今日は、息子は学校がお休みで、目覚ましをかけずに朝寝坊が出来る幸せな土曜日。ベッドの中で朝のテレビ小説を見るという体たらく。朝食まで夫に用意させてしまったとんでもない主婦である。
朝食後、洗濯物を干していそいそと出かける。今日はプチ虹のサロン月例会だ。
例年この時期は、手が届きそうなほど間近に広がる見事な桜を愛でることが出来る和食レストランが会場だ。あと1週間遅ければ満開だったかもしれないが、予約の関係で残念ながら今日になってしまったのは致し方ない。当初の開花予想は2週間先だったのに、1週間前倒しになった想定外の早い開花である。こんなふうに予想が出来ないからこそ、桜はより恋しいものなのだろう。それこそどんぴしゃで満開の花を5人占め出来た去年は、本当にラッキーだったのだな、とつくづく思う。
出がけに、最寄駅で目の前で特急電車に行かれてしまい、幹事の分際で遅刻必至。お詫びメールを出す。エスカレーターをダッシュして駆け下りれば乗れたのかもしれないけれど、転倒でもしたら目も当てられない。
その後、SさんとTさんからもちょっと遅れます、という連絡が入った。会場に到着すると、KさんとSさんのみ。ほどなくしてTさんが到着。そして、何の連絡もなかったもう一人のSさんの姿が見えないね、どうしたのかしらと言っていたところ、「今、○○の駅に到着しました」というメールが入る。その駅はこの会場の最寄駅ではない。なんと、いつものパーティルーム会場に行ってしまったというハプニング。「今日は和食レストランですよ~」という留守電とメールを入れる。地下鉄やJRを乗り継ぐより早いということで、タクシーで駆けつけて下さった。僅か10分ほどで到着したという。近くて良かった!と5人揃ったところで再会を祝して乾杯。
この1か月の間、メンバーには色々なことがあった。先月末、実のお母様にご病気が見つかったのと前後して、施設に入って間もなかったお義母様が、月初めに急変されそのまま他界された。抗がん剤が変わった。永年勤続で長期休暇中等々。お互い治療等の近況報告をし、旅行のお土産話をし、またも気付けばあっという間に4時間が経過する。
その後もまだ別れ難く、いつものようにお庭の散策に出る。この庭園の基準木であるソメイヨシノには開花宣言の看板が出ていた。まだちらほらではあるが、確かに淡いピンクの花が咲き始めている。“微笑みと元気を与えてくれる桜が次々と花開く季節がやってきました”というパンフレットの通り、自然と笑顔になってくる。既に河津桜、寒緋桜が終わり、小彼岸桜が満開、枝垂桜も咲き始めている。コートを着ているとちょっと暑いほどのポカポカ陽気。
そんな庭園では、お抹茶と和菓子のお茶席が用意されており、5人で頂く。緋毛氈の席に腰かけて青空を見上げると、今年もこうして5人揃って桜の季節を迎えられたことが有難く嬉しい。
さて、と席を立つと、緋毛氈の赤い糸くずが皆のコートやタイツに付いてしまっている。先方は心得たもので、桜の模様の着物を着たウエイトレスさんが、コロコロローラーで取ってくれるというおまけつき。それにしてもコロコロローラーを見ると、どうも脱毛した時に家中で転がしていたことを思い出して、苦笑いしてしまう。
ご主人がお迎えに来られたTさんは一足先にお帰りになり、残った4人は満開だった小彼岸桜とツーショットを撮った後、ゆるゆると最寄駅まで歩く。また来月の再会を約束して、いつものように途中のターミナル駅でSさんが降り、次のターミナル駅で私ともう一人のSさんが降り、そのまま電車に乗っていったKさんとお別れ。
買い物をしながら、楽しかった余韻に浸りつつ笑顔で帰宅する。
夕食も出来ていて本当に感謝だ。3人で夕餉を囲みつつ、静かな春の土曜日が終わる。
朝食後、洗濯物を干していそいそと出かける。今日はプチ虹のサロン月例会だ。
例年この時期は、手が届きそうなほど間近に広がる見事な桜を愛でることが出来る和食レストランが会場だ。あと1週間遅ければ満開だったかもしれないが、予約の関係で残念ながら今日になってしまったのは致し方ない。当初の開花予想は2週間先だったのに、1週間前倒しになった想定外の早い開花である。こんなふうに予想が出来ないからこそ、桜はより恋しいものなのだろう。それこそどんぴしゃで満開の花を5人占め出来た去年は、本当にラッキーだったのだな、とつくづく思う。
出がけに、最寄駅で目の前で特急電車に行かれてしまい、幹事の分際で遅刻必至。お詫びメールを出す。エスカレーターをダッシュして駆け下りれば乗れたのかもしれないけれど、転倒でもしたら目も当てられない。
その後、SさんとTさんからもちょっと遅れます、という連絡が入った。会場に到着すると、KさんとSさんのみ。ほどなくしてTさんが到着。そして、何の連絡もなかったもう一人のSさんの姿が見えないね、どうしたのかしらと言っていたところ、「今、○○の駅に到着しました」というメールが入る。その駅はこの会場の最寄駅ではない。なんと、いつものパーティルーム会場に行ってしまったというハプニング。「今日は和食レストランですよ~」という留守電とメールを入れる。地下鉄やJRを乗り継ぐより早いということで、タクシーで駆けつけて下さった。僅か10分ほどで到着したという。近くて良かった!と5人揃ったところで再会を祝して乾杯。
この1か月の間、メンバーには色々なことがあった。先月末、実のお母様にご病気が見つかったのと前後して、施設に入って間もなかったお義母様が、月初めに急変されそのまま他界された。抗がん剤が変わった。永年勤続で長期休暇中等々。お互い治療等の近況報告をし、旅行のお土産話をし、またも気付けばあっという間に4時間が経過する。
その後もまだ別れ難く、いつものようにお庭の散策に出る。この庭園の基準木であるソメイヨシノには開花宣言の看板が出ていた。まだちらほらではあるが、確かに淡いピンクの花が咲き始めている。“微笑みと元気を与えてくれる桜が次々と花開く季節がやってきました”というパンフレットの通り、自然と笑顔になってくる。既に河津桜、寒緋桜が終わり、小彼岸桜が満開、枝垂桜も咲き始めている。コートを着ているとちょっと暑いほどのポカポカ陽気。
そんな庭園では、お抹茶と和菓子のお茶席が用意されており、5人で頂く。緋毛氈の席に腰かけて青空を見上げると、今年もこうして5人揃って桜の季節を迎えられたことが有難く嬉しい。
さて、と席を立つと、緋毛氈の赤い糸くずが皆のコートやタイツに付いてしまっている。先方は心得たもので、桜の模様の着物を着たウエイトレスさんが、コロコロローラーで取ってくれるというおまけつき。それにしてもコロコロローラーを見ると、どうも脱毛した時に家中で転がしていたことを思い出して、苦笑いしてしまう。
ご主人がお迎えに来られたTさんは一足先にお帰りになり、残った4人は満開だった小彼岸桜とツーショットを撮った後、ゆるゆると最寄駅まで歩く。また来月の再会を約束して、いつものように途中のターミナル駅でSさんが降り、次のターミナル駅で私ともう一人のSさんが降り、そのまま電車に乗っていったKさんとお別れ。
買い物をしながら、楽しかった余韻に浸りつつ笑顔で帰宅する。
夕食も出来ていて本当に感謝だ。3人で夕餉を囲みつつ、静かな春の土曜日が終わる。