ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.3.9 sakuraさんにお逢いしてきました

2013-03-09 20:42:47 | 日記
 今日は予報のとおり、とても穏やかで暖かな春の日になった。スプリングコートを着て出かけたが、途中からはずっと手に持つことになった。

 さて、先日書いた通り、去る1月17日に天に召されたsakuraさんのご自宅にお線香をあげに伺った。
 ターミナル駅にあるフラワーショップに予めお願いしてあった白いガーベラやフリージア等をあしらったフラワーアレンジメントを持って。
 昨年1月、初めてお目にかかった時、今日と同じ駅まで可愛らしい愛車でお迎えに来て下さったことがつい昨日のように思えてならない。

 今日は、ご主人に最寄駅まで車でお迎え頂いた。もちろん、ご主人とは何回かメールでのやりとりをさせて頂いただけで、お目にかかるのは初めて。そして、当然お宅に伺うのも初めて。
 玄関の前の車庫には、sakuraさんという主人を喪った愛車があり、胸が詰まった。
 それにしても、こんな大胆な行動に出るとは、以前の私ならあり得なかったこと。我ながら何ともずうずうしいではないか。けれど、あの時ああしていれば・・・という後悔をしたくないというのが今の素直な気持ちだ。思い切って伺って、sakuraさんとお逢いすることが出来て、心のつかえが少しとれたように思う。

 先週の日曜日、3月3日に無事四十九日の法要も終わり、納骨も済まされたという。葬儀の時の沢山のお花で溢れた祭壇のお写真に、お線香をあげさせて頂いた。遺影となった写真の中で静かに微笑むsakuraさんは、内服薬ゼローダが奏功していて体調が良かった時のものだと伺った。背景は淡いピンクの桜の花。何より桜の花とうさぎがお好きだったとのこと。
 お通夜と葬儀のお写真も拝見させて頂いた。そうしながらも、もうsakuraさんがいらっしゃらないということが、未だにどこか信じられない、ピンとこない自分がいた。

 sakuraさんのご主人には「これもご縁ですから、ご主人が何か困った時など自分の経験したことでお力になれることがあれば・・・」と言って頂いた。有難いことである。夫には、私と同じ病気を抱える奥様を支えている友人はいないのだから。

 お暇し、次にほど近い義母の入院する病院へ向かった。
 水曜日に夫が施設に出向いたその翌日の一昨日、義母は9度4分の高熱を出して、救急車で以前入院していた病院に運ばれた。が、点滴をした後、肺炎ではないという診断で治療は不要と、一旦施設に戻っていた。けれど昨日再び熱が上がり、別の病院で受け入れてもらえることになり、急遽昨夜入院したのだ。今度はレントゲンやCTも撮って、肺炎と脱水症との診断がつき、2週間の予定で入院だという。
 私が病室に入ってまもなく、義妹夫婦が到着した。ブドウ糖と栄養剤の点滴で、熱はすっかり下がり、呼吸も苦しそうにはみえず、とても穏やかな様子だった。このまま落ち着いてくれると良いのだけれど・・・。

 一時間ほどで病院を後にし、帰路についた。

 気になっていたことを無事に済ませることが出来て良かった。こうして元気に動き回れることがどれほど有難いことなのか、痛感した1日だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする