今日は5週間ぶりの通院。
朝起きるとあまりに良いお天気なので、急遽洗濯機を回す。ドタバタと干し終えてからなんとか予定どおりの時間に家を出る。今日は今年最高気温になりそうという予報で、最寄駅に着く迄にすっかり夏の装いの方達を沢山見る。乗換駅でも電車は順調。始発電車に滑り込み、無事席も確保して、読書タイム。今日は敬愛する柳田邦男さんの「僕は9歳のときから死と向きあってきた」(新潮文庫)からスタート。
いつもながら、柳田さんの本を読み出すと、あっという間にその語り口に惹き込まれる。ふと顔を上げるともう病院最寄駅だ。既に強烈な陽射しが照り付けており、予報通りぐんぐんと気温が上がりそうな気配だ。
自動再来受付機前では列を作っていた。まずは採血受付へ直行。受付ではそれほど混雑していないように見えたが、隣の採血室前の椅子は満席だ。電光掲示板には待ち時間11分と出ているが、15分ほど待っただろうか。今日は初めて見る男性の臨床検査技師さん。とても丁寧で、テープかぶれの確認もあったけれど、針を刺す時も抜く時も結構痛みがあったのがちょっと残念。今日も腫瘍マーカー等全て測定の日なので3本の採取。
止血部分を押さえながら、エスカレーターで2階に上がってレントゲン受付へ。最近は殆ど待つことなく、スムーズに撮影して頂いていたのだが、今日は廊下の待合椅子が溢れている。案の定呼ばれるまでに30分近く待った。珍しいことだ。無事終了後、再び1階に降りて腫瘍内科受付へ移動。
先週の連休明けだったら相当な混雑だったのだろうけれど、1週間遅らせて頂いて良かった、と思う。受付では殆ど待たずに、スムーズに保険証チェック等を済ませる。待合椅子はそこそこ席が埋まっている。
採血結果が出るまで最短でも1時間はかかる。再び読書を続けながら待つ。自動血圧測定機で計測した結果は86-59、脈は73。ちょっと低めという感じだ。
その後“中待合へどうぞ”のランプが点くまでに1時間かかった。中待合に入ってからも読書を続ける。今日は、遊軍でこの辺りにいらっしゃる筈の針刺し名人・Oさんの姿が見えない。化学療法室OGの化学療法認定看護師のKさんのお声は聞こえたが、姿は見えない。
今日はKさんとお話しをする暇もなく、30分ほどして先生が診察室からお顔を出された。
5週間ぶりなので、本当にお久しぶりです、という感じだ。副作用の下痢も悪化せずに快便が続いていること、胸部の鈍痛・圧痛もそれほどでないこと、薄くなった手指の皮膚の切れ等も暖かくなってきて大分軽減してきていること、足指の爪囲炎は大分良くなったものの、先月の中旬以降再び膿んだり、右足指まで腫れ始めたため、以降4回受診をし、今週末迄の予定で抗生剤フロモックスを飲み続けており、引き続きバラマイシン軟膏を塗っていることをご報告し、診て頂く。
「そうですか、やっぱり薬を増やすのはやめましょう。増やしたところで、結局、副作用が酷くなってお休みすることになるでしょうからね。」と言われる。それなら私のモットー通り“細く長くしぶとく”今の量を飲み続けられる方が良いわけだ。「湿疹はどうですか?」と問われ、「(顔の湿疹は)出たり治ったりしていますが、それほど長く出続けているわけではなく、気になるほどではありません。手足もポツンポツン程度です。」と応ずる。診察室での検温は6度5分。
「増やさないでよいということは、効いているのでしょうか?」と問うと、PCに先月と今月の2枚の肺のレントゲン画像を並べてくださる。採血の結果、白血球が3,900。これで私の平常値だ。先月(6,000台あった。)は爪の周りの炎症の所為だったのでしょうね、とのこと。
腫瘍マーカーCA15-3は先月に比べて1割上昇。けれど、依然として正常範囲内だ。「(マーカーは)下がり続けてゼロになるということはないのです。健康な人が測ってもゼロにはならないので。若干の上下はあっても、均せば概ね横ばいというのが理想的なのです。」と言って頂き、ほっとする。規定量4割で効いているなら、このままの量で続けられるということだ。なんたる幸せ!有難いことだ。レントゲン画像で右の腫瘍茎の影も左の丸い影もやや薄く小さくなっているように見える、とのこと。ということで、無事来月まで同じ4割減量で続行出来ることになった。
次回も5週間後に診察前採血、レントゲンと診察後のポートフラッシュの予約が入った。
何度も繰り返し書いているけれど、5週間に1度の通院がこれほど続いているのは、この病院に通い始めて以来初めてのことだ。気付けばなんとなく顔が緩んでいる。
湿疹対策として保湿のヒルドイドローション、タイケルブ1日2錠、下痢対策に毎食前の小建中湯・毎食後のラックビー各々5週間分、痛み止めのロキソニンを処方して頂いた。
「今日もこの後、ポートフラッシュしてもらうので、廊下でお待ちください。」と言われ、ご挨拶して診察室を出る。
中廊下でポートフラッシュに呼んで頂くまで待つ。
10分程待つと、化学療法室にいらしたHさんから化学療法室のベッドに案内される。「お久しぶりです。化学療法室内でも結構異動があったと伺いましたが・・・」と言うと、「私も変わったんですよ。この辺のエリア(腫瘍内科、血液内科等)をまとめてカバーすることになって。」とのこと。なんと、針刺し名人のOさんも5月から呼吸器内科に異動になったらしい。認定看護師のKさんは水曜日だけ患者さんのフォローに来て下さっていたが、今日は少し顔を出して病棟に戻られたとのこと。
化学療法室にご無沙汰出来ることは有難いけれど、長いこと通わないと、また通うことになった時に「初めまして・・・」になってしまうのが、ちょっと心配なことではある。
ベッドに横になってポートチェックのため生理食塩水を流す。Hさんの針刺しは早技だったけれど、刺すのも抜くのもちょっと顔をしかめてしまう。けれど、5週間に1度、この程度の痛みで済むのだから、そんな贅沢を言っている場合ではない。止血するほどのこともなく、小さい絆創膏を貼って頂いて無事終了。
会計が出来るまで15分ほど待ちながら、夫や友人に報告メール。そして自動支払機で支払を済ませる。今回も5,000円弱。
外は既に夏の陽射しで、日傘を差してもジリジリとする。院外薬局へ移動すると、座る椅子がないほどごった返している。不安になって「大分かかりますか?」と訊くと、「40分くらいかかるかもしれません。」と言われる。かといって出直してくるわけにもいかず、読みかけの本を取り出して待つ。皆さん相当待っている様子で「あとどのくらいかかりますか」と何人もの方が訊き、「ちょっと外へ出てきます」という方も続出。1時間以上待っても薬が多い所為かなかなか呼ばれない。いつものように番号が逆転する。結局1時間半近く待ち、エコバックを取り出して袋一杯の薬を受け取る。今日の支払も前回同様4万円弱。先にランチでも良かったかしらと思うけれど後の祭。
今日は病院が順調だったわりには薬局が混んでいたため、結局のところ病院と薬局を含めた滞在時間は4時間。そのままJRに乗り、乗り換え駅で遅い昼食をゆっくり摂って読みかけだった本を読み終わる。
夫からは急遽宴会で夕食が要らないとのメールがあり、なぁんだ、とブラブラ買い物をしながら帰宅した。
今週もあと2日。夕方からすっかりお天気が悪くなった。カラリと乾いている筈の洗濯物がなんとなく冷たくてがっかり。明日は朝から崩れる予報で、気温も10度近く下がるという。
週末のイベントに備えて体調管理をしっかりしておかなくては・・・。
朝起きるとあまりに良いお天気なので、急遽洗濯機を回す。ドタバタと干し終えてからなんとか予定どおりの時間に家を出る。今日は今年最高気温になりそうという予報で、最寄駅に着く迄にすっかり夏の装いの方達を沢山見る。乗換駅でも電車は順調。始発電車に滑り込み、無事席も確保して、読書タイム。今日は敬愛する柳田邦男さんの「僕は9歳のときから死と向きあってきた」(新潮文庫)からスタート。
いつもながら、柳田さんの本を読み出すと、あっという間にその語り口に惹き込まれる。ふと顔を上げるともう病院最寄駅だ。既に強烈な陽射しが照り付けており、予報通りぐんぐんと気温が上がりそうな気配だ。
自動再来受付機前では列を作っていた。まずは採血受付へ直行。受付ではそれほど混雑していないように見えたが、隣の採血室前の椅子は満席だ。電光掲示板には待ち時間11分と出ているが、15分ほど待っただろうか。今日は初めて見る男性の臨床検査技師さん。とても丁寧で、テープかぶれの確認もあったけれど、針を刺す時も抜く時も結構痛みがあったのがちょっと残念。今日も腫瘍マーカー等全て測定の日なので3本の採取。
止血部分を押さえながら、エスカレーターで2階に上がってレントゲン受付へ。最近は殆ど待つことなく、スムーズに撮影して頂いていたのだが、今日は廊下の待合椅子が溢れている。案の定呼ばれるまでに30分近く待った。珍しいことだ。無事終了後、再び1階に降りて腫瘍内科受付へ移動。
先週の連休明けだったら相当な混雑だったのだろうけれど、1週間遅らせて頂いて良かった、と思う。受付では殆ど待たずに、スムーズに保険証チェック等を済ませる。待合椅子はそこそこ席が埋まっている。
採血結果が出るまで最短でも1時間はかかる。再び読書を続けながら待つ。自動血圧測定機で計測した結果は86-59、脈は73。ちょっと低めという感じだ。
その後“中待合へどうぞ”のランプが点くまでに1時間かかった。中待合に入ってからも読書を続ける。今日は、遊軍でこの辺りにいらっしゃる筈の針刺し名人・Oさんの姿が見えない。化学療法室OGの化学療法認定看護師のKさんのお声は聞こえたが、姿は見えない。
今日はKさんとお話しをする暇もなく、30分ほどして先生が診察室からお顔を出された。
5週間ぶりなので、本当にお久しぶりです、という感じだ。副作用の下痢も悪化せずに快便が続いていること、胸部の鈍痛・圧痛もそれほどでないこと、薄くなった手指の皮膚の切れ等も暖かくなってきて大分軽減してきていること、足指の爪囲炎は大分良くなったものの、先月の中旬以降再び膿んだり、右足指まで腫れ始めたため、以降4回受診をし、今週末迄の予定で抗生剤フロモックスを飲み続けており、引き続きバラマイシン軟膏を塗っていることをご報告し、診て頂く。
「そうですか、やっぱり薬を増やすのはやめましょう。増やしたところで、結局、副作用が酷くなってお休みすることになるでしょうからね。」と言われる。それなら私のモットー通り“細く長くしぶとく”今の量を飲み続けられる方が良いわけだ。「湿疹はどうですか?」と問われ、「(顔の湿疹は)出たり治ったりしていますが、それほど長く出続けているわけではなく、気になるほどではありません。手足もポツンポツン程度です。」と応ずる。診察室での検温は6度5分。
「増やさないでよいということは、効いているのでしょうか?」と問うと、PCに先月と今月の2枚の肺のレントゲン画像を並べてくださる。採血の結果、白血球が3,900。これで私の平常値だ。先月(6,000台あった。)は爪の周りの炎症の所為だったのでしょうね、とのこと。
腫瘍マーカーCA15-3は先月に比べて1割上昇。けれど、依然として正常範囲内だ。「(マーカーは)下がり続けてゼロになるということはないのです。健康な人が測ってもゼロにはならないので。若干の上下はあっても、均せば概ね横ばいというのが理想的なのです。」と言って頂き、ほっとする。規定量4割で効いているなら、このままの量で続けられるということだ。なんたる幸せ!有難いことだ。レントゲン画像で右の腫瘍茎の影も左の丸い影もやや薄く小さくなっているように見える、とのこと。ということで、無事来月まで同じ4割減量で続行出来ることになった。
次回も5週間後に診察前採血、レントゲンと診察後のポートフラッシュの予約が入った。
何度も繰り返し書いているけれど、5週間に1度の通院がこれほど続いているのは、この病院に通い始めて以来初めてのことだ。気付けばなんとなく顔が緩んでいる。
湿疹対策として保湿のヒルドイドローション、タイケルブ1日2錠、下痢対策に毎食前の小建中湯・毎食後のラックビー各々5週間分、痛み止めのロキソニンを処方して頂いた。
「今日もこの後、ポートフラッシュしてもらうので、廊下でお待ちください。」と言われ、ご挨拶して診察室を出る。
中廊下でポートフラッシュに呼んで頂くまで待つ。
10分程待つと、化学療法室にいらしたHさんから化学療法室のベッドに案内される。「お久しぶりです。化学療法室内でも結構異動があったと伺いましたが・・・」と言うと、「私も変わったんですよ。この辺のエリア(腫瘍内科、血液内科等)をまとめてカバーすることになって。」とのこと。なんと、針刺し名人のOさんも5月から呼吸器内科に異動になったらしい。認定看護師のKさんは水曜日だけ患者さんのフォローに来て下さっていたが、今日は少し顔を出して病棟に戻られたとのこと。
化学療法室にご無沙汰出来ることは有難いけれど、長いこと通わないと、また通うことになった時に「初めまして・・・」になってしまうのが、ちょっと心配なことではある。
ベッドに横になってポートチェックのため生理食塩水を流す。Hさんの針刺しは早技だったけれど、刺すのも抜くのもちょっと顔をしかめてしまう。けれど、5週間に1度、この程度の痛みで済むのだから、そんな贅沢を言っている場合ではない。止血するほどのこともなく、小さい絆創膏を貼って頂いて無事終了。
会計が出来るまで15分ほど待ちながら、夫や友人に報告メール。そして自動支払機で支払を済ませる。今回も5,000円弱。
外は既に夏の陽射しで、日傘を差してもジリジリとする。院外薬局へ移動すると、座る椅子がないほどごった返している。不安になって「大分かかりますか?」と訊くと、「40分くらいかかるかもしれません。」と言われる。かといって出直してくるわけにもいかず、読みかけの本を取り出して待つ。皆さん相当待っている様子で「あとどのくらいかかりますか」と何人もの方が訊き、「ちょっと外へ出てきます」という方も続出。1時間以上待っても薬が多い所為かなかなか呼ばれない。いつものように番号が逆転する。結局1時間半近く待ち、エコバックを取り出して袋一杯の薬を受け取る。今日の支払も前回同様4万円弱。先にランチでも良かったかしらと思うけれど後の祭。
今日は病院が順調だったわりには薬局が混んでいたため、結局のところ病院と薬局を含めた滞在時間は4時間。そのままJRに乗り、乗り換え駅で遅い昼食をゆっくり摂って読みかけだった本を読み終わる。
夫からは急遽宴会で夕食が要らないとのメールがあり、なぁんだ、とブラブラ買い物をしながら帰宅した。
今週もあと2日。夕方からすっかりお天気が悪くなった。カラリと乾いている筈の洗濯物がなんとなく冷たくてがっかり。明日は朝から崩れる予報で、気温も10度近く下がるという。
週末のイベントに備えて体調管理をしっかりしておかなくては・・・。