保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

花のまちに黄砂が・・・霞む春の京都

2006-04-08 23:50:50 | 船頭
桜満開で春爛漫の京都。

街中が薄紅色に彩られ、花の色香に酔いしれる京都の春。
と思いきや・・・あたりは黄砂で薄霧が一面に広がる風景に。

保津川にも黄砂は降り、谷間に吹く激しい風に運ばれて、
山も霞んで見えないくらいです。私達にも容赦ない黄砂攻撃
は降りそそぎ、目も鼻も口もジャリジャリに。

こんなに凄い黄砂は過去にも経験したことがないですね。

黄砂は約4000キロ離れた遠い中国大陸から2~3日も
かけて飛んで来るそうですね。

冬季に乾燥した砂漠の砂が春の低気圧で上昇気流により
この日本にまでやって来るのですね~

そして自分たちの住む京都、さらに保津川にまでやって来たのです。

風景もぼかし、体も砂だらけになり、あまりありがたくない
黄砂ですが、この目にも見えない細かい砂が旅の間に
見て来た風景はどんなものなんだろ~なんて考えると
少し、ロマンを感じたりして。

まあ~そんな霞んだ風景になった保津川でしたが
保津川下りの乗船所には朝から大勢のお客さんが
お越しになり好調な出足となりました。

10時には、満員のトロッコ列車からお越しいただくお客さんも
合流され、乗船場は一気に賑わいだしました。

桜が咲き、最初の週末、いよいよ春の観光シーズンの到来ですね。

今日は約100隻の船が流れ、自分も3回下ってきました。

黄砂まみれになった春の一日。

明日はすっきりと晴れ渡った風景を見せてほしいものです。

さあ~ 明日は何隻の船が流れるかな~

早く休んで明日に備える事にします。