草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国民が待望しているのは時流に媚びぬ国柄重視の政党だ!

2019年07月01日 | 思想家

このままでは憲法改正など夢のまた夢である。目前に迫った参議院選挙で、自公が勝って非改選と合わせて3分の2を確保することは難しくなった。消費増税を10月から断行したら、それこそリーマン級以上の影響が出るといわれている。いくら官僚に急かされたとはいえ、あまりにも安易な決断であった。安倍首相は口では憲法改正を唱えていても、あくまでも保守派へのリップサービスでしかないのだろう▼移民政策の推進などで、安倍首相はグローバリズムに屈してしまった。保守派が怒るのは当然である。民主党政権時代の悪夢を国民は未だに忘れてはいないが、選挙のたびに同じことを口にするのは、あまりにも陳腐である。もはや自民党では通用しなくなったのである。どんな政治権力者であっても、行き詰まるときがくるのであって、それが到来したのではないだろうか▼西田幾多郎は『日本文化の問題』において、日本人の変革のエネルギーの源泉について触れている。「我国ではそれがいつも皇室に返るということであった。復古ということであった」と述べるとともに、「過去に還ることは単に過去に還ることではなく、永遠の今の自己限定として一歩前へ踏み出すことであった」と書いた。その典型として、西田は明治維新に言及した。我国はかつてない危機に直面している。新たな政治的主体が形成されなければならず、西田のその言葉を噛みしめるべきなのである。

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