お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ビハーラにて

2018年11月29日 | 仏教
ビハーラ(仏教版ホスピス)で老人施設K苑を月1回訪問しています。

 11月27日 11月のビハーラにて、M師がご法話の中で
短歌を2首ご紹介くださいました。

 1首は平安末期の歌集『梁塵秘抄』の中の

 極楽浄土は一所(ひとところ)
 つとめあければ程遠し
 われが心の愚かにて
 近きを遠しと思ふなり


 *「つとめあければ」は、つとめなければ

 もう1首は良寛さんの歌

 不可思議の弥陀の誓いの なかりせば
 何をこの世の 思い出にせん


*「不可思議の弥陀の誓い」は、私たちの思議(思考)を超えた不可思議の阿弥陀如来の誓い(全ての者を覚りの仏に生まれさせたいと願い誓ってくださっている)

 
 ところで、佐賀市内K苑を訪問するいつものビハーラメンバーが皆さん80才を超えられ
そろそろ引退をほのめかしておられます。

 「ビハーラ佐賀」発足時からの方々で、佐賀教区の宝物の女性方ですが、その先輩方が引退されたら、いよいよ訪問者が2,3名になってしまいます。K苑訪問、存亡の危機です。

 
 佐賀市内お近くの方、お時間がある時だけでも、どうぞご協力をお願い申し上げます
 
 

 



 
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連休中の仏事

2018年11月25日 | 雑感
 11月24日、夕方、仏教壮年会例会でした。
 連休中ということもあってか、ご出席が少なくて、ちょっと寂しかったです。
 出席くださった諸氏に御礼申し上げます。

 仏教壮年会例会の終了後は「若っかもんで飲もう会」でした。
 出席予定者のうち3名が急な体調不良や所用で欠席されたので、少人数になりましたが、いつも通り、楽しい(私が一番楽しんでいるかも)ひとときでした。
 
ご参加くださった諸氏、ようこそ、ようこそでした。

 11月25日、法専寺での仏事が3軒。
 住職と若院が手分けして、おつとめさせていただきました。

 2軒は、お祖母さまをご縁として、小さなひ孫さんもお参り、ようこそでした。

 もう1軒は、30代でご往生された女性門徒さんの1周忌でした。
 ご遺族の小3になった少年は、昨年より、びっくりするほど背が伸びて、お母さんの遺影をしっかり抱いてお参りにおいででした。
若く美しいお母さんの遺影です。

お母さんは少年の心の中にしっかり生きておられ、今は仏さまとなって、寄り添い、見守り続けておられます。
南無阿弥陀仏

 
 
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緑内障経過報告

2018年11月25日 | 雑感


自分で視野が欠けていることに気づき、眼科で「緑内障」の診断がついてから、約10年。
 50代まで繰り返していた「虹彩炎」は発症しなくなり、このところ、3ヶ月ごとに通院しています。

 緑内障とは、視神経の障害で視野が欠けていく進行性の病気です。一旦欠けた視野は元に戻りません。日本人失明原因の第1位です。

 眼科では毎回、眼圧と視力検査。
 半年ごとに視野検査と眼底の画像検査を交互に受けています。

 一般に、眼圧が高いことで、緑内障が進行するそうなのですが、私の場合は日本人に多い正常眼圧(10-21mmHg)の緑内障。
 もともと高くない眼圧ですが、緑内障の進行をくい止める(視神経を守る)ためには、さらに眼圧を下げたほうがいいそうで、
眼圧を下げる目薬を(写真左の目薬)点眼し始め。

 やがて数年後、視野欠損が進んで、真ん中の目薬が加わり・・・

 それからまた、数年経った今回、さらに視野が狭くなり(右目は鼻側上部1/4が真っ暗、すでに自覚症状あり)、新たに右の点眼薬が増えました。現在、眼圧は11mmHgですが、これ以上、眼圧下がるのか・・・
 まあ、素人が考えてもしょうがないので、主治医にお任せです。

 高齢、近眼、低血圧、偏頭痛もちに緑内障発症が多いらしく、特に、私のようにもともと頭の血の巡りが悪く、視神経(いや、頭全体)に栄養が行き届いてないのは、もう60才も過ぎたことだし、どうしようもないのでしょう。
 
 合計3本の点眼薬。

 目薬の副作用で、目の周り皮膚は黒ずみ、いつも充血している私の目が、さらに、ホラー映画のモンスターのように真っ赤っか。
 
 きゃあ~

 
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桃李

2018年11月24日 | 仏教
11月15日の「なでしこ会」(法専寺女性の集い)でのこと。

 蓮如上人のお手紙・「御文章」の中の「白骨の章」をご一緒に味わっていました。

 「白骨の章」の中に「朝には紅顔ありて 夕べには白骨となれる身なり すでに無常の風きたりぬれば すなわちふたつのまなこたちまちに閉じ ひとつの息ながくたえぬれば 紅顔むなしく変じて 桃李のよそおいを失いぬるときは・・・」という一節があります。

 朝には、血色よく元気いっぱいでも、夕べには白骨となってしまう身です。無常(刻々と移り変わる)風に吹かれると、二つの眼はたちまちに閉じ、一つの息は、ながく絶えて、元気な顔も様変わり、美しい姿も失ってしまいます・・・

 いつも、拝読しながら、私は何も気づかぬままだったのですが、さすが、女性陣、

 「桃李って、どういう意味ですか

 「みずみずしく美しいという意味です」と私。

 「そうなんですね。(俳優の)松坂桃李の「桃李」と一緒なので、何かなあ~と思って・・・」

 あ、なるほど、言われてみたら、松坂桃李さんの「桃李」ですね。

 改めて、調べました。

 桃はモモ、李はスモモ。

 『史記』に
 桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(桃や李は物を言わないが、美しい花にひかれて、自然に道ができる。徳のある人には自然と人が集まる)

という言葉があるそうですから、松坂桃李さんの「桃李」は、『史記』から名付けられたのでしょう。

 さて、「白骨の章」

 すでに、桃李のみずみずしさもなく、かと言って、年を重ねただけで、全く徳もない私ですが、
仕上がって来い ではなく、そのまま至らぬ私を摂取してくださる浄土を 阿弥陀さまが ご用意くださっています。

 いつ「無常の風」が吹くとも知らず、「私が先か、人が先か、きょうとも知れず、明日とも知れず・・・」ですが、いつ、どんな死に方をしても安心の いのち を生きさせていただいていること、本当に仕合わせに思います。 

 

 
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肥前佐賀 幕末維新博覧会 その2

2018年11月22日 | 佐賀ネタ


 昨日の続きです。(写真は数日前の空)

 早朝、九年庵の紅葉を楽しんだ後、佐賀市街地へ。

 幕末維新博覧会の2つ目の会場である「リアル弘道館」へ。

 佐賀藩の藩校「弘道館」を再現。生徒体験も。

幕末から明治に活躍した、藩主・鍋島直正 の下、6名の有名な藩士

 佐野常民(日本赤十字社の創設)、 島 義勇(北海道開拓)、副島種臣(内務大臣)、大木喬任(東京府知事)、江藤新平(先日、大河ドラマ「西郷どん」で大久保利通に辞表を出した人)、大隈重信(2度の総理大臣、早稲田大学創設者)

が、育った藩校です。討論に力を入れていたらしい。

 「リアル弘道館」の後、3番目の会場「葉隠みらい館」へ

「葉隠(はがくれ)」とは、江戸中期に鍋島藩士・山本常朝が口述し、田代陣基が書きまとめた 武士道。

 こちらも面白かったです。

 午後は、「バルーンミュージアム」(熱気球に関することが楽しく学べます)へ。

 Eさんは子どもの時、梅棹エリオ著「熱気球イカロス5号」(日本で最初に飛行した熱気球)の小説を夢中で読んだらしい。

 
 佐賀駅にEさんを見送って、私、佐賀在住者の佐賀観光が終わりました。

 Eさん、来てくれてありがとう おかげで、楽しかった~ 佐賀最高でした。 
 


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九年庵

2018年11月21日 | 佐賀ネタ







11月20日、Eさんと九年庵へ。
九年庵(神埼市)は、明治時代に佐賀の実業家・伊丹弥太郎が作った別荘と庭園で、国の名勝に指定されています。新緑の時と、紅葉の時、年2回一般公開されている人気の庭園です。
毎年、付近は大渋滞になりますので秋の紅葉時の公開には行ったことがありませんでした。

今回は地元の強みで、早朝に向かいました。
マイカーの駐車場は吉野ヶ里公園の臨時駐車場。そこから、シャトルバスが出ています。
私たちはちょうど第1便のバスで、九年庵へ。
九年庵に入るには、本部テントで整理券をもらいます。

美しい秋をゆっくり拝見できました。

私たちが九年庵を出る頃(9時過ぎ)には、続々と大型バスの団体客が入場に行列。

すぐ隣の仁比山(にいやま)神社の紅葉も美しいです。




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肥前佐賀 幕末維新博覧会

2018年11月20日 | 佐賀ネタ


会場前をしょっちゅう車で通り過ぎながら、今まで行かなかった
「肥前佐賀 幕末維新博覧会」にやっと行ってきました。

 11月19日、遠路、幼なじみのEさん(幼稚園~高校まで同じ)が1泊で佐賀に来てくれました。
維新博覧会、思っていたより、ずっと楽しかった~ 感動しました。

まず、佐嘉神社前の駐車場(維新博の来場者は3時間無料です)に駐車、メイン会場の「幕末維新記念館」(市村記念体育館)へ。

 入場券売り場で3カ所(写真下部の3会場)共通券を求めようとしたら、
「60才以上でいらっしゃったら、割引があります」とのこと。
おお、それは、よかった~と、年齢確認の運転免許証を出そうとしたら、
「(提示は)結構ですよ~。」と、やさしくお声かけくださいました。

うん、そうか、どう見ても 60以上。50代には見えんよなあ~と素直に納得。

1日目は夕方近くからのスタートだったので、「幕末維新記念館」と、すぐ近くの「徴古館」・鍋島家の博物館 を 見学して終了。

夕飯は贅沢して、佐賀牛レストラン「季楽(きら)」(JA佐賀の直営店で、博多中洲と東京銀座にもお店あり)にて。
美味しくて、美味しくて、佐賀最高

友達をだしに、佐賀在住者の佐賀観光1日目はこうして終了しました。
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法専寺総追悼法要

2018年11月18日 | 仏教
 11月18日、法専寺の総追悼法要でした。

 昨年と一昨年にご往生されたご門徒さんをご縁として、法要をお勤めしました。

 ご講師には、若手イケメン布教使のM・J師をお招きし、有り難いお取り次ぎ(ご法話)をいただきました。

 死んでお終いではない「いのち」
 仏さまと成らせていただく「いのち」を今生きていること

 追悼法要は故人のためにする(鎮魂とか追善とか)ではなく、
今は尊い仏さまと成られ、いつも私を心配しておられる故人(仏さま)の願いを聞く、つまり
私自身が仏縁をいただく法要であること

を、ていねいに、お話いただきました。
 
 若いご遺族もお参りくださっていましたが、うなずいてお聴聞されていました。

 ようこそ、ようこそ、お参りくださいました。 

 ご講師が仰っていたように、「平成30年11月18日という、2度とない、きょうの日」
私自身、尊いご縁を賜り、有り難い1日を過ごさせていただきました。

 皆様、ありがとうございました 
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第28回佐賀仏教讃歌コンサート

2018年11月17日 | 行事・案内


11月17日、仏教婦人会役員さんであり、法専寺の仏教讃歌コーラスメンバーでもあるご門徒女性お二人(NさんとMさん)と、佐賀仏教讃歌コンサートへ。

音楽法要(重誓偈)が始まり。
G寺ご住職のご法話にうなずかされ、
各コーラスグループ(9団体)それぞれの美しく心に響くコーラスにひたり
ゲストの琉球國祭り太鼓(エイサー)の迫力ある演技に見とれ、ノリノリで手拍子をしました。
全てに感動、感動  
本当に素晴らしいコンサートでした。
 
 関係各位、尊いひとときを賜り、ありがとうございました

「楽しかった~  元気をいただいた」「琉球太鼓は小学校低学年くらいの小さな子もいたのに、みんな自然な笑顔で演技されて、素晴らしかった
と、3人で話しながら帰宅しました。

帰宅して、即、翌日の法専寺総追悼法要の準備の続き。
孫三人も、お茶菓子袋詰めを手伝ってくれました。
追悼法要は、18日午後1時半からです。
 お参りをお待ちしております。
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11月の言葉 その3

2018年11月16日 | 仏教
  

 東井義雄先生の言葉 「ほのぼのカレンダー」今月の言葉は

 「モノ」のいのちを
 いとおしむ心


 物がない時代を経験された先輩方は、何でも大切に使われる。

 モノがあふれる中にいる私は、果たして、モノに感謝し、いとおしむ心で使わせていただいているだろうか
 大いに反省させられる、味わい深いお言葉です。

 写真は、先日の生け花お稽古の新風体立花。
 12月の花展、本番の花材は、だいたいこのように使わせていただくつもりです。
 もちろん、同じ花材でも、一期一会、全く同じ花形(作品)にはなりません。

 今まで、ただ自分が花を立てることだけに精一杯、つまり、自分のことしか考えていませんでしたが、
お花に感謝し、いとおしむ心で、立てさせていただきます。

下手なオバサンに生けられるお花さん、ごめんなさいね。

 

 
 
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