖典)に挟んで、長く使用いただけるように、やや厚めの用紙を使用しています。

「法専寺の歌」には、蓮の花 彼岸花を 
「仏教婦人会綱領」には、こぶしの花を 入れています。

 グリーンの用紙を表紙にしたレジュメは、私が作成しました。

裏表紙には、
「親鸞聖人の750回大遠忌って?」
「恵心尼さまって?」
「如月忌って?」
「組の仏教婦人会行事は?」
の項目で、簡単な説明文を掲載しています。

 普段、なかなか足を運んでくださらない方、若い方にも是非、お出でいただきたい と準備しています。
(これだけ準備しても・・・やはり、無関心な方は、知らん顔だろうな~ たくさん、おいでいただきたいなあ~ どのくらいの方がおいでくださるかなあ・・・心配だなあ)←私の心のつぶやき

 ご門徒さん以外の方も大歓迎です
お念珠と聖典だけ持って、気楽においでください

お待ちしております~
 
 
 
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親鸞聖人 降誕会

2010年05月20日 | 行事・案内
 明日は、親鸞聖人(1173年5月21日生まれ)の お誕生日 

ということで

 きょうから2日間、本山(西本願寺)では、宗祖降誕会(ごうたんえ)の法要が賑やかに勤修されていることと思います。
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「ビハーラ佐賀」会員募集!

2010年05月20日 | 行事・案内
 ビハーラ佐賀の規約

 第2条 本会は、浄土真宗の教義に基づき、生かされ支えられる「いのちの尊厳」に目覚め、病苦の中の人々とのあたたかい信頼関係の中で共に生きることを目的とする。

 
 「ビハーラ佐賀」は、数年後に、発足20年を迎える 本願寺派寺院住職・坊守、住職家族、ご門徒 の有志による団体です。

 「佐賀のがばいばあちゃん」のような方々・発足当初からの会員女性の方々が仰っています。
「自分がビハーラを受けるくらいの年齢になりましたが、元気に体が動く間は、活動を続けたいと思います

 今、私が同行させていただいているK苑メンバーも高齢化がすすんでいます。
 
 もちろん、現役世代は、お仕事でご無理でしょうが、
退職され、時間が自由になられた方、

 ぜひ、ビハーラ活動に、参加ください 

 月1回、佐賀県内の近く老人施設訪問や 月2回の病院小児科病棟と緩和ケア病棟の訪問活動をグループで行っています。

 「決して無理なく、できる時に、できることをさせていただく」

私も、そういう気持ちで参加させていただいています。 
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