創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

時の廻廊 39

2008-01-18 17:35:24 | 創作日記
時の廻廊

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「そうかもしれない」監督:保坂延彦 雪村いづみ/桂春團治/阿藤 快

2008-01-18 17:32:23 | 映画・舞台
雪村いづみは私たちのアイドルだった。抜群の歌唱力はまさしく天才。音痴の私に歌える歌がなかった。桂春團治。一度落語を聞いたことがある。一言でいえばすごい色気があった。70を超えておられたから、これは凄い芸だと思った。この二人の組み合わせはまさに天啓だった。夫婦とは不思議なものだと思う。映画にあるが「どんなごえんで」。夫婦が老いてくると、お互いが不安になる。私たちもそうだ。お互いを思いやる。物忘れをすると、ひよっとしてと、不安になる。
「そうかもしれない」。以前小説を読んだとき、この言葉は鮮烈だった。かすかな愛のあかしだろう。それにしてもBS2は凄い。大リーグしか見ていなかった。もったいない事をした。昨日は見逃した(録画)が、「わらびのこう」。今日は別役実の「マッチ売りの少女」昭和演劇大全集。

「殯の森」河瀬直美監督

2008-01-16 20:12:23 | 映画・舞台
につつまれて(1992) 萌の朱雀(1997) 杣人物語(1997) 火垂(2000) 沙羅双樹(2003) と観ている。殯の森(2007)はテレビ(NHK BS2)で録画して観た。ドキュメンタリータッチから、静かに物語が進行する。河瀬ワールド。風景や人の表情がとても魅力的だ。この作品には太い幹がある。人のつながり。男と女は森をさまよい、つながりを深める。一言私見を述べさせてもらえば、河瀬作品にいつも感じるのだが、予定調和のシーンがある。この映画では、体を温めるシーン(特に我がアイドル尾野真千子の…)、二人でダンスをするシーン。平凡で通俗だ。時には削ることも必要だと思う。素晴らしいラストがあるのだから。

NITENDO DS で読む「病牀六尺」正岡子規著 6

2008-01-15 14:00:12 | 創作日記
読破。以下の引用をもって、本を閉じる。
「余は今まで禅宗のいはいる悟りといふ事を誤解して居た。悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった。○因みに問ふ。狗子に仏性ありや。曰、苦。また問ふ。祖師西来の意は奈何。曰、苦。また、問ふ。……………曰、苦。」

NITENDO DS で読む「病牀六尺」正岡子規著 5

2008-01-15 13:58:49 | 創作日記
百回目を要約すると、新聞社へ送る状袋の上書きを印刷してもらった。100枚注文した。100枚でも多いと笑われのではないかと思っていたのに状袋を300枚刷ってくれた。まだ、200枚ある。二百日は半年以上である。以下引用する。名文。
「半年以上もすれば梅の花が咲いて来る。果たして病人の眼中に梅の花が咲くであらうか」

時の廻廊 38

2008-01-15 13:49:02 | 創作日記
時の廻廊

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NITENDO DS で読む「病牀六尺」正岡子規著 4

2008-01-14 10:34:48 | 読書
私がこんな状態になったら、毎日毎日嘆き悲しんでいるに違いない。彼は好奇心旺盛である。それは老人でないためかもしれない。若い精神は、ひたすら知ることを欲しているように思われる。老人であっても、心は青年でありたいと切に思う。

時の廻廊 37 

2008-01-14 10:17:29 | 創作日記
時の廻廊

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時の廻廊 36

2008-01-12 11:53:46 | 創作日記
 時の廻廊

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NITENDO DS で読む「病牀六尺」正岡子規著 3

2008-01-11 21:07:52 | 読書
「病気を境涯に処しては、病気を楽しむといふことにならなければ生きていてもなんの面白みもない」
私も糖尿病、高血圧と生活習慣病を患っているが病気を楽しむといふ心境にはなれない。精々自分の中に起こっていることと認識するのがやっとである。句を論じ、絵画を論じ、世相を論じる彼の眼は病気への退避でもなく、病気との闘いでもない。一段も二段も上にある。彼の俳句(芸術)にあるのだろう。
享年34。
糸瓜(へちま)咲て 痰のつまりし 仏かな