先日、仏教讃歌コンサートで「恩徳讃」を美しく歌われていました。
その折、同窓先輩の坊守さまから頂いた本願寺出版社からの小冊子です。↑
真宗門徒にはお馴染みの仏教讃歌「恩徳讃」(おんどくさん)です。
仏教讃歌の「恩徳讃」が
親鸞聖人の和讃(漢文でなく、和文で書かれた仏さまを讃える歌)に曲をつけたことを知っていても、
仏教讃歌としての成り立ちまではなかなか知りません。
↑冊子によりますと
大正7年(1918年)ハワイ ホノルルの本願寺派ハワイ別院の開教20周年の折、ハワイ開教教務所から仏教讃歌集『らいさん』が発行。その一曲目が「恩徳讃」(本願寺派では旧譜と呼んでいる)だったのだそうです。
欧米の教会では賛美歌やレクレイムなど美しい教会音楽があるのに対して、仏教界でも近代的な仏教音楽が強く求められたことによるそうです。
詳細は↑冊子をお読み下さい。
ちなみに、先のエリザベス女王の国葬の荘厳に感動しました。
司教さんの説教あり、美しい賛美歌あり。
浄土真宗の葬儀も、通夜に僧侶の法話あり、葬儀の最後に「み仏にいだかれて」の仏讃歌を一同で歌うことがありますが、仏教讃歌を葬儀にもう数曲取り入れてもよいように思いつつ、イギリスの「これぞ国葬!」を拝見いたしました。