映画「ショート・カッツ」を観た。三時間余の大作である。レイモンド・カーヴァーの9つの短編と1つの詩を元にしているが、小説や詩とは全く別の作品である。小説のピースを組み合わせて、全く違った絵を作ったように。この部分はあの小説と思い出しながら観た。映画を観た人はレイモンド・カーヴァーの小説を是非読んでもらいたい。レイモンド・カーヴァーが亡くなってもう20年になるんだなあ。小説(夜になると鮭は・ささやかだけど、役にたつこと・僕が電話をかけている場所)は村上春樹氏の訳で、詩(水の出会うところは)黒田絵美子氏の訳で読んだ。早速本棚から引っ張り出してきたが、うっすらとほこりがたまっている。ごめんね。また、読み返すよ。