お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

報恩講

2007年11月30日 | 行事・案内
 28日(久留米の葬儀翌日)午後、本願寺佐賀会館の報恩講に、ご門徒さんと共にお参りしてきました。
 最終日・ご満座。
 
 遠慮して、一番後ろから携帯で写真を撮ったので、写真では、何をしているのかわかりませんが・・・

 雅楽の生演奏と共に、ご住職方が出勤され、正信偈のおつとめがあっているところです。
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社会人学生募集

2007年11月30日 | 行事・案内
 佐賀県鳥栖市に「九州龍谷短期大学」という、西本願寺系の短大があります。
 
 昭和27年仏教科の単科短大として発足。
 現在は、人間コミュニティー学科(仏教コース、司書・情報コース、映像・放送コース)と 保育学科 の2学科 あります。

 (その昔、私が法専寺に嫁に来た頃は、この短大は、鳥栖移転前で佐賀市内にありました。嫁に来てすぐの頃、週2,3回仏教学と真宗学の聴講に行っていました。)

 今回、開学55周年記念事業として、社会人学生を募集しておられます。

 入学金:無料 
 学納金:年間40万
 受験資格:高卒で満22才以上~
 出願期間:12月 3日~11日   選考日:12月15日
       1月17日~29日        2月 2日
       3月 3日~17日        3月21日


 取得資格は、本願寺派教師資格(住職になれる資格)、ビジネス実務士、情報処理士、司書 または、保育士、幼稚園教諭2種免許状 

 お問い合わせは、入試係 ℡ 0942-85-1121 まで、どうぞ。


 それとは、別に 九州龍谷短大の公開講座 のご案内も来ています。

1. 連続仏教講座 

  (1)「仏教の開祖・釈尊とその思想」
     
 日時:平成19年12月7日(金)14時50分~16時20分
 会場:九州龍谷大学
 講師:愛知学院大名誉教授 前田恵学先生
聴講料:無料  お申し込みは公開講座係(℡ 0942-85-1121)まで

  (2)「浄土の教えの極まるところ」

 日時:平成19年12月8日(土)13時30分~16時
 会場:サッメッセ鳥栖(JR鳥栖駅すぐ)
 講師:同上
聴講料:無料  お申し込み不要


2.公開集中講義

 「浄土往生の思想」

 日時:平成19年12月25日(火)~28日(金)
      9時15分~16時30分 (90分講義×15回) 
 会場:九州龍谷短期大学
 講師:龍谷大学教授 内藤知康先生
受講料:15,000円 申し込みは、同上、教務係まで



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2007年11月29日 | 行事・案内
 穴があったら入りたい、お恥ずかしい日々の私ですが、

 写真は護岸コンクリートに 穴。

 フェンス設置のために、きょう、コンクリートを円柱にくり抜く作業があっていました。
 
 今、法専寺に渡る橋のフェンスも取り外していますので、おいでになられる時は、クリークに落ちないように、気をつけて渡ってください。
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失敗

2007年11月29日 | 仏教
 昨日の続き、久留米3往復目、ご葬儀です。

 七条袈裟(全身を覆う大きな袈裟)、色衣、袴、中啓(ちゅうけい:扇みたいな法具)、フサフサした白の房の付いた黒白の 双輪念珠、経本 を入れた大きく、ずっしり重~い法衣入れのかばんを下げて、会場へ。

 どこの葬儀社さんも同じですが、導師の控え室にご案内いただき、司会者の方と打ち合わせ。
 それから、僧侶の普段着?である、布袍(ふほう:黒の法衣)に輪袈裟 スタイルから、葬儀を勤める法衣(礼装第1種)に着替えます。
 七条袈裟は、一人では着替えにくいので、どなたかの手を借りて、身にまといます。

 導師控え室には、姿見が用意されているので、身だしなみを整え、ドキドキしながら、開式時刻を待ちます。
 定刻の案内でいよいよ入堂です。

 今回は、私のそそっかしい性格がバレバレの粗相をしでかし、申し訳なく反省しています。
 
 まず、作相(さそう:キンを打つ作法)の後、導師焼香で尊前に向かう時、ばち(キンの打棒)の置き方が悪かったのか、法衣がふれたのか、ばちがコロンと落下・・・

 その上、決定的間違い、喪主焼香のタイミングを忘れて、お経を上げかけた 
 すぐ気づいて、何とかなりましたが・・・このミスは大きい今でも落ち込んでいます。 え~ん 

 こうして、まだまだ未熟僧侶の葬場勤行は終わりました。

 久留米からの帰路、頭はもう主婦モード。今夜の晩御飯、何作ろう
 途中、スーパーがあるけれど、お坊さんの格好で、スーパーで買い物かご下げる勇気はない・・・また、そのスタイルで肉や魚を買うのもふさわしくない・・・ということで、そのまま帰宅いたしました。


 
 
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走る走る

2007年11月28日 | 雑感
 福岡県久留米市のご門徒Tさんが亡くなられ、この3日間、久留米3往復の日々でした。
 
 佐賀から久留米は、それほど遠くはありません。
 特にウチからは、国道264号線をひたすら走り、千代田、三根を通り抜け、筑後川の土手を走り、豆津橋という橋で、筑後川を渡ると、そこは、久留米市です。
 方向音痴の私も迷わず行ける。

 今回は、住職が晩酌後に臨終勤行ご依頼の電話あり、私が運転手。夫婦で楽しくない深夜ドライブ(①往復)から始まりました。 
 ご遺族が希望される葬儀日程は、住職が勤務先の出張で不在の日・・・と、いうことで、またもや、私がお通夜、ご葬儀を勤めることに。

 さて、お通夜。
 日暮れが早くなり、もうすっかり暗くなった道を走る。
 ウチから久留米までは30分。久留米に入って、葬儀会場まで10分、久留米の町を走る走る・・・慣れない道、何だかひどく遠く感じられる。見落として、通り過ぎたか・・・と不安になりつつ・・・
 
 あった、あった葬儀場。 入口に警備員さんを見つけてホッとする。

 勤行を終え、法話となり、会場の皆様に向き合ったら、グレーの法衣(何とお呼びするのでしょうか?)姿のシスターがおられ、私の拙い法話もどきを穏やかなお顔で聞いてくださっていました。(私も機会があれば、キリスト教のお説教をお聞きしたいと思いつつ、なかなか縁がありません)

 帰路は、ホッとして、久留米の町の幻想的イルミネーションを楽しみながら車を走らせました。(キレイという点では、佐賀の中央大通りの電飾が勝っていると、佐賀んもんの身びいき)

 真っ暗な慣れない田舎道を走っていると、コンビニの煌々と灯る明かりに、なんだかホッとする。
 田舎のコンビニは、広々した駐車場で、深夜トラック運転手さんの休憩場。そして、夜道の道しるべの役目も果たしているようです。こうして②往復終了。 続く・・・

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御堂筋

2007年11月27日 | 仏教
 関西の方はご存じのことでしょうし、昨日ご紹介した五木寛之氏の「いまを生きるちから」にも書かれていることですが、

 大阪の御堂筋

 御堂とは、お寺の本堂、つまり、お寺のことですが、

 御堂筋・・・今も南北にそれぞれ浄土真宗の寺院があります。

 北が本願寺派(西本願寺)の津村別院
 南が大谷派(東本願寺)の難波別院

 別院とは、本山直属寺院 会社で言えば「支店」のような寺院

 この2つの寺院を結ぶライン・道筋が、御堂筋 「御堂筋」と呼ばれるようになったのは江戸時代からだそうです。

 私は大阪の町に疎いのですが、御堂筋で思い出すのは、地下鉄御堂筋線。

 学生時代、京都に住んでいた私は、京阪電車で大阪淀屋橋へ。淀屋橋から地下鉄御堂筋線で難波へ。そこで南海電車に乗り換え、和歌山へ。母の出身が和歌山市なので、伯母や従兄姉宅によく遊びに(お世話になりに)行っていました。
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五木寛之さんの著書

2007年11月26日 | 本紹介
 五木寛之氏の 最新、ベストセラーの「人間の関係」ポプラ社 も 有り難く拝読いたしましたが、
 
 五木寛之著「いまを生きるちから」NHK出版社 を 今、味わっているところです。

 その中に「『縁なき衆生』こそが大事」という章があります。

 p152 

 お寺はいつも大衆に門戸を開いて、縁なき衆生に語りかけることが大事だと思います。縁なき衆生を教化するのが、お寺の役目なのですから。
 ところが、一般にお寺は自分たちにとって縁の深い人々を大事にしている。あれが、そもそもまちがっていると思います。仏教に関心のない、あるいは仏教についてまちがった考え方をしている人たちにこそ新しい縁をつくってあげるのが、お寺の仕事だと思います。

 自分の寺の内部だけ、教団内だけに目が向いているのが、各寺ではないか・・・ 
 お寺にお参りくださる方を待つだけでなく、お寺の者が出向いて、仏教に縁のない方に仏法を届けることこそ、「仏法広まれ」の責務なんだと大いに反省させられるお言葉であります

  
 
 

 

 
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何を残すか

2007年11月25日 | 本紹介
 市内Y町のR寺ご住職から、今年2冊目になるご著書を頂戴いたしました。

  菅原信隆ご住職 著 「ゆたかな心」 探究社 定価200円

 今年2月、法蔵館より出版された「自然法爾(じねんほうに)」は、深遠なるご法義の味わいを著述されておられ、仏教の基礎知識のない者には、少々むずかしいご著書でしたが、今回は、一般の方々向けに、大切なことをわかりやすく、小冊子として発行してくださっています。
 内容は、お読みいただくとして、要は、人間の生き様、死に様であります。
 年を重ねた年長者が、遺族、子孫に何を残すのか・・・

 遺産のみを残すのか

 それとも、生きる指針、お手本として、一番大切な心・思い、つまり「ゆたかな心」を、子孫に残すのか

 R寺ご門徒さん方の見事な人生 を語るようにお書きくださっています。
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イチョウの木

2007年11月24日 | 雑感
 法専寺の境内にそびえるイチョウの木。

 その昔、銀杏がなっていたイチョウが落雷で倒壊、今の木は、その残骸から育って大きくなったらしいのですが、もう、銀杏は実りません。

 以前はこの時期、きれいな黄色の落ち葉が降っていましたが、この数年、色が美しくありません。

 昨年は、台風の塩害で、早くに茶色に枯れて落ち・・・今年は、猛暑が続いたせいか、まだ黄色に色づいていません。

 真っ黄色に染まらないまま、風に吹かれて、パラパラと降り始めました。

 これから、このイチョウの葉がすっかり落ちてしまうまで、しばらく、境内掃除に時間をとられる日が続きます。

 このイチョウ、もう何年、法専寺の悲喜こもごもを眺めてきたのでしょうか・・・

 そう思ったら、法専寺存住の大大先輩のイチョウに対して、「落ち葉掃きが面倒くさい」なんて、愚痴を言っては申し訳ない・・・
 
 どうせ同じことをするのなら、イヤイヤするより、楽しく、イチョウとお話しながら、境内掃除をしたい と思い直しています。
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サスペンスドラマで

2007年11月23日 | 仏教
 ドラマを見ていて、いつも「う~ん」と、気になること。

 サスペンスドラマでのシーンに多いのですが・・・

 ご家族が亡くなられ、(お仏壇がないために)小さな壇に白い布をかけ、遺影やお骨を安置、その前にロウソク、お香、花立て、リンを置いて

 お参りに来た人(主人公の刑事・探偵だとか、遺族の友人だとか)が、リンをチリンチリンと打って、遺影に手を合わせるシーン。

 本当は(つまり、仏教から言えば)あれは、ちょっと、違うのですよ

 何がって・・・それは、ご本尊がないこと

 一般的な日本人の心情としては、「ご本尊なんか関係ない 私は、亡くなった方のためにお参りしているんだから」と、いう気持ちでしょうが・・・

 じゃあ、何のためにロウソクを灯し、お線香を上げ、お花を飾り、合掌・礼拝するのか・・・亡くなった人を慰めるため  いや、それは、全然違います。あのお飾りは、故人のためではありません。残された私たちのためのもの。
 
 だって、故人は、悟りの世界の「仏さま」であって、私ごときが慰めるお方ではないからです。

 お仏壇もあの白布かけたお飾りの壇も、故人の安置場所というだけの意味ではなく、悟りの世界を象徴するもの
  
 ロウソク:仏さまの智慧の光を象徴するもの
 
  お香:自らが香りで心静かになると共に、清らかな悟りの世界(浄土)を想う ためのもの

  お花:悟りの世界の美しさを表したもの

  キン:お経を唱える時に打つもの


 私が、浄土(悟りの世界)を想い、仏さま(故人も尊い仏となられた)に心を合わせ、手を合わせる場が、あの(荘厳:しょうごん)・お飾りの意味です。

 ドラマ内は、それっぽく、適当でいいのでしょうが・・・

 現実、ご家族が亡くなられ、ご家庭に仏壇がない場合は、ご本尊(私が人生を歩む指針とする仏道の仏さま)を安置、その前に遺影、遺骨、ロウソク立て・・・というお飾りをなさってくださいませ

 ご本尊・・・浄土真宗の場合、本山から頂くのが正式です。絵像であったり、「南無阿弥陀仏」と書かれた名号の本尊であったりします。(各寺ご住職にご相談ください)

 サスペンスドラマの片平なぎささん や 船越英一郎さんに 被害者の荘厳壇に「ご本尊」も忘れないで~と、画面のこちら側で、つぶやきたくなるお寺のオバサンなのでありました。 
 



 
 
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