お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

原子力発電所事故

2011年03月30日 | 雑感
 昨日、福島の農家の方が、自死なさった記事(朝日新聞)を読み、泣きました。
 
 長年、品種改良、土壌改良につとめ、
「子ども達に安全で良いものを」
と精魂こめて野菜を栽培しておられる方でした。

 今回の大地震、大津波、原発事故で、
あまりにも たくさんの方々、大切なもの が失われてしまいました。

 何のための努力だったのか
 今までの、私の人生は、何だったのか

 絶望の中におられる方に、お釈迦様は、何と仰るでしょうか

 まず、一緒に泣かれるでしょう。
 そして、こう仰るのではないでしょうか

 「昨日までのあなたは、昨日までで終わりました。
きょうから、あなたの あたらしい いのち を 生きてください。

 あなたが、失った大切な人は、常にあなたの心に生きておられます。先に亡くなった方を悲しませないよう、その方の分も含めて、あなたのいのちを大切に生きて下さい。
 
 あなたが、今まで努力し、積み上げてきたことは、決して無にはなりません。
昨日までの生活の場では、無になったことも、きょうから、他の場で、活かすこともできましょう。
 
 今、絶望にある あなたを心配しています。あなたのこころに 寄り添っています」
 

 

 
 
 
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お寺の支持率 その2

2011年03月28日 | 雑感
 当政権より、はるかに 危うい「お寺」や「僧侶」に対する支持率。

 近年、お寺に、あるいは、僧侶に「葬式、法事」における
「お経上げ係」の役目しか期待していない方が大多数でした。

 それが、現代では、それすら、期待されていない。
葬式も、葬式(宗教儀式)でなく、単なる告別式になりました。
 
 面倒だから、お寺とは付き合いたくない
「お寺」「僧侶」は、お金がかかる迷惑な存在 という印象でしょうか。

 「がんばれ! 仏教」の上田先生が仰っていた通り、
 お墓や葬儀だけでつながっている、「お寺」「僧侶」ではなく、

 今こそ、
「お寺」本来の存在意味、「今、生きている者が、仏の教えを聞くための道場

「僧侶」本来の存在意味、「自ら仏法をよろこび、その教えを布教する者

を取り戻す大きなチャンスだと思いますが・・・

 まあ、それでも支持率が回復しないのであれば、解散もあり かもしれません。

 私は「お寺」の存続より、「仏法」の存続のほうが、より重大事だと思いますので、
一般の方々の「仏教」の支持率が、非常に高いことを「さすが日本人」と、尊く、うれしく存じました。

  
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お寺の支持率

2011年03月27日 | 雑感
 先月、友人がNHKの「クローズアップ現代」で
「お寺が消えてゆく ことについて、放送されている。」と、教えてくれました。

 リアルタイムで見られなかったので、教えてもらった再放送を録画。
 でも、その後、ドタバタ・・・

 昨日、やっと、ゆっくりビデオを見る時間ができ、1ヶ月遅れで拝見。

 その中で知ったこと(だいたい予想はつきましたが)

 「仏教」そのものに、好印象をもつ人は、80~90%
これが「お寺」となると管内閣の支持率くらいに激減し
まして「僧侶」に好印象を持つ人となると、10%台

 つづく・・・

 

 
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西本願寺の災害支援

2011年03月26日 | 雑感
 宗門の災害支援は、本願寺のHPをご覧いただくとして

 この大災害の直後(4月)から、本山(西本願寺)で始まる
 親鸞聖人の750回大遠忌法要
 西本願寺では、予定通り勤修されると発表されました。

「日本が大変な状態時に、大法要などで盛り上がっている場合じゃない
法要は取りやめて、その経費を義援金にしたほうがよい

という、お寺の方のご意見を耳にしました。

 確かに、親鸞聖人のご意思を想うと、「盛大な自分の750回忌など、して欲しくないから、今、苦しみにおられる方々の支援を」と、仰るのではないか と思いました。

 でも、同時に、

 予定通りに、法要を勤修することで、今回、被災せず、参拝できる縁に恵まれた仕合わせ者が集うことで、(各寺からの義援金以外にも)本山の「たすけあい募金」に、かなりの金額が集まるのではないか と思い直しました。

 ご門徒さんには、予定どおり、法要に参拝し、本山への「御仏前」の代わりに募金していただく。法要に出勤する僧侶方にも、もちろん募金していただく。

 親鸞聖人のご遺徳を傷つけない法要をおつとめしたい と、願っております。
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倶会一処 その2

2011年03月24日 | 仏教
 今、生きている者のつとめは

 先に亡くなられ、今は、仏と成っておられる方々と
 また、お浄土で倶に会う その時まで
 
 先に亡くなった方(仏さま)を悲しませないように
精一杯、私にできることをして、
 生きること

 そして、私が、いつ、どこで、どんな縁により、人生を終えても、
 
お浄土で再び会える方々(仏さま)に

「いっしょうけんめい生きたね。頑張ったね
と、迎え、いだいて、ほめて、もらえるよう

 今を 生き抜くこと

それが、倶会一処 の世界 だと味わっております。 


 

 
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倶会一処

2011年03月23日 | 仏教
 3月10日に完成した、法専寺の合同墓です。
正面に倶会一処と刻んでいます。

 お彼岸のお参りにおいでた若い方が、
「『ぐかいいっしょ』って、どういう意味ですか
と尋ねてくださったので

彼岸中日法要で、住職が「倶会一処」の味わいを話しました。

倶会一処」は「くえいっしょ」と読みます。
仏説阿弥陀経に出てくる言葉です。

意味は、文字通り、

 倶(とも)に一つの処(ところ)で会う 

 人間としての いのち 終わった後、浄土で、皆ともに、仏と成って会う世界です。

 真宗では、墓石の正面に「南無阿弥陀仏」か「倶会一処」と刻みます。(「○○家」は下の方に入れるのが正式)

 この世で憎み合って
「あんなヤツと同じ墓に入りたくない
「あの人とまた、浄土で会うなんて、まっぴらごめんだ
と、思う方もご安心ください。

 倶に仏と成って会うのですから、生前の憎しみはありません。
仏(覚りを得た者)に、そういう煩悩は、もはや ありません。 
許し合って、喜び合って、再び会う世界でありましょう。

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佐賀から支援

2011年03月20日 | 佐賀ネタ
 佐賀では県知事が、いち早く、佐賀県から関東圏の大学に行っている学生に、電気節約のため、佐賀へ帰省するように呼びかけておられましたが、実際、学生のみならず、関東圏から実家に帰省する家族が増えています。

 東北、関東の方には、遠い九州の佐賀ではありましょうが、3万人の被災者を受け入れる準備があります。
 小中高の生徒さんを受け入れる学校の準備もあります。

 今のところ、佐賀は安全です。
佐賀は災害が少なく(全国で一番地震が少ない県)住みやすい県だとお勧めいたします。

 詳しくは佐賀県のHPをご覧下さい
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春彼岸

2011年03月19日 | 行事・案内
 昨日は、春の彼岸の入り。

叔父の往生、葬儀
葬儀の日に起こった東北関東の大災害
福島の原発事故

何だかお彼岸行事の準備も手に付かず、捗らず・・・
落ち着かないお彼岸の入りとなりました。

21日(春分の日)午後1時半より 春彼岸中日法要を勤修いたします。
参詣の皆さんで、災害義援金の相談をいたしましょう。

 
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物資流通 その2

2011年03月17日 | 雑感
 今朝、また、別の関東の親戚に食料を送ると言ったら、娘に叱られました。
「そうやって、みんな自分の身内のことしか考えないで、どんどん宅配便を使うから、ますます流通が混乱する

 困っている身内がいたら、助けたい と思うのは人情だけど、
本当に援助を待っておられる被災地の方のことを思うと、娘の言う通りだと反省しました。

 ガソリンも、まず、救援物資を運ぶ車両に優先してもらわなければなりません。
佐賀から飛ぶ貨物飛行機も、今、佐賀県庁に次々届けられている救援物資を優先して乗せてもらわねばなりません。

 今、私にできることは、無駄に物品を買い占めたり、流通の邪魔をしないこと。
そして、義援金を送ること。それくらいしかできることがありません。
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物資流通

2011年03月16日 | 雑感
 関東圏のスーパーやコンビニの陳列棚がガラ空き・・・というニュースは見ていましたが、本当に、どこも品薄で買えない状態なんですね。
 宅配便が、受け付けてくれるようになった千葉の義妹宅へ食料品を送ろうと
今朝、大型店に行ったら、
いっぱいの食品と店内でタダでもらえるダンボールを載せた大型カートをガラガラ押している主婦たちの姿が多くありました。(私もその一人なのですが)
 
 お米などを送りましたが、荷物が届くまで一週間かかるそうです。
 もちろん、時間指定などできません。

 宅配は、茨城以北には、受け付けてもらえません。 
 

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