お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

祝 九州

2011年06月30日 | 雑感
 東日本大震災の翌日、3月12日
ひっそりと、全線開通、開業した九州新幹線(鹿児島~博多)。

 開業前の2月、沿線に集まった人々が、徐行運転する新幹線に、手を振って祝福する という、コマーシャルが撮影されましたが、震災後、テレビで、ほとんど流れることがありませんでした。

 そのコマーシャル「祝!九州」が、カンヌ国際広告祭の金賞を受賞したんですね。 

 新幹線が走る市町村に、それぞれ人の生活があり、
その人々が、底抜けに明るい笑顔で、手を振る映像は、ジーンときます。

 
 
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無意識に人を傷つける

2011年06月29日 | 仏教
 日曜日は、組内の仏教婦人会大会がK寺さんを会所に開かれました。

 ご法話の中でも聞かせていただきましたが、

 私たちは、全て、自分の経験値で物事を見るので、
一つの出来事に対して、
10人いれば、10とおりの受け取り方をする。

 また、あることに関して、事実がよくわからないまま、
憶測でしゃべったり、ウワサ話をする。

 しゃべっている本人は、何気なく、自分の見方(受け取り方)を加味していることに、なんの罪の意識もないが、

憶測で話すことは、人を深く傷つけることになる

 無意識の「我執」(私の物の見方・受け取り方)は恐ろしい。
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安全?危ない?

2011年06月25日 | 雑感
 佐賀の玄海原子力発電所。

 現在、休止中の2号機、3号機を再開する と言う国の説明会(国が選んだ住民7人と質疑応答するという会)が、昨日行われ、県内のケーブルテレビで放送されたようです。(残念ながら、私は見ていません)

 推進派の方は、
福島の事故は、冷却できなかったことが大問題を起こしたのであって、玄海は、冷却装置に万全を期しているので、安全で、問題ない。
 原発を止め続けることによる電力不足は、ますます、日本経済に打撃をあたえる。 

と、言われる。

 一方、再稼働をすすめる2号機3号機とは別の問題として

先日、週刊現代に「玄海原発が爆発する」というセンセーショナルな見出しの記事があり、
 稼働から36年。老朽化した1号機の危険が指摘されていました。

 部品交換や点検のことなど、私には全くわかりませんが、車、家電品も30年は使わないですよね。

 安全・・・「今」の都合による安全なのか  
 この先、地球の環境を考えての安全なのか

 原子力発電による電気を長年使用してきた私は、電気を使っていながら、「絶対反対」なんて大声で、よう言えません。
 根性無しの私ですから、猛暑日クーラーなしに過ごすのは、具合が悪くなります。

かと言って、地震国、小さな島国の日本において
原発に頼るのは、どうなのか
この先、増え続ける使用済み核燃料を一体、どこに保管するのか
地中深く埋めるらしいが、その場所で大地震が起こった場合、どうなるのか

人間が作り出して、便利だが、手に余る危険なもの・・・

全く化学の知識がない私オバサンですが、

将来、子孫たちが、歴史教科書で
「21世紀初頭は、原子力発電なんて、危険なものに頼っていたらしい」

と習う、安全な美しい日本の日々が来ることを願っております。

 

 

 
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愚禿

2011年06月24日 | 本紹介
 親鸞聖人は、ご自身を「愚禿(ぐとく)」と名のられました。

 愚禿の「禿」は、はげ頭、
愚かな はげ頭・・・つまり、愚かな僧侶という意味です。

 天岸浄圓先生の著書「浄土真宗の生き方」探求社

「愚禿」と名のられたのは、親鸞聖人だけでなく、それ以前、比叡山に天台宗を開かれた最澄 師が、「愚禿」と使われていたそうです。

 天岸先生は、こう書かれています。

 ふり返って考えますに、私たちは自分を顧みて心底から「愚」と思うことができるでしょうか。(略)まことに自らの愚かさを知るというときは、真に愚かでないものにあったとき、はじめて自分を愚かといわざるを得ないことになるのです。
 伝教大師や親鸞聖人が用いられた「愚禿」は、単なる謙遜の言葉ではなかったのです。真実に遇い得た者のみが、用いることのできる名のりだったのです。(略)
 自分の判断が正しいと信じ切っている私たちが、自らの判断が正しくないといわざるを得なくなくのは、「真実」に遇って、それを判断のよりどころとしたときからはじまります。

 


 
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梅雨の晴れ間に

2011年06月22日 | 行事・案内
 山門前から境内駐車場にかけて、砂地だった法専寺。

 以前から、バイク、自転車、もしくは手押し車では、砂地にタイヤがすべって、危ないというご意見が、あり。

 昨日、1日の作業で、墓地内の水汲み場まで舗装が完了いたしました。



  山門入り口から見た舗装状態

 舗装作業が済んだ直後、また、雨が降り出しました。
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一歩前へ

2011年06月21日 | 雑感
 総代会、会議後の お酒の席での言葉。

 男性トイレを美しく使用するために

「若い時と違うんだから、一歩前へ

 総代のY氏の名言です。

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信心

2011年06月19日 | 仏教
 信心とは
 自分の信心ではなく
 仏さまから賜る信心


上記は、数年前、法専寺山門の掲示板に掲載した言葉です。

 よく耳にするのが、
素直に(阿弥陀如来を)信じる気持ちになりません
という言葉。

 う~ん、他力、念仏の教えって
自分が知識を積み上げて、自分が理解して信じるものではありませんからね~
 そもそも自分の小賢しい頭で納得できることなんて、たいしたことないでしょう。
結局は、各人、自分流の偏った考え方でしか、理解、納得しないのですから・・・

 自分が納得しようと思う「その自分の思い」を超えたところが、如来の世界でありますから。
 「私の考えることは、自己流でしかない。そこに真実心はない
 「真実心は、仏さまだけである
 「煩悩に眼さえぎられ、有難いことを、有難いとも、よろこばない私がいる

と、気づかされるのが、仏教の信心
 如来からいただく心(信心)なんだと思います。
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復興

2011年06月16日 | 雑感
 東日本大震災の津波で、一面ガレキと化した町の映像を見て、
80代の女性がおっしゃいました。

「空襲後、故郷の駅に降り立った時のことを思い出しました。あの時も、思い出の町並みが、どこまでも焼け野原となっていて、何ひとつ残っていませんでした・・・」

 戦禍を乗り越え、生き残った方々(今は、後期高齢者などと失礼な呼び方をされておられる)が、何もない状態から、立ち上がり、いっしょうけんめい生きて、子どもを育ててくださったからこそ、今の日本があります。

 
 はるか昔から、戦国時代の戦禍も、大地震も、くりかえし・・・

 その度に、悲しみを乗り越え、たくましく復興をくり返してこられたのが、私たちの「ご先祖さま」なので、ありましょう。

 私は、(何もできませんが)私にできることを 日々つとめて、次の世代につないでゆけるよう、
たくましく生きていこうと思う、この頃であります。

 
 

 
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節電

2011年06月15日 | 雑感
 今朝の朝日新聞佐賀版の「川柳」に紹介されていた鹿島のNさんの作品

 「節電は いつものことよ 戦中派


 80代ご門徒女性・「法専寺の母」たちが、おっしゃっていました。

 「私たちは、そもそも電気がなくても、そんなに困らん(困らない)

 

 
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朝、仕合わせに起床する

2011年06月13日 | 仏教
 仏教に出遇わせていただいて、また、年を重ねてきて、気づかされたことでもありましょうが、
 朝、起きるとき、目が見えて、耳が聞こえて、手足を自由に動かせることを
とても仕合わせに感じるようになりました。 

 若い時は、健康に恵まれていることも、「当たり前」で、
「恵まれている」なんて、考えもしませんでした。

 むしろ、「あ~あ、きょうも、また起きて、仕事(あるいは学校)に行かなきゃ・・・」くらいのことでした。

 今朝も布団から起き上がる前に、手足のブラブラ体操をし、両手足でグーチョキパーをして、
仕合わせな気分で「さあ、起きよ~」と思ったのでした。

 心臓さん、不平不満も言わず、わずかな休みも無く、動いてくれてありがとう。
 
 
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