お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

秋の巡番報恩講

2024年11月14日 | 仏教


 きょうは、藤津西組・嬉野のS寺さま巡番報恩講のご縁に。



 報恩講2日目のお勤めは「観無量寿経作法」
 ご講師は、福岡県糸島市のM師。
 いつもながら、有り難いお取次(講師の私見でなく、仏さまの御心を伝えてくださるので、「お取次」)を拝しました。
 
 「他力」(阿弥陀如来の本願)を「自力」(私の先入観)で、いくら聞いても受け取れない。
 お聴聞(仏法を聞く)は、私のため。阿弥陀さまの願いに、私が生かされてゆく。
 阿弥陀さまにより、私の心に向き合って、気づかされる
慚愧と歓喜。
 
 

 本堂入口には見事な菊の大輪。
 きょうも、たくさんの方々にお世話になり、尊い1日を過ごさせていただきました。
 ありがとうございました。
 
 
 

 




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佐賀 聖典を学ぶつどい 40周年記念講話会

2024年11月13日 | 仏教


 きょうはご門徒さんと聖典を学ぶつどい開講40周年記念講話会のご縁に。
 戦国から江戸時代初期の肥前の真宗について、金龍先生には、詳細な資料と共にお話いただきました。
 また、天岸先生には
選択本願(せんじゃくほんがん)、自力、他力について、味わい深くお取次いただきました。
 「私が」ではなく、全て
「阿弥陀如来」から、いただく賜わりものだから、
「ご信心」
「お念仏」

 たくさんの方々にもお目にかかれ、楽しいお聴聞のご縁に恵まれました。
 お世話になりました。
 南無阿弥陀仏
 

 
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中村久子さんの言葉

2024年11月12日 | 仏教
 真宗の御教えを尊び慶ばれた岐阜県高山の中村久子さんを先日、「高山別院」の記事で、ご紹介しましたが、
 中村久子さんの『生きる力を求めて』(昭和26年)から、
お言葉です。
「苦しい時、悲しい時、神や仏に無理な祈りや願いをかけることは当然のこと(とか)、そして宗教とはこんなもの、と信じ込んで、これを容易に納得していたら、おそらく今つかんだ真の仏の正法と、真実の道を求めようとはしなかったに違いない」
 高山別院のご法話の中で
「自分をごまかさないところに念仏の教えがある」
「現実を引き受けたところにしか真実(念仏)はない」
とお聞かせいただきました。
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井波別院

2024年11月10日 | 仏教



 3日目、富山県南砺市の本願寺井波別院(西別院)参拝。↑
 井波の地は1390年、本願寺第5代綽如上人が瑞泉寺を建立、門前町として発展。
 本願寺が東西に別れた後、本願寺派(西本願寺)であった瑞泉寺は本願寺派とのトラブルにより、1650年、周辺多数の寺院と共に、大谷派(東本願寺)に転派。
 しかし、残された本願寺派(西本願寺)の門徒を自負する門徒衆によって、本願寺派法灯が受け継がれ、明治15年、正式な布教道場開設、後、昭和18年本願寺井波別院に。
 
 








 本願寺派井波別院の後、大谷派井波別院・瑞泉寺へ。↑
 境内に入るや、一同
「わぁ〜!」
と驚く、それはそれは大きな立派なお寺。
 真宗の別院にしては、珍しく拝観料が。でも、これほど広い境内、本堂はじめ建造物を維持されるのは大変だろうと納得。
 燦然と輝く本堂の阿弥陀如来。本堂内の写真撮影は禁止です。
 寒い土地ですから、本堂入り口には、外気が入りにくいよう、厚手の透明ビニール設置。  また、本堂入って入口には、段ボールの中に毛糸の手編みの靴下カバーがたくさんご用意。
 座椅子には、ひざ掛け毛布が用意されて、寒い報恩講の時節も、ご門徒さんが、ゆっくりお聴聞できる心遣いを目にいたしました。
 残念だったのは、お約束していたのに、法務員さんが、どなたもご不在(ご葬儀だったらしい)のため、自由参拝になり、お話を聞けなかったこと。

 

 井波は彫刻(木彫り)の町。町入口の壁には、5代綽如上人と井波別院のエピソードの彫刻が。↑

 

 別院に続く、井波の町並み。

 こうして、有り難い岐阜、富山の真宗の旅は終わりました。
 同行の皆さま、大変お世話になりました。
 今回も、傘は要らず、事故もなく、多くの方々のおかげにより快適な旅をさせていただくことができました。
 お寺ゆえ、家族が元気で留守番してくれ、私も動ける体調あってのこと、有り難いことでした。
 ご縁に恵まれました。
 南無阿弥陀仏の旅でした。
  

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白川郷〜五箇山の真宗

2024年11月09日 | 仏教
 

 2日目は
白川郷合掌造りの真宗大谷派明善寺参拝。↑ 
 白川郷内の合掌造りの寺として、観光ガイドブックにも掲載されるお寺ですが、
今回は、ご住職に詳しくお話いただきました。
 白川郷は前回ご紹介した正蓮寺(改称後 照蓮寺・現 真宗大谷派岐阜高山教区別院)発祥の地。
 明善寺さまは、白川郷歴史上では1番新しい(1750年から)真宗寺院だそうです。


 白川郷から、富山県へ北上(私は富山県初めて)。
 
 五箇山の旅館にて、伝統の「報恩講の御斎」↑

 

 行徳寺山門↑


 本堂↑


 庫裏↑
午後は富山県南砺市赤尾地区にある
 赤尾の道宗ゆかりの行徳寺参拝。写真↑
 
 道宗とは、
室町時代、越前の吉崎御坊に滞在された本願寺第8代蓮如上人のもとに熱心に通い教えを受けた方。
 道宗自ら念仏の聞法道場を開き、この道場が後に赤尾の行徳寺となる。

 この辺りの民家は、家造りの折、隣の家の仏間(仏壇を置かれた部屋)が、隣家の水屋(台所など生活の場)と接しないようお互い配慮し、お隣の仏間が背中合わせに接するように各々間取りの配置をされたとのこと。何と!
 それほど、集落一同、仏間・阿弥陀さまを家庭の中心に、大切にされてきたお話に感動いたしました。



 道宗に感動された棟方志功の作品↑ 
 行徳寺参拝後は
 
 

 五箇山合掌づくりの相倉集落の念仏道場・西方道場参拝。↑
 現在、民宿を経営されながら、道場を守っておられるご主人のお話を伺いました。




 昔ながらの合掌造りと共に、集落民、助け合いの地、真宗の御教えを大切に守り継がれた地、有り難い感動の2日目の学びでした。

 
 
 
 
 



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高山別院、中村久子さん

2024年11月08日 | 仏教




 基山のK寺前住職ご夫妻を中心としたグループ旅行もお世話になること3回目。
 今回は岐阜県高山市の真宗大谷派高山別院照蓮寺へ。   
 1253年親鸞聖人の教えを受けた嘉念坊善俊(後鳥羽上皇の子か孫)が、飛騨国白川郷に正蓮寺を建立、戦国時代を経て、正蓮寺から照蓮寺へ改称、飛騨高山藩初代藩主・金森長近により、高山城下の現在地に移転 というお寺です。
 

 





 高山別院照蓮寺では、真宗の御教えを喜ばれた中村久子さんの紹介・常設展示もされています。
 中村久子さんとは
1897年(明治30年)現 岐阜県高山市に誕生。2歳の時、突発性脱疽を発症、3歳で両手足を切断。
 口で文字を書き、縫い物、編み物をこなされ、「だるま娘」として見世物興行に。
 苦難の中にも結婚、出産もされ、昭和12年にはヘレン・ケラーさんとも対面。
 42歳の時「歎異抄」にふれ、真宗の教えを尊び喜ばれる身に。
 50歳頃からは執筆、講演、施設訪問活動をされ、1968年(昭和43年)72歳で、ご往生。
 写真↑ は、中村久子さんの紹介展示室にて。
 口で書かれた書も、口で縫われた人形、編み物も素晴しい。

 11月5日、感動の初日を終えました。
 
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2024年11月の言葉 その3

2024年11月06日 | 仏教


 11月4日、組内J寺前住職さまの本葬。
 住職、孫は津軽三味線を習っていて、師匠の20周年記念公演会(ゲストもあり、弟子も総出演あり)も同時刻に重なり、
本葬には、前住職と私・前坊守が出勤、お参りさせていただきました。
 その上、ご門徒さんの葬儀も重なり、私は遅れて駆けつける予定の三味線公演会は断念。
 組内前住職さま本葬から帰宅して、すぐ三日参りにおみえのご門徒さんをお迎えし、バタバタ走り回りました。
 さて、
 山陰教区妙好人カレンダー今月の言葉です。
 浄土真宗は何の修行もありませんが、お聴聞(仏法を聞く)を大切にいたします。
 私の はからい(私が念仏申す手柄など)で救われるのではなく、
もう、すでに、阿弥陀さまの救いの中にあることを聞かせていただくばかりです。
南無阿弥陀仏
 
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2024年11月の言葉 その2

2024年11月03日 | 仏教



 11月3日文化の日、佐賀は晴れ。午前中、ご門徒さんが関東より、1周忌で当寺に。幼いお孫さん(故人の曾孫ちゃん)方々もお参りくださいました。
 法事のついでに、バルーン大会も楽しみにしておられたけど、昨日まで、会場の嘉瀬川河川敷は大雨で冠水したらしく、競技はあるのかな?
 ネットで確かめてお出かけください。バルーン中止の時は、バルーンミュージアムにお出かけください。 と、ご案内しました。
 
 さて、ほのぼのカレンダー今月の言葉です。
 ダイエットに悩むほど、豊かで恵まれた食生活です。
 以前にも申しましたが、
太りやすい体質は、その昔、度重なる飢饉を生き残ったご先祖のDNAあってのこと。ありがたく思いましょう。
 何より忘れがちなのが、いただくものは全て、いのちあるものということ。
 浄土真宗本願寺派の「食前の言葉」は
 多くのいのちと みなさまのおかげにより このごちそうを恵まれました
 深くご恩をよろこび ありがたくいただきます
 
 その食前の言葉もイイカゲンになりがちな私です。
 本当に、心から、ありがたく、いただきたいと、あらためて思わされるお言葉です。
 
 
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2024年11月の言葉

2024年11月01日 | 仏教


 11月になりました。
 昨日から始まった佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(熱気球世界大会)ですが、台風からの温帯低気圧の影響のため、きょう、明日は全て中止になりました。
 
 さて、法語カレンダー今月の言葉です。
 阿弥陀さまは、私のために、私の声に出てくださる仏さまです。
 私が称えているというより、私に称えさせてくださっている。
 そもそも、お寺にご縁がなければ
 大切な人を亡くさなければ
仏前に座り、手を合わせ、念仏申すこともなかったであろう私です。 
阿弥陀から逃げる私の襟首をつかまえてくださったその気づき、
阿弥陀さまのはたらき 
が お念仏と味わせていただいております。
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訃報続き

2024年10月27日 | 仏教
 きょうは、ご門徒Iさんの満中陰のお勤め。
 初七日から満中陰(七七日・四十九日)まで、毎週、当寺にてお勤めされました。
 最近は、葬儀の日に初七日も併修と満中陰だけで、間の七々日は省略される御宅が多くなっていますが、Iさんご遺族はきちんとお勤めなさいました。
 と、今度はまた長年お世話になったNさんがご往生。
 お元気な間は、ご近所さんと連れ立って、法座に欠かさずお参りくださっていました。
 若い時、本山への団体参拝に参加され、帰敬式(ききょうしき・仏弟子となる儀式)を受けられていたので、法名もお持ちでした。
 明日、お葬式です。
 というところで、
組内のJ寺前住職さまの訃報。
この数年は体調をくずされていましたが・・・
 前住職さまにも、当寺に嫁に来て以来、大変お世話になりました。いろいろな思い出が浮かびます。
 
 南無阿弥陀仏
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