「悪人」 吉田修一作 2007-12-24 13:56:41 | 読書 一気に読み切った。近頃では珍しいことだ。ネット社会。現代人の孤独。この小説には、美人も有能な人間も出てこない。一歩外へ出れば出会う人々である。平凡な人々である。私もその一人だろう。それらの人々の平凡な世界がはじける。鬱積したものがはじける。「出会い」である。