保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

いい風吹かそう!夏休み子どもミュージカル「寿限無」

2006-08-27 22:08:24 | 京都情報
亀岡市が「子どもの自己表現能力」を引き出す為に企画した
「子どもミュージカル・寿限無」の舞台発表が27日、
市総合福祉センターで行なわれ、可愛い衣装を身に纏っい出演した
小学生たちが夏休みに稽古した成果を発揮してくれました。

この企画には市内の小学生たちが15名参加、
夏休み期間を利用して芝居や歌、ダンスを習い
「ミュージカル」の稽古と出演という機会を通して
子供の表現能力を引き出そうとするもので、亀岡市在住の
絵本作家・たんぽぽさんこと榎麗子さんの脚本・演出指導で
毎週稽古が行なわれていました。

私もあの落石事故以来、時間に余裕が出来たため、
このミュージカル稽古を手伝わして頂いておりました


今日の発表会には保護者の方々を始め、学校のお友達も
大勢駆けつけてくれて会場は満員になりました。

そして特別ゲストとして本番では亀岡で活躍する
子供よさこいダンス「子亀SPARK」とのダンスジョイントも行なわれる
ので子亀ダンサーも会場入りしてました。

本番前のメイクや衣装合わせではふざけ合っていた子供たちも
いつもと違う会場の雰囲気を感じとったのか、少し緊張している様子。

自分は男の子たちに
「いっぱい観に来てくれはったな~みんなカッコよく盛り上げて頑張ろう!」
と声を掛けました。
「まかしとけ!」と少し生意気な返事をする男の子に、
「やってくれる!」との確かな手応えを感じました。

そして本番!

楽しく軽快な音楽が流れるなか、幸運の名前をもつ「寿限無」を
探すストーリーが始まります。

遊んでいる子供たちに旅人に扮した「たんぽぽ」さんが、
「あなたが寿限無?」と一人一人に問い掛けていきます。
子供たちは大きな声でこの中に「寿限無」がいないこと話します。

そして旅人の願いを聞いてみんなで「寿限無」を探す事に。
子供達の演技、感情が入ってとてもGood!
一人一人の個性もしっかり発揮してくれていました。

出演者全員で会場を覆い尽くす巨大バルーンを引っ張り出し
大きな風を起こすことで「寿限無」を探すのです。
「風」・・・それは幸運を運んでくる流れ。いい風を吹かす為にもまずはアクション!

するとその風の中から「子亀SPARK」が姿を現しました。

子亀ダンス、もの凄く上手い!
最後はミュージカルの子供たちとジョイントダンス「ウラジャ」です。
みんなは会場の方々も誘って大きな輪を作り踊ります。
もちろん私もしっかりダンシングしました。

今日の子供達の頑張る姿に、こちらが励まされまれた気分になりました。
私にも「いい風」が吹くように頑張ります。

「子どもミュージカルを作ろう!」との掛け声に集まった
メンバーはみんな、この夏休みに初めて出会った子供達が多く、
最初は照れと緊張で大人しい雰囲気でしたが、
落語で使われる「寿限無」の歌やよさこいダンス「ウラジャ」を
覚えたり、本番で使うバルールやビニールの舞台衣装作りなどで
遊んでいるうちに徐々に打ち解け、大きな声や動作が出て
自分らしさを引き出していった様です。

舞台という自らを最高に表現できる場で、精一杯持てる力を発揮し、
また一つ確実に成長した子供たち。

この夏休みの思い出を子供たちは永遠に忘れないことでしょう!