今日は勤務する大学の卒業証書・学位記授与式、つまりは卒業式。
都心にあるホールで、全学部・研究科合同の全体式が午前中に開催され、午後からは各学部・研究科ごとの式典と、2段階方式である。午後からは各々が学んだキャンパスに散るため、例年この日は学生教職員一同、それこそ都内を民族大移動である。
都心では既に桜が満開になったものの、あいにく雨が降ったりやんだり、傘もコートも手離せない花冷えの1日になった。
出勤後、納品された新年度の印刷物類を大車輪で仕分け、配布等で大汗をかく。ここのところ痛みも出ないし調子がいいかなと思っても、こうしてちょっと重い物を持つだけで、すぐに胸痛が出るので困りものだ。
2時間ほどで自席での仕事を済ませ、午後からの式典に向かった。例年のように、ターミナル駅にあるフラワーショップで予め予約しておいた小さな花束を人数分引き取り、乗換駅でお昼を済ませてからキャンパスへ到着した。
若い人たちの喜びに満ち溢れた門出の姿を見るのは例年のことながらとても清々しく、こちらもエネルギーをチャージされる気がする。特に彼らはこれから医療関係者として白衣を身に着ける若人だ。彼らを送り出す一職員として、また、もしかしたら将来、彼らにお世話になることがあるかもしれない一人のがん患者としても、彼らが信頼される医療者として頑張っていってほしい、とエールを送りたい。
式典の来賓の言葉で印象的だったこと。「ありがとう」の言葉は自らのストレスを軽減する、相手と気持ちを通じ合うようにするには相手の言葉に合わせること、相手を褒めると自分も元気になる、の3点。
これは本当にそうだな、と思う。「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はいないだろう。言う方はちょっぴり照れ臭いかもしれないけれど、間違いなく暖かい気持ちになれる筈だ。
そして、自分の言葉だけを話すことなく、相手の言葉を聞きながら相手の言葉に合わせて話すことが出来れば、相手は自分が受け容れられているということを感じて、より気持ちが寄り添うだろう。
何より、相手を素直に褒めることが出来るならば、必ずや良い循環が自分に巡ってくる。これは、相手を励ますと自分もより元気になれる、ということと同じではないだろうか。今までブログにコメントを頂いて、相手を受け容れ、力づけたいと思って言葉を返すと、実は自分も元気になっているということは経験済みである。
その後、専攻ごとに分かれての式典(つまり第3部!)で長い一日が終了。このセレモニーで、呼吸を専門に研究する教員からのはなむけの言葉が本日の表題である。
「“息”という字は自らの心と書く。当初から仲間とのコミュニケーションを大切にしてほしいと言ってきたが、仲間と息が合う、呼吸を合わせるためには自らの心を合わせることが必要である。
長生きするためには語呂合わせのようだが、長い息をすると良いと思う。緊張するとどうしても呼吸が短く浅くなる。ゆっくり長い息をすることで体はリラックスしてより良い状態になる。」というもの。
長年呼吸を専門に研究してこられた教員からの言葉にはとても説得力がある。深呼吸は大事なのだな、と感じ入る。
今からどのくらい長生きが出来るかわからないけれど、息も細く長く続けていければいいな、と一人頷いたお話が聴けて、今日もいい日だった。
都心にあるホールで、全学部・研究科合同の全体式が午前中に開催され、午後からは各学部・研究科ごとの式典と、2段階方式である。午後からは各々が学んだキャンパスに散るため、例年この日は学生教職員一同、それこそ都内を民族大移動である。
都心では既に桜が満開になったものの、あいにく雨が降ったりやんだり、傘もコートも手離せない花冷えの1日になった。
出勤後、納品された新年度の印刷物類を大車輪で仕分け、配布等で大汗をかく。ここのところ痛みも出ないし調子がいいかなと思っても、こうしてちょっと重い物を持つだけで、すぐに胸痛が出るので困りものだ。
2時間ほどで自席での仕事を済ませ、午後からの式典に向かった。例年のように、ターミナル駅にあるフラワーショップで予め予約しておいた小さな花束を人数分引き取り、乗換駅でお昼を済ませてからキャンパスへ到着した。
若い人たちの喜びに満ち溢れた門出の姿を見るのは例年のことながらとても清々しく、こちらもエネルギーをチャージされる気がする。特に彼らはこれから医療関係者として白衣を身に着ける若人だ。彼らを送り出す一職員として、また、もしかしたら将来、彼らにお世話になることがあるかもしれない一人のがん患者としても、彼らが信頼される医療者として頑張っていってほしい、とエールを送りたい。
式典の来賓の言葉で印象的だったこと。「ありがとう」の言葉は自らのストレスを軽減する、相手と気持ちを通じ合うようにするには相手の言葉に合わせること、相手を褒めると自分も元気になる、の3点。
これは本当にそうだな、と思う。「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はいないだろう。言う方はちょっぴり照れ臭いかもしれないけれど、間違いなく暖かい気持ちになれる筈だ。
そして、自分の言葉だけを話すことなく、相手の言葉を聞きながら相手の言葉に合わせて話すことが出来れば、相手は自分が受け容れられているということを感じて、より気持ちが寄り添うだろう。
何より、相手を素直に褒めることが出来るならば、必ずや良い循環が自分に巡ってくる。これは、相手を励ますと自分もより元気になれる、ということと同じではないだろうか。今までブログにコメントを頂いて、相手を受け容れ、力づけたいと思って言葉を返すと、実は自分も元気になっているということは経験済みである。
その後、専攻ごとに分かれての式典(つまり第3部!)で長い一日が終了。このセレモニーで、呼吸を専門に研究する教員からのはなむけの言葉が本日の表題である。
「“息”という字は自らの心と書く。当初から仲間とのコミュニケーションを大切にしてほしいと言ってきたが、仲間と息が合う、呼吸を合わせるためには自らの心を合わせることが必要である。
長生きするためには語呂合わせのようだが、長い息をすると良いと思う。緊張するとどうしても呼吸が短く浅くなる。ゆっくり長い息をすることで体はリラックスしてより良い状態になる。」というもの。
長年呼吸を専門に研究してこられた教員からの言葉にはとても説得力がある。深呼吸は大事なのだな、と感じ入る。
今からどのくらい長生きが出来るかわからないけれど、息も細く長く続けていければいいな、と一人頷いたお話が聴けて、今日もいい日だった。