ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.5.8 エネルギーは点から線、そして面に・・・

2014-05-08 22:51:49 | 日記
 今日は東京横断会議のため出張。前泊するかしないかギリギリの開始時間だったが、今回は、とりあえず2時間近く電車で立つのを覚悟で自宅から出かけてみた。最寄駅からは座れなかったけれど、途中の特急待ち合わせ駅で運よく席をゲットすることが出来た。さすがに、抗がん剤治療中で、少し立っているだけで気持ち悪くなってへたり込んでいた頃に比べて随分体力が戻ってきているな、と思う。そして、何より悩まされていた両足の爪囲炎が軽快しているので、電車で立って踏ん張ることも出来る。とはいえ、まだ足を踏まれたり、ぶつけられたりするのが怖いので、ついつい縮こまってしまうのだけれど。
 席を得た後は、ゆっくり読書しながら移動。JRに乗り換え、バスに乗り換え、後半はずっと席を確保し続けることが出来た。座ることへの執着度はすっかりおばさんではあるけれど、自分の体力は自分で温存し、自分の身体は自分で守らなければ、である。

 今月末、三たび翼に乗って、の遠出をすることになっている。
 先月旅立たれたたぁさんに繋いで頂いたご縁が広がりつつあるのだ。
 最初はひとつひとつの点だったご縁が、どんどん広がり、繋がり続けていることに驚いている。
 それぞれの方にとって最初は点だったご縁が、2人を結ぶ線になり、3人、4人を覆う面になっていく予感がしている。うまく言えないのだけれど、何かもう人智の及ばないところで神様が決められているような物語が生まれてくる気さえしている。

 四半世紀近く付き合っている夫に言わせると「貴女はそんなに沢山の友達を作りたい人ではないと思っていたけれど、違ったんだね~」と。
 そう、確かに私はこれまでどちらかと言えば、人とはじっくり深く付き合うタイプであった。人見知りといえば人見知り。自分からどんどんアタックしていく方ではない。かといって決して人嫌いというわけでもなく、“贔屓の引き倒し”と夫に言われる通り、気に入った人とはとことんまでお付き合いしたいし、尽くしてしまう性質である。さらに始末の悪いことに、一人の時間が好きな割には淋しがり屋でもある。
 そんな私が再発以来、そう、患者会に入って以来と言った方がよいか、とにかく多くの方たちとの細いご縁をとても大切に、自分から積極的に手繰り寄せるようになっている。
 一期一会を感じずにはいられない、のである。そして日々、精一杯、後悔しない毎日を送りたい、と思うのである。

 そんなわけで、今日も残業して帰宅後、スピードだけが取り柄の夕飯を作った後は、多くの方たちと同時にラインと携帯メールとパソコンメール。錯綜するほどのやりとりをしていたらもうこんな時間・・・、である。

 とにもかくにも後一日頑張れば、またお休みがやって来る。
 待ち遠しいカレンダーの赤い字である。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする