九十五才の監督の最新作です。大正末期の熱血先生と生徒の交流。淡い恋心、運動会、修学旅行などが美しい風景とともに描かれる。そして一気に話は三十年後に飛ぶ。定年を迎えた熱血先生のお祝いが開かれる。そこで語られる教え子の戦争体験が痛々しく生々しい。ほとんどが戦争を知らない人々になってしまった現代、この悲惨さを忘れてはいけない。後半は監督の自伝的なストーリーだと思う。九十五才でも映画を撮り続ける新藤兼人監督に心から敬意を表します。映画は多くの人の協力があって出来るもの。このような秀作を撮り得た日本に誇りを感じます。
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