草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

一水会の鈴木邦男氏の死と今後の日本

2023年01月27日 | 祖国日本を救う運動
 一水会の鈴木邦男氏が去る11日に死去した。一つの時代が終わったのだと思う。70年前後に新民族派学生運動があった。日本学生同盟、全国学協、日本学生会議の三つがとくに知られている。
 全国学協は生長の家の学生部が結成し、鈴木氏もそこの幹部であった。後に一水会を結成し、その当時は新々右翼という言葉まで生まれた。「現代の眼」にも執筆していたため、僕なども文章を読む機会が結構あった。
 鈴木氏は書き手として優れていたために、ジャーナリズムに持て囃され、論壇の一角を占めるまでになった。彼の死を悼んで、リベラルや左翼の側の人間がツイートしているのは、交流関係の広さを物語っている。
 しかし、ここ10年ほどは、鈴木氏の影が薄くなっていたような気がする。ネット民の一部による行動する保守運動は、時代が変わりつつあることを示した。瀬戸弘幸氏は今もその先頭に立っている。
 鈴木氏の根本にあったのは、大アジア主義ではないかと思う。右翼というよりも、アナーキストという見方もあるが、見果てぬ大陸浪人の夢を追っていたのではないだろうか。日本学生会議の山浦嘉久氏もすでにこの世にはいない。これでラディカルな右翼の論客は姿を消すことになった。
 反米を旗印にして体制を変革することは、もはや時代にそぐわなくなってしまったのだろうか。変革の論理としてのマルクス主義も墓場から復活することもありえない。危機は迫っており、私たちには、限られた選択肢しか残されていないのである。
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パネル設置をゴリ押しした小池都知事と太陽光利権

2023年01月27日 | 再エネ
 三浦瑠璃氏の夫のコンサルタント会社トラベイキャピタルが東京地検特捜部にガサ入れされたことで、またもや太陽光事業のいかがわしさが暴露されました。しかし、それはまだ氷山の一角に過ぎません。
 太陽光利権については、小池百合子東京都知事に関しても、以前から疑惑が取り沙汰されています。テクノシステム融資詐欺事件が立件されましたが、テクノスシステムから小池都知事が政治献金を受けており、東京地検特捜部のターゲットではないか、とみられていた時期もありました。
 同事件に関与したとして責任を取って公明党の遠山清彦元財務副大臣が衆議院議員を辞職し、2022年に懲役2年執行猶予3年・罰金100万円の有罪判決を受けています。
 小池都知事の目玉政策である新築住宅への太陽光パネル義務化は、昨年12月15日の都議会で可決されました。2025年4月から施工されます。賛成は都民ファースト、公明党、共産党、立憲民主などで、自民党だけが唯一反対をしました。都民が選んだ政党が、多くの問題点を無視して、小池都知事のゴリ押しを支持したのです。
 小池都知事とトライベイキャピタルとの関係については、今の段階では接点が見えませんが、それ以外の太陽光利権との結びつきがあるかどうかは、徹底的に究明されることになるはずです。
 ひろゆき氏が「地価も高くビル影も多い東京で新築戸建てに太陽光パネルを義務付けるとか、非科学的な事している小池知事。融資金詐欺で捕まった太陽光発電の会社から200万とか貰ってたのね。ある意味、納得。」とツイートしています。
 太陽光などの再エネに関しては、日本のマスコミはそのお先棒を担ぎましたが、その背後にはかの国の影もちらつきます。今後の捜査の成り行きが注目されてなりません。
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