一昨日、ビハーラ活動に参加、特別養護老人施設K苑を訪問しました。
ビハーラとは、「やすらぎの場所」の意味で、仏教版ホスピスの活動のことです。
いつものように、ホールにお集まりの方々(元気な入所者+デイサービスの高齢者)と共に、お仏壇の前で、お勤め、それから、「ひとりじゃなかもん」という佐賀オリジナルの仏教讃歌を歌って、担当住職のご法話を聞きます。その後、各お部屋を回って、入所者の方とお話をさせていただきます。
この日はH師のご法話でした。

「いのち」を「自分のもの」と思っている人が多いが、私の「いのち」は、私の所有物ではない。
私の「いのち」は、目に見えない沢山の「はたらき」に支えられている。宇宙の「いのち」とも言える。
私たちが「仏さま」と礼拝しているのは、その目に見えない、多くのめぐみ(支え)によって成り立っている自分の「いのち」を礼拝しているのと同じことです。
昨日ご紹介した

藤田徹文師「わたしの浄土真宗入門」探究社 にこう書かれています。

大きな「いのち」の世界の真ん中で、数限りない「いのち」に生かされているのですから、私も、この「いのち」を、他の「いのち」のために、精いっぱい生きればいいのです。