「眠っている間に」を観に行きたい。国立国際美術館で開催中だ。モディリアーニ展は別にどうでもいい。神経症が心配だ。一人で行けるか。行こう。何もかもが命がけ。
魅力的な言葉に会えば、その言葉から小説を紡ぎ出す。それが出来なければ小説家とはいえない。確か、そんな意味のことを吉行淳之介は言っていたと思う。「砂の上の植物群」はクレーの水彩画の題から触発された作品である。「眠っている間に」は塩田千春さんのインスタレーション(物体や装置などを配置し、アーティストの意向に添って構成された空間そのものを作品とする)である。さて、「眠っている間に」を題とする小説を書いてみよう。これも出会いだ。私が小説家であるか否は別として。
眠っている間に
「眠っている間にたくさん夢を見た。現実に戻ると何も覚えていない。現実に戻る?。現実と思っている世界が夢かも知れない。忘れてしまった夢が現実かも知れない」実際に「眠っている間に」を書き終えた時は今書いた部分は消えている。
眠っている間に
「眠っている間にたくさん夢を見た。現実に戻ると何も覚えていない。現実に戻る?。現実と思っている世界が夢かも知れない。忘れてしまった夢が現実かも知れない」実際に「眠っている間に」を書き終えた時は今書いた部分は消えている。