草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本有事が迫りつつある今こそ自衛隊に栄誉の大権を

2023年02月04日 | 自衛隊

 我が国は内外共に危機に直面している。しかし、老いさらばえてしまった僕には、できることといえば限界がある。不甲斐ない自分に苛立ちさえ覚えてならない。
 もはやこのままの平和が続くとは露ほども考えられない。日本は国家として身構えることなく、阿鼻叫喚の世界に突入しつつあるのではないか。
 台湾有事の際には、我が国が戦火に巻き込まれるのは、ほぼ確実視されている。この期に及んで、憲法9条を改正できなかったことは、自衛隊の諸君に申し訳がなく、弁解のしようがない
 正式の軍隊という名誉を与えられず、戦場に赴かねばならない自衛隊員。その心中を察するに余りある。かつての日本国民は歓呼の声で見送った。今では妨害して、嫌がらせをする者たちがいる。父よ恋人よ、息子を送り出す人たちの近くで、罵声を浴びせるのである、日本はこんな国に成り下がってしまったのだ。
 天皇が日本の国柄であり、日本文化の連続性と同一性を象徴する存在であるとすれば、自衛隊には栄誉の大権が与えられ、守るべき価値が明確にされなくてはならない。菊と刀は一体なのである。傭兵であってはならず、自衛隊の統帥権もまた、我が国になければならない。
 台湾有事は日本有事であり、米国と協力することは否定しないが、自衛隊員に自己犠牲を求めるのならば、それは日本の国柄が命じるのでなければならない。

「海行かば」
海行かば 水漬く屍
山行かば 草生す屍
大君の 辺にこそ死なめ
かへりみはせじ
(長閑には死なじ)

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