草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日米韓首脳会談は小手先だけの茶番だ

2023年08月20日 | 安全保障
 日米韓の関係強化は必要ではあるが、バイデンの魂胆は、東アジアでの中国の膨張に対して、米軍が直接対峙するのではなく、日韓に肩代わりさせようとしているのではないか。キャンプデービットで開催された日米韓首脳会談は、まったくの茶番でしかない。
 本来であれば、台湾を守り抜くためにも、米国は今すぐにでも東アジアに戦術核ミサイルを配備しなくてはならない。それを後回しにして意味もないパフォーマンスしているだけだ。
 中国の台湾侵略を思いとどまらせるためにも、在日米軍基地への戦術核ミサイルの持ち込みも待ったなしである。日米が協力して中国による核の脅しに屈しないことを、世界に表明することになるからだ。全面核戦争を覚悟するほどの度胸が中国にあるはずもなく、それで抑止力も一段と強化されるのである。
 このままで何もしなければ、悲惨な戦争を避けることはできず、日本に三発目の原爆が投下された場合にも、米軍が日本のために核で報復することはまず考えられない。
 もし仮に我が国が保有するとしても、それはあくまでも戦術核レベルでしかない。それでも米国は日本を信用していないのである。同じ同盟国であっても、英国やフランス、さらにはイスラエルに関しては認めておきながら、日本だけが例外視されるのは、とんでもない差別である。ドイツにしても、米国が譲歩して核の共有が現実に行われているのである。
 いくら最新式の武器を買わされても、どれだけ役に立つかも疑問である。もはや米国頼みはやめるべきだ。日本の国土が戦場にならないためにも、勇気ある決断を政治家がすべきなのである。

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