仏さまを敬う法具が念珠です。手を合わせ、両手を通してかけ、親指で軽く押さえて合掌します。
合掌する時は脇を軽く閉め、合掌した手は胸の前に保持し、
姿勢を整え、目を閉じず、仏さまを仰ぎ見て、念仏します。
阿弥陀さまにお願い事でなく、報恩感謝のお念仏ですから、称えながら、目を閉じずに、ちゃんと仏さまを仰ぎましょう。
礼拝(らいはい)は、首や背中を丸めておじぎするのでなく、正した合掌の姿勢のまま45度くらい倒して拝すると、美しい合掌礼拝の姿です。
念珠は、合掌礼拝以外で手に持っている時(ご法話の間など)は左手に持ちます。
トイレに立つ時は、念珠をそのままトイレの中に持ちこまないように気をつけます。
念珠は大切な法具なので、聖典と同様に、歩く所・畳や床に直接置かないように、何か(ハンカチ1枚でも)の上に置くのがマナーです。
ところで、写真の念珠は16日、車でウチの前を通りがかったご近所さんが、道路に落ちていたと、届けてくださった念珠です。
お盆のお参り時、どなたか、念珠を落とされた方はいらっしゃいませんか?