草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ポピュリズムの政治家小泉氏を総理総裁にしてはならない!

2024年09月13日 | 自民党総裁選
 難しい問題については、熟慮を重ねたうえで、自らの決断で先に進むしかありません。それは「決着」ということではなく、結果責任を政治家が背負うということなのです。
 小泉進次郎氏のようにポピュリズムを前面に押し出し、生半可な知識で、国民に丸投げして「決着」しようとするのは、政治家として最悪です。何度の繰り返すが、マックス・ヴェーバーが、政治家の心構えを『職業としての政治』(脇圭平訳)で説いています。
「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力を込めてじわっじわっと穴をくり貫いて行く作業である。もしこの世の中で不可能ごとを目指して粘り強くアタックしないようでは、およそ可能なことの達成も覚束ないというのは、まったく正しく、あらゆる歴史の経験がこれを証明している。しかし、これをなし得る人は指導者でなければならない。いや指導者であるだけでなく、―はなはだ素朴な意味での英雄でなければならない。そして指導者や英雄でない場合でも、人はどんな希望の挫折にもめげない堅い意志でいますぐ武装する必要がある。そうでないと、いま、可能なことも貫徹できないであろう。自分が世間に対して捧げようとするものにくらべて、現実の世の中が―自分の立場からみてーどんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても『それにもかかわらず!』と言い切る自身のある人間、そういう人間だけが政治への『天職を』持つ」
 小泉氏のようにポピュリズムで「改革」ばかりを口にしている政治家が、自民党の総裁に選べば、政治が混乱することは必至です。それに気付くべきなのです。台湾有事になった場合に、小泉氏で大丈夫なわけがないからです。とんでもない決断を迫られることになるからです。今は高市早苗さんしかいません。

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