お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

仏事の のし袋の書き方

2012年02月29日 | 仏教
 「組若婦人の集い」では、質問用紙をレジュメと共に配布するのですが

 その質問の中で、のし袋の書き方について、質問がありました。

 年回忌(一周忌、三回忌、七回忌・・・)や 祥月命日(しょうつきめいにち:例えば故人の亡くなったのが3月1日ならば、毎年3月1日)など 僧侶に対しては 「御布施」

 お寺の法座にお参りする時は、「志」か「御仏前」
と、担当ご住職がお答えくださっていました。

 
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組若婦人(女性)の集い 

2012年02月27日 | 仏教
 日曜日、H寺さんにて「組若婦人(女性)の集い」

 まず、「宗祖讃仰作法」の音楽法要(時間の関係で「正信偈」部分はカット・本山の「子どもの集い」の折、おつとめした方式)で、坊守たちが調声(ちょうしょう:勤行の音頭とり)を勤める ということで、最前列にすわらされ、始まりました。

 おつとめは、CDに合わせての発声でしたし、ご住職方も調声してくださいましたので、本堂内、初めてお参りの若い女性方も、おつとめしやすかったのでは・・・と思います。少なくとも、「ふ~ん、こんなふうに、音楽に合わせたおつとめがあるんだ~」と知っていただけた と思います。

 また当日は、30代の若い男性ご講師をお招きしてのご法話。

 その熱意伝わる「お取り次ぎ」(法話のこと:仏さまのこころを取り次ぐ・お伝えする)に、若い女性方も、皆さん、うなずかれたのでは・・・と拝察いたしました。

 
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ビハーラ学習会

2012年02月25日 | 仏教
先日、「ビハーラ佐賀」の基本学習会に参加。

講師は、先年、大噴火した新燃岳の麓に位置するお寺の坊守Tさん。
入寺して6年目の若い坊守さんですが、パワーあふれる活動に頭が下がりました。

 まず始められたのが、「1日30人と話そう隣人まつり 高齢の方が、家にこもりきりにならないよう、誰かに声をかけよう運動。

 新燃岳の噴火の折は、避難所で「何か困っていることないですか?」と傾聴。
 必要なものを聞くと「助けて下さいとネットで呼びかけ。全国からかけつけて下さったボランティアやNPOと連携し、ボランティアの方々には お寺の場 を提供。

 T坊守さんは

日頃の付き合い
臨機応変に対応
助けてと言える社会
協力してくれる人は必ずいる


と、項目をあげてお話し下さいました。

 今年1月に新聞で紹介されましたが、今は震災被災地へ新燃岳被災地から野菜を届ける支援をされています。

 いろいろな支援者とつながることで、ますます活発に活動なさっている坊守さんのお話の中で、「困ったら、助けてくださいと呼びかける。必ず協力してくれる人がいる」と言う言葉が印象的でした。
 
 
 話は変わりますが、昨日、きょう、2日連続で本願寺派寺院の前住職様のご葬儀に参列いたしました。お二方ともご高齢とは言え、急変されてのご往生でした。

 我や先、人や先、きょうとも知らず、明日とも知らず・・・

 明日は、組の若婦人の集い、4月まで大切な行事が続きます。私も、いのちある(動ける)限りは、一つ一つのご縁を大切に賜りたいと存じます。
 
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愚者になって救われる

2012年02月22日 | 仏教
 「祝婚歌」の解説で小池先生が書いてらっしゃいますが

 けんかや争いが起こるのは、お互いが「自分が立派で正しく、相手が愚かで間違っている」とおもっている時です。
 自分は間違っているけど、相手に文句を言ってやろうという人はあまりいません。
 戦争も正義と悪が戦っているのではなく、正義と正義が戦っているのです。もう少し言うと、自分が正義だとおもっているもの同士が戦っているのです。

 う~ん、全く、先生の仰るとおりです。

 人間関係、うまくいくには、お互いが、自分の愚かさに気付くことがポイントなのでありましょう。

 自分がしてもらったこと(自分を支えてもらっている「お陰様」は、気づかないか、もしくは、気づいても、すぐ忘れるが、
 自分が傷ついたことや、人から受けた迷惑は、絶対、死ぬまで忘れない

こういう根性の私だからこそ、如来のピッカピカの鏡で
私の心の にごり 醜さ 愚かさ を映し出し、

「あ~あ、私って、どうしようもない愚者ですと、気づかされるのが、南無阿弥陀仏 でありましょう。
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祝婚歌

2012年02月21日 | 本紹介
 まだ、ちょっと早いのですが、春彼岸にお参りのご門徒さんに配布する小冊子を取り寄せました。
 「お彼岸 春」本願寺出版社 

 その中で小池秀章師が、吉野弘氏の「祝婚歌」を紹介なさっています。

 二人が睦まじくいるためには
 愚かでいるほうがいい
 立派すぎないようがいい
 立派すぎることは
 長持ちしないことだと
 気付いているほうがいい
 完璧をめざさないほうがいい
 完璧なんて不自然なことだと
 うそぶいているほうがいい
 二人のうちどちらかが
 ふざけているほうがいい
 ずっこけているほうがいい
 互いに非難することがあっても
 非難できる資格が
 自分にあったかどうか
 あとで
 疑わしくなるほうがいい
 正しいことを言うときは
 少しひかえめにするほうがいい
 正しいことを言うときは
 相手を傷つけやすいものだと
 気付いているほうがいい
 立派でありたいとか
 正しくありたいとかいう
 無理な緊張には
 色目を使わず
 ゆったり ゆたかに
 光を浴びているほうがいい
 健康で 風にふかれながら
 生きていることのなつかしさに
 ふと 胸が熱くなる
 そんな日があってもいい
 そして
 なぜ胸が熱くなるのか
 黙っていても
 二人にはわかるのであってほしい 

        吉野弘 「贈るうた」花神社
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小出裕章先生の講演会 その3  

2012年02月20日 | 雑感
 小出先生は原子力の研究者ですから、放射能を扱う研修室に入られることが度々あります。その「放射能管理区域」のボーダーは4万ベクレルで、その数値を超えて汚染されたものは(ボールペン1本にしても)一切、外部に持ち出すことはできません。(法律で禁止されています)
 
 しかし今回の原発事故では、避難区域に指定されていない広範囲でも、その法律上定められた数値をこえる放射線物質に汚染されてしまった。

「人々が普通に生活する場が、放射線管理区域以上に汚れてしまった。土地も食べ物も、がれきも下水の汚泥も、すべてが放射線物質となった。放射能で汚れた世界で生きるしかない。この事態を許した大人として、私たちはどう生きるのか?」(先生の言葉)

 先生は、今、どうやって子ども達を被爆から守るか に、心を痛めておられます。

 私たち大人には、たとえ無知だったとしても、無関心のままに、今の現状を作ってしまったという責任があります。

 でも、子ども達には、いや、人間に限らず、動植物(全てのいのち)には、何の責任もありません。

 
 さて、講演会のご案内をいただいています。

 演題「3.11を心にきざむ」
    私達は福島を忘れない

 日時:3月5日(月)午後1時半
 場所:本願寺佐賀教堂

 
 お話くださるのは、福島より家族3人で佐賀に移住されているK氏キリスト教会牧師のN師のお二方です。

 入場無料です。どなたでもどうぞ


 

 
 
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行事のご案内

2012年02月17日 | 行事・案内
 2月も後半に入り、きょうは、また、小雪の舞う寒さ。

さて、これからの行事のご案内です。

 2月21日(火)午後1時半~ ビハーラ基本学習会 於 本願寺佐賀教堂
今回は、ビハーラ宮崎のTさんの講演です。
会員は無料、一般の方は500円です。

 2月26日(日)午後12時50分~ 組の若婦人の集い 於 報恩寺さん

 各寺5名程度で、法専寺からも若手の女性数名にご参加をお願いしています。今回は、M組の若手イケメン布教使さんM師をご講師にお迎えします。ご縁に遇われる方は、とてもラッキーだと思います

 3月1日(木)午後1時~ 東日本大震災チャリティー法話会 於 願正寺さん

 佐賀真宗伝道懇話会主催で、震災で亡くなられた方々の一周忌をつとめ、
佐賀を代表する布教使さん方が、ご法話くださいます。
 参詣者の懇志は、全て、被災地に送られます。
当初、会場が本願寺佐賀教堂となっていましたが、呉服元町の願正寺さんに変更になりました

 3月10日(土)東日本大震災1周忌法要 於 本願寺佐賀教堂

 3月18日(日)法専寺の彼岸法要と仏教婦人会総会午前中に初参式、新入園児、新入学児のお祝い会を予定しています。ただ今、参加者募集中

 そして、毎年の巨瀬組の巡番報恩講が始まります。

 3月22日~26日   高木瀬の浄満寺さんにて
 3月29日~4月2日  川久保の宝月寺さんにて

どうぞ、つとめて、お参り、お聴聞ください
  
         
 
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小出裕章先生の講演会 その2 

2012年02月15日 | 雑感
 自然と共に生きてきた人類が、この200年足らずの間に、我がもの顔で、地球に住み、自分たちの利便のため、莫大なエネルギーを使うようなった。
 
 小出先生は、お若い当時、
 原子力は、石炭や石油の資源に代わる不可欠のエネルギーだと思い、研究を志されたそうです。でも、現実は違っていた。

 原子力発電をするには、大量のウランを使わなければならない。石炭、石油、天然ガスと同様、地球の資源を使うことには、何の変わりもない。
 広島の原爆で燃えたウランの重量が800gだそうですが、
100万kWの原発1基が1年運転するごとに燃やすウランの重量は1トン(生成する核分裂生成物の重量)
 厖大な放射能が生み出され続けています。
 

 今回の発電所の事故。
 これが、水力や火力発電所の事故ならば、どこが壊れたか、近くに行って、実際、目で見て、修理することができます。
 でも、原発の事故は、近くに寄りつくことすらできない。一体、どういう状況なのか、しっかり把握することができない。

 避難を余儀なくされた福島の方々の苦しみは言うまでもありませんが、
 置き去りにせざるをえなかったペットや家畜のことを
小出先生は、「彼らに何の罪もないのに・・・」と声をつまらせておられました。

 

 
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小出裕章先生の講演会

2012年02月14日 | 雑感
 12日、京都大学原子炉実験所 助教の小出裕章先生の講演
子どもたちに伝えたい 原発が許されない理由
を拝聴するご縁に恵まれました。
 会場は、浄土真宗本願寺派のお寺、神埼市のJ寺さん。

 小出先生は、開口一番、「私は無宗教なのですが・・・」と仰ったのですが、
お話なさること、つまり、先生の感受性・生き方そのものは、とても仏教的でいらっしゃると拝察いたしました。

 奇跡の星・地球が誕生して46億年、人類が誕生したのが400万年前、その気の遠くなるような時間の中で、人類が膨大なエネルギーを使い始めたのは、産業革命以降わずか200年前から。
 
 その陰で急速に種(動植物)の絶滅が増えました。

 平家物語の 祇園精舎の鐘の声 
       諸行無常の響きあり
       沙羅双樹の花の色  
       盛者必衰の理をあらわす
       驕れる者は久しからず
       只春の夜の夢のごとし
を、紹介され、

 人類の愚かさからお話が始まりました。

 
 
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布施

2012年02月13日 | 仏教
 今年は、正月に実家に帰らなかったので、1月末に帰省。
友人が、私の帰省に合わせて、実家に立ち寄ってくれました。

 実家の母も大喜びで、私と一緒に、楽しく友人と歓談・・・

 物忘れが多くなった母は、友人や私から以前に聞いて、知っているはずのことを忘れています。
 また、耳が遠くなっていることもあり、人の話と関連なく、唐突に自分の話(自分が話したいこと)を話し始めます。

 つまり、こちらは、何度も同じことを説明しなくてはなりませんし、母の同じ話を何度も聞かされなくてはなりません。

 友人は、寛大に、母に同じ事を説明し、ニコニコと同じ話を聞いてくれて、有難いことでした。

 少し、認知の衰えた高齢者の話し相手をするのは、私の都合から言えば、仕事は捗らないし、好奇心が満たされるわけでもなく、無為な時間のように思えます。

 でも、母の立場から言えば、若い人に話し相手をしてもらって、昔話をくり返すことで、少しは脳の血流も増え、とても楽しい有意義なひとときであったろうと思います。

 そうです。友人は、彼女の貴重な時間を母のために「布施」してくださった
 
 高齢者の同じ話を聞かされるのは、うんざりですが、それは、あくまで私の都合、私のメリットしか考えていないから・・・

 私が話相手をして、相手が、喜んでくれるのなら、それは、私の人生にとって、決して無為ではなく、有意義な時間なのではないか・・・

 いっしょうけんめい年寄りの話を聞いてくれる友人の姿を通して、あらためて、そう感じ、心で合掌いたしました。
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