過去にお子さんが小児白血病を発症し乗り越えられた、お母様からいただいただいた本です。
この本は、20年位前の本ですが、幼少時に癌を発症され、つらい闘病生活をなさった方々の体験談が綴られています。
でも、皆さん、暗くない。
壮絶な体験があったからこそと、前向きで、感謝の言葉が多いのに感動します。
「この病気のお陰で今の自分があると思う」
「今日が1番楽しいと思えるように生きていきたい。(中略)ありがとう。今、私、生きています!」
等など。
中には、つらい闘病中のこんな本音も。
「お見舞いに来た人に、元気でね。頑張ってね。と言われることが1番きつかった。」
「(子どもゆえ)家族が自分に病気のことを隠して話してくれなかった。自分も病気のことを尋ねるのはタブーのように感じて家族に聞けなかった」
こんなお話も。
「家族が(病気を発症した自分を)かわいそうとか、代わってやりたいとかでなく、明るく接してくれたのが良かった」
たくさんのことに気づかされる体験談でした。