ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.5.5 連休3日目、雨の子供の日、三十三間堂、国立博物館見学の後は極旨イタリアン

2014-05-05 22:22:29 | 
 昨日は遠出をして、門限ギリギリになんとか下宿に滑り込んだ息子。今日は私達と一緒にホテルで朝食ということで、起きたらすぐにやって来るという約束になっていた。
 東京では早朝、大きな地震があったとことを知る。息子は、夫が電話をするまで寝ていたようで、その時、まもなく(出かける)、と言いつつ、待てど暮らせどやってこない。あと少しでラストオーダーになってしまう・・・とヤキモキ待つこと1時間。なんと得意の二度寝をしてしまったということで、電話してから1時間半以上して、自転車を飛ばしてやって来た。それにしても、2回待ち合わせて2回とも大遅刻とは、なんともはやなことである。
 和食レストランにギリギリの時間に入店。さすがにガラガラで、私達家族以外あと1組しかいない。お粥も売り切れ、ご飯しか用意できないとのこと。

 チェックアウトして荷物を預け、タクシーで息子が行きたがっていた三十三間堂まで移動する。あいにく予報より早く、朝から雨が振り出して、昨日とは打って変わって気温も低く、肌寒い。
 昨年3月3日の桃の法会にMさんにご案内頂いてから1年余りが経った。あの時は、息子と自分のために護摩木を書いてきたが、今日は夫が「夫婦の健康と息子の学力向上」、息子が「交通安全、無病息災」と書いた護摩木を納めてきた。
 千体観音堂はいつ訪れても圧倒される。前回は年に1度の無料拝観日ということもあり、大混雑で近寄って説明文を読むことすら出来ず、足の下から深々と冷たい寒気がせり上がってくるのを足踏みして耐える感じだったが、今日は雨模様とはいっても5月の暖かさ、そして混んでいるとはいっても近寄って説明書きを読むことが出来、じっくりと拝みながら進むことが出来た。息子も、どれもこれも美術や日本史の教科書で見たことのある像ばかり、と言いながら、来られたことがとても嬉しかった様子だ。ツツジが満開の庭園も散策して、1時間ほどかけて参拝を堪能した。

 続いて、お向かいにある国立博物館へ移動する。重要文化財・明治古都館(旧帝国京都博物館本館)はレンガ造りの重厚な建物だ。ヨーロッパの華麗なバロック様式を取り入れつつ、東山の自然に調和した美しい景観である。正門も明治時代に竣工した重要文化財だそうだ。中央の庭園、噴水の前にはロダンの考える人像が設置されている。
 9月には新たな展示館、平成知新館がオープンするとのことで、今回は、平常展示は休止中。“南山城の古寺巡礼”と称する特別展のみ開催中だったのが、ちょっと残念。息子は、通っている大学がキャンパス・メンバーズに加入しているとのことで、900円の大学生入館料が学生証を見せるだけで300円に割引され、やけに感動していた。

 再びホテル方面へタクシーで移動し、昨年Mさんに連れてきて頂いたイタリアンレストランへ。なかなか予約が取れないというが、今回はラッキーなことに予約ゲット!。4人がけテーブルが1つ、カウンターが9席というこじんまりしたお店なので、予約が取りにくいのもさもありなんである。とても丁寧に作られた数々のお料理を愉しむ。どれもこれも本当に綺麗で美味しく、2人も大満足だった。前回ここに連れてきて頂いた時は、来年、家族と御礼詣りに来られたら、と言ってはいたけれど、息子がこの街に暮らすことになるとまでは思っていなかったので、つくづくご縁だなあ、と思う。ゆっくり2時間近くかけてランチを済ませ、最後の一組になってしまう。シェフが表までお見送りに出てきてくださったので、夫と息子と一緒に記念写真まで撮らせて頂く。

 有難いことに雨が上がっていた。
 ぶらぶらとホテルまで歩いて戻り、息子はホテルの駐輪場に停めさせて頂いていた自転車に乗って下宿に戻っていった。2人で彼の後ろ姿を見送りながら、次回までおよそ2か月だなあ、と思う。

 私達も荷物を受け取って、駅まで地下鉄で移動。
 駅に着くと、それはそれは凄い人で、お土産を買おうとするがどのお店も戦場と化している。目ぼしいものは売り切れ続出、ということでいやはや・・・、一体どれほどの方たちがどれだけ沢山のお土産を購入するのやら。
 なんとか最低限のものを買い求めて、ホームに上がれば、また人、人、人である。次から次へと、約2分間隔で新幹線が発車していく凄さに目を見張る。
 乗り込んだ新幹線は定刻通り発車。
 結局、最寄駅からタクシーに乗り込み、ドアツードアで最短の3時間ちょっとで帰宅することが出来た。

 あっという間に大型連休も明日1日となった。明日は少しゆっくりして体調を整えたいと思う。

コメント
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