創作日記&作品集

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1946 13

2024-02-27 11:17:18 | 俳句日記
1946 13

突然大きな音がした。地震。
蛍光灯の紐を見つめたが動いていない。
額が落ちていた。
妻を呼んだ。
こういう時の僕は危険だ。
硝子の破片が飛び散っていた。
大きな破片を取って、後は掃除機で吸い取る。
手際よく片付いた。
「気いつけや」と、僕は言うばかり。
額の中身は、薬剤師免許妻と二人分。
その他卒業証書等。
「もうええねえ」と妻が言った。
丸めて賞状筒になおした。
飾っていることもないか。

【一句】額落ちる割れた硝子の余寒かな