石破茂は軍事オタクを自称しているが、言っていることがいい加減だ。さっそくアジア版NATOで顰蹙を買っている。石破はそもそもNATOについてまともに理解していない。国民民主党の玉城雄一郎代表がXで指摘していたように、とんでもない主張をしている。
アジア版NATOにおいては、加盟国が攻撃された場合には、我が国も軍事行動に関与することになる。すでに成立している平和安全法制の一部容認ではなく、集団的自衛権のフルスペックの行使ということになる。
石破が言うような集団安全保障では説明が付かないのである。NATOの条約5条では、国連憲章の条文にある「個別的自衛権又は集団的自衛権を行使して、攻撃を受けた締約国を援助する」との文面を受けており、石破の考えとは全く違うのである。そこまで踏み込むならば、堂々と憲法改正をして行うべきだろう。
玉木が述べているように、石破は小沢一郎の「国連軍だから集団的自衛権の行使にあたらない」という昭和の時代の論理を振りかざして、自らの無知を曝したのである。
よくよく考えてみると、親中派の石破が、実際にそんな厄介な問題に手を突っ込むわけがない。アメリカにも呆れられて、まともに相手にしてもらえないだろう。石破が口走っているのは、日本国民にとっては迷惑この上もない、愚かな提案でしかないのである。
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